小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

黒鐘 黒ぅさんの返信一覧。得点の高い順18ページ目

元記事:主人公側のキャラクターやストーリーが思いつかない

異能力系の小説を構想中です。そこで、悪役キャラ等のアイデアは出てくるのですが、それに対立する肝心の主人公やその周辺人物がまったく思いつきません。思いついたとしても薄っぺらな感じがします…。
キャラは後にしてストーリーを考えようとするとそれもなんだか悪役を立たせるようなストーリーばかりになってしまいます。
主人公が決まらないとプロットや物語の大筋も決まらないので困っています。

上記の回答(主人公側のキャラクターやストーリーが思いつかないの返信)

投稿者 黒鐘 黒ぅ : 0 投稿日時:

キャラは皆「目的」をもっており、それを「達成」させるために頑張る。そしてその目的には必ず「動機」が存在している。
僕が物語をつくる時、1番意識している事です。
僕は割と、キャラクターを主体に物語を考えているので、ほぼ全てのキャラクターに「動機」と「目的」を与え、それを「達成」するための行動をさせます。
こうすれば、キャラクターごとに色んな背景ストーリーを用意できますからね。
まずは主人公に「目的」を与え、その「動機」をつくりましょう。あとは「達成」を目指して行動させるだけです。
(こちらには詳しい事がわからないので、案が出せませんが……。もう少し情報を頂ければ、もっと詳しい事が言えるので、またお気軽にどうぞ〜)

>思いついたとしても薄っぺらな感じがします…。

「質問者様が感じている薄っぺらさ=動機の薄っぺらさ」です。
例えば。

主人公は正義感が強いから、悪役を倒すために戦う。そして悪役は、お金が欲しいから悪さをする。

………なんだか、めちゃくちゃ薄っぺらくないですか?
この、「正義感が強いから」「お金が欲しいから」というお互いの動機に、インパクトが足りないんですよね。

では、この動機を少し変えて、こんなものはいかがでしょう。

主人公は、悪役に家族を殺されてしまったから、復讐のために戦う。悪役は、病気で目を覚まさない娘を救うため、誰かを殺してでも悪事をはたらく。

相当インパクトが増したかと思います。
「動機」というのは言わば「エネルギー」ですから、それが強いほど物語が白熱するのです。
薄っぺらさを感じるのは、動機が弱いか、そもそも動機がちゃんと決まっていないのか、といった可能性が高いです。
今回の場合、主人公側の動機に問題があるのかと。

………とはいえ、もちろん「あえて」動機を弱くする、または曖昧にする場合もあります。
個人的には、「アンパンマン」辺りがそうなのかなぁ、と。
(今回の場合はあまり関係ないかもしませんが、一応)

とまぁ、こんな感じで、「動機」「目的」「達成」が大事だよっていうのが、僕から言いたかったことです。動機の強さが物語の盛り上がりを左右すると言っても過言ではありません。そして、目的がわかりやすいほど、物語も読みやすくなります。何をしているのかがわかりやすいっていう事ですからね。
動機は強く、目的はわかりやすく、です。
あとはキャラ達にとことん頑張ってもらいましょう!

カテゴリー : キャラクター スレッド: 主人公側のキャラクターやストーリーが思いつかない

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元記事:悪役の働く悪事の限度

基本的に私はただ愚かで邪悪なだけの悪役は作らないつもりでいましたが、一人例外的に絶対悪と言えるような悪役を考えています。

キャラクター単体としては一欠片の良心も持ち合わせていない純粋な邪悪としての魅力を引き出しつつ、話全体を王道の明快なものにしたい。さらに言うならあまり読者の記憶には残らないであろう(エピソード毎に違う)敵勢力の弱い方の幹部の出番を(キュウべえのように死亡しても何故か次のエピソードでは何事も無かったように再登場できるので)このキャラが一括して代行するという目的があります。

問題は、このキャラの「邪悪さ」を引き出し過ぎて、王道と言うには少々陰惨な場面が多くなり過ぎた事にあります。

ヒロインの一人はこのキャラの仕組んだことによって育ての親であり師匠である人物を自分の手で殺める羽目になりました。
もう一名は国のために戦ったのにこのキャラが振りまいた風評被害によって国民から差別される上に、彼が仕組んだ事故で守るはずだった故郷が焦土になる様を見せつけられる事になります。

これはまだほんの一部で、このキャラは各章ごとに現れては毎回メインキャラにこのレベルの嫌がらせをする予定です。

元々ヒロインが辛い目に遭う場面が好きではありますが、王道を謳うにはやりすぎでしょうか?

上記の回答(悪役の働く悪事の限度の返信)

投稿者 黒鐘 黒ぅ : 0 投稿日時:

全然やりすぎなんかじゃないと思いますよ。
むしろ敵対するキャラが極悪人なら、それほど物語も盛り上がりそうです。
敵が主人公に嫌悪感を与えれば与えるほど、主人公の敵を倒そうとする意思を強くできますからね。
まぁこれらのメリットが活きてくるかどうかはその敵キャラの立場にもよるので、実際に読んでみない限りなんとも言えないんですが、そういうメリットを無しにしてもやりすぎということはないでしょう。

最近のラノベはストレスフリーなものが大半なので、そこまで極悪なキャラは見かけることが少なくなってきましたが、もう少し前に出た作品(今も続いているものも含め)なら、めちゃくちゃ出てきてますね。
ソードアート・オンラインのオベイロンだとか、ハイスクールDxDのディオドラだとか、この辺りは胸くそ悪いレベルで極悪だと思いますよ。この二人は主人公からとんでもない怒りを買ってました。極悪人の存在が物語を面白くしている証拠です。
今まで読んできた作品だと、極悪人の存在がマイナスになっているようなパターンはあまり見なかったと思います。
とはいえ絶対に悪ければ悪いほどいいっていう訳でもないので、その辺は、上手く調整してみて下さい。

強いて言うなら、明らかに現実に存在している差別だとか、特定の主義や思想に対する偏見だとか、現実社会の問題などに強く触れるようなものは、流石に批判されるだろうな……とは思います。
「ストレス→解放」というのは物語の黄金パターンですが、読者の怒りに触れてしまっては、真剣な意味でのストレスになってしまいますからね。
「あくまで空想上だ」「実際にはこんなことないよ」というようなものなら、いくらでも悪事をはたらかせて大丈夫だと思います。
その境界も曖昧ではあるので、まだ不安な場合は、実際に読んで貰うのもアリですよ。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 悪役の働く悪事の限度

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元記事:ネタは湧くのにアウトプットする気力が出ません

初めまして、天使美羽と申します。
メンタルの治療を受けていて薬も飲んでいるレベルだからなのか只のだらけなのかは定かで無いですが、ネタが湧いても絵や文章にする気力が全く出てきません。
よくある、まず5分だけでも、等を試してみようにも、準備する気力も出なかったり、継続出来なくてそのまま終息したりと、酷い体たらくです。
それに、やったところで誰得なのと感じ、自分以外別に求めていないなら脳内だけで、アウトプットしなくて良いのでは?と常々思います。

数年前に、今も通院している心療内科で検査を受けました。
発達障害で、こういう事が得意不得意、という検査の結果が書かれた紙を見た姉に、不意に「だから君、絵下手なのか」と言われました。
普段描いた絵をそう人に見せる訳では無いのでいつ見たの?どうやって見たの?まさか文章系(?)も見てる?やら、というか何を受けての『だから』なの?やら、色々浮かびました。
その日から、それまで日々していた落書きのみならず、物書き等創作活動全般が変にトラウマになりました。
流石に時が経って多少は回復したものの、楽しむ等は夢のまた夢、重過ぎる腰を上げてやってみたところで、学習能力無いのかというレベルで落ち込みます。
それを繰り返していたら、そもそもやる気が出なくなりました。

でも困った事に、ネタは湧きます。
勿体無いから誰かに提供したいレベル、しかしそれは厚かましいだろう、という事で、困っております。
何とかやる気を出す方法、もしくはいっそ、ネタが湧かなくなる方法なぞ、ありませんでしょうか?
自分でも屑過ぎるとは思いますが、もし宜しければ、皆様の御意見を賜りたく思います。

上記の回答(ネタは湧くのにアウトプットする気力が出ませんの返信)

投稿者 黒鐘 黒ぅ : 0 投稿日時:

創作活動全般がトラウマとのことですが、ネタが湧いてくるなら、もうそれだけで立派な創作だと思いますよ。
例え形にしなくたって、創作はできる気がします。
というか、なんなら僕は書いてる時より考えてる時のほうが楽しいです。自分の頭の中のものを形にするって、正直疲れます。
全く楽しくない訳じゃないです。書くのは大好きです。めちゃくちゃ好きです。でも、決して楽じゃないんですよね。何より書き始めるその瞬間は結構勇気がいる。やっぱり好きなように妄想を展開してるほうが、人間にとっては楽なんでしょう。
それでも僕は、どうしても完成した自分の作品を見たいんです。自分自身の手で完成させたいんです。それがどれだけ厨二病全開の妄想駄文だったとしても、やっぱり完成させた後って、1番清々しいんですよ。
「書いた後>考えてる時>書いてる時>書き始める前」ってことですかね。
ただなんというか、僕はアウトプットしてるっていう感覚は無くて、ただ自分の作品が自分の手で形になった姿を見たいな〜って思って、そのためにがんばってるって感じです。
もちろん、良いものを作ろうと努力も勉強も惜しまず続けてきたし、プロを目指している訳ですけど、別にそれ自体は僕がそういう夢を持ってるだけで、創作とは無縁な気がします。
最初に創作を楽しいと思って、自分のしたい創作をやってるだけです。
アウトプットが苦手なら、考えるだけでも全然問題ないと思います。それは立派な創作です。
それを誰かに提供することだって創作です。厚かましいなんてとんでもない。仮に「自分が考えたストーリーを書いてくれ!」という勇気が無いなら、「こんなの考えたんだよね。どうかな?」って共有するだけでもいいと思います。それって実際楽しいですし。ちゃんと考えたネタを「共有」という形で使ってますから、無駄になるなんて心配する必要もない。
それでももし、質問者様が「ほんとは書きたい」と思ってらっしゃるのなら、自分の好きなように、自由に書きたいことを書くだけでいいと思います。
僕も、最初はネタばかり思い浮かべていて、書いてなかったんですよね。書けない書けないって言いながら、書いてなかったんです。
でもやっぱり、こういうサイトのスレや実際に売ってる小説、サイトに投稿されてる小説とか、色んなものを見てると、完成させてる人はたくさんいる、自分も完成させてみたいって思って、自分の書きたいものを書き殴るようになりました。
未だに僕が書いてるのは厨二病の妄想の塊みたいな小説ですけど、そんなものだって、心配しなくても一応完成はするし、しっかり評価してくれる人は増えてきます。
誰だって実力つけるまではそんなもんですよ(笑)

僕は、質問者様がやりたいように創作をすればいいと思います。どんな形でも、っていうかむしろ形にしなくても創作は創作ですよ。ただ、ネタが湧かないようになりたい……っていうのは、創作好きとしてやっぱり寂しいですね。
創作を始めたり、ネタが湧いてきたりするってことは、少なからず創作が好きだという思いがあるのだと思います。
創作を好きになれた人って、相当得してると思うんですよね。
だから僕は、これからも創作を、どんなふうにでも続けていけば、いつか楽しいと思える日が来ると思います。
その中でも、絶対に変わらないのが、誰かと一緒に創作することです。
行き詰まってしまったら、一緒に創作できる人を探してみるのもいいと思いますよ。
長文失礼しました。

カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: ネタは湧くのにアウトプットする気力が出ません

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元記事:小説書くときの上達方法

自分は長編小説の書き出しを課題で書いているのですが、どうにもうまく書けません。
実際に書きたいシチュや構成の描かれた本を見て、それを真似しながら書いてみてもいいでしょうか。それとも、まずは見ないで独力で書いてみたほうがいいでしょうか。

上記の回答(小説書くときの上達方法の返信)

投稿者 黒鐘 黒ぅ : 0 投稿日時:

あくまで「上達方法」そのものについて回答するのであれば、手本を用意するのは個人的にオススメだったりします。
とはいえ、「課題でトレースとは何事だ」などとなってはマズいですからね。
僕も、まずは教員に訊いてみたほうがいいかと。
その上で自分で手法を選べる状況なら、上手くできないから手本を求める、というのは全然アリだと思いますよ。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 小説書くときの上達方法

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元記事:悪い性格の人が書けませんの返信

僕はそういうキャラを書く時は、「真意+障壁=結果」みたいに考えたりしています。

・高飛車なキャラの場合
裕福な家庭で育った故に少々傲慢なキャラが、庶民の価値観を「間違った価値観」だと認識して、「君たちの考え方は間違っているのだよ」と教えてあげた(真意)。
でも、彼と庶民では環境も価値観も全然違う(障壁)。
庶民「馬鹿にされた」と思われ、彼らの反感を買った(結果)。
「厚意+環境や価値観の違い=高飛車」

・ツンデレキャラの場合
ヒロインは主人公のことが大好きで、バレンタインのチョコを渡したい(真意)。
手渡すのも照れくさいし、なんて言えばいいかわからない(障壁)。
主人公の顔面にチョコの入った袋を投げつけ、全速力で逃げる(結果)。
「好意+照れくささ=ツンデレ」

みたいな感じですかね。
まぁ、あくまで僕の考え方なんで、これをやれば絶対上手くいくって訳でもないですし、とりあえず「こういうのもありますよ」って事で。
あと、そういう類のキャラに沢山触れるのもいいと思いますよ。
キャラの性格って理屈よりは感覚っぽいですし、前の方の「なりきる、イメージする」っていうのも凄くいいと思います。

上記の回答(悪い性格の人が書けませんの返信の返信)

投稿者 黒鐘 黒ぅ : 0 投稿日時:

ちょっとわかりにくいかもしれない脱字が。

庶民「馬鹿にされた」と思われ、彼らの反感を買った。

庶民に「馬鹿にされた」と思われ、彼らの反感を買った。

自分でも細い気はしますが、もともと主語を省略していたんでちょっとね……。
失礼しました。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 悪い性格の人が書けません

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元記事:ライトノベルでのターゲット層について

私は前職で長い間WEBの仕事に携わってきました。
SEOなども行い、ターゲット層の調査やキーワード調査などは本格的に行ってきており、お客様との打ち合わせでも企業提案やコンサルタントも行っていました。

このサイトでは、ターゲット層が10代であるという記述を見かけ、それが正しいのか疑問に思い、インターネット上での既存データを調べました。
理由として、基本的に収入のない年齢層をターゲット層だと誤認している企業様が非常に多いためです。

スマホでの通販利用者年齢分布では、10代は50代とほぼ同じで最低ライン、一番多いのは30代と20代、次いで40代。
データ参照 https://netshop.impress.co.jp/node/5950

amazonでの購入品目が1番多いのは書籍類なので、上記数値と同様の分布図と推定できる。
データ参照 https://research.nttcoms.com/database/data/002069/

結論からいうと、購入者層は20代~40代が圧倒的に多く、10代をターゲット層と指定しているのは再検討すべきであるといえる。

また、小説がラノベ化し、仮にアニメ化までしたとします。
そのときの放送枠は深夜帯であり、10代が見るいわゆるゴールデンタイムではない。
講談社の少年ジャンプ等のようにゴールデン枠で放送される枠ではない。

また、現在人気の小説家になろうでは、転生ものが圧倒的に人気である。
この傾向は、読者層が自身の未来に希望が持てなくなったからという裏返しの物であり、その体験は社会経験によるものが大きい。
自身の夢が何かをまだ見つけていない10代という年齢層の傾向とするには、過分な誤りが含まれている。

10代の読者もいるので、わかりやすい文章で書く、という点は理解できるが、ターゲット層を10代だけに絞り、20代以上の年齢層の意見を無視するといった姿勢は明確に謝りだと言える。

結論。ライトノベルでの主要ターゲット年齢層は20~30代である。

といえるかと思われますが、いかがでしょうか。

上記の回答(ライトノベルでのターゲット層についての返信)

投稿者 にわとり : 1

 意見が出揃ってきたので各コメントのマッピングを試みます。
 なんか混沌としてきたのでそろそろ整理して見通しをよくしたい。

 まずはスレ主の主張を自分なりに整理してみます。

~~~~~~~~~~~~~~~~

 まず、スレ主が槍玉に挙げたラ研コラムの記述は以下のようなものです。

0.ラノベのターゲット層は10代である。

 これに反証するためにスレ主がNo.1で行った主張は、以下のような論理的構成になっていたと思います。

1.前提1:ターゲット層とはメイン購買者層のことである。
2.前提2:ラノベのメイン購買者層は20代以上である。

3.結論:ラノベのターゲット層は20代以上である。

結論から分かることと考察:
・0.は誤りである。
・誤ったマーケティングは『業界の不振を呼び起こ』し、『売れない作家を増産』することになる。

大前提の根拠(※)
1-1.作家の目的は売れる本を書くことである。
1-2.メイン購買者層をターゲット層にすると本が売れる。

小前提の根拠
2-1.一般に10代は収入がないので購買力がない。
2-2.ラノベ原作のアニメ枠は深夜が多く、子供が起きている時間ではない。
2-3.転生やハーレムは20代以上の読者の願望を反映している。(No.3)
2-4.ラノベは刺激の強いエロ路線が好調であり、子供向けでない。(No.5)

※大前提の根拠については明言されていないですが、考察部分で売れない作家の増産を危惧していたことから逆算して上記のように言っていいと思う。というかマーケティングの話をしているのだから目的意識が"売れるため"なのは当たり前ですが。

~~~~~~~~~~~~~~~~

 これに対して取れる立場は以下の3つになるはず。

イ)結論を認める。
ロ)結論を認めない。(前提1が間違っている)
ハ)結論を認めない。(前提2が間違っている)

 また、スレ主の主張を否定するか肯定するかとは無関係に、そもそも論として対象読者を年齢層で区分する分析そのものの有効性を疑問視する立場からの批判が可能。

ニ)読者を年齢層別に分析する手法自体への批判や提言。

 基本的にこのスレで出た、そしてこれから出るであろう意見は、脱線や雑談的なものを除けば上記の3+1類型のいずれかまたはその複合型になると思われる。

イ)結論を認める。
 これは説明不要。自分がこの立場の筆頭でしょうかね。
 自分以外にも結論を認めているコメントはいくつかあるように見えるのですが、それらはたとえば『10代向け』を2018年現在の10代が中心になって受容しているものという意味ではなく"かつて10代向けだったものの後裔"というニュアンスを含めて使っていたり、"10代の少年少女を主人公にした物語"の意味で使ったりと、用語の定義が錯綜しているので一見するとわかりにくい。
また、細かいことを言えば、前提は間違っているけれど結論だけは結果的に正しい、という立場も理屈の上ではありだが、そのようなコメントはいまのところなさそう。

ロ)結論を認めない。(前提1が間違っている)
 ターゲット層とはメイン購買層のことではない、とする立場。
 これはさらに2つに分類できる。

ロ-1)前提1の根拠1-1.の否定
 作家はべつに売れたいと思っているわけではない、とする立場。
 これは趣味の同人活動ならわかりますが、職業作家は本を書いて売ることを生業としているので、個々の作家の本音はともかく建前としてありえないでしょう。
 マクシミリアン氏No.66がこれに近いですが、おそらく大本のサタン氏の主張はこのようなものではないと思う。どっちかっていうと以下のロ-2に含まれるもののような気がする。

ロ-2)前提1の根拠1-2.の否定
 メイン購買者層をターゲットにしても本は売れてくれない、とする立場。
 いままで出ている反対意見の多くがこのロ-2のバリエーションであるように思います。
 ざっと見たところ、
・行き過ぎたマーケティングは商品を画一的にしてしまい、かえって市場全体でみたとき需要を取りこぼす結果になる。(シカ氏No.43)
・読者と購買者は必ずしも一致しておらず、購買者層だけを気にかけるのは目先の利益しか見ていない。(サタン氏No.4ってこういうこと???)
・20代以上のスレた読者に比べて10代のファンは熱意があるので、"信者"を育成するなら10代を狙うのがよい。(読むせん氏No.37)
・10代の流行が上の世代への流行に影響を与えるので、まずは10代の間で流行させることがマーケティング的に正解。(クロウド氏No.12)
・20代以上の読者は10代の頃からラノベに親しんできた、いわばリピーター層なので、10代読者を"新規開拓"をしないと未来がない。(マクシミリアン氏No.14)
 などの意見があったかと思います。これらはいずれも、持続性や将来性の観点から目先の利益だけでターゲット層を判断すべきではない、という立場からの反論であると言えるでしょう。

 ロ-2の亜流として"ターゲット層とは対象年齢の下限のことを指すのだ"というふうに読めるコメントが見られたが、これは文字通りに読むならターゲット層の定義をズラしているだけで意味のない言及であるように思える。"対象年齢の下限をターゲットに設定するとマーケティング的に良いことがあるよ"という話であれば理解できるのだが……。

ハ)結論を認めない。(前提2が間違っている)
 つまりラノベのメイン購買者層はやはり10代である、とする立場。
 これを明確に主張している人っていましたっけ。サタン氏の一部の主張(20代向けのラノベはライト文芸と名を変えてラノベから切り離されたので~)はこの立場のように読めなくもないけどよくわからん。20代向けが購買層じゃなくて読者層の意味で使われてる可能性もあるし(サタン氏は読者層と購買層が乖離しているという立場っぽい)。前提2の根拠とされている2-1.から2-4.のガバガバさは手塚氏(No.10, No.16)を筆頭にたびたび批判されていますが、論拠が微妙だったとしても、なにはともあれラノベに一番お金を落としているのはどうやら20代以上であるっぽいという点に関しては大半のコメンターの共通認識のように感じます。

ニ)読者を年齢層別に分析する手法自体への批判や提言。
 年齢層に関係なくラノベが好きな一群の人々がいて、年齢で嗜好が別れてるわけじゃないのではという説。
 スレ主も『正しくは、この小説のターゲット層はどこなのか、年齢以外にも細かく設定すべき要件なのです。』(No.3)と述べていて、こういう視点もありうることへの目配りはちゃんとある。0.を反証するためにあえて年齢層に話題を絞ったけれど、べつに年齢が全てじゃないことくらいは当然分かってる、という感じでしょう。
 クロウド氏(No.12)、オレンジ戦車兵氏(No.69)、あまくさ氏(No.73)などがこの立場のように見える。ただ、あまくさ氏は微妙に違うっていうか、スレの議題からはアドバンス的に"彼ら"はなぜ"そのような物語"を好むのかという話がしたいっぽい。

 以上。異論反論、別の分類法の提案などあればぜひ!

カテゴリー : その他 スレッド: ライトノベルでのターゲット層について

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投稿日時:

元記事:少し珍しい設定の男の娘キャラクターを考えています

「男の子として生きていくのが辛いと感じているために、女装をして女の子として暮らしている」という設定の男の娘キャラクターを作りたいと考えています。ですが、参考になる作品がないために苦労しています。皆さんいいアイデアはないでしょうか?

性格としては「大人達から男の子としてぞんざいに扱われた過去があり、それ故に大人が好きではない。自分と違って恵まれた環境にいる女の子達や女性たちを妬ましく思っている。それも甲斐あって女性不信の状態」という感じです。

思い浮かんだプロットとしては
彼は小学校、中学校と大人や女子たちからの抑圧やハラスメントを受け続け、それに耐えられなくなり高校生になってから完全な女の子として暮らし始める。が、上記の過去もあってかクラスでは浮いた存在になってしまっている。
そして高校二年生の時、彼のクラスに堂々と男子生徒の服を着て男装をしている女の子がやって来る。彼女は自分が女子であることを公にしているため、クラスの人気者に、しかしこの男の娘は男として差別され、女装しても差別され、男を捨ててやっと自由を掴んだものの、結局周りから浮いた存在になってしまっている自分と、堂々と女だと明かして男装して皆の人気者になった彼女を比べてしまい、劣等感と嫉妬を感じるようになってしまいました。
そして、二人が偶然一緒になったとき、他に誰もいないのを見計らってウィッグをとり、第一人称を変え、敵意むき出しでこう言います。「どうして僕とあなたはあんなにも違うんですか?」と。
突然の暴露に衝撃を受けた彼女は…

という内容です、どうでしょうか?
よくある差別をテーマにしたメッセージ作品を作りたいと思っており、この手の訴える系の作品には男性差別について伝える作品が全くなかったので考えました。

ここで問題点はいくつかあります。
1:模写、表現について
この男の娘キャラクターが女の子として暮らしたくなるほどの理不尽な抑圧をどう表現するかで行き詰まっていること。
2:男装女子の立ち位置について
二人目の男装女子を男の娘キャラに味方、あるいは同情するようなキャラにしたいが男の娘キャラに拒絶されているため恋愛に発展させることが難しい為、浮いた存在になってしまっていること。
3:主役について
この二人のキャラのうち、どちらを主人公にして、どちらの目線で物語を展開するべきか?
4:その後の展開、作風について
シリアスにどっぷりと浸かった重い作品にするか、その中で希望を見つけようとする明るい作品のどちらにするか?

以上です、作風が珍しい為参考になるキャラクターが見つからず、手探り状態です。ご意見お待ちしております。

上記の回答(少し珍しい設定の男の娘キャラクターを考えていますの返信)

投稿者 のん : 2

 こんばんは、のんです。いきなり否定的な意見で申し訳ないのですが『女性不信の男の子』が女の子になる。つまり女性社会に飛び込む、という点が不思議でなりません。この設定なら逆に女性への対抗意識から男らしくなると思いますよ。

 1。読むせん様の『男の子=雑に扱っていい女の子』に触発されての意見になりますが。上記の理由でぞんざいに扱われ、本当の女の子になればこんな扱いは受けないと女装男子になる。なんてどうでしょう。

 2。主人公と対比されるキャラといえばライバルやラスボスです。男装女子がラスボスでは胸糞悪くなりそうですので、どちらかでしたらライバルでしょうか。となると女装男子が不利すぎますので男装女子にも弱点がほしいところですね。
 何らかのトラウマで女の子の格好ができずに男装しており、周りには男の子に近い扱いを受けているけれど本当は普通に女の子扱いされたい。だとか。
 兎に角二人を同じ土俵に乗せないことには、頻繁に絡ませられませんよ。例外として師弟関係もアリですが。その場合は恋愛的に二人をくっつけ難くなりますので、恋愛方面が大変になりますね。

 3。どちらでも良いと思います。ただ、うじうじしたキャラと頻繁に絡むよりはそっちを主人公にした方が良いかと。

 4。女装/男装に至った経緯が反発か逃避かによりますね。
   重い作品にするなら後者です。現状が嫌で逃げ出して、その先でも上手くいかずに鬱憤を募らせていくことでしょう。終盤で爆発しそうです。
 前者の場合はそもそもの動機が前向き(?)ですので、明るい作品になります。ある意味望んで女装/男装してますから、何かしらの楽しみを見つけるでしょう。後は家族を出したくない際も明るい作品の方が良いと思います。シリアスなら回避できません。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 少し珍しい設定の男の娘キャラクターを考えています

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投稿日時:

元記事:現実的にするのかフィクション的にすればいいのかわかりません

話の内容としては、簡単に言うと地球が二つあって夢を通してどうして二つ分かれた謎とかを説きながら徐々にわかっていって、みたいな感じなんですが地球が二つっていう設定や夢の世界も言ったら三つ目の世界みたいなものなのでフィクション的なんですが内容は人間同士の対話的なことでストーリーを進めようと思ってるのですがどちらにシフトを合わせればいいでしょうか。

上記の回答(現実的にするのかフィクション的にすればいいのかわかりませんの返信)

投稿者 ごたんだ : 0


------------------------------------------- とりあえず両方書いたら?

カテゴリー : ストーリー スレッド: 現実的にするのかフィクション的にすればいいのかわかりません

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投稿日時:

ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン

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