小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

エアさんの返信一覧。得点の高い順1ページ目

元記事:ラノベと一般小説の文体の違いの返信

本質的には、文体そのものはあまり関係ないと思います。
かなり抽象的な意見になりますが、
基本ラノベはエンタメで、文芸でその正反対に位置するのは純文学だろうと思う。
これはあくまで「エンタメ」を物差しとして見た場合の意見ね。
そして、一般文芸といっても範囲が広いけど大衆向けならそれなりにエンタメは色濃い。
だから、正直なところ「ラノベ」と「大衆小説」はエンタメ度合いが違う(その色合いが違う)だけで基本的には大して違いはない。

でも明確にラノベと大衆小説はジャンルが違うという印象があるのではと思う。
モノ自体は大して違わないのに結果は大きく異る時点で、これはモノの取り組み方に違いがあるのではと私は考えています。
持論でしかありませんが、
「ラノベ」はエンタメ色が強く単純に面白さを表現しているので、つまり「これ面白いだろ」という表現。面白さや楽しさを強く表に出してる。「これが面白いんだよ」という表現。
ターゲット層はあくまで10代なので、わかりやすく「面白いもの」を提供する。
対して「大衆小説」はエンタメの色はあるけどターゲット層である読者は大人なので、「こういうのどう思いますか?」と面白さを読者に投げかけ、読者に自分の中で作品の面白さを見つけてもらうという表現だと思う。
ターゲットの読者は大人なので、面白さをラノベほど直接的に提供しなくても読者自身でそれを見つけ出す経験と頭を持ってる。
だから「投げかける」って表現が読者の中で面白さに昇華する。

そういう「投げかける」って表現は読者が考えて面白さを理解しなきゃ面白くないし、それを理解できる経験を積んでないとさっぱりわからないので、対してラノベは10代向けだけど直接的に「面白さ」を表現してるのでラノベのほうが簡単に楽しめるしあまり考えなくていいため、現状ラノベは20代30代にも好まれているのだろうと思う。

ちょっと脱線したけども、ではどうすりゃ一般文芸っぽく書けるのか、って言うと、根本から「面白さ」の表現手段が違うと考えているので、同じように考えるのは無理だと思う。
だから、言い方を変えると、面白さの考え方を変えるだけで問題なく書けるんじゃないかなと。まあ両方やってるとそのスイッチ作りが難しいですが。
ラノベにも考えないとわからないような作品や展開はあるし、大衆小説にも面白さの直接表現をしてる作品もあるし、絶対こう、って話をしてるわけではないのだけど、ようは考え方の話。
10代の子供に向けて書く手紙と、40代50代の大人へ向けて書く手紙とで、その手紙の内容が同じだったとして、では、その文面(文体)も同じものですか? ってこと。
相手を意識すれば言葉も変わるし、書き方も変わる。でも本質的な内容は変わっていないでしょう。
子供に向けた手紙に「あなたはどう思われますか?」なんて投げかける内容は書かない。
でも子供向けでも「キミもこう思うかな?」くらいの投げかけは書くこともある。

描写とか言い回しとか資料の正確さとか、ガワを整えることで「それっぽく」はなると思うけど、そもそも本質的に「10代向けの手段」で大人向けの作品を書いたところでいくら描写や言い回しに凝っても小手先にしかならんでしょう。
作品、創作物の話なので別にどっちが上質かって事ではなく「だれ向けか」って話です。
それなら、拙い文章であろうと経験不足で描写が雑であっても、真っ当に「大人向け」に書かれた作品のほうが、私は読めると思う。
テーマにある「投げかけ」が伝わりさえすりゃ、こっちで勝手に考えて盛り上がることが出来るので。
そして、手紙で例えたけど、そもそも「そのように」書いてりゃ拙いなりにちゃんと書けてると思うし、描写や言い回しについてはその後じゃないかなと思う。

上記の回答(ラノベと一般小説の文体の違いの返信の返信)

スレ主 エア : 2 投稿日時:

サタンさんへ

ご意見ありがとうございます。

>10代の子供に向けて書く手紙と、40代50代の大人へ向けて書く手紙とで、その手紙の内容が同じだったとして、では、その文面(文体)も同じものですか? ってこと。
的確な意見ですね。思い返せば私が書いたものは、20~30代に向けて書いている感じだったと思います。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: ラノベと一般小説の文体の違い

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元記事:マンスリーセレブの改稿依頼の返信の返信の返信の返信

それだと主人公がホームレスに見える恰好って事になります。

あと、医者に助けてもらい、梨華さんに助けてもらい、メイドさんに助けてもらい、警察に助けてもらう。
主人公ヒロイン(笑)みたい。

仮にキャストの性別を逆転させて
メンヘラ・ブスの亘宏子ちゃんが医者に助けられ、梨華雄に助けてもらい、チヤホヤされて逆ハーレム堪能して屠殺されそうになった時、ツンデレ加奈男にクールに助けてもらって警察でフィナーレ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
、また加奈男に会ったら、一皮剥けて、生まれ変わった私を見てもらおう。
 そして、今度は私がどこかへ連れて行ってあげるわ。そこで彼が喜びそうなものを買ってあげるの。

 たとえ豪華なプレゼントはあげられなくても、偽りではない幸せな日を加奈男一緒に楽しむの・・・・そんな強い決心を胸に、亘宏子は新たな一歩をサクリと踏み出した。
 空を見上げると、雲の切れ目から日の光が神々しく差し込んでいた。もうすぐ、太陽が見えそうだ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
男視点から見て
「このクソビッチ、絶対またにたようなのに引っかかって終わるだろ」
「正直、こんな女が心を入れ替えて自分で努力するとは思えない」
「そもそも『買ってあげる』『連れて行ってあげる』とか、やたら上から目線なんだよ」

とか思わずにいられそう?

上記の回答(マンスリーセレブの改稿依頼の返信)

スレ主 エア : 1 投稿日時:

>男視点から見て…
さすがに、それは勘繰り過ぎだと思います。

カテゴリー : その他 スレッド: マンスリーセレブの改稿依頼

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元記事:見込みのある作品とはの返信

これは私の考え方ですが……

小説において一番最悪なことは、誰にも読んでもらえない、興味を持ってもらえないことだと思います。

批判される、ということは、少なくとも興味を持って、読んでもらう、ということがクリアされています。
さらに、批判したいという風に、一人の人の気持ちを動かすことができたということです。
この段階で、最悪の段階に比べたら、ある意味勝ち、ステップを2つくらい上っていると思いませんか?

批判、というのは、「ここが、物足りない。もっとこうしてほしい」という気持ちの表明ですよね。
全く歯牙にもかからなければ、たぶん、コメントすらもらえないはずです。
小説において、誰かの気持ちをマイナスだったとしても動かせたというのは、ある意味勝ちですよ。
無反応が最悪の事態です。それに比べれば見込みがある。そういう意味ではないでしょうか?

>見込みのある作品って、何なのでしょうか?

欠点はあるけれど、それを直せば良くなる可能性のある作品、という意味だと思います。

>そもそも、見込みとは何か?

可能性だと思ってます。

>見込みのない作品には、どうしているのか?
見込みのない作品をどうするかは、自由だと思いますよ。
プロットの段階でこれ見込みないなと思っても、書いたら何かしら勉強になると
完成させるのも自由。完成させたものを投稿サイトなどに発表するのも自由です。
ただ、評価されようと思うなら、
反省を活かし面白い別の作品を作るしかないのではないでしょうか。

上記の回答(見込みのある作品とはの返信の返信)

スレ主 エア : 1 投稿日時:

>みりんさんへ
ご意見ありがとうございます。
私は、見込み=長所、伸びしろと思っていました。それでも、長所を一緒に書いてくれた方が励みになりますけどね。

>見込みのない作品には、どうしているのか?
>見込みのない作品をどうするかは、自由だと思いますよ。
他の人が投稿した作品に、見込みが無いと思ったらどうするのかという意味で言ったのですけどね。言い方が悪かった様で申し訳ございませんでした。

カテゴリー : その他 スレッド: 見込みのある作品とは

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元記事:見込みのある作品とはの返信

批判されたとネガティブになるのではなく、興味を持ってもらえたとポジティブに考えたほうが良いと思いますよ。スルーされる品の方が多いのでしょうし、それよりは好評価されてると言えます。それならむしろ比較的上位評価もらったとまで言えるかもしれません。

見込みというのは、つまり未熟な作品ながらも魅力があったかで、欠点を感じつつも読んでもらえるぐらい興味を引いたポイントがあったと考える方が適切だと思います。それが設定なのか、キャラなのか、文章力なのかは私にはわかりませんが、エアさんの作品には批判者が反応するだけの何かがあったわけです。
多分、批判コメの中にも良かった点は指摘されてるのではないでしょうか? 気分を落ち着かせたら再読してみるのをおすすめします。

上記の回答(見込みのある作品とはの返信の返信)

スレ主 エア : 1 投稿日時:

田中一郎さんへ

ご意見ありがとうございます。
マイナスでも、興味を持たれたと考えた方が良いのですね。
それでも、長所も一緒に書いてくれると嬉しいですけどね。

カテゴリー : その他 スレッド: 見込みのある作品とは

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元記事:『僕がどんどん増えていく』の改稿・添削依頼の返信

できるだけ『ノベル道場』に投稿しよう(;´∀`)
明朝体がちょっと読みにくい。まだ冒頭ですが、書き方は春樹っぽくて正直すき(笑)
やっと納期がまにあったし、ゆっくり読ませていただきます。

上記の回答(『僕がどんどん増えていく』の改稿・添削依頼の返信の返信)

スレ主 エア : 1 投稿日時:

>読むせんさんへ
返信ありがとうございました。
明朝体はサイトの仕様なので、どうしようもないですが、冒頭を褒めてくださってありがとうございます。
>できるだけ『ノベル道場』に投稿しよう。
今回は批評ではなく改稿が目的なので、こちらに投稿させて頂きました。

カテゴリー : その他 スレッド: 『僕がどんどん増えていく』の改稿・添削依頼

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現在までに合計54件の投稿があります。 5件づつ表示中。現在全11ページ中の1ページ目。

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元記事:ラノベの恋愛は「理想」を書くべきか、「現実」を書くべきか

たまにこちらにお世話になっております、半額オソーザイと申します。

1作目が書き終わり一次落ち前提で公募に投げ込んで、次作をボヤッと考えている状況です。
1作目は自分の趣味を入れ過ぎちゃったなと反省したので、次はちょっと流行に乗ってみようと恋愛ものを書きたいと考えております……が、

恋愛ものって、どう書くんだ!?

という初歩的な壁にぶち当たっています。
そもそもライトノベルというジャンルにおいて「男女間の愛」というテーマって、真正面からぶち当たったらかなり重い話になると思うんですよね……(それが十代後半の時期なら尚更、自己の内面とも向き合うことになるでしょうし)。男視点で10書かなければならないことがあれば、女視点では100書かないといけないことがあるとも思っちゃいます。
そのうえで「現実」を書くと重々しくなるので、ある程度の「理想」で濁して書くべきとは思うのですが……。

・どこまで「現実」で、どこまで「理想」であればいいのか。
・恋愛要素がないことが、どれだけ公募の受賞において不利に働くのか。

もちろんレーベルやその時々によると思いますが、自分よりもはるかに経験が豊富な皆様からの意見をいただきたいと感じ、質問いたします。

上記の回答(ラノベの恋愛は「理想」を書くべきか、「現実」を書くべきかの返信)

投稿者 サイド : 0

大分前ですが、むんこさん(女性)が描いていらしゃる、「らいか・デイズ」という四コママンガで印象的なシーンがあったので、下記します。(ちょっとうろ覚え
ギャルゲーよろしく男子がモテモテなラブコメを描いた男子生徒と、それを呆れた感じでみる女性生徒のやり取りです。

女子生徒
「ずいぶんと男子に都合のいいマンガね?(ため息交じり、冷ややかに)」

男子生徒
「当たり前だろ?」

女子生徒
「?」

男子生徒
「つらいのなんて、現実だけで充分じゃないか。娯楽をなんだと思ってるのさ」

女子生徒
「(ギャグタッチで、平伏)」

みたいなやり取りですが、個人的には男女関係なく、こんな感じでいいと思っています。
男子が少女マンガを読めば、「こんな男子、いねーよ」だし、逆も同じで、「こんな女子、いねーよ」でしょうけど、それでいい。

マンガや小説を開いた先でまで、現実のストレスを押し付けて来る異性がいたら、つらいですし、前提が「娯楽」であるなら、「こんな男子(女子)、いねーよ」ってゲラゲラ笑えるキャラクターの方がすっきりするのではないでしょうか。

個人的な体験ですがカッコつけるより、恥ずかしい妄想をそのまま書いた時の方が、読者の方のリアクションはよかったように思います。
特に恋愛絡みなら読み終えた後、「書いたヤツ、バカじゃねーの?(笑)」って言われるのがベストと勝手に思ったりしています。w

カテゴリー : ストーリー スレッド: ラノベの恋愛は「理想」を書くべきか、「現実」を書くべきか

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投稿日時:

元記事:話の筋を作りながら物語のテーマにぶち当たるまで思いつくままに書いていていいんでしょうか?& アスペルガーの作者がアスペルガーを題材にしていいんでしょうか

どうも竹牟礼です。
「一番合戦 仁」というペンネームでやっています。

紛らわしいのでこちらの名前にすることにしました。

以下長文失礼します。

一つ目の質問です。
僕には小説の師匠がおりまして、 人となりを簡単に説明しますと、 かつて11人体制のプロジェクトを組んで途中で頓挫したという経歴を持つ、そこそこ経験のある現役同人小説家です。
( 現在は神話系の話を書いてるそうです)
そんな彼の指導のもといつも書いているのですが、彼のアドバイスで「本当にこれでいいのか?」と思うものがありました。

別スレッドでも少し書きましたが、「テーマというものは物語の最後でぶち当たるものだからどんどん書き進め。 出来上がったものが面白くなくても話の筋はできているはずだ。 それをたたき台にして推敲すればいい」 というものでした。

僕の作品のあらすじを以下に少しだけ説明させていただきます。

アスペルガー症候群を持つ主人公が七つの種族が治める異世界へワープし、謎の少女を暴漢から助ける。
事情をよく聞いてみると、彼女たちの種族は差別されていて、 村は差別主義者に焼かれて両親も焼き殺されたという。
お兄さんは破壊神の力に取り憑かれていて、各地に災いを振りまいてるという。
そのお兄さんを探しに 二人は旅に出る……、と言うお話です。

そ師匠の言う通り書いてみたのですが、やはり自分の作品が書いていても面白くないし、見ていても面白くないのです。
計画通り進んでいると言えば聞こえはいいですが違和感を禁じえません。
本当にこの書き方でいいのでしょうか?

二つ目の質問です。

(先に断っておきますが僕はアスペルガー症候群の当事者です)

先にも書きましたが アスペルガーの主人公が僕の小説に登場します。

軽々しく表現するべきじゃないことは重々承知しておりますが、ライトノベルの業界では「アスペルガー」という単語が出てきたことは過去一度もないでしょう。
一般文芸を見渡してもそうそうそんなタイトルは見つかりません。
( もしそんなテーマで売れてるのであれば 本に疎い人であっても誰の耳にも入っている筈です)
「発達障害×ファンタジー 」 というジャンルはまだまだ未開拓であり、うまく料理すれば僕にしか作れないとても面白いストーリーになるではないかと僕は分析しました。
いわば諸刃の剣です。
下手くそなものを書いて発表すれば確実に 身を滅ぼしかねないほどバッシングされます。
( 僕はよく知りませんが、筒井康隆のてんかん騒動とか)
少なくとも通常であれば素人や定型発達の人が扱う代物ではありません。

なのに、せっかく主人公は『アスペルガー症候群』という設定にしたのに設定自体を物語に絡めることができないのです。
それ単体でもかなり重い要素なのに、そこに破壊神、人種差別、 と重たくて暗い要素が加わり、作品全体がまとまってないような気がします。

そろそろ質問したいことのまとめへ移りましょう。

1.アスペルガーの作者がアスペルガーの 主人公を出していいのか?
また、アスペルガーの作者が、 実体験をもとにアスペルガー症候群を題材にしていいのか?

2. 「物語のテーマにぶち当たるまで話の筋を掴みながら場当たり的に書いていき出来上がったら推敲する」という書き方でも大丈夫なのか?

色々と書き連ねてきましたが、以上の2点について質問したいと思います。

どうぞお手柔らかによろしくお願いいたします。

補足: 僕は本気でかつて自分にも向けられた発達障害に対する差別や偏見を、他でもない自分のペンによってぶっ壊そうと思ってます。
ですからアスペルガー症候群という症名も バンバン出して行くつもりでいます。
カテゴリーエラー起こしてるのは重々承知です。
そうでなければこの世の中は変わりません。
いくら大人に読まれる内容の本をアスペルガーという題材で書いたとして、 理解するのは大人であり 10代20代に響きません。
そこで感化された大人がいくら動いたとしても、イジメはなくならないのです。
かといって療育の専門家が10代向けに書いた説教臭い教育本なんて、誰も読みはしない。
ならどのようにして彼らに訴えかけるべきか。
答えはただ一つ。
彼らが一番よく目にするライトノベルというジャンルに 発達障害というキーワードを以て一石を投じる必要があります。
僕がそのつもりで書いていることをご了承ください。

上記の回答(amp; アスペルガーの作者がアスペルガーを題材にしていいんでしょうかの返信)

投稿者 t : 0

熱い文章を読んでいるうちにコメントを書きたくなってしまいました。

座談会を読んでいると、アスペルガーを使った投稿作があったので、ネタとしては毎回それなりの応募数があるんだろうな、だったらプロが出版しているだろうな、調べたことはありませんがそれくらいの認識でしかありません。

1.についてですが、どんどん題材にすればいいです。
それで面白くなって、結果として世間に良い意味で誤解を与えるなら、アスペルガーの使い方が間違っていてもいいと思います。少しくらいの誤差はやむを得ない、それだけ面白い小説を書くことは大変ということです。
実体験をもとにしたアスペルガー症候群を書くことと、エンタメ小説を書くことは、まったく意味が違うことなのですが、同じものとして考えていないか読んでいて心配になりましたが……。

2.「物語のテーマにぶち当たるまで話の筋を掴みながら場当たり的に書いていき出来上がったら推敲する」、
こちらについては、”ただし作者が書いて面白い作品に限る〝、という前提が抜け落ちているように思います。
その方の仰っていることは理にかなっています。
もし我々が異世界転生の物語を書いたとして、ほぼこれだけを書いておけば。
もしこれがテストだったなら80点以上余裕で取れて、読者が大満足する項目があります、それがテーマなのですが。

ひとつの物語を長く書いるうちに、この物語は結局なんだろうか? 作者である自分は何がしたかったのだろうか? と思考がそのようにまとまっていきます。
そのとき人はテーマにぶつかるのですが、普通は誰かに教えられるよりも体験する方が早いです。心苦しい話ですが、頭で理解したつもりになっているのではダメな部分です。
楽しく書ける小説を続けていれば、そのうちテーマにぶつかります。このステージは省略してしまおうとせずに時間をかけて、楽しく小説を書きながら探していかれた方がいいと思います。

カテゴリー : 小説の批評依頼 スレッド: 話の筋を作りながら物語のテーマにぶち当たるまで思いつくままに書いていていいんでしょうか?& アスペルガーの作者がアスペルガーを題材にしていいんでしょうか

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投稿日時:

元記事:生きたキャラクターを生めた試しがない

正確には小説ではないのかもしれませんが、他にどこに書いたらいいのか分からないので質問させてください。

最近、自分が今まで生んできたキャラクターの設定の薄さに悩んでいます。

SNSのフォロワーさんと創作の話をしている時、よその子の強さや美しさ、汚さ、感情などに憧れることが多々あります。
その人の生み出すキャラたちはみんながみんな1人の人間で、それぞれの個性が被りもせずしっかりと主張し合っています。

その人は頭の中でよくキャラが勝手に動き出す、と言いますが、私はそれがありません。
私のキャラはいつも、私に都合のいいように動く人形でしかなく、薄っぺらい何かだと最近悩むようになりました。

私の子達は、言ってしまえばモブなんです。こんな異能力がある、こんな過去がある、と特筆できるものがひとつはあっても、それだけ。
特に個性もないただの背景でしかありません。

その人は「何かしらのイベントを起こしてその子がどんな風に動くかを見せないと無個性のままだよ」と、多分他の方からしたら至極当たり前のことを言います。
でも私には、そのイベントの起こし方すら分かりません。

もちろん私は自分の生み出した子達が好きですし、かわいいと思います。だけど彼ら彼女らが主人公や主役として振る舞う姿がどうしても想像できません。
他との違い、生まれた意味、モブと何が違うのか?
それすらも分かりません。だって私のキャラクターたちは、私が「こんな子がいたらいいな」というだけで生まれた、なんの物語も持たない子達だから。

そのフォロワーさんとはよくうちよそ交流みたいな感じで、お互いの子を絡ませてひとつのストーリーが出来ないかっていう話をします。

その中ではうちのキャラクターはよく動きます。だって相手がいるから。
だけどいざ1人で放り出されてしまうと、私がどうすればいいのか分からなくなって、動かなくなってしまいます。

彼女が作る子達のように、1人でも動いて、ちゃんと生きている。そんな子を考えてみたい。
でもどうすればいいか分からないし、個性を演出するためのイベントがどんなものなのか、どう起こせばいいのかわかりません。

これって何かで練習出来るものなのでしょうか?
練習方法などありましたらご教授していただきたいです。よろしくお願いします。

上記の回答(生きたキャラクターを生めた試しがないの返信)

投稿者 手塚満 : 1

スレ主さんの作品を拝読して、キャラが上手く動かない事例と、きちんと動く事例(フォロワーさんのキャラと絡ませた場合)について見てみたほうがいいのかもしれません。が、そのフォロワーさんにも回答で言及したりするのもまずいのかもしれません。

以下、ご質問だけから、自分が思い当たることを事例的に説明してみます。大ハズレの可能性も高いですから、その場合はスルーしてくださると幸いです。

1.キャラは勝手に動いてはくれない

「キャラが勝手に動き出す」は(一部の上級者の)感覚的な言い方なので、拘らなくていいです。だって、キャラを動かすのは作者で間違いない。例えば、作者が知らないことをキャラが知っているわけがない。作者が思いつかないことを、キャラのほうから知らせてくれたりもしない。

とはいえ、作者の思った通りにキャラを動かしてもマズいのは確かです。作者都合のみで動く傾向があるキャラは、操り人形と呼ばれたりしいます。キャラがキャラの意思ではなく、作者の言いなりにしか動かない、話さない。なんでそうなるのか。逆にそうならないケースはどうしてなのか。キャラを想定して、少し試してみましょうか。

2.織田信長をキャラとして動かそうとすると

たいていの人が概要は知っている、出来合いのキャラを借りるとして、例えば歴史的人物から「織田信長」としましょう。史実に忠実に再現するためではなく、説明のための事例、シミュレーション的なものですから、間違い等は大目に見て頂くと助かります。

信長でよく知られているのは、例えば桶狭間の戦いで少ない兵で今川の大軍を破り、というよりかいくぐって大将の義元を討ち取ったことがありますね。仏教勢力と対立し、(部将に命じてですが)比叡山焼打ちを行い、僧侶、信徒を皆殺しにしたことも、よく知られてます。

その最期は、本能寺においてですね。攻め寄せたのが明智光秀と知ると、「是非もなし」とのみ言って、多勢に無勢ながら自ら槍を取って戦い、力尽きて戦えなくなると、寺に火を放ち、「人間五十年」の幸若舞を舞ってから、自害したことも有名です。

この信長で、歴史的資料にない部分を利用してフィクションを作るとして、信長に暗殺の危険が迫ったとします。恐れてどこかに隠れるというエピソードは作りにくいですよね。存亡の危機において、今川の大軍相手に先陣切って戦いに赴いた信長らしくない。あるいは、仏像の前で一心不乱に祈ってもおかしいですよね。叡山焼打ちで仏敵と呼ばれても気にしなかった信長らしくない。

しかし、もし信長について「大軍に臆さない勇敢さがある」「無神論者である」くらいの曖昧な知識≒キャラ設定だったら、どうでしょうか。暗殺が迫ったとして、いったん隠れてもおかしいとは思えないかもしれません。無神論者でもいざとなると、いわゆる苦しい時の神頼みくらいするかもしれないと思えるかもしれません。

3.キャラに対する設定とエピソードの影響

「大軍に臆さない勇敢さがある」「無神論者である」は信長について正しい知識です。ですが、概念的なことに留まります。そこからブレイクダウンして具体化すると、いろいろできてしまう。

これに対し、はっきりしたエピソードがある場合は違ってきます。信長が、今川の大軍に率先して立ち向かい、そのときよりも衆寡隔絶した絶望的な状況でも全く慌てず、武人らしく戦い、従容として死んだ。そう知っていれば、逃げ隠れする信長、というイメージは持ちにくい。叡山焼打ちするほどの人物が、己が危機に仏にも祈りそうにない。

この信長を、同様の経歴を持つ架空のキャラに入れ替えても同じですよね。「無神論の勇者」では動かしようがない。あるいはイベントを発生させて、その勇者を放り込んでも、どう動かしていいか分からない。しかし、エピソードに基づく経歴があると、どうしそうかは想像可能になってきます。

例えば、「優しい人」では発想が出にくいですが、「三日前、捨て猫を見捨てられず、つい自宅に連れて帰った人」なら思いつくことも出てきます。なぜ猫を連れ帰ったかと考えて「小学生のとき迷子になって、とても不安だったことがあるから」とかすれば、さらに具体的になっていきます。

4.キャラは物語開始時点で生まれてくるわけではない

キャラの設定はストーリー上の都合、必要なものだけ作ると、作り物っぽい不自然さが出がちです。キャラは生まれてから物語に登場するまでの人生があるはずです。そこを考慮する必要があります。簡単な略歴でいいから、考えておくほうがいいです。

慣れている人だと、いちいちそこまで想定しないことが多いのですが、それはキャラの過去が必要になったときすぐ出せるからなのです。不慣れなうちはキャラの履歴書、例えば就職のとき申告する程度とか、上記なら織田信長に関する年表程度でいいので、書き出しておくといいかもしれません。

キャラは、例えば主人公ならほぼ物語全シーンに登場しますが、物語開始前も生活していたし、物語が終わった後もそうです。サブキャラですと、必要な時にシーンに出てきますが、出てこないときも何かしているはずです。サブキャラも主人公と同じく、ずっと生きて動いており、必要なシーンで発生して、頼まれた演技をするだけのキャラではないはず。そのことを意識するだけでも、かなり違ってくるはずです。

5.主人公から見る他のキャラも人格がある

上記とも関連しますが、主人公視点だとして、主人公だけから見た相手キャラを描くと、生き生きした相手キャラになりにくいものです。主人公の都合だけで動く相手キャラになりがちだからです。これを作者の思考で言い換えますと、例えば「主人公の前に立ちふさがった敵キャラは怖そうだけど、何をするんだろう」「主人公が睨むと、睨み返してくるんだろうか」と考えてしまうとか。

相手キャラも1人の人間であるはずです。主人公の前に敵キャラが立ちふさがったとして、いったん敵キャラ視点で考える必要があります。たとえ主人公の一人称で書いていたとしても、敵キャラにいったんなり切ってみないと、敵キャラの動きがギクシャクしがちなのです。

2人のキャラが会話しているときでもそうです。視点を話しているキャラに入れ替えて、シーンを考える必要があります。手順としては、いったん相手キャラ視点で主人公を見る→もう一度、主人公視点に戻る→また相手キャラ視点→…とシミュレートして調整していくことになります。面倒臭いですが、慣れたら自然にそうできるようになります。

6.キャラではなく周囲の状況が操り人形の場合もある

そのキャラが操り人形っぽいと思ったら、実は描かれてない周囲の状況が操り人形的だったということもあります。

例えば、朝の駅で主人公が敵モブキャラと延々と派手な殴り合いを続けたとします。これを主人公と敵キャラだけの秘密にしたとしたら変です。朝の駅は(今の自粛状況でないなら)通勤、通学等で混雑しているはずです。駅員に通報する人もいれば、腕に多少の覚えがある人なら止めに入るでしょうし、スマホで撮影してSNSに流す人だっているはず。主人公と敵だけの内緒にはできそうもない。

作者=作品世界の神でも、描かれていない不特定多数のキャラは操れません(キャラの行動が平均的とか確率的な現象だから)。もし操ると不自然なストーリー・ドラマ・シーン進行となり、作中の登場メインキャラに悪影響を及ぼします。描写上は登場しないキャラにも要注意です。
(字数制限により続く)

カテゴリー : キャラクター スレッド: 生きたキャラクターを生めた試しがない

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