小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

一方通行さんの返信一覧。投稿の古い順4ページ目

元記事:応募先についての返信

 こんにちは、のんです。
 第1希望の電撃文庫に応募すればいいと思いますよ。電撃小説大賞の応募要項には

▼ご応募いただいた作品は、応募期間中(ご応募されてから、受賞・落選が判明するまで)は、新たに同人誌などに掲載することをお控えください。また、電撃大賞事務局が許可するウェブサイト以外への掲載も取りやめてください。

 とありました。言い換えれば、応募期間が終わり落選が決定した場合は、ウェブサイトへ掲載してもいい訳です。
 でしたら、例え電撃様からの評価が頂けずとも、このサイトの『ノベル道場』などで評価を知ることが出来るでしょう。
 【応募作品は返却しません】ともありますから、そちらは注意して下さいね。

 それに、評価シートを貰えない可能性はありますが、同時に貰える可能性もあります。むしろ貰える可能性の方が高いです。
 第1次どころか最終まで残り、書籍化出来るかも。いや、出来る! 位の自身を持ちましょう。努力は必ず報われます。

上記の回答(応募先についての返信の返信)

スレ主 一方通行 : 0 投稿日時:

ありがとうございます、のんさん!
それを聞いてますます電撃文庫に応募しようとする決意が強まりました。
あとは原稿を仕上げるだけです。
貴重なご意見ありがとうございました!

カテゴリー : 流行分析(なろう研究) スレッド: 応募先について

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元記事:応募先についての返信の返信の返信

お力になれたようで幸いです。
変に行間を空けてしまい、申し訳ありません。

上記の回答(応募先についての返信の返信の返信の返信)

スレ主 一方通行 : 0 投稿日時:

いえいえ、こちらこそです。
その辺は大丈夫です。
全然気にしていないので大丈夫ですよ。

カテゴリー : 流行分析(なろう研究) スレッド: 応募先について

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元記事:既存のキャラと似ているかもしれない件についての返信

まず始めに。
大前提として一方通行さんのご質問、自作品に対する評価に全幅の信頼をよせた上で書き込みます。これは御作を読んでいない以上、私には”どの程度似ているか”の判断が出来ず、そうするしか方法がないからです。

>結構似ているのですけど大丈夫ですかね?

ここですね。
『MF文庫に投稿する』とありますので、プロを相手に作品をゆだねる、一方通行さんにすれば登竜門となる話しです。

その上で書きますが、オリジナリティがない、というのは確実に評価が下がります。
出版社にすればオリジナリティ、独創性を持つ作家は金の卵です。
技術やテクニックに関することは、これは達者であるに超したことはありませんが、”のびしろがある”と判断されれば後々ご本人の努力で埋めていくことも加味されますし、編集者が助言することもできます。

けれど『オリジナリティ・独創性』これは作家性にも関わることですので、”のびしろ”として後々の成長に期待しづらいものです。
必然、独創性を持つ作家こそが、出版社にとって喉から手が出るほど欲しい存在となります。

>御坂美琴に似ているかもしれないのですけど、大丈夫ですかね?

模倣と判断されるか、同一カテゴリー(属性)として分類されるのかの問題です。
前者の場合、出版社としては自社ブランドの価値を落とすことに直結しますので、世に出すわけにはいかないという判断を下されるように思います。

此度のことは、一方通行さんが持つセンスによる”ささやき”でしょう。
こういう”ささやき”内なる声があったときは、真剣に耳を傾けて下さい。
一方で『大丈夫ですかね?』というのは、否定したい考え。
クリエイターにとっては、これはノイズです。

私からの結論はひとこと。
ご自分で自信が持てないなら、それがなによりも確かな判断です。
該当するキャラクターの性格を今一度煮詰め、創作するべきだと思います。
悔いを残すぐらいなら、その部分を書き直して公募に望まれるべきではないでしょうか。

執筆頑張って下さい。
応援いたします。

上記の回答(既存のキャラと似ているかもしれない件についての返信の返信)

スレ主 一方通行 : 0 投稿日時:

ありがとうございます。
参考になる回答をありがとうございます。
ちなみにピンク髪のツインテールの魔法使いの少し短気な少女が電気の魔法を使うのですけど、御坂美琴に似ていますかね?
率直な意見を聞きたいです。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 既存のキャラと似ているかもしれない件について

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元記事:既存のキャラと似ているかもしれない件についての返信

いっそ同じ文庫作品なら「どっかで出てきたようなのの、パチモンみたいな恰好しやがって」「な!?パチモンですってぇぇぇ」みたいになんかパチモン・コンプレックスにするとか、思い切ってメタ・フィクションに走れるのにね。

上記の回答(既存のキャラと似ているかもしれない件についての返信の返信)

スレ主 一方通行 : 0 投稿日時:

返信ありがとうございました。
参考になりました。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 既存のキャラと似ているかもしれない件について

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元記事:既存のキャラと似ているかもしれない件についての返信の返信の返信

いささか酒の過ぎた夜を過ごしておりますので、直感優先で。
「猪鍋と日本酒最高っ!」
ごめんごめん、では続けます。

>ピンク髪のツインテールの魔法使いの少し短気な少女が電気の魔法を使う

ちょい分解しますね。
『ピンク髪のツインテール』『魔法使い』『電気の魔法』
こらら単独ならば、失礼ないいかたを承知で書くと「どーでも良い」のです。
単なる属性ですので気にされる必要はありません。

肝心なのは『少し短気な少女』
これです。
でも、この段階ならば単なる属性でしかありません。

けれど『少し短気な少女が』『電気の魔法を使う』
これらがセットになっていることで既視感を呼んでいます。

いや、いいんですよ。
上記の既視感のもととなる二項目にしたって、属性の枠を出ていません。
もっと考えなければならないのは『御作における様々な出来事(劇中の)他者からかけられた言葉に対する御坂美琴を想起させる反応』です。

言葉をかえると『とても良く出来た(とあるシリーズ)御坂美琴を中心とした二次創作』
こうなっていると”読者にとっては模倣にみえる”ということです。

ぶっちゃけ「御坂美琴の”魂”を模倣しているようには見えませんか?」ということです。
そう、これです。
『魂の模倣』
これが最も注意すべき点です。

書き直しについてはひと言。
大丈夫です。
たぶん修正箇所は多岐にわたるでしょうが、それでも作品を仕上げたという実績があるわけです。
書いたのは昨日までの一方通行さん。
出来た小説をブラッシュアップするのは、今日からの一方通行さん。
別人だと思えば、頭の体操にもなる楽しい時間になります。
クリエイターにとって最も重要な資質は『楽しめること!』

執筆頑張って下さい。
おもしろい小説お待ちしております。

上記の回答(既存のキャラと似ているかもしれない件についての返信の返信の返信の返信)

スレ主 一方通行 : 0 投稿日時:

ありがとうございます。
その言葉を聞いて、とても安心しました。
別に最初から御坂美琴を真似ようとして、似せようとして、そのキャラを作っているわけではないということだけは分かってほしいです。
では、これから執筆に励んでいきますので頑張ります。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 既存のキャラと似ているかもしれない件について

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元記事:そんなに失敗したくないのか二次元の主人公!or やっぱりシンデレラストーリーに憧れるの?

異世界転生の派生で、死んだ後に数年前(また赤ん坊まで)戻ってやり直す作品が増えたように思います。
 そういう系のノベルは読まないのですが、漫画はアプリで無料で数話チラ見できるので例を挙げてみると、
アドニス、私を捨ててください、ある日、私は冷血公爵の娘になった、シャーロットには5人の弟子がいる、影の后妃、今世は当主になります、殺された婚約者の復讐、お兄ちゃんたちに気をつけて! など
 やっぱりシンデレラストーリーに憧れるの? の問いとしては、冒頭から金持ちに好かれて、なぜか結婚まで迫られて~みたいなストーリーが多くて。例を挙げると、
公爵の婚約者になる方法、80日の契約結婚、花は舞い、風は歌うなど。
 派生として侍女から~みたいなものもあるけれど、最後はやっぱりその世界の一番偉い人と結婚して終わりでしょ? みたいな話ばかりで。
 
 強くてニューゲームがゲームの持ち味だったのに、○○は死にましたこれが小説の終わりで・・・目覚めるとあの小説の主人公が私に!じゃあ死ぬの? 嫌だ回避したい! みたいな漫画もあるし、乙女ゲーで死亡するキャラなので回避しますみたいな漫画もあるし、ゲーム好きとしては、なんかそういうメタ的なことをゲーム以外に持ってこられると萎えるというか。
 失敗したくないのはプレイヤーであって二次元にいるキャラではないのになーと個人的に思っています。何人死んでもバッドエンドでもハッピーエンドでも取り返しのつかない過ちを犯しても「戻れない」ことが漫画やノベルの良さだったのに(いや昔の話でもタイムループとかあるぞとかは論点ずれているんでやめましょう)

 二次元の主人公がやりなおしする作品を見て面白いか? なぜここまで流行っているんだろう? っていう疑問です。(加えてシンデレラストーリーも。今自立の時代じゃない? 世相とかガン無視でよく増えるなあという印象で。別に二次元キャラが金持ちと結婚しようが別に?って思うのは自分だけ? 現実にシンデレラストーリーが起こったら、そりゃウハウハでしょうけど、存在しないキャラが金持ちと結婚してちやほやされるのを見て喜ぶ層って何? 子ども向けのおとぎ話として作られた話を作り替えたところで幼稚な話は幼稚なわけで。
 で、改めて質問です。ノベルやWeb漫画といった軽めのものに社会派というか現代を映したものを求めるのは間違いでしょうか?
 薄っぺらいレーベルなら薄っぺらいらしく? 量産型を目指した方がいいのでしょうか?
 まずデビューが目的なので、それが受けるならたとえ書き手の自分が楽しくなかろうが量産型を書こうと思います。ですが面白くないと思っているものを書くのは苦痛なので、 そんなに失敗したくないのか二次元の主人公!or やっぱりシンデレラストーリーに憧れるの? の物語の良さや魅力を語れるぞ! という方がいればお願いします。魅力がわかれば筆も進みますから。

上記の回答(そんなに失敗したくないのか二次元の主人公!or やっぱりシンデレラストーリーに憧れるの?の返信)

投稿者 サイド : 1

デビューが目的で、最短で辿り着くためには量産型でいくか、シンデレラストーリーみたいなのでいくか、成功率の高いやり方を教えてくださいということでしょうか?

個人的には書きたい物を書いた方が長続きすると思うんですが、「デビューできるなら量産型と思うものでも書く! それが最優先!」というのなら、それでもいいかと思います。

まずはそのジャンルでデビュー、固定客を得た上で、「私の本当にやりたいのはこれなんです!」と編集さんへ相談し路線変更、それが叶わなければ他のレーベルで再デビュー、とかやり方はどうとでもあると思います。

長編を書くとなると、手間と時間、労力がかかりますし、成功率を気にしたくなる心情はよく分かりますが、そのための原動力(魅力)は、他人や流行に聞くより、ご自身の中にあるものを頼りにした方がいいと思います。

私見ですが、どんなジャンルであっても、面白い! と感じさせる要素って、そういう個人的なこだわりが根っこだと思うことが多いので。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: そんなに失敗したくないのか二次元の主人公!or やっぱりシンデレラストーリーに憧れるの?

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投稿日時:

元記事:大風呂敷をなるだけコンパクトに纏めるには

お久しぶりです、色々とっ散らかって来たので少し質問させて頂きたく思います。

この話の本筋に要るキャラクター自体は男性主人公とメインヒロイン、それから彼らを再び接触させて何事かさせようとしているトリックスターめいた人物ではあります。

この話の結末というかやりたい事に「交われば神に等しい事をやりうる二人が敢えて番わない」事であり、そうするだけの理由というのは自ずと「セカイが見出した運命の人よりそれまでの人生で築いてきた繋がりをお互いが選んだ」という結論になりました。

問題なのが、男性主人公と女性主人公がそういう結論を出すだけの「お互いに運命の一人をかなぐり捨てるに足る」バックボーンを二人分しっかりやる必要性が出てきた=自ずとキャラクターが多くなるという事です。

もっと言えば、とある事情から男性主人公と女性主人公の会合はマルチバースを隔てた本来あり得ないものであり、各々背負っている世界観もそれなりに作り込む必要性が出てきました。

なるべくコンパクトに纏めるにはいい方法はあるでしょうか。

上記の回答(大風呂敷をなるだけコンパクトに纏めるにはの返信)

投稿者 読むせん : 1

好きなマンガ家がよく書いてたテーマだわ。
その人だと【交われば神に等しい事をやり得てしまうから】世界平和のために分かれるって感じやった。
ーーーーーーーーーーーーーーー
二人が生きているうちは良いんやけど、二人が死んだ後、その子孫が二人の庇護なくどういう扱いをうけてしまうか?を考えたら、まあ止めとくのも分かる。

極端な話、近親相姦やら獣姦系において、同性愛――—GLやBLなら「子供出来るわけじゃないし、迷惑かけないなら別に良いんちゃう?」ってなるけど、異性愛における上記は、ミノタウロスやら遺伝的奇形の保有児とかが発生しかねないから、なんか嫌悪や抵抗が強くならん?

二人のクエストとかで、二人のような運命の恋人が結ばれて以降に発生したシビアな実情を見せるといいかもね?

カテゴリー : ストーリー スレッド: 大風呂敷をなるだけコンパクトに纏めるには

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投稿日時:

元記事:選んだ題材を、物語に必要不可欠な要素にする方法

自分の書いた小説を、友人や新人賞の下読みの方に読んでもらったところ
「選んだ題材が、他のものとすげ替えても成立してしまう」と言われてしまいました。
仮に題材が「天使(ヒロイン)と悪魔(主人公)」だったとすると、
「天使と人間」や「人間と人間でも」作品は十分成立してしまうそうなんです。
しかしその指摘を受けても、何をどう改善すればいいのかいまいちよく分かりませんでした。
というか捻くれた見方をすれば、どんな作品の題材でも他のもので成立してしまうのではないかと思っている自分もいます。
たとえば猫型ロボットの『ドラえもん』だって、犬型でもいいし、たぬき型だって成立はすると思うんです。
(もちろん、猫型でないと微妙につじつまが合わないこともあるとは思いますが)

なので、どのように人物や物語を書けば、題材を必要不可欠なものにできるのかを教えてもらえればと思います。
できれば、例のようなものを交えて説明してもらえるとたいへん助かります。
厚かましい質問でもうしわけないんですが、よろしくお願いします。

上記の回答(選んだ題材を、物語に必要不可欠な要素にする方法の返信)

投稿者 手塚満 : 3 人気回答!

ご友人や下読みさんに「選んだ題材が、他のものとすげ替えても成立してしまう」と批評された作品を読まずに、どう回答できるか難しいものがあります。考えあぐねてしたら、既に複数の良回答が出てまして、以下は被るところ多々ですがご容赦をお願いしたいと思います。

まず、作者視点からすれば、天使と悪魔を、天使と人間、人間と悪魔等々、挿げ替えできるのは、実は当たり前です。古来から「換骨奪胎」という言葉すらあるほどですから。作者はできて当然、しかし読者にそう受け取られたら(挿げ替えできるんじゃね?)失敗なんです。

おそらく、ご友人、下読みさんは読者として、主人公、ヒロインのキャラの作り方に問題を感じたのではないでしょうか。よく言われる感想としては「キャラが立ってない」というものがあります。無個性とか、あまりにもテンプレ、あるいは作者の操り人形等々の失敗パターンがあります。

よくある事例をいくつか考えてみます。

――――――――――――――――――――――
1.キャラの特徴が肩書

キャラ設定が悪魔だとして、一応、本人から「地獄から来た」「千年前にはとある王国の王を堕落させ、国を滅ぼしたこともある」とか言う。だけど、舞台となる高校に普通に転向してきて、普通に友人付き合いを続けているとします。どこが悪魔なんだろう、となります。

あるいは、物凄く強い空手家主人公だとします。コンクリートの壁も蹴破れると自慢はするけど、一向にキックを披露しなかったら、単なる設定に堕します。

前者なら悪魔らしい行動も必要です。言葉巧みにそそのかす、のはちょっと難しいですが(悪魔レベルの知恵、話術が必要)、悪魔がターゲットの目を見つめると、ターゲットは魅了されるシーンとか入れればいい。後者なら、実際にコンクリートの壁を蹴破って現れるシーンがあればいい。

要はキャラに肩書(設定)を与えたら、肩書にふさわしい行動(シーン描写)を取らせる必要があるわけです。でないと、作者がキャラに与えたのは説明だけで、読者が感じるのはカタログスペックだけになってしまいます。それではキャラが立たず、「この主人公、誰でもいいじゃん」になりがちです。

2.キャラに強烈な個性がない

肩書とも関連するんですが、特徴的なポイントをキャラに与えてあるかどうかですね。アニメですと、例えば天使であれば、頭上に輪っかがあり、背中に羽根があって、ときどき飛んでいれば天使っぽいと感じさせることは可能でしょう。

しかし文章作品です。たとえ「頭上の輪を輝かせ、背中の羽で優雅に飛んでいる」と書いたところで、言葉という記号に過ぎません。絵やその動きをイメージするのは読者です。作画、動画化、演出等々の映像・音声に関わる部分は読者が脳内で再現します。読者に任せる部分で強烈な特徴、個性を出すことは至難と考えておくのが無難です。

しかし絵ではできず、文章でやりやすいのはキャラの内面です。アニメですと、天使が主人公を心配しているとして、例えば椅子に座って心配そうな顔をしているくらいしかできません(内心台詞という手はあるが、ウザくなりがち)。

文章なら内面をダイレクトに書けます。主人公をどう心配するか。そこにキャラ特徴、個性を出せます。主人公が弱いと思って心配するか、あるいは主人公が戦う敵の強さを恐れるか、はたまた主人公との死別か。死別を心配するとして、絶対に嫌なのか、覚悟はあるがその後の悲しさか、いろいろあるはずです。

そうしたことを描かず、例えば浅く「心配だ心配だ」とだけ言っているようでは、いくらでも替えが利くキャラになってしまいます。このキャラならこう思うはずだという段取りを描写しておき、イベント発生でその通り(読者の期待通り)にする、あるいは逆にして意外性を出す、といった工夫が必要なわけです。

3.天使と悪魔の対立性と人間との差異

これも個性、特徴などと関係しますが、相対的な面についてです。仮に天上世界でストーリーが終始すると、天使しかいません。天使がどうして天使なのか描きにくいのです。なぜなら、「普通」という判断の基準を示すべきキャラが天使しかいないから。善人だけがいる村、とかと差異が出せません。

天使がいるなら悪魔もいるべきであるわけです。悪魔は悪行を行い、天使は善行を尊ぶ。悪魔の行いを天使は邪魔し、逆に天使が何かしようとすれば悪魔がちょっかいかける。これで天使と悪魔の違いは出ます。

ですが、まだ足りません。天使と悪魔しかいないなら、読者はどちらかを価値・判断の基準とするでしょう。すると、天使と人間(相対的に人間が悪)、人間と悪魔(相対的に人間が善)と差異が出しにくくなります。これもキャラの置き換えが利いてしまう原因となります。

ですので、人間キャラも登場してもらう。読者人間ですから、人間キャラが出てきたら、そのキャラを基準にしやすいはずです。すると善と悪との中立ポイントが分かり、天使がいかに善か、悪魔がいかに悪かが分かりやすくなります。すると、キャラの入れ替えも用意ではない感じが出て、キャラの立ち位置が安定します。

4.キャラに変化がない、ないしはキャラが(ご都合主義的に)いかようにも変化してしまう

キャラ設定を決めたら、その設定をいかに見せるかは工夫したくなります。ですが、例えば悪魔キャラを描いていて、選択肢が出る状況だったら常に悪の道を選ぶとしたら、単調になります。キャラが機械的といってもいいでしょう。

機械的な反応するだけなら、キャラに魅力は生じにくくなります。やはり迷い、ブレも入れておきたいところです。その迷い、ブレでキャラに特徴ができ、個性が生じて、他のキャラで代用することができにくくなります。

これとは逆に操り人形と呼ばれるタイプのキャラも替えが利く感じがつきまといます。例えば、作者が進めたいストーリーのためだけに行動し、作者が言いたいことだけを代弁してしまうようなキャラです。作者がそのキャラの皮をかぶっているだけなので、皮の部分は替えが利いてしまいます。そのため、そのキャラならではの魅力が生じにくい。
――――――――――――――――――――――

例を挙げだすとキリがないですから、これくらいにしておきます。替えが利くと批評された題材が、必ずしもキャラだけとは限りませんし。

いろいろ原因例をあげてみましたが、実は最も気になるのが「スレ主さんの考察が浅くないか?」ということです。

例えばドラえもんについては、確かに犬型やタヌキ型ロボットで換骨奪胎できるでしょう。しかし、ドラえもんの作品でドラえもんを犬型ロボットにデザインしなおして、自然かどうかは疑問です。

例えば、ドラえもんの初登場は「引き出しの中から出てくる」です。タイムマシンがそこにあるからですね。引き出しの中からひょっこり出てくるって、狭いところが好きな猫的な演出です。

犬でイメージするのは主人に忠実ということです。主人公の言いつけを守る。ですが、ドラえもんはのび太の性根を叩き直すために未来から来ています。行動原理が逆であるわけです。一方、猫は勝手に動き回り、飼い主が後を追うように世話をします。飼い主が気に入らないことをすると、猫は引っかいたりします。ドラえもんが(当初)やろうとしていることと似ていなくもありません。

こう申し上げると、こじつけに聞こえると思います。実際、こじつけです。ですが、スレ主さんが仰る「犬型でもいいし、たぬき型だって成立はする」と同レベルでもあります。

スレ主さんは「指摘を受けても、何をどう改善すればいいのかいまいちよく分かりませんでした」と仰ってますね。それは、もしかすると批評に対し、(おそらく無意識に)反対材料を探してしまっているからではないでしょうか。

批評を受け入れる、受け入れないは別として、ご友人や下読みさんがどうして「選んだ題材が、他のものとすげ替えても成立してしまう」という難点があると感じたのか、その人の思考、気持ちに沿ってシミュレートするべきではないかと思います。

言い換えれば、「仮に批評が正しいとすれば、原因はここだろうか」という仮説を立てて検証すべきということです。結果、批評が間違いと判断したなら、それでいいでしょう。逆に部分的には正しいと分かったら、収穫です。改稿や次作に活かせます。

以上、当該作品を知らずに、あくまでも可能性の1つとして模索、説明してみました。大ハズレの可能性も高いですので、その場合はご容赦をお願いします。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 選んだ題材を、物語に必要不可欠な要素にする方法

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