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ラノベの恋愛は「理想」を書くべきか、「現実」を書くべきか (No: 1)
スレ主 半額オソーザイ 投稿日時:
たまにこちらにお世話になっております、半額オソーザイと申します。
1作目が書き終わり一次落ち前提で公募に投げ込んで、次作をボヤッと考えている状況です。
1作目は自分の趣味を入れ過ぎちゃったなと反省したので、次はちょっと流行に乗ってみようと恋愛ものを書きたいと考えております……が、
恋愛ものって、どう書くんだ!?
という初歩的な壁にぶち当たっています。
そもそもライトノベルというジャンルにおいて「男女間の愛」というテーマって、真正面からぶち当たったらかなり重い話になると思うんですよね……(それが十代後半の時期なら尚更、自己の内面とも向き合うことになるでしょうし)。男視点で10書かなければならないことがあれば、女視点では100書かないといけないことがあるとも思っちゃいます。
そのうえで「現実」を書くと重々しくなるので、ある程度の「理想」で濁して書くべきとは思うのですが……。
・どこまで「現実」で、どこまで「理想」であればいいのか。
・恋愛要素がないことが、どれだけ公募の受賞において不利に働くのか。
もちろんレーベルやその時々によると思いますが、自分よりもはるかに経験が豊富な皆様からの意見をいただきたいと感じ、質問いたします。
カテゴリー: ストーリー
この質問に返信する!ラノベの恋愛は「理想」を書くべきか、「現実」を書くべきかの返信 (No: 2)
投稿日時:
あー・・・・男は「理想」女は「現実」ですかね。
女性向けだと、ハーレクインとかもありますが、女側にもハイスペック男を射止めて納得できるようなスペックを求めます。
デブブス無職のコミュ障が、何の努力もなく神様から貰ったチートで逆ハーレム築いたら、女性読者はドン引きするんじゃないかな?そういう書籍は読んだことないです。
男バージョンだとエロゲとかでザラにあるシチュだし、なんか美女が貶められるのも、エロスみたいな。
男の愛はきほんエロありきなんで。18禁にならない程度にエロ。
ラノベの恋愛は「理想」を書くべきか、「現実」を書くべきかの返信の返信 (No: 9)
投稿日時:
読むせんさん
ご回答ありがとうございます!
ここでいう「スペック」というのは社会的な地位のことかな……?(能力だったり技術、強さだったりは関係なさそうですね……w) たしかに自分もドン引き……とまではいきませんが、チート能力で手に入れた社会的地位とそれに見合う人格、その後の人生設計とかを考えて惚れているのかな……?とは思いますね。突然、チート能力がなくなった時にどうなるのか、って話でもありますし(それを言えば現実での年収1000万も同じですが)。
エロゲの分野はちょっと前々から勉強していたりします。自分としては、わりと主人公側にモテる理由みたいなのがあったり、人格者だったりで説得力のある作品が多いなぁーって印象でしたが、偏ってますねハイ()
こう、18禁じゃないエロがよく分からないですね……
たとえば間違って女子更衣室には言っちゃった男性主人公……とかいう状況。正直コメディには思えないほど重大なやらかしをしているような気がして、エロ方面に考えられないんですよねw
その後、ヒロインたちから生暖かい目で見られたり……みたいな生々しい描写はしないほうがいいのかなぁ……。
そもそもエロに対してそこまで深い興味がないのがいけないのか……。
興味を抱く方法はあるのかな……。
ラノベの恋愛は「理想」を書くべきか、「現実」を書くべきかの返信 (No: 3)
投稿日時:
先に言っておくと、俺は『恋愛作品』を書いたことが無いです。
もうちょっと言うと、基本的に『ヒロインが主人公に惚れる』的な要素が出てくることも、あんまりありません。
その上で言うのですが、個人的に必要なのは『部分的に誇張したリアリティ』ですね。説明に悩んだので、先に分かりやすい言葉を並べたのですが。
①ガチでリアリティを追求してしまうと、読者のストレスになるし、そもそも『現実世界』が多様過ぎて参考にならないし、多分尺に無理が出る。
②上をベースに、『多くの人の恋愛に共通するリアル』を描き出しても良いけど、煩雑化する上ドラマ性に欠けるから、受けが悪い。
③あらゆるリアリティを排した場合、今度は共感しづらいので、読みづらい。
A.上三つより、『尺を押し潰さない程度に共感しやすいリアリティ』を提供しつつ、『多くの人が共通して理解しやすいもの』を用意し、かつドラマ性を演出するために『ドラマチックじゃない部分にリアリティを集中させる』という方法を取るのが良いんじゃないでしょうか。
より具体的には『リアル描写をする部分』と、『ドラマチック演出をする部分』を分けた上で、『リアル部分』を丁寧に作りこみ、『ドラマ部分』はあえてリアルから遠ざける、って所ですね。
まあ、消去法と帰納法の合わせ技で作った理論なので『それ以外にも色々手段はある』とは思います。
参考程度に考えておいてもらえれば幸いです。
ラノベの恋愛は「理想」を書くべきか、「現実」を書くべきかの返信の返信 (No: 10)
投稿日時:
大野知人さん
ご回答ありがとうございます!
尺に無理が出る……というのはめっちゃ分かります。あれもこれも、どこまで……?みたいに知り合ってから結婚、下手すると結婚生活まで人生設計として色々考えてしまうとキリがないですよねw
リアリティですか……そのあたりを引き出すには現実での体験を元にしなきゃならないのが辛いところですね。生々しいものや苦しいもの、めんどくさいものばかり滲み出てくる……(オイ
リアリティとフィクション(ドラマ性)のメリハリをつけることが大事ということですね。全部取るのではなく、取捨選択でスマートなかたちに仕上げる……というのは今までご教示いただいた創作論に繋がると思うので、意識してやってみます!
ラノベの恋愛は「理想」を書くべきか、「現実」を書くべきかの返信 (No: 4)
投稿日時:
あくまで個人的な回答だけど、
>・どこまで「現実」で、どこまで「理想」であればいいのか。
程度じゃなくて、部分じゃねえかなって思う。
例えば「切っ掛け」の出会いが現実的なものであるなら、「内容」の恋愛描写はファンタジックなものが良いと思う。
その逆で切っ掛けがデタラメな空想であるなら、その内容は現実を意識したほうが良いと思う。
そこの落差に面白味を見出しやすいから、ですね。
>・恋愛要素がないことが、どれだけ公募の受賞において不利に働くのか。
誤解を恐れず答えれば、別にこれっぽっちも不利にはならないです。
恋愛要素とか成長要素とか戦闘要素とか、こういうよくある「◯◯要素」ってのは、ようするに「読者を楽しませる要素」という意味です。
だから、別に恋愛要素が無くても何にも困らないし不利にはならない。
けれど、じゃあ貴方の作品はそれに変わるどんな要素で楽しませてくれるんですか? という話なんですよ。
当たり前だけど「読者を楽しませる要素」というのは必ずあるし、用意すべきで、コレ自体が無いのであれば不利以前の問題。
で、じゃあその「読者を楽しませる要素」はどんなものがいいかな? と考えると、読者を楽しませるわけだから読者を考えることになる。
つまり読者ターゲット、読者層を考える。
ライトノベルは基本的に10代読者がメインターゲットになるから、10代の子たちが楽しめる要素、興味ある要素、身近な要素、そういったものが候補に上がる。
すなわち、「戦闘」「恋愛」「成長」といった感じ。
そういったものにドキドキワクワクしやすいじゃん?
だから、それら要素が少年漫画にもライトノベルにも多く見られる、というだけの話。
言い換えれば、それら「ラノベ向け要素」が無くともラノベを書けるんなら無くても何も問題にならない。
あったほうが読者にドキドキワクワクを提供しやすいのは確か。
そして、まあ、こっからはちょっと狡い話だけども、「ラノベっぽい」から多くの人が利用するわけで、ということは新人賞なんかではむしろ利用しないほうが少数派になるので目立つ。
しかも「使いやすい要素」を使わないでライトノベルらしさを表現する以上その技量が評価されやすいし、「よくある要素」ではないから独創性が出やすく他作品との差別化がされやすい。
そのため、点数的には同点の作品が数個並んでる中で御作だけ一歩飛び抜けてるように見えなくもない。
こういう理屈の上では、不利どころかむしろ有利に働く。
けど、当たり前だけど、「使いやすいラノベっぽい要素」を使わないでラノベのラノベらしさを十分に出せるか、そしてそれは独創性が出しやすいだけであって独創性があるわけではないから、ちゃんと独創性を出していけるセンスが育ってるのかと、正直、もろもろ要求されるレベルは高いと思う。
単に「恋愛要素(読者を楽しませる要素)」が無いだけの作品だと、ただ単に楽しませてくれない作品にしかならないので。
再三だけど、
恋愛要素も戦闘要素もなくても問題ないが、そういう「読者を楽しませる要素」は他にありますか、って事です。
ラノベの恋愛は「理想」を書くべきか、「現実」を書くべきかの返信の返信 (No: 11)
投稿日時:
サタンさん
ご回答ありがとうございます!
他でもご指摘いただいたように、程度ではなく部分、メリハリですよね……。
逆に出会いがファンタジックなものなら、その過程はリアリティがあったほうが良さそうですね……リアリティ、リアリティ……恋愛は、重く、苦しい、坂道(トラウマスイッチ
公募において不利になるかが滅茶苦茶気になっていたんですよね!
最近、恋愛ものブームみたいな話も聞きますし、その流行に乗っていかないと弾かれるかなーと不安になっていた感じです。
普通の10代ってそうですよね……!ジャンプ漫画から少し大人びてヤングジャンプ的な……ちょっと理屈っぽく大人びつつも、「戦闘」「恋愛」「成長」の要素はわりと鉄板でウケているイメージがありますね。特に「成長」なんかは最近のウケに多いと感じています(鬼滅の刃とか呪術廻戦とか、主人公がどんどん新しい技を身につけていく展開が、単純ながらもワクワクしました。私の心はまだ10代前半なんだ……)
むしろ「利用しないほうが」有利に働く(無論、面白いと感じさせる工夫をさせている前提ですが)のは意外でしたね。まぁ自分にそれだけのセンスがあるといえば”ノン”だし、独創性や個性が鋭いタイプでもないので、流行に乗っていくべきか独創性を貫くかは考えなきゃいけないッスけど……。
まぁつまりは「要素」でしかないから、それだけで必要不可欠ではないってワケですね。安心しました!
ラノベの恋愛は「理想」を書くべきか、「現実」を書くべきかの返信の返信の返信 (No: 17)
投稿日時:
>リアリティ、リアリティ……恋愛は、重く、苦しい、坂道
リアリティと言っても、例えば異世界から来た不思議能力を持ってる美女と普通の高校生主人公が現代日本でってファンタジー作品の場合、そこに恋愛のリアリティってどうなんのってなると思う。
現実性を意識しすぎて異世界美女と「普通の」恋愛をしたら、それ逆に異世界美女である必要ないじゃん、現代日本の普通の男女でいいじゃん、になっちゃって設定を活かせない。
だから、そんな重いシリアスな展開を指してるわけじゃなくて、「ヒロインが主人公に惹かれた切っ掛けは」とかポイントポイントの要点で現実的な理由にしたほうがいいかなって思ってる。
異世界美女とバトルありのラブコメな感じだけど、出会いがファンタジーだから惹かれた切っ掛けは「敵に追われてるところを助けてくれたから」とかファンタジー寄りの展開にせず、「友人関係を築けたと思ってたいら、フト別れ際にそれが恋だと気がついた」みたいな現実寄りにする感じ。
でもバトルものでもあるし全体的な内容はファンタジー。要点だけ現実的な感じが個人的に好きな塩梅。
書き漏らしがあったので、ついでに。
>むしろ「利用しないほうが」有利に働く
あくまで 誤解を恐れず言えば っていう極論だけどもね。
恋愛などの要素は、10代のラノベ読者にウケが良いのは事実だからあったほうが良いって意見を否定できるものではないね。
「そういう考えもできるよね」レベルの意見だと思う。
ただ、こっから書き漏らし部分なんだけど、恋愛「要素」って要するに読者の中でそういう妄想ができればOKな部分もあるんだよね。
作中で実際に恋愛行動ないし恋愛感情を書く必要はないと思う。
ようは、「主人公」と「ヒロイン」がいて、二人の活躍が息ピッタリで掛け合いもテンポよくて見てて楽しくなる二人であれば、それは作品の中で実際に「愛」だの「恋」だの言わなくても「要素」として読者の中で成立しちゃうじゃない?
思い浮かぶ良い例がドラマ「TRICK」なんだけど古すぎてわからんか。
まあ、そうやって読者の中で成立できれば必要十分だから、作品自体に恋愛要素を書いていく必要はないと思う。
でも、まあ、わかるかな。
それって書かずに恋愛を表現している、ってことなので、難度はやや高めになると思う。
例えば、恋愛っぽいシーンになっても「うわ、面倒臭え女!」とか「キモ! 信じられない」とか衝突するばっかの二人がいて、そんでも二人で行動しなきゃならなくて衝突しながらも何らかの事件が解決して、終盤で別れるとき「せいせいするわ」とか言いながら、でも帰り道が一緒で別々に帰りゃいいものを文句言いながら何故か二人並んで帰路につく、とか。
仲悪いのが逆に「もう付き合えよw 素直じゃねえなw」ってなるじゃん。
もちろんラノベの新人賞は「面白い」が大正義だからそれを超えるものではないけど、こうしたある種の芸術面(表現手法の工夫)も作家として評価されるから、「書かない」選択をすることで表現する事は恋愛に限らず有効だと思うかな。
ラノベの恋愛は「理想」を書くべきか、「現実」を書くべきかの返信 (No: 5)
投稿日時:
「理想」と仰っているのが「リアリティの重苦しさを緩和するための補正」という意味なら、エンタメには必須でしょう。そういう意味で言えばラノベの恋愛はほぼ100%理想です。
ただ、あくまで演出としての「現実っぽさ」「理想っぱさ」というのもあります。ラノベに現実を持ち込むのは推奨できませんが、現実っぽく演出するのは問題ありません。
>「男女間の愛」というテーマって、真正面からぶち当たったらかなり重い話になると思うんですよね
そんなふうに重く考えている次点で、すでにラノベ的ではありません。
現実寄りにするか理想寄りにするかは演出の一つと割り切って、さっさと好きな方に決めてしまった方が良いかと思います。暫定的でもいいから一応決めておいて、もう少し具体的にストーリーを考えるフェーズに進むことをお勧めします。
恋愛モノのストーリーの骨子は、恋愛対象キャラの関係性です。どのように出会い、どのように関係が進展するのかを考える必要があります。ある程度それを考えるうちに、「このエピソードは重要で、あまりご都合主義に流すと読者が納得しなさそうだから、がんばってリアリティを持たせないとな」みたいなことが出てくると思います。この次点ではだいぶ具体的なストーリーが見えてきているはずなので、全体を現実寄りにするか理想寄りにするかという構想も必要なら練り直して、軌道修正すればいいです。プロット段階では頭をできるだけフレキシブルにするのが肝要。
だから、最初はえいやっと決めてしまえばよいかと。
なお、キャラの関係性は、立ち位置や背景の設定と不可分です。
分かりやすい例としては『ロミオとジュリエット』。対立するグループに属する二人の恋愛という基本構造があります。これは応用しやすい設定で、ミュージカル『ウェストサイドストーリー』では対立を現代の不良少年グループに置き換えていました。
また、『レンアイ漫画家』というマンガ(ドラマ化あり)では、大ヒットしている恋愛マンガの作者が自分は恋愛が苦手な男だったという設定です。ヒロインは彼がアイデアを捻り出すために「疑似恋愛」をさせられるというところからストーリーははじまり、なんやかやと進展していきます。
この「なんやかや」も重要で、恋愛対象キャラの関係性はストーリーと共に揺れ動き変化していくということも意識されるとよいかと。
追記 (No: 6)
投稿日時:
あと、~ぽさの演出ということで言うと、対象読者が女性なら「序盤は現実、ラストは理想」、男性なら「序盤は理想、ラストは現実」かなと、何となく思っています。
ラノベの恋愛は「理想」を書くべきか、「現実」を書くべきかの返信の返信 (No: 12)
投稿日時:
あまくささん
回答ありがとうございます!
「リアリティの重苦しさを緩和するための補正」ですねぇ……そのまま切ると痛いので、局部麻酔で緩和する感じの……。なんだろう、でもその「理想」が自分にはあまりないんですよね。というか恋愛したくない……。かと言って現実重視でいくなら絶対最後別れますw やっぱ理想ですよね……
もう恋愛って考えると重いテーマしか思い浮かばない、末期だ……。
あ、でも具体的なネタはわりと決まっていたりするんですよね。いくつかの候補が頭に浮かんでいるので、ちょっとこねくり回して何が一番面白そうか……ああ、違うな、なにが一番マシか……って感じで考えています。
ただその中で「やっぱ子供は欲しいよね」とか「誕生日プレゼントで悩んでしまう」とか「ちょっとした言葉の間違いで喧嘩になる」とか、現実でもあるよねーって展開を入れるかどうかで悩んでいるという感じです。
リアリティって個人の価値観にすごく寄っちゃうんだと思っています。たとえば恋愛経験豊富な人からしたら、甘いシチュエーションでもそんなに理想だと感じないかもしれませんが、恋愛したこと無いって人からしたら十分に理想だと感じる……的な。
そんなこと関係なく、関係性をどう描くかに焦点を当てたほうがいいんでしょうか……。
ラノベの恋愛は「理想」を書くべきか、「現実」を書くべきかの返信の返信の返信 (No: 15)
投稿日時:
まあ、恋愛の本質は欲望ですからね。それをエレガントなオブラートに包むのが理想と言えば言えるかもしれません。
それと、シナリオ論的には恋愛は関係性の物語だと思います。一人じゃできませんから。
そういう意味では (No: 16)
投稿日時:
そういう意味では、『ヒカルの碁』のヒカルと塔矢アキラはきわめて恋愛小説的です。別にBLじゃないんですけどね。
ラノベの恋愛は「理想」を書くべきか、「現実」を書くべきかの返信 (No: 7)
投稿日時:
>>恋愛ものって、どう書くんだ!?
ウィリアム・シェイクスピアの戯曲みたらいいよ。脚本でも十分に面白い
「ロミオとジュリエット」「じゃじゃ馬ならし」「夏の夜の夢」「十二夜」なんなら「ヴェニスの商人」も広義ではラブコメ。
シリアスにしすぎると恋愛より自己愛系の悲劇が増える。
古典でもラブコメはある、シリアスな恋愛劇もある。
ーーーーーーーーーーーーーー
人に勧めまくっています
とよ田みのる『金剛寺さんは面倒臭い』『ラブロマ』
植芝理一『謎の彼女X』
なんかは「これで良いんだ。へー」ってなります。無料の試し読みでも軽く読めますよ。
ラノベの恋愛は「理想」を書くべきか、「現実」を書くべきかの返信 (No: 8)
投稿日時:
>・どこまで「現実」で、どこまで「理想」であればいいのか。
他の小説を書くときと同じだと思いますよ。
恋愛要素は「好感」の積み重ねだと思うんですよね。分かりやすい例を出せば、「痴漢から助けてくれた」「取れたボタンを付けてくれた」「具合悪い時に保健室まで付き合ってくれた」「テスト勉強に付き合ってくれた」など、そういう好感度の上がりやすいイベントを用意したり、読み手に「キャラの好感度が上がった」と分かりやすい描写を入れたりしています。
>・恋愛要素がないことが、どれだけ公募の受賞において不利に働くのか。
家族やパートナーみたいな関係性でも問題ないんじゃないのかなって思いましたよ。何で読者を楽しませたいのか、分かりやすい作品が評価されやすい気がします。
以下あくまで個人の意見ですが、
ラブコメなら、面白いシチュのお話か、既存の設定でもキャラクターが個性的で面白い反応をしている話を個人的に読みたいです。
あと、現実的にはあまりないだろうなぁという設定でも、冒頭で上手く伝えられれば問題ないことが多い気がしますよ。
ラブコメの構成は、いかに主役二人を絡ませるかにかかっていると思うので、設定はシンプルな方がいいと思います(タイトルや表紙の絵から伝わるくらい)。
説明はすっきりしていて、テンポ良く起伏のある展開で二人のイチャイチャが読みたいです。
恋愛もの全般で気をつけていることは、主役二人が惹かれ合う過程やキャラクターの魅力的なところを描くことです。このキャラが素敵だと思うところは、想定している読み手にも好ましいと感じて欲しいです。恋愛がメインな話なら心の動きを丁寧に描くようにしてます。
あと、女性向けは共感性が大事みたいなので、主人公と読み手で共感しやすい(感情移入しやすい)ところがあるほうが望ましいみたいです。
それと、恋愛小説の書き方がそもそも分からないなら、一冊で完結している恋愛小説を場面ごとに簡単にあらすじ化すると、話の流れが理解しやすいかもしれません。
あくまで個人の話で恐縮ですが、何か参考になれば幸いです。
ラノベの恋愛は「理想」を書くべきか、「現実」を書くべきかの返信の返信 (No: 13)
投稿日時:
ふじたにかなめさん
回答ありがとうございます!
恋愛要素は「好感」の積み重ね……つまり敵のHPをどのような手段でどれだけ削っていくか、ってことですね!(表現がおっかない)
好感度が上がるような状況って具体例みたいなところですかね……わりと自分、人の好感に対して鈍くて現実で当てはめるとウワーってなります。素直に物語作品のケースを分析して、そこからパクっていくべきですかね。
他の方からもご指摘いただいたように、やはり「どう書くか」ですよね。必要不可欠な要素ではないようです。
い、イチャイチャってなんだー、イチャイチャって……! 生々しいのしか(自主規制)
取り乱して申し訳ありません笑
恋愛ものって主役が2人いるって認識なんですね。そうなると登場キャラはできるだけ絞って、周辺の設定もザックリとしたもののほうがよさそうですね。キャラクター同士の関係性を描く。ラノベってキャラクター小説ともいいますしね!
女性向けは共感性
⇒主人公が奇人変人だと、感情移入しにくい……!?(ワケあって変人なんだ、という描写も後半になってしまうだろうし)。
ラノベの恋愛は「理想」を書くべきか、「現実」を書くべきかの返信 (No: 14)
投稿日時:
大分前ですが、むんこさん(女性)が描いていらしゃる、「らいか・デイズ」という四コママンガで印象的なシーンがあったので、下記します。(ちょっとうろ覚え
ギャルゲーよろしく男子がモテモテなラブコメを描いた男子生徒と、それを呆れた感じでみる女性生徒のやり取りです。
女子生徒
「ずいぶんと男子に都合のいいマンガね?(ため息交じり、冷ややかに)」
男子生徒
「当たり前だろ?」
女子生徒
「?」
男子生徒
「つらいのなんて、現実だけで充分じゃないか。娯楽をなんだと思ってるのさ」
女子生徒
「(ギャグタッチで、平伏)」
みたいなやり取りですが、個人的には男女関係なく、こんな感じでいいと思っています。
男子が少女マンガを読めば、「こんな男子、いねーよ」だし、逆も同じで、「こんな女子、いねーよ」でしょうけど、それでいい。
マンガや小説を開いた先でまで、現実のストレスを押し付けて来る異性がいたら、つらいですし、前提が「娯楽」であるなら、「こんな男子(女子)、いねーよ」ってゲラゲラ笑えるキャラクターの方がすっきりするのではないでしょうか。
個人的な体験ですがカッコつけるより、恥ずかしい妄想をそのまま書いた時の方が、読者の方のリアクションはよかったように思います。
特に恋愛絡みなら読み終えた後、「書いたヤツ、バカじゃねーの?(笑)」って言われるのがベストと勝手に思ったりしています。w
恋愛もののリアリティについて (No: 18)
投稿日時:
他の方への返信を拝見していて少し感じたのですが、リアリティという言葉を大袈裟に考えすぎていらっしゃるのではないでしょうか?
恋愛ものを好む読者は、心地よい疑似体験を求めているのではないかと思うんですね。なので大筋は甘めに展開し、基本ハッピーエンドに至るというのがオーソドックスなパターンになるのかなと。途中で誤解・すれ違いなど多少の紆余曲折が挿入されることはあるでしょうが、そういうのはスパイス程度です。
しかし、あまりにそれだけだとご都合主義を読者に見透かされてしまうので、要所要所ではキャラの心情などをしっかり考え、過度に嘘くさくならないようにする配慮は必要です。
ラノベの恋愛ものに求められるリアリティは、そういうものだと思います。
* * *
ガチに恋愛をテーマにした文芸寄り、またはダークな作品を書きたいなら、話は別ですが。それですと、
>次はちょっと流行に乗ってみようと恋愛ものを書きたいと考えております
という目的にはそぐわないと思います。
最終的リアリティは「字」の羅列 (No: 19)
投稿日時:
五度程、両極譚なラストタイプを書いて見ましょう!
編集しだいで一本イケます!!
すみません、№12への返信をもう一度 (No: 20)
投稿日時:
先に書いた№15・16は言葉足らずだったので、スレ主様の№12への返信として改めてもう少し詳しく書いてみます。
>あ、でも具体的なネタはわりと決まっていたりするんですよね。いくつかの候補が頭に浮かんでいるので、ちょっとこねくり回して何が一番面白そうか……ああ、違うな、なにが一番マシか……って感じで考えています。
>ただその中で「やっぱ子供は欲しいよね」とか「誕生日プレゼントで悩んでしまう」とか「ちょっとした言葉の間違いで喧嘩になる」とか、現実でもあるよねーって展開を入れるかどうかで悩んでいるという感じです。
「やっぱ子供は欲しいよね」「誕生日プレゼントで悩んでしまう」「ちょっとした言葉の間違いで喧嘩になる」などを入れるかどうかは、プロット上必要かどうかで決めるべきかと思います。これらのプロット上の用途としては、例としては、
1)「やっぱ子供は欲しいよね」
子供がほしいって話がでるからには、普通は結婚を前提に考えているということですよね。二人の関係がそこまで意識した交際ならそんな会話になるのも自然なので、描写の一つとして入れてみるのもありかと。
あるいは単なる描写にとどまらず、
1a)「子供」というキーワードを、ストーリー上重要な何かの展開(なんでもいいです)に繋げる呼び水にする。
1b)二人の恋愛観の違いからすれ違いが生じる、などの展開に繋げる。
など。
2)「誕生日プレゼントで悩んでしまう」
プレゼントに何を選ぶかで、二人の現状、今後の進展の予感などを表現する。
3)「ちょっとした言葉の間違いで喧嘩になる」
喧嘩エピソードは、二人が互いへの理解を深めて一皮むけるきっかけ作りなど、けっこう効果的なツールです。
上記はあくまで例ですが、こういったエピソードは漠然と現実的だから入れるのではなく、ストーリー上の効果や意味を考えて決める方がよいと思います。
* * *
>リアリティって個人の価値観にすごく寄っちゃうんだと思っています。たとえば恋愛経験豊富な人からしたら、甘いシチュエーションでもそんなに理想だと感じないかもしれませんが、恋愛したこと無いって人からしたら十分に理想だと感じる……的な。
恋愛経験豊富な人。
恋愛したこと無いって人。
そもそもスレ主様の読者はどちらだと思いますか? 読者イメージを固めて、その人に何かを伝えるつもりで書いてみるという方法もあります。
受け取り方が違う読者を想定して、両方に響く作品を書こうとしても無理な話です。どちらかに絞るのが常道かと。なので、
>そんなこと関係なく、関係性をどう描くかに焦点を当てたほうがいいんでしょうか……。
関係なくはないですが、使い方を間違えないように。
で、ここまでは内容の話なんですね。
読者イメージや内容を固めたとして、それを小説のストーリーとして展開するためにプロットが必要なわけです。このプロット段階で、恋愛ものは二人の関係性の推移を意識すると作りやすいように思います。