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スガヤヒロさんの返信一覧。得点の低い順1ページ目

元記事:自分の小説を面白くしたいの返信

 大変恐れ入りますが、たとえ当該作品と同じハンドル名をお使いでも、作者さんご本人かどうかの確認にはなりません。作者でない方が面白半分にこちらへ紹介した可能性もあります。

 お手数ですが、作者さんと証明できるもの、例えばあらすじかキーワードの欄に「ライトノベル作法研究所で相談中」と入れるといった、作者さんでしかできないものをお示し願えないでしょうか。

 たぶん「なんだ、本人で間違いないのに」とご不快になられるとは思いますが、万が一のことを危惧するのも、作者さんの不利益を心配してのことですので、よろしくお願いいたします。

上記の回答(自分の小説を面白くしたいの返信の返信)

スレ主 スガヤヒロ : 0 投稿日時:

ご指摘あがとうございます。
あらすじの方に「ライトノベル作法研究所で相談中」と記載いたしました。
不慣れなもので、そういった符合などを把握できておらず、お手数おかけしました。

カテゴリー : 小説の批評依頼 スレッド: 自分の小説を面白くしたい

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元記事:自分の小説を面白くしたいの返信

 小説のほうへの作者さんご本人の明記、お手数をおかけしまして申し訳ありませんでした。

 小説への感想ですが、最後まで読み通すどころか、最初と最後を少し読んだだけで、しかもどうして辛らつな物言いになってしまいます。しかし、正直、誠実に申し上げてはおりますので、失礼の段は深くお詫びし、ご了解をお願いいたします。

 まず、文章面での読みにくさが問題となると思います。いかに面白い物語を構想できたとしても、表現方法=文章で読者が戸惑うと、面白さに行き着く前に読了を諦めてしまいかねません。

 プロローグですと、例えば以下のような書き方です。

>  俺を大御神と祭り上げてくるこの少女の名前はスイさんと言うのだが、
>  俺の些細な一言一句に一喜一憂するので気を使うのだ。

 読点(、)で改行し、次の行で字下げまでしてしまっています。ラノベでは短文&改行、左側(下側)が白いほうが読みやすい。短い文は分かりやすいし、1行の長さが短ければ目を走らせる距離が減って楽。確かにそういう面はありますが、このような無理矢理に改行と字下げを入れることではありません。これでは読みにくさを増してしまいます。

 続く部分もです。

>  美少女に起こされるのは大変ありがたいとはいえ。
>  ここ三日ほどこんな感じに頭を悩ます朝を迎えている。

 こちらは1行目が句点で終わっていますが、普通は読点にすべきでしょう。これも無理矢理に短文化したものでしかなく、読みやすさが損なわれてしまっています。

 ラノベは文章が上手くなくていいとよく言われます。それは読みにくいような下手さでもいいということではなく、文章に凝る必要はない、文章の上手さで唸らせる必要はない、といったことだと思います。読みやすく、一読して分かる文章である必要がありますし、そのためのコツを形だけ無理に整えても意味はありません。

 念のため、最後の章も読んでみましたが、冒頭とあまり変わらない感じです。もし今のスタイルで書き慣れてしまっているとしたら、意識的に分かりやすさを尊重して書くようにすることが必要となって来るように思います。

 1シーンでの描写も、情報を出す順序に難があるように感じられます。例えば出だしからのスイを描写する以下の1行。

>  青緑色の髪のオーガの少女が奏上してくる

 流行りではオーガといえど美少女ってあります。だけど、上記では「オーガの少女」としか分かりません。主人公にはよく見えているので読者も姿かたちを想像します。オーガですから、恐ろし気なモンスターを思い浮かべる可能性があります。

(なお、天子に言上する「奏上」を主人公が使っている点、皮肉っぽさがないため、大御神扱いに辟易しているらしい主人公と合わない。主人公が作者の執筆意図を知ってしまっている可能性がある。キャラが作者の意図を知っていると不自然になりがち。)

 少し後でスイについて、ようやく次の描写が出てきます。

>  美少女に起こされるのは大変ありがたいとはいえ。

 ここでようやく「美しい」がスイのイメージに付加されるわけです。「美少女」と示すのを遅らせる理由が分かりません。むしろ、(角のある)美少女としておいて、こんなに可愛くても実はオーガ、という描写順序ではないでしょうか。情報提示の順序を間違えているため、目を引きにくくなっています。

 読者は単語ごとにイメージを想起して、どういうことなのか想像していくしかありません。最初は白紙状態、そこへ文章から喚起されるイメージを描いて行くわけですね。そういう読者の目を引くポイントや、読者のイメージしやすさに対する配慮がうまく機能していない感じがします。

 1シーン内のことに留まりません。このプロローグ全体でも情報提示が読者に興味を持たれるような伝え方になっていません。感覚的にですが、8割くらいが分からないのです。

 例えば(誤字脱字を除いても)、

「ジャージ姿のオーガ少女って?」
「いるべき『あちら』って?」「言いづらい事情って?」(なお、言い『ず』らいは誤用)
「スイさんが一喜一憂する事情は?」
「先輩って誰?」
「日本語で話してるみたいだけど言葉の壁って?」
「白金髪の女性って誰? なぜ目をつぶって立ってるの?」
「黒い白無垢? 元オーガって、元って何?」
「採光(光を取り入れること、またはその技法)が差し込む?」(「換気が吹く」みたいな変な感じ)
(……この後もずっとこんな感じなので、ここいらで)

という感じで疑問ばかりが次々と湧いてきます。それらの疑問は全く解消されません。

 主人公と(亜人)女性キャラがいて、何か話したり、朝飯だったりするのは分かります。でも、それが目を引くわけではありません。目を引こうとしているものが多すぎます。目を引こうとしている、というのは、上記のように「それは何だろう?」とは思うものの、何なのかは記述していないものです。

 目を引いて読み進めたくさせる大事な要素は、確かに「それは何だろう?」という疑問です。冒頭でまだキャラが立つどころか、読者からすると初対面で赤の他人同然のキャラに興味を持たせるには、「何だろう?」は大事です。「全部分かっちゃった」ではキリはいいですが、先を知りたくなりませんよね。

 ですが、あれもこれも(下手すると1行ごとに)「何だろう?」では、逆に萎えます。「この話はさっぱり分からない」となって絶望してしまいます。8割は分かるようにしないといけないのです。おおよそ分かる、だけど気になる点(残り2割)がある、という状態ですね。「8割は分かったぞ。それなら後2割もクリアしてやる」と思わせるように書いてくれないと、読み進められません。

 それでも本編が始まるらしい「異世界への追憶」の第一節「田舎―引っ越し―」まで読み進めてみました。のっけから名前と年齢です。誰だよ、となりました。作者さんとしては、「プロローグの主人公だよ、一人称だし」と思えるかもしれません。でも読者は作者の心づもりは分かりません。だって書いてないから。

 それでも読み進めてみると、プロローグとは全く関係なさそうな状況が描かれています。
>  芝刈りに行くおじいさんも、川に洗濯にいくおばあさんもいない。

という、なぜそんなことを言い出すのか分からない一文が挟まっていたりもする。

>  ほとんど初対面の実家は成り上がりの豪農じゃ無理じゃね?

も「成り上がりの豪農」をどうイメージすべきなのかが分からない。その後も、主人公が一人で実家にいる理由が説明されていますが、唐突、かつバラバラに家族の状況だけ出しているため、かえって状況が読み取れなくなっている。

 他の家族がどうしているか、この節に必要でしょうか? それで主人公に目が行って、主人公の理解が深まったりするでしょうか? 個人的にはそうならないと思います。とはいえ、このシーンで他の家族がどうしているか、作者として想定することは必要です。問題は何をどこまで描写するか、つまり読者が話を理解するための適切な情報提示に難があるということです。

 地の文、すなわち主人公の思考も脈絡なく駄々洩れしている感じがします。一人称なんだから、主人公が思ったことを全て言語化すると自然、とお考えになっておられないでしょうか。そうではありません。地の文の主な役割は状況を示すことです。一人称でも、きちんと語り部の役割を果たさせるべきです。

 小説は学校の作文とは大いに異なります。学校の作文ですと、執筆者が何を見聞きして、どう思ったか、きちんと書けることが求められます。物事を正確に他人に伝える練習だからですね。

 しかし、今お書きになっているのは小説です。伝えるべきなのは「楽しさ、面白さ」です。正確であることは求められません。読者ごとに細部の想像が違っていても何ら問題ありません。一人の読者が読んでいて混乱しなければOKなのです。

 大事なことなので言葉を変えまして。読者がしたいのは、美味しいところだけのつまみ食いです。たらふく食わされたいわけではありません。特に美味しくもない(=面白くもない)ものでお腹いっぱいになりたくはないのです。

 サタンさんは、おそらく豊富なご経験から読み通してみることがおできのようです。私は一読者を脱することができない経験の浅い者であるため、お示しの作品を読み進めることはできませんでした。理由は上記の通りです(できれば気を取り直してもっと先まで読みたいとは思っていますが、必ず読むと言い切れる自信はありません、すみません)。

 それでも申し上げられることがあるとすれば、「一読して8割が分かって、目を引くツカミのイベントを出だしに置いてください」でしょうか。

 ストーリーを先取りしたらしいプロローグは不要と思います。主人公の内面語りも不要です。その代り、白無垢キャラメインでイベントを起こせば、目を引けそうな気がします。テンプレ的なものだと、例えば押しかけ女房パターン(現代版でいえば「美少女が空から落ちてきて、いきなり主人公に抱きつく」等)をもっと前面に出すとかでしょうか。

上記の回答(自分の小説を面白くしたいの返信の返信)

スレ主 スガヤヒロ : 0 投稿日時:

ブルース・クリーンさん、批評ありがとうごいます。
小説家になろう」でHPの上位ランキングに乗っている小説を見て書いてみたいなと思た口です。
一人称の語り調もその方を参考にしており、その方も読点で改行しておりました。
書籍化もされ私の知る限り270万部を売り上げる作品だったと思います。
 なのでwebでは受け入られたスタイルなのなかと、自身の作品に取り入れました。
webで作品を発表する以上webでの文法の方がいいのかなと思っております。
 それに加え執筆課程でラノベの作法、文法上の作法。これらも間違ているとは思えず複数の作法を知ってく中で自身の執筆スタイルに揺れている状態が、今の自分なのかな。と。
 スマホでも「キャラ文芸」の発展形でキャラに漫画の吹き出しでセリフを喋らせることで物語を読み進めたり、Lineの形式のようにセリフで物語を読み進めるアプリなどもあり、みんな地の文をできることならよみたくないのかな? と私はそうも踏まえたうえで、あのような文体で書き進めたしだいです。
ブルース・クリーンさんやサタンさんのご指摘通りに読みにくかったり、理解する上で齟齬を与えてしまっては意味がありませんので、共通したご指摘を踏まえて考えていきたいところなのですがやはり迷走しています。
お二方はもちろん私についた編集者ではありません。
そのうえでお聞きしたいのですが、これからどのように書いていけばいいのでしょうか?

カテゴリー : 小説の批評依頼 スレッド: 自分の小説を面白くしたい

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元記事:自分の小説を面白くしたい

はじめまして、スガヤヒロと申します。
この度は自分が書いた小説の批評をお願いしたく相談させて頂きました。
「小説家になろう」https://ncode.syosetu.com/n6543ek/
なろう系異世界チート転移ものです。約15万文字の分量になります。「ライトノベル一冊の分」という目標のもと、初めて書きました。
自己評価
・竜頭蛇尾を欠き、場面転換時に大きく話の方向性を変えました。それで主人公のキャラがちょっと出たのですが、構成上、複数の視点で世界観を補完していくので主人公に感情移入しにくかった。
異世界と元の世界を行ききするとい設定上、日常に戻れるように主人個のメンタルがほとんど変質しないストーリーとライトノベル一冊分というペースでの展開がweb小説の文法い合わせられなかった。短く、分かりやすい文。はできてると思います。
あと、設定も甘い自覚があります。

「小説家になろう」では数字という評価の可視化がなされます。
これが結果なのでしょう。
数字では測れないモノを知りたくて投稿させていただきました。
お時間を取らせてしまいますが、批評の程お願います。

上記の回答(自分の小説を面白くしたいの返信)

スレ主 スガヤヒロ : 0 投稿日時:

お二方の共通して指摘されたのは「わかりやすい文章を書く」という基礎を身に着けることが大事。ということでした。
これ以外にも、それぞれの視点で欠点を指摘して頂いた部分やアドバイスを元に再考し、掲示板を読み返しながら自身の作品を再構成してみようと思います。
重ね重ねありがとうございました。

カテゴリー : 小説の批評依頼 スレッド: 自分の小説を面白くしたい

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元記事:自分の小説を面白くしたい

はじめまして、スガヤヒロと申します。
この度は自分が書いた小説の批評をお願いしたく相談させて頂きました。
「小説家になろう」https://ncode.syosetu.com/n6543ek/
なろう系異世界チート転移ものです。約15万文字の分量になります。「ライトノベル一冊の分」という目標のもと、初めて書きました。
自己評価
・竜頭蛇尾を欠き、場面転換時に大きく話の方向性を変えました。それで主人公のキャラがちょっと出たのですが、構成上、複数の視点で世界観を補完していくので主人公に感情移入しにくかった。
異世界と元の世界を行ききするとい設定上、日常に戻れるように主人個のメンタルがほとんど変質しないストーリーとライトノベル一冊分というペースでの展開がweb小説の文法い合わせられなかった。短く、分かりやすい文。はできてると思います。
あと、設定も甘い自覚があります。

「小説家になろう」では数字という評価の可視化がなされます。
これが結果なのでしょう。
数字では測れないモノを知りたくて投稿させていただきました。
お時間を取らせてしまいますが、批評の程お願います。

上記の回答(自分の小説を面白くしたいの返信)

スレ主 スガヤヒロ : 0 投稿日時:

サタンさん、ブルース・クリーンさん。
何度も丁寧にアドバイスしていただきありがとうございます。
以前のアドバイスを受け、さっそく別な書き出しから3000文字ほど書いてみたいたりと、お二方が示してくださった方向性を模索していました。
 私の読み手のして生理感から逸脱した書き方。あるいは書いてる時のリズムのテンポが悪く感じるといってもいかもしれません。
 できあがりの淡泊な文章に物語やキャラクターから距離を感じてしまい、首をひねっていたところでした。これまでの読書数が極端に少ないのもあるかもしれません。森見登美彦さんを参考に読み返したり、模写してる時にはそんなことないのですが。
 お二方のアドバイスを受け、概要を感じとして把握できても、技術として昇華できるほど咀嚼できていないのが現状です。ですので、読み返しながらやっていこうかと考えていました。私の未熟な小説から抽出した粗を除去するためアドバイスが文面として残ることは通常ありませんから。身近な人やweb上の読者も1か0しか教えてもらえない現状、大変ありがたいことです。
 お二方に、あらたに返信して頂いた内容を読むに、共通して「これまでのスタイル」の上に、技術を積み上げていくことがと説かれていました。そのうえで、歪ながらも光るものを感じ取って頂き、自分のこれまでの方向性を信じていけそうです。
 厳しい意見も自分なりに咀嚼し、頂いたアドバイスを元に思案しながら書いていこうと思います。
 長々と失礼しました。

カテゴリー : 小説の批評依頼 スレッド: 自分の小説を面白くしたい

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元記事:本当に書きたいモノはいつ書くべきか?

相談はタイトル通りです。
以前、作品の批評をお願いした作品は「本当に書きたいモノの為の習作」的な意味もありました。ネタも「本当に書きたいモノ」を考えてる時に思いついたものです。最初から書き上げる自信がなく逃げというか、とりあえず一冊分を練習の意味も込めて書いてみよう、と言うものでした。
 改めて作品を書いていこうとした最中、じゃあ「本当に書きたいモノ」はいつ書けばいいのか? と思い至ったしだいです。今も書ける自信がありません。 
 しかし、思い出のままにせずに未熟なままアウトプットしても面白いとは言ってもらえないでしょう。思入れがありますから、低評価にさらされば、おそらくすっごい「本当に書きたかったモノ」に囚われてしまうような気がします。だらか逃げたと表現しました。いずれ通道なのでしょうが。
 思入れがない作品ならどんどん、実験的な要素を取り言えれて、失敗したとしても糧として消費できます。それなら、「本当に書きたいモノ」の要素を分解してそれぞれ書いてけばいいのか? となりますとそれで満足しちゃうような……。書きたいモノをかけてるし、数もこなせる。上達する上で理もあります。
 その書きたいモノの現在の構想までの構成単位そのものをバラバラにすることにも抵抗があるよな気もします。
 あらためて、「本当に書きたいモノ」はいつ書けばいいでしょうか?

上記の回答(本当に書きたいモノはいつ書くべきか?の返信)

スレ主 スガヤヒロ : 0 投稿日時:

ブルース・クリーンさん、三文山而さん、サタンさん、返信ありがとうございます。
モチベーションを保つ意味でも、「書きたいモノ」の完成度を確かめながらプロットとして主軸で書きつつ、途中、思いついた他の題材も書いてみる。執筆期間を振り返ってみると、もしかしたら飽きっぽいのかもしれません。
 長編を完成させるまでの、自分に合った道筋を見つける意味でも、一旦これでやって見たいと思います。

カテゴリー : その他 スレッド: 本当に書きたいモノはいつ書くべきか?

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元記事:冷静な強キャラを怒らせる

私が書こうとしている物語で以下の展開があります。

登場人物
主人公A:男
敵女B:大人の女。悪の組織に所属する冷静な悪女。後々ヒロインになる

展開
1:BはAを確実に抹殺するために、念入りに作戦を立てて追い詰める。
2:しかし、すべてを覆され、逆にAに追い詰められる
3:どんなときも冷静なBが失敗に次ぐ失敗で冷静さを失い激昂する

この3なのですが冷静で大物な大人の女が激昂するというのは自分でどうしても違和感があります。Bには最終的にAに屈服してほしいのですが、Bの強キャラ感を残しつつ、Aに感情剥き出しで敗北させるにはどうしたらいいでしょうか?

どなたか教えてください。
お願いします。

上記の回答(冷静な強キャラを怒らせるの返信)

投稿者 サタン : 1

逆鱗という言葉があります。誰にでも逆鱗はあるものです。
そこに触れると、穏やかな人でも狂ったように怒ります。

違和感があるということは、その逆鱗を決めていないか上手く表現できていないのでしょう。
例えば、有能な女は今まで失敗したことがない。それが一度主人公に関わったがために何もかもが上手く行かなくなった。もとを正せば主人公のせい。それが八つ当たりだと自覚していても怒らずにはいられない。何もかも主人公が悪い。
という感じなら自然だと思いますが、これは「有能で失敗したことがない」という前置きが伏線になっていて、これをしっかり印象づけるよう書かないと、同じように書いても違和感は残ると思います。
つまり、それがこの有能な女の逆鱗だったわけですね。

なので例えば、有能な女を慕う部下のドジ娘なんかを出して、有能な女をヨイショしまくる。慕ってるオーラを出しまくる。それが主人公に関わって失敗してからドジ娘にまで失望の眼差しで見られる。そんなシーンを用意したりして、「有能な自分に誇りがあった」という事をわかりやすく伝える工夫が必要かなと思います。

もちろんこれはただの例であって、話の本質はこうした「逆鱗」あるいは「琴線」や「ツボ(笑いのツボとかそういう意味の)」と考えても良いですが、「激昂するため」のスイッチをしっかりと描写していくことが大事です。
もっと創作的な言葉で言えば、「激昂」するための伏線をしっかり書けば違和感はないよ、とそれだけの話ですね。

話が反れますが、「伏線」って「序盤から考えてた俺すげえ」みたいな勘違いした認識の人がチラホラいたりしますが、基本的に伏線というのは「無理な展開」を自然に見せるための技術で、こういう悩みのときの解決法はだいたい伏線を置いとけばまるっと解決します。
今回の場合は、有能な女が怒るための要素(私は逆鱗と表現したけども)を前もって伏線にしておけば、「冷静沈着な有能女がいきなり怒り出して違和感」ということにはならないでしょう。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 冷静な強キャラを怒らせる

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投稿日時:

元記事:コンセプトの上で読者を裏切る方法はあるか?

https://www.raitonoveru.jp/cms2/2019/11/23/46127/
「コンセプトを変えるな」という記事ですが、こういう場合はどう進めたらよいのでしょうか?

「立身出世のために、さらわれた姫君を助けようとしている」主人公だと読者に思わせておいて、「さらった方の女ボスが実は魅力的な女性だということが分かって、そちらに心惹かれてしまう」展開で、読者を引き付けておくには何が必要でしょうか?
「故郷には、姫君の帰りを待つ国民と、貧しい暮らしを送る幼い兄弟がいる。さあ、どうする?」というという選択を主人公に迫るのはひとつの手かとは思いますが。

いくらプロットができていても、「こういう展開だ」と思い込んでいた読者が離れていっては何にもなりませんので。

上記の回答(コンセプトの上で読者を裏切る方法はあるか?の返信)

投稿者 かにさん : 0

シンプルに考えて「立身出世のために姫を助けようとしている」という状態が失われてさえいなければ許容されるのでは。(シーン上、おそらく姫と女ボスとの間で葛藤することになるでしょう)

そもそも「コンセプト(概念)とはなんぞや?」というので、前提知識として下記サイトが分かりやすかったので参照をば。

◼️概念の構造
http://amigo.hum.fukuoka-u.ac.jp/koga/index.php?language/concept

私の解釈ですが、「なぜコンセプトが変わってはいけないか?」の答えは、おそらく「読者は、最初に提示されたコンセプトを前提にして、作品の各要素(ストーリー、世界観、設定など)の整合性を判定する認知の枠組みを作る」から。その枠組みを変えることは、読者にとって無意識的に負担がかかる。作品は変わっても読者の枠組みが変わらなかったら、読者はよく分からなくなったと感じて去ってゆく。

この辺は数学に置き換えると理解しやすくて。例えば、偶数のコンセプト(概念)は「2で割りきれる整数」。なので「この数字は偶数である」と主張したなら、それが1や3であってはならない。なぜなら矛盾するから。

同じように「この作品は『姫様を助ける作品』です」と、読者に対して作品全体のコンセプトとして提示してしまったなら、最低限建前上はそれは守るべき。

逆に、コンセプトの修正を企てるなら、読者が方向転換に納得できるだけの充分な根拠があればよいかと。その作品でしたら、充分な葛藤と充分な動機づけがなされていたなら、読者離反のリスクはある程度に抑えられるのではないかと思いました。

カテゴリー : ストーリー スレッド: コンセプトの上で読者を裏切る方法はあるか?

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投稿日時:

元記事:ラノベが異世界ファンタジーばかりなのはなぜなのか?考察スレ

私は以下のように考えています。

・リアルで成功する空想が誰にも持てない
・変化が早すぎて、現実を舞台にした作品は賞味期限が短くなる
・現実世界は複雑過ぎて、読者も作者も理解できない

ファンタジーはリアルと違って、成功できるし、変化がないし、単純だから良いのです。
なにより希望が持てるの売りだと思います。
進撃の巨人や約束のネバーランドのようなダークファンタジーでも、ファンタジーなら主人公が逆転できる希望が持てます。

逆に、闇金ウシジマくんのような現代日本を舞台にした物語は、どうしても重苦しく絶望的になります。
ウシジマくんの登場人物は、進撃の巨人や約束のネバーランドのキャラよりも、安全で快適な世界で暮らしていますが、彼らが逆転して幸せになることは、まず不可能なのが特徴です。

でも、エレンやエマなら、圧倒的な絶望にも押しつぶされないで、逆転できそうな気がします。

ラノベを読む読者は、楽しくすっかとする話、承認欲求を満たせる話を求めているので、逆転の希望が持てる異世界ファンタジーが王道となるのではないかと思います。

また、そもそも日本人は時代劇のようにワンパターンな物語が好きだという特徴があるのではないかと考えています。
例えば、水戸黄門で一度だけ印籠を出さなかった回があったそうですが、その時はTV局にクレームが殺到したそうです。
つまり、型通りの物語を求めている人が多いということです。

このため、なろう系のようにテンプレ化した異世界ファンタジーが求められているのではないかと考えています。

あなたのご意見を投稿いただければと思います。

上記の回答(ラノベが異世界ファンタジーばかりなのはなぜなのか?考察スレの返信)

投稿者 かにさん : 0

異世界ファンタジーの『成功』には、前提として努力を必要としないためではないでしょうか。

多くの場合、異世界のモチーフとなるのは中世ヨーロッパの世界観です。そこは身分や異能など『生まれつきの能力』によって成功することが許される「完全に不平等であることが前提の世界」です。この世界では『努力』が成功の条件として存在している必要はありません。そこが『努力は無駄』と考える人にとって感覚的にマッチするのではないかと思われます。

ところで、「努力することに意味を感じられない人」の象徴として「埒外の民」という言葉があります。「埒外の民」とは、黒子のバスケ脅迫事件の渡邊被告が定義した言葉で、「「努力は報われる」という世界観を持っていない人間」のことです。

少し長いですが、参考として、以下に渡邊被告の最終意見陳述書の一部を引用します。

『人間はなぜ努力できるのでしょうか?それは努力の先に勝利などの報いがあるからです。少なくともあると信じられるからです。(中略)人間が努力の先の報いの存在を信じるためには、肯定的な自己物語が必要です。これは特に凄い自己物語が必要という意味ではありません。「僕は○○が好きだから、プロの○○になりたい!」とか「私は○○になりたいから、その勉強ができる○○大学に入りたい!」ぐらいの自分の意志があればいいのです。(中略)ところが自分の人生に興味が持てなかったり、自分には可能性が皆無だと思い込んでしまう人間がいます。このような人間が「埒外の民」であり、負け組の中の「努力するという発想がなかった人間」です。「埒外の民」は怠けて努力しないのではないのです。初めから報われる可能性がないと思い込んでいるから、努力することを思いつきすらしないのです。このような世界観が形成されてしまう原因となる主な出来事は虐待といじめです。』
https://news.yahoo.co.jp/byline/shinodahiroyuki/20140718-00037501/

虐待とまではいかないまでも、スクールカースト上のいじめなどによって肯定的な自己物語を持てないままでいる子どもは結構いるんじゃないかと思います。そして、その体験を背負ったまま大人になった人も相応いると考えられます。そうして実力社会への変化の真っただ中で「自分には実力がない」と思い込んだ人が、人生のどこかのタイミングで「一生実力ないままで終わる」と悟り諦めた結果、完全な現実逃避を望み始めた。そういう人が10代~30代に増えているんじゃないかと、私は予想していたりします。

カテゴリー : 流行分析(なろう研究) スレッド: ラノベが異世界ファンタジーばかりなのはなぜなのか?考察スレ

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