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生きたキャラクターを生めた試しがない (No: 1)

スレ主 あいくろ 投稿日時:

正確には小説ではないのかもしれませんが、他にどこに書いたらいいのか分からないので質問させてください。

最近、自分が今まで生んできたキャラクターの設定の薄さに悩んでいます。

SNSのフォロワーさんと創作の話をしている時、よその子の強さや美しさ、汚さ、感情などに憧れることが多々あります。
その人の生み出すキャラたちはみんながみんな1人の人間で、それぞれの個性が被りもせずしっかりと主張し合っています。

その人は頭の中でよくキャラが勝手に動き出す、と言いますが、私はそれがありません。
私のキャラはいつも、私に都合のいいように動く人形でしかなく、薄っぺらい何かだと最近悩むようになりました。

私の子達は、言ってしまえばモブなんです。こんな異能力がある、こんな過去がある、と特筆できるものがひとつはあっても、それだけ。
特に個性もないただの背景でしかありません。

その人は「何かしらのイベントを起こしてその子がどんな風に動くかを見せないと無個性のままだよ」と、多分他の方からしたら至極当たり前のことを言います。
でも私には、そのイベントの起こし方すら分かりません。

もちろん私は自分の生み出した子達が好きですし、かわいいと思います。だけど彼ら彼女らが主人公や主役として振る舞う姿がどうしても想像できません。
他との違い、生まれた意味、モブと何が違うのか?
それすらも分かりません。だって私のキャラクターたちは、私が「こんな子がいたらいいな」というだけで生まれた、なんの物語も持たない子達だから。

そのフォロワーさんとはよくうちよそ交流みたいな感じで、お互いの子を絡ませてひとつのストーリーが出来ないかっていう話をします。

その中ではうちのキャラクターはよく動きます。だって相手がいるから。
だけどいざ1人で放り出されてしまうと、私がどうすればいいのか分からなくなって、動かなくなってしまいます。

彼女が作る子達のように、1人でも動いて、ちゃんと生きている。そんな子を考えてみたい。
でもどうすればいいか分からないし、個性を演出するためのイベントがどんなものなのか、どう起こせばいいのかわかりません。

これって何かで練習出来るものなのでしょうか?
練習方法などありましたらご教授していただきたいです。よろしくお願いします。

カテゴリー: キャラクター

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生きたキャラクターを生めた試しがないの返信 (No: 2)

投稿者 甘粕 : 2 No: 1の返信

投稿日時:

いわゆる うちの子ってやつですか?
設定だけでは自主的に動くのは難しいですね。キャラクターと対話してみると意外な性格を知る事ができるので、冗談でもいいので脳内でキャラクターと貴方とで話してみてはどうでしょうか?

会話の真似事から入ると段々自然に答えてくれる様になります。そこから発展していくと具体的な物語が生まれてくると思います。

生きたキャラクターを生めた試しがないの返信 (No: 3)

投稿者 s.s : 2 No: 1の返信

投稿日時:

正直、これに関してはあいくろさんの練度不足が問題の根本的な原因かと考えられます。
しかし、一回キャラクターがある程度自立して頭の中で動くようになれば、その後もそのキャラクターは自由に動き続けることでしょう。つまりはコツを掴めばなんてことない、ということです。
あいくろさんはどこまで、自分のキャラクターの設定を作っていますか?外見は勿論、そのキャラの年表や印象に残っている思い出、更にはホクロの位置まで、極端な話、細部までそのキャラに情報を詰めなくてなりません。

http://mukiryokukan.sakura.ne.jp/Q100toYourChara.htm

こう言ったサイトを活用して、キャラクターの情報量をあげてください、さすれば、キャラは自ずと動き出すでしょう。
質問を見る感じ、恐らくあいくろさんはこれができていないように見受けられます。ただ単一の個性しか持たない故、薄っぺらいモブキャラが誕生すると、それは想像力不足故でしょう。
ここからは私的に生き生きしているキャラクターの作り方を考えてみたので述べますね。
まず、オリキャラに個性に付随して目標を定めましょう、なんだって良いんです、テストで百点取りたいとか、そうすれば、キャラはテストで百点とろうと行動を起こします。勉強したり、先生に分からない問題の質問をしに行ったりと、この時点でキャラは勝手に動きました。しかし、面白味がありません。
そこに頑張り屋さんだけどめちゃくちゃ運の悪いという個性を追加します、キャラクターはテストで百点を取るべくして死ぬ気で勉強するが、自分が勉強した問題は尽く出題されず、結局テストで百点取れなかった、とお話が完成します。
まぁ、話の完成度は置いておいて、これがキャラクターが勝手に動くの原理だと思われます。
ここで、実例を挙げると、涼宮ハルヒなんかは不思議ちゃんで傍若無人という個性があり、目標として宇宙人、未来人、異世界人、超能力者と遊びたいと言うものがあります。
キャラクターの個性に付随させ目標を作ることが、生き生きとしたキャラクターを作る際の要点です。
まぁ、なんでも良いんです。
例えば、道に迷った時、あなたならどうしますか?と、まぁ、大体の人がスマホで調べると答えると思いますが、ここに生粋の機械音痴でシャイと言うキャラを作れば、そのキャラは道に迷ったら、来た道を引き返して分かる道まで戻ったり、だれか、心を許している知り合いに会うまで待ったりと、キャラは個性をなぞって必然的に行動します。
これはそのフォロワーさんの言っていることを拡大解釈したものと思われます。
こんな感じで、自分のキャラがその状況に陥った際、何をどう行動するかを考えるのです、個性を演出する際のイベント(状況設定)に関してはなんでも良いの一言に尽きます、ラノベを書く際でしたら起承転結やらなんやらを勘案しなくてはいけませんが、ただキャラを動かして楽しむ分での、状況設定に関しては本当になんでも良いと思います。
それの練習が上記記載のサイトではできるので、練習と言えば、上記記載のサイトを活用することでしょうか。
とにかく、コツを掴めばキャラは自動的に動くので、焦らずじっくりと邁進するのがベストだと思います。
何かのお役に立てたら幸いです。

人気回答!生きたキャラクターを生めた試しがないの返信 (No: 4)

投稿者 サタン : 3 No: 1の返信

投稿日時:

それは多分、ストーリーがないからだと思うよ。

それまでただのモブでしかなかったキャラが、次の話題でスポットを当てられてそのキャラの視点の話になる、という漫画なりアニメなりに覚えはないかな。
一話だけそのキャラの話をする、という箸休め回によくあると思うのだけど。

じゃあ、背景扱いのただのモブと主役級のキャラクターと何が違うのかっていうと、極端に言えば、単に物語の中でスポットを当てられているかどうかの違いでしかない。
でも例えば、あるとき友人たち数人と一緒に舞台の上に立たされて、その中でよく喋る中心人物的な友人が得意気にスピーチしてるんだけど、フッと照明が消えて唐突に何の前触れもなくスレ主にスポットライトが当てられたら、スレ主さんは舞台の上で友人に代わり満足にスピーチをすることが出来るでしょうか?
おそらく、スレ主さんだけでなく多くの人はスピーチできないでしょう。
そんで、こう思う。「自分に当たるならちゃんとスピーチ用意してきたのに」って。

このたとえ話で何が言いたいのかって言うと、スポットを当てるなら「ちゃんと用意しておかなきゃいけない」ってこと。
用意しておかなきゃ、そのキャラはちゃんと喋れない。
つまり、動き出してくれないし、友人に振られて相槌うったり返答したりするくらいのモブにしかならない。

じゃあ、キャラが動き出すために何を用意すればいいのかっていうと、最初に戻って「ストーリー」になるわけだけど、
たぶん、そもそもソレがないから困ってるんじゃないかなとも思う。
つまり「キャラが動き出す」から「お話が作れる・生きたキャラになる」という考えなんじゃないかな。
だから「キャラが動き出す」の前に「ストーリーを用意する」と言われても、疑問符が浮かぶのではないかなと思う。
「生きたキャラを作れればキャラは勝手に動き出す」って、そんなん当たり前やん、みたいな。

私が言ってる「ストーリー」は、起承転結の物語って意味でもあるんだけど、いまは、どっちかっていうと「そういう物語の素になるモノ」のことで、コレに名称がないので「ストーリー」と表現してます。
なので、人によっては別の表現をしてるかもしれない。

ほんで、ようやく本題だけども、これは一種の考え方の話で、方法論ではないと思う。
例えば、キャラ設定で「彼は炎を操る能力者」という設定があったとしましょう。
これだけでは「ただの設定」で、「彼の個性」ではない。
そういう個性が生々しく彼に宿っているわけではない。ただ単に「炎を操れる」と言ってるだけ。
設定をキャラクターに宿らせるには、「その設定を持ってることによって彼の身に起こるエピソード」を簡単に考えるのが一番手っ取り早い。
それも、例えば「誤ってペットの愛犬を焼き殺してしまった事がある」と、ここまで考えられる人は多いし、この時点で問題ない人もいる。
でも、もう少しそのエピソードの状況をハッキリさせたほうが「彼」が見えてくる。
例えば「愛犬の散歩をしていると、不良に絡まれる。愛犬が前に出て守ってくれるが、その守ってくれてるハズの愛犬が燃え上がってしまい、ビビった不良は逃げていく」とか。
こういう簡単なエピソードがあると、例えば「彼」が炎を出すときの、その炎の形はどんな形だと思いますか? 犬ではありませんか? 彼にとって犬とは罪悪感の象徴であり守護者でもあり友人でもあるわけですから。と、このように「設定がキャラに宿る」わけです。

で、そうなると、この「彼」の設定に「弱った狼男と出会う」という展開をぶっこむと、なんとなく「あ、こうなりそう」というイメージが出来ません?
更に狼男がいるなら、それを追う退魔師がいてもおかしくないので、さて、すると「彼・狼男 VS 退魔師」って場面もイメージできますよね。
今回の例では「彼」については「犬」に関連するワード・それに近い要素をぶっこむと「彼」は勝手に動き出すってのがわかりませんかね?

元々の設定は「彼は炎を操る能力者」というだけで、この状態では、「彼」に何の要素を入れてもあまり動きません。
「誤って愛犬を焼き殺してしまった」というエピソードがあると、「それについて話ができる」ので、「犬」のワードが強くなる。
この状態でも問題ないけど、こうだと「誤って愛犬を焼き殺してしまった過去がある」と、これを「そういう設定」と認識してしまうミスが起こる気がする。

「彼は炎を操る能力者」という設定の、いちエピソードに「誤って愛犬を焼き殺してしまった」という過去があるわけで、設定とエピソードをごっちゃに考えると混乱の元になる。
決して、設定が2つあるわけではない。設定とエピソードの関係。
なので、エピソードをより具体的にするためにも、エピソードは少し掘り下げて考えるのが良いと思う。

キャラクターがモブではなくなるためには、単純な話「彼」にスポットを当てれば良い。
けどスポットを当てられても「用意」してなければスピーチもできないため、話す内容を用意しておく必要がある。
「炎の能力者の彼」に「愛犬を焼き殺した事があるというエピソード」を用意しておくと、「犬」という要素が来れば、彼は主役になれる。
とまあ、こんな感じ。

つまり、「愛犬を焼き殺した」ってエピソードは「犬」という要素に対する「ストーリーの素」ってことで、これを用意しないとねって事なんだけど、説明できたかな。

生きたキャラクターを生めた試しがないの返信 (No: 5)

投稿者 読むせん : 0 No: 1の返信

投稿日時:

まえにやかんさんが建てていた、アイデアに詰まってタロットを使う人なんているのか (No: 1)
https://www.raitonoveru.jp/counsel/novels/thread/7113

とか良いかも。
要はその子に無茶な試練?を与えてみましょう。タロット引きまーす。
―――――――――――――――――——
ほい【魔術師】の【逆位置】
才能とパワーはあるのに中途半端。とっちらかったテーブル。咲き乱れる花。剣とサカズキ。インフィニティ―∞。エンターティナー。

・・・・そやね、その子は、なんかすごい人と間違われてしまいます。
芸能人にソックリさんがいるとか、ネットの顔隠しているインフルエンサーと行動パターンが一致とか。

色々あって【正義の正位置】になります。
公平な裁きをくだす女神。剣。凛とした眼。
その人は自分ではないのだとちゃんと説明し、証明したのかな。誘惑や楽な方に流されることを【選ばない】誠実さや強さが現れます。
―――――――――――――――――――――——
正義のカードは【法の女神テミス】あるいは【善の女神アストライアー】を寓意してます。
 法律関係、犯罪関係でごたつきそうです。アストライアーの方は『人々の悪意レベルに失望し、人間を見限ってしまった女神』でもあります。

間違われた有名人さん本人は、何かしらの失望の果てに誰かを見限ってしまっていい。「その子」はそれらを結果的にすべて知ることになり、いろいろ考えると思います。

どう?

生きたキャラクターを生めた試しがないの返信 (No: 6)

投稿者 手塚満 : 1 No: 1の返信

投稿日時:

スレ主さんの作品を拝読して、キャラが上手く動かない事例と、きちんと動く事例(フォロワーさんのキャラと絡ませた場合)について見てみたほうがいいのかもしれません。が、そのフォロワーさんにも回答で言及したりするのもまずいのかもしれません。

以下、ご質問だけから、自分が思い当たることを事例的に説明してみます。大ハズレの可能性も高いですから、その場合はスルーしてくださると幸いです。

1.キャラは勝手に動いてはくれない

「キャラが勝手に動き出す」は(一部の上級者の)感覚的な言い方なので、拘らなくていいです。だって、キャラを動かすのは作者で間違いない。例えば、作者が知らないことをキャラが知っているわけがない。作者が思いつかないことを、キャラのほうから知らせてくれたりもしない。

とはいえ、作者の思った通りにキャラを動かしてもマズいのは確かです。作者都合のみで動く傾向があるキャラは、操り人形と呼ばれたりしいます。キャラがキャラの意思ではなく、作者の言いなりにしか動かない、話さない。なんでそうなるのか。逆にそうならないケースはどうしてなのか。キャラを想定して、少し試してみましょうか。

2.織田信長をキャラとして動かそうとすると

たいていの人が概要は知っている、出来合いのキャラを借りるとして、例えば歴史的人物から「織田信長」としましょう。史実に忠実に再現するためではなく、説明のための事例、シミュレーション的なものですから、間違い等は大目に見て頂くと助かります。

信長でよく知られているのは、例えば桶狭間の戦いで少ない兵で今川の大軍を破り、というよりかいくぐって大将の義元を討ち取ったことがありますね。仏教勢力と対立し、(部将に命じてですが)比叡山焼打ちを行い、僧侶、信徒を皆殺しにしたことも、よく知られてます。

その最期は、本能寺においてですね。攻め寄せたのが明智光秀と知ると、「是非もなし」とのみ言って、多勢に無勢ながら自ら槍を取って戦い、力尽きて戦えなくなると、寺に火を放ち、「人間五十年」の幸若舞を舞ってから、自害したことも有名です。

この信長で、歴史的資料にない部分を利用してフィクションを作るとして、信長に暗殺の危険が迫ったとします。恐れてどこかに隠れるというエピソードは作りにくいですよね。存亡の危機において、今川の大軍相手に先陣切って戦いに赴いた信長らしくない。あるいは、仏像の前で一心不乱に祈ってもおかしいですよね。叡山焼打ちで仏敵と呼ばれても気にしなかった信長らしくない。

しかし、もし信長について「大軍に臆さない勇敢さがある」「無神論者である」くらいの曖昧な知識≒キャラ設定だったら、どうでしょうか。暗殺が迫ったとして、いったん隠れてもおかしいとは思えないかもしれません。無神論者でもいざとなると、いわゆる苦しい時の神頼みくらいするかもしれないと思えるかもしれません。

3.キャラに対する設定とエピソードの影響

「大軍に臆さない勇敢さがある」「無神論者である」は信長について正しい知識です。ですが、概念的なことに留まります。そこからブレイクダウンして具体化すると、いろいろできてしまう。

これに対し、はっきりしたエピソードがある場合は違ってきます。信長が、今川の大軍に率先して立ち向かい、そのときよりも衆寡隔絶した絶望的な状況でも全く慌てず、武人らしく戦い、従容として死んだ。そう知っていれば、逃げ隠れする信長、というイメージは持ちにくい。叡山焼打ちするほどの人物が、己が危機に仏にも祈りそうにない。

この信長を、同様の経歴を持つ架空のキャラに入れ替えても同じですよね。「無神論の勇者」では動かしようがない。あるいはイベントを発生させて、その勇者を放り込んでも、どう動かしていいか分からない。しかし、エピソードに基づく経歴があると、どうしそうかは想像可能になってきます。

例えば、「優しい人」では発想が出にくいですが、「三日前、捨て猫を見捨てられず、つい自宅に連れて帰った人」なら思いつくことも出てきます。なぜ猫を連れ帰ったかと考えて「小学生のとき迷子になって、とても不安だったことがあるから」とかすれば、さらに具体的になっていきます。

4.キャラは物語開始時点で生まれてくるわけではない

キャラの設定はストーリー上の都合、必要なものだけ作ると、作り物っぽい不自然さが出がちです。キャラは生まれてから物語に登場するまでの人生があるはずです。そこを考慮する必要があります。簡単な略歴でいいから、考えておくほうがいいです。

慣れている人だと、いちいちそこまで想定しないことが多いのですが、それはキャラの過去が必要になったときすぐ出せるからなのです。不慣れなうちはキャラの履歴書、例えば就職のとき申告する程度とか、上記なら織田信長に関する年表程度でいいので、書き出しておくといいかもしれません。

キャラは、例えば主人公ならほぼ物語全シーンに登場しますが、物語開始前も生活していたし、物語が終わった後もそうです。サブキャラですと、必要な時にシーンに出てきますが、出てこないときも何かしているはずです。サブキャラも主人公と同じく、ずっと生きて動いており、必要なシーンで発生して、頼まれた演技をするだけのキャラではないはず。そのことを意識するだけでも、かなり違ってくるはずです。

5.主人公から見る他のキャラも人格がある

上記とも関連しますが、主人公視点だとして、主人公だけから見た相手キャラを描くと、生き生きした相手キャラになりにくいものです。主人公の都合だけで動く相手キャラになりがちだからです。これを作者の思考で言い換えますと、例えば「主人公の前に立ちふさがった敵キャラは怖そうだけど、何をするんだろう」「主人公が睨むと、睨み返してくるんだろうか」と考えてしまうとか。

相手キャラも1人の人間であるはずです。主人公の前に敵キャラが立ちふさがったとして、いったん敵キャラ視点で考える必要があります。たとえ主人公の一人称で書いていたとしても、敵キャラにいったんなり切ってみないと、敵キャラの動きがギクシャクしがちなのです。

2人のキャラが会話しているときでもそうです。視点を話しているキャラに入れ替えて、シーンを考える必要があります。手順としては、いったん相手キャラ視点で主人公を見る→もう一度、主人公視点に戻る→また相手キャラ視点→…とシミュレートして調整していくことになります。面倒臭いですが、慣れたら自然にそうできるようになります。

6.キャラではなく周囲の状況が操り人形の場合もある

そのキャラが操り人形っぽいと思ったら、実は描かれてない周囲の状況が操り人形的だったということもあります。

例えば、朝の駅で主人公が敵モブキャラと延々と派手な殴り合いを続けたとします。これを主人公と敵キャラだけの秘密にしたとしたら変です。朝の駅は(今の自粛状況でないなら)通勤、通学等で混雑しているはずです。駅員に通報する人もいれば、腕に多少の覚えがある人なら止めに入るでしょうし、スマホで撮影してSNSに流す人だっているはず。主人公と敵だけの内緒にはできそうもない。

作者=作品世界の神でも、描かれていない不特定多数のキャラは操れません(キャラの行動が平均的とか確率的な現象だから)。もし操ると不自然なストーリー・ドラマ・シーン進行となり、作中の登場メインキャラに悪影響を及ぼします。描写上は登場しないキャラにも要注意です。
(字数制限により続く)

生きたキャラクターを生めた試しがないの返信の返信 (No: 7)

投稿者 手塚満 : 1 No: 6の返信

投稿日時:

(No: 6の続き)

7.キャラ設定の具体化が不足

漫画家の冨樫義博さんが「怒りっぽいキャラと設定しても、動かしにくいが、○○と言われると激怒すると具体化すれば動かしやすい」旨、仰ったことがあるそうです。それで思い出すのが、ジョジョシリーズの「東方仗助」で、髪形を貶されると必ず激怒します。
(それ以外で怒らないわけではないが、明確で詳細な条件が少なくとも1つある点が大事。)

ピンポイントで1つだけ決めてみるわけですね。これには受動と能動の2つがあります。例えば、

受動面:何があったときにどう反応するか(髪形を貶されると殴ってしまう等)
能動面:自分から行うことは何か(SNSで趣味仲間に話しかける、暇だと思うとゲームを始める等々)

みたいな感じです。スレ主さんのキャラは、フォロワーさんのキャラと絡ませると動くとのことですので、受動のほうは既に上手く行っている可能性が高いように思います。能動はちょっと難しいかもしれません。そのキャラがしたいことですので。しかし、別の視点でみれば、そのキャラが好きなことは何か、みたいなことにもなります。スレ主さんのキャラが好きなことは、具体的に何か、お決めになっているでしょうか。

8.好きなキャラより嫌なキャラが大事

「こんな子がいたらいいな」というのは、好きなキャラを設定したということでしょうか。そうだとして、嫌いなキャラは作ってみたでしょうか。気に入るキャラ作りだけに専念してしまうと、キャラが動かしにくい、動かないことがあります。そのことに、しばしば作者が気が付いていなかったりもします。

自分が好きなキャラは、既に魅力を感じているわけですよね。だから、例えば寝そべっているだけで満足してしまったりします(猫好きが猫を眺めているのと似ているかも)。見ているだけで、想像しているだけで好感度高いと動かしにくいのです。キャラは不足を埋めるべく行動させるのがやりやすいからです。

ですので、お気に入りのキャラは突き放し、困らせると動き出す。そうなると、好きなキャラを困らせる必要が生じ、り自分が嫌いなキャラが有効となります。嫌いなキャラは、片手間で作れない点は要注意です。嫌な奴なんだからと、手を抜いてしまうと、操り人形と化し、好きなキャラを困らせるように動かすことが難しくなります(好きなキャラから容易に反撃、撃退されてしまう等)。

9.手抜きの必要性

嫌いなキャラほど手間暇かけ、好きなキャラは手を抜く必要があるわけです。嫌なキャラが嫌らしいほど、相対する好きなキャラの方は勝手に光ってくれますので。

そのことと一部関連しますが、キャラを全力で描かないことも必要です。なぜなら、どのキャラにも作者の全力を尽くすと、どのキャラも似てしまう現象が起こりがちですから。似た者同じキャラ同士ではドラマが発生しにくくなります(みんな同じように考え、同じことを言い、同じことする等)。

ですので、キャラそれぞれで力を緩める部分、欠く部分を作る必要があります。すると各キャラに異なる個性ができます。あるキャラの緩めたり欠いたりした部分は、必然的に他のキャラが穴埋めする必要が生じます。つまり、キャラ同士で不足を補う必要性から、キャラを動かすことが可能になってきます。

10.バトン(s.sさんご紹介)

No: 3でs.sさんがご紹介してくださっている「貴方のキャラに100の質問。」は「バトン」という、キャラ作りに有効な手段です。「キャラ バトン」でネット検索すると、今もいろいろあるようです。自分でオリジナルの質問を考えるのも悪くありません。自作のキャラに作者がインタビューするつもりでやるといいようです。

リンク先はあるキャラのある作品内での様子を語るものになっていますね。その作品の推敲や続編、あるいはプロットからのシーン作りなどに役立つように思います。そういう使い方以外に、単にキャラを深めるのにも役立つように思います。

質問事項にキャラの来歴を踏まえて考えるとして、上記で申したエピソードをできるだけ添えてやると(思い付きの捏造で可)、キャラが具体化できるように思います。せっかく詳細の質問フォーマットがありますんで、試しに使ってみてはいかがでしょうか。

(了

プロット作り直さなくて良いじゃん… (No: 8)

投稿者 ごたんだ : 1 No: 1の返信

投稿日時:

『酒』には手を出すな。
あれ、肺を悪くするだけだから…

それと同じくらい『ギャグ』と『エロ』には手を出すな!

プロットは隙間が無いほど、書く内容決めた方が、貴方には向いている。

キャラが操り人形なら、それって『キモイ』わ!
ストーリーが加わったら、もっと『キモイ』わ!!

ちなみに、この『世界』は嘘ばかりだ!

生きたキャラクターを生めた試しがないの返信 (No: 9)

スレ主 あいくろ : 1 No: 1の返信

投稿日時:

みなさん、回答してくれてありがとうございます。
寄せて頂いた回答を参考にしながら、もう1回向き合ってみることにしました。
質問文にだしたフォロワーさんとはまた話して、その時に「自己投影が強めなのが原因かもしれない」という新たな課題も見つかりました。

またみなさんのお力を借りるかもしれません、その時はよろしくお願いします。

沢山回答してくださってありがとうございました。

生きたキャラクターを生めた試しがないの返信 (No: 10)

投稿者 かにさん : 1 No: 1の返信

投稿日時:

以下方法を試してみてください。

1.そのキャラクターが過去に体験した強い情動経験(感情を大きく動かされた出来事)を想像する
2.その結果、そのキャラクターが信じ始めた信念(~であるべきだ!)を想像する

(例えば、いじめられて嫌な思いをしたから「他人をいじめることは絶対に止めるべきだ」と思ったなど)

後は、そのキャラクターがその信念に関わるような出来事(先の例なら「いじめを目撃する」など)に直面したシーンを想像してみてください。自然と動き出しませんか?

すべては、『血』と『肉』だ… (No: 11)

投稿者 ごたんだ : 0 No: 1の返信

投稿日時:

型にハメると登場人物が窮屈で可哀想です。
キャラクターを愛してあげてください。お願いします。

愛を持って、キャラクターが次に何をしたいか、問掛けて、耳を傾けて下さい。

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その人の生み出すキャラたちはみんながみんな1人の人間で、それぞれの個性が被りもせずしっかりと主張し合っています。

その人は頭の中でよくキャラが勝手に動き出す、と言いますが、私はそれがありません。
私のキャラはいつも、私に都合のいいように動く人形でしかなく、薄っぺらい何かだと最近悩むようになりました。

私の子達は、言ってしまえばモブなんです。こんな異能力がある、こんな過去がある、と特筆できるものがひとつはあっても、それだけ。
特に個性もないただの背景でしかありません。

その人は「何かしらのイベントを起こしてその子がどんな風に動くかを見せないと無個性のままだよ」と、多分他の方からしたら至極当たり前のことを言います。
でも私には、そのイベントの起こし方すら分かりません。

もちろん私は自分の生み出した子達が好きですし、かわいいと思います。だけど彼ら彼女らが主人公や主役として振る舞う姿がどうしても想像できません。
他との違い、生まれた意味、モブと何が違うのか?
それすらも分かりません。だって私のキャラクターたちは、私が「こんな子がいたらいいな」というだけで生まれた、なんの物語も持たない子達だから。

そのフォロワーさんとはよくうちよそ交流みたいな感じで、お互いの子を絡ませてひとつのストーリーが出来ないかっていう話をします。

その中ではうちのキャラクターはよく動きます。だって相手がいるから。
だけどいざ1人で放り出されてしまうと、私がどうすればいいのか分からなくなって、動かなくなってしまいます。

彼女が作る子達のように、1人でも動いて、ちゃんと生きている。そんな子を考えてみたい。
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