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かかかさんの返信一覧。得点の高い順4ページ目

元記事:人知を超えた存在と人との関係を描くにはの返信

今「とうらぶホラー」っていうのを良く冷かしているのですが、ちょくちょく「そういうの」あったわ。

 刀剣乱舞とかいうゲームの二次創作ホラーで、ゲームキャラがそもそも刀剣男士とかいう【日本刀を受肉させた精霊ポジ】で、材料レベルで生き物だった経験が無い刀剣は生き物=「切るもの」くらいの発想しかなく、刀剣精霊を使役する「サモナー人間」とのあらゆる温度差に四苦八苦ホラー的な。

①うっかり力配分間違えてサモナーの腕を握りつぶしただの、
②「精霊再降臨的な事を行えれば人間でも、もげた手足も治るだろ?」とサモナーを達磨さんにしてきたり、
③守るためにサマナーを土に生き埋めにしたり油漬けにされて溺死させられたり(刀剣は災害時に土に埋めたり油に漬けて守ってたみたい)
④なんか軽いノリで「神隠し」してサモナーを発狂死や餓死させたり
⑤そもそも無機物なので寿命という概念が無い

生き物歴0年なくせに、成人男性くらいの大きさや筋力を持っているから、大した悪気なく、それをやっちゃう恐怖的な。

「ホラー」目当てだから牧歌的なカニバ展開とかも、さくさくあったわー。

上記の回答(人知を超えた存在と人との関係を描くにはの返信の返信)

スレ主 かかか : 0 投稿日時:

回答ありがとうございます。
キャラクターの学習してきたことや価値観を決めておいて行動させ、それを客観的に描写することで、支離滅裂、恐怖的なキャラクターを演出できるということですね。

余談ですが、書き込んでいる途中、漫画「HUNTER×HUNTER」のキメラアントの思考回路が頭に浮かびました。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 人知を超えた存在と人との関係を描くには

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元記事:何も考えないで萌え恋愛小説が書きたいの返信

何も考えないで書けるなんて幻想で、コツコツ練習する、つまり、たくさん読んで、たくさん書くしかないんですが、それだけではわけがわかりませんよね。以下、多少説明を試みてみます。

1.書きたいもの/ことが自然発生することはない

> それらを書く人はどうも、書きたいもの、自分の好きなものが決まっている気がします。

これは、ある意味ですが、違います。スレ主さんの仰る「キャラ同士の可愛いやり取りが見たい」という願望レベルなら、スレ主さんにもあるわけですよね。ですから、それ以上の何かをお求めなんでしょう。たぶん、もっと具体的なものでしょうか。

少し前にテレビで「アナと雪の女王」シリーズの、あるキャラの作画担当の方が来日し、同アニメの制作について解説していました。出演者から「そのキャラが○○しているとき」というお題を貰うと、すぐさま描き上げていました。もちろん、キャラのオリジナルの雰囲気を損なわないものです。むしろ想像が広がるくらい見事でした。

2.いろいろ想像した結果、書きたいことが生まれる

どうしてそんなことができるのか。その作画担当の方が一端を教えてくれまして、「常にそのキャラのことを想像し、いろんなシチュエーションで動かしてみたりするから」だそうです。

そのキャラの、ストーリで出てくるシーンだけを考えているのではないわけです。そのキャラの個性から考えられる、いろんなシミュレーションを脳内で試行錯誤しているから、実際のストーリーでも、そのキャラがどう動きそうか、表情までイメージできるわけです。

書きたいもの、自分の好きなものが決まっているように見える上級者も同じでしょう。想像を巡らし、試行錯誤してつかみ取っているわけです。ただし、意識的に努力しているとは限りません。

3.好きなもの/ことを想像するのは誰でもやっている

特に二次創作では自然とやっているケースは多そうです。二次創作しない人でもやっていることですから。例えば、もし○○が□□にデートを申し込んだら、もしケーキの取り合いになったら、もし自分に話しかけてきたら等々の「もしも」です。実際のストーリーとは異なる結末を想像することだって、ファンならよくある話です。

ですので、いきなり目的のもの(小説のストーリーやシーン、盛り込むネタ等々)がイメージできるわけではないわけです。あれこれ想像を巡らしている結果、得られるものが出てくる。ずっとやっていると、自然に、常にやれるようになります(それが上級者)。それが積み重なると、シーン条件などが与えられると、いろいろ思いつけても来るわけです。

だから、もしそうできないなら練習です。といっても苦行ではなく、想像、夢想、妄想を巡らせればいい。

4.他人を知りたければ、自分を知るべき

> そもそも「人」は何に着目して感情を動かし、どのように語ればそれが効率よく伝わるのか、ということが分かりません。

後段の「効率よく伝わる」は文章技術です。小説の指南本だけでなく、小論文の書き方の指導書とか、いろいろ読んで練習すれば身に着きます。

読んでもらってどの程度できているか教えてもらう必要もあり、小説ならこのサイトの投稿室は感想を得やすいでしょう。投稿、感想しているみなさん、練習の場と心得てくれている方がほとんどですから、自分なりにベストを尽くしたものなら大丈夫です。

問題は前段の「人は何に着目して感情を動かし」ですね。これは他人の経験を知ろうとすると大変です。仮にいろんな人に感動経験を聞けたとしても、説明です。仰るような、伝える技術の問題もあるでしょう。

しかし、世界でもたった1人だけ、何も言わなくても、気持ちや考えがよく分かる人がいますよね。もちろん、自分自身です。他人に共感するときでも、「もし自分ならこうなるだろう」がベースになっています。

5.感想を書くのは自分を知る練習にもなる

ですので、他人の気持ちの動かし方を知りたいなら、まず自分の気持ちが、どういうときに、どう動くかを観察する必要があります。といっても、「静かに座して内省して」なんてことは必要ありません。

目的が物語の創作ですから、有効なのは「フィクション作品に感想を書く」です。それも、ストーリーに従って詳しく書くといいでしょう。続けないと効果が出て来ませんから(最低でも3ヶ月以上)、好きな作品がいいでしょう。例えば、「毎週放送の大好きなアニメを録画し、視聴して、毎週感想を書く」とか(「大好き」が肝要、面白くないとか嫌いなものでは、なかなか続かない)。

そうすると、自分がその作品のどこで、どう気持ちが動いたか、それはなぜか、が分かってきます。作品を分析できるようになる、と言い換えてもいいかもしれません。

例えば、主人公が山場の、ここぞというときに発した決め台詞で感動したとして、なぜその台詞で感動したのか、とか考えることになります。

すると、決め台詞の前段で嫌な展開とか、ピンチとか、気持ちを抑えつける、言い換えれば溜めを作っていたから、と分かったりします。

そういう分析が積み重なると、例えば「自分はだいたいの傾向として、こういうときに、こう感動するらしい」と分かってきます。そうなればしめたものです。自分が感動するなら、他人の何割かくらいは同じように感動していると考えていい。

そこまでできるようになると、その作品に誰かが感想を言っていたら、とても参考になります。自分の感動ポイントが自分でも分からないうちは、なかなか他人の感想も自分には響いて来ませんが、自分が分かると他人も分かり、「なるほど、そこでそう感動する人もいるのか」と分かってきます。

6.守破離の上達段階を踏めば着実

この上達はいわゆる「守破離」になっています。「守破離」は普通、

守:1人の師匠を真似て、学ぶ(基本パターンの1つを身に着ける)
破:他の上級者のやり方も参考にする(守を経ないと混乱するだけ)
離:自分のやり方でやれるようになる(真似を脱する)

という感じです。その「守」が「自分に学ぶ」になりまと、

守:自分の気持ちの動きを自分が学ぶ、知る
破:他人の気持ちの動きを、自分をベースに類推する
離:他人に感情移入して考えられるようになる

となります。「他人」をフィクションの登場キャラに置き換えても同じです。物語創作なら、感想を書くことで学べるわけです。

7.文体は形式的な技術なので後回しで

> 他人の小説の文体の特徴を真似るには、どのようにしたら良いでしょうか。

このお考えは、今は捨て置いたほうがいいのではないかと思います。お考えのものは、形式であって、内容ではありません。まず内容、言い換えれば情報をどう出すかの前に、その情報が何か、どういう順序で提示するか、という技術を身に着けるべきでしょう。

それには、小説の指南本より、おそらく小論文の書き方の指導書がいいでしょう。「のように語ればそれが効率よく伝わるのか」で申し上げた通りです。繰り返しで申し訳ありませんが、文体は形式的な技術でしかありません。真似て学ぶのは非効率ですし、伝わる文章とはあまり関係ありません。

大事なのは、何の情報を(選択)、どういう順序で(整理)、がまず大事で、それあってこその、どう伝えるか(表現)です。

上記の回答(何も考えないで萌え恋愛小説が書きたいの返信の返信)

スレ主 かかか : 0 投稿日時:

回答ありがとうございます。

つまり、キャラクターが何をするのか想像すること、自分が何をどうして好きなのか知り、それができたら類推を経て他人についても知ろうとすること、小論文の参考書を読むこと、が重要ということですね。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 何も考えないで萌え恋愛小説が書きたい

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元記事:1話目の最後で裏切りの要素を入れるにはどうすればいいですかの返信

なんとなく、短編以外だとラノベでやるには難しいと思うし、そういったラノベもあまり見ない気がするけど……。

アニメ・漫画をソースにして語ると、物語が一区切りつくタイミングで一枚絵をドーン! ってやる描き方が多い気はしてます。
あとは『がっこうぐらし!』みたいに視点変更か。これも、一枚絵ドーンですけど。

ラノベでやる場合、一目見てハッキリと『これは異常事態だ!』ってなる描写をぶっこむのが難しいんじゃないかと考えます。
ただ、できないってことは全然なくてちまちました伏線(あるある設定だけど、違う意味にもとれるような奴とか)をあらかじめ用意しておいて、そのうえで視点人物の動きを調整してやれば、書けると思うっす。

正直言って、とても見てみたいです。頑張ってください。

上記の回答(1話目の最後で裏切りの要素を入れるにはどうすればいいですかの返信の返信)

スレ主 かかか : 0 投稿日時:

ありがとうございます。
自分もこれはライトノベルでは珍しい試みだとは思うのですが、やるとすれば確かに視点の変更が鍵になりそうですね。
考えてみます。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 1話目の最後で裏切りの要素を入れるにはどうすればいいですか

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元記事:1話目の最後で裏切りの要素を入れるにはどうすればいいですかの返信

>>したがって、「途中からジャンルを変えるタイプなら片方をありがちなものにする」「驚きを入れるタイプなら最初から異色なことをする」

を、質問者さんは実行しようと思っている

聞きたい意見

①このアイデア良いと思う?
②カプ厨のハピエン厨である自分は途中に下手に不穏な設定を入れて読者を困惑させたくないけど、そう取られる危険性がある?
③俯瞰してみればジャンル的にそんなに奇抜なものではないかも?
④なんか変な落とし穴にハマらないかな

で、ええんかな?
A①まあいけると思う
A②短編を何作か描いて全部ハッピーエンドにしておけばいいと思う。【この作者は完結まで書きぬく根性があります。ハッピーエンド派です】って自己紹介になるから。
悪役令嬢なザマァものとか。
A③うん、珍しくはないよ
A④2個くらい知っています
―――――――――――――――――
①③
推理小説用語でレッドへリングという技法らしい。

真実の中に「やたら目立つ誤情報」をまぜて真実に気付かせにくくする感じ。
火サスとかで、いかにも犯人っぽい容疑者が【犯人は私です】とか遺書を残して自殺したように見せかける「お約束展開」みたいなの。

 なろうでSF書いている人もこれ系が多い。ファンタジ-に見せかけてSFオチとか。
例示された作品全てを知っているわけでは無いですが【あ、そーゆーオチか~】となって見るの止めた作品があります。
進撃の巨人とかもやや「それ系」だと思う。
―――――――――――――――――――――
④突き詰めていくと【三角関係で、主人公と当て馬っぽい方がくっついてしまったラブコメ】系です。

1、サブヒロインや擬装用シナリオの方が読者に「うけ」てしまい、真実が提示された瞬間ガッカリされる。
【ドラゴンクエスト・ユアストーリー】なんかも後半10分で「誰も喜ばない真実」が提示され炎上。
客のニーズを考えず、独りよがりな真実を提示するのは難

2、あと、読者に沿うか自分のシナリオに沿うかの二択を目せまられるのも難。

・・・・まぁ、何だかんだ自分のシナリオ通りに〆ちゃうのがおススメ。ちゃんとそこまでに布石や矛盾、謎をバラまいておきましょう。

上記の回答(1話目の最後で裏切りの要素を入れるにはどうすればいいですかの返信の返信)

スレ主 かかか : 0 投稿日時:

ありがとうございます。
作者をハッピーエンドを描く人だと思わせるのは効果的ですね。やってみようと思います。
レッドヘリングというのですね。
世界観の仕組みなど、「誰も喜ばない真実」を利用するのはやめたほうがいいということですね。承知しました。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 1話目の最後で裏切りの要素を入れるにはどうすればいいですか

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元記事:1話目の最後で裏切りの要素を入れるにはどうすればいいですかの返信

お考えのことは、そういうジャンル(ジャンル転換するジャンル)があるのではなく、いろんなジャンルで用いられる演出法の一種です。おおむね、インパクトを増すために用いられるんじゃないかと思います。以下、多少説明してみます。

1.どんでん返しは正反対にする手法

挙げていらっしゃる作品以外にも「蒼穹のファフナー」なんてありますね。第1話冒頭では平和でのどかな島の暮らしが描かれたと思ったら、その島は正体不明の敵に対処するための移動要塞で、村人は戦闘要員だったと、見えている状況が激変します。

「どんでん返し」は、語義的には「正反対にひっくり返すこと」ですが、広義には「意外な展開」でもあります。主にクライマックスで用いられます。例えば、正義の味方のリーダーと思われていたキャラが、実は悪党の黒幕だったとかです。

よく使われる手法ですよね。読者の予想通りの結末(や充分想定内の冒頭等々)を用意しても、あまり喜ばれない。長く続いたシリーズなどでは別ですが(一部の時代劇など)、通常は読者が期待するのは予想外でありながら、納得いく展開~結末です。あまくささんがNo: 3で挙げていらっしゃる「読者の予想は裏切れ。しかし期待は裏切るな。」の鉄則は大事です。

2.冒頭ではツカミを作る

冒頭(例えば第1話)では、ツカミが大事、とよく言われます。尻上がりに面白くなるんだ、と作者が考えて物語作りしても、面白くなるところまで読み進めてもらわないと意味がありません。だから最初に読者の目を引くイベントを入れておく。例えば推理物では「冒頭で死体を転がしておけ」というコツがよく言われています。

出だしからパッと緊張感を高めてやるわけですね。すると読者は、盛り上がりを感じて、出だしにしてこれなら先が期待できると思えるわけです。しかし、イベントの種類、規模、性質等次第な面もあります。推理物の主題が殺人事件の解決ではなく、「失くした100円が見つからないのはなぜか」だと、華やかな出だしにはしにくいでしょう。

3.どんでん返しが作るのは落差の大きさ

ではどうするか、となります。盛り上がりがどうして盛り上がりなのか考えてみると、落差であることに気が付きます。例えば、いったん不幸のどん底に突き落とされて、なんとか這い上がって元通り、も立派なハッピーエンドですよね。元通りで何が嬉しいんだ、とはなりません。落とした1万円札を見つけて物凄く嬉しかった、みたいな経験は誰にでもあるんじゃないでしょうか。

落差だと考えてみると、最初はテンションを低くすればいいわけです。出だしでテンションを下げている有名作品が例えば「涼宮ハルヒの憂鬱」です。一人称主人公キョンのかったるい話で始まります。クリスマスを子どもの頃から信じていなかったどうこう、ですね。そういう駄弁りメインの小説かと思ったら、行動上の主人公のハルヒが登場し、人間には興味がない、宇宙人・未来人・超能力者は自分のところに来いとか言い出す(そして、ハルヒが気づかないまま、望み通りになっていく)。

キョンの語りの「サンタクロース」が暗示となっているといえなくもありません。が、それだけで奇矯なハルヒの出現は予想できないですよね。もし冒頭がハルヒの奇矯な台詞で始まったら、目を引く効果はそれほど高くなさそうです。下げてあるから落差が出て、「この先はどうなるのか?」という興味を抱かせることに成功していそうです。
(もちろん、ハルヒの台詞までで飽きて放り出した人も少なくなかったとも推察できる。)

「100円を探す推理物」であれば、その100円がないために主人公が困るという下げを入れる手があります。親から「お前、釣銭から100円くすねただろ」と決めつけられるとか、100円足りないばっかりに、喉から手が出るほど欲しいもの(真夏のアイスキャンディ―とか)が買えないとかです。

4.ホラーでのセオリー的な手法

そういうテンション操作は二段構えもあります。ホラーでよく使われるテクが、いかにも幽霊が出そうな状況を作り(テンション上げ)、わざと幽霊を出現させず(下げ、いったん上がっただけに大きく下がる)、作中キャラがいったんホッとしたところで(読者/観客も同調して緩む)、幽霊が突如、意外な方向から出現する(下げ切ったところからマックスまで上げで落差最大)、というものです。

5.どんでん返しは意外性の演出の一つ

テンションだけがそういう効果を出せるわけではなく、落差を意外性と枠を広げてみれば、仰るようなジャンルの転換もあるでしょう。ハルヒの例でも、駄弁り系かと思ったら、超常現象系に切り替えてもいるわけですよね。意外性の大きさとしては、テンション操作以外に、ジャンルの切り替えも効いています。

ハルヒ以降、特にアマチュア作品で冒頭からダレた一人称主人公の語りを入れる傾向が強くなったように感じます。「そういうテンプレだ」「ダレてると受ける」といった考えだったようです。しかし間違った解釈で、実際に効果を出しているポイントは上記で申し上げた通りです。

「途中からジャンルを変えるタイプ」というジャンルもありません。一種の演出法ですから、どんなジャンルでも使われるテクです。話しの流れとして、途中までは偽装であり、一気にテンションを高める、意外性を大きくして目を引き付ける狙いであるわけです。

それを第1話で行うなら、冒頭のツカミを作るテクですし、中盤で行うならダレて来た流れをいったん引き締める狙い、終盤ならクライマックスの効果を高めるセオリー的なものになります。

6.お考えの2タイプについて

このうち、気にしておられるのは冒頭のツカミでしょうか。そうだとしますと、お考えのことは、

> 「途中からジャンルを変えるタイプなら片方をありがちなものにする」
→冒頭のイベント・シーンがいまいち目を引きにくいなら、いったん下げを入れる。

> 「驚きを入れるタイプなら最初から異色なことをする」
→目を引く冒頭イベント・シーンを思いつけたなら、奇をてらわず、そのまま提示する。

ということになります。

7.どんでん返しの弊害

目を引くイベントを思いつけたら、さらに効果を高めるため、どんでん返しを盛り込みたくなるかもしれません。しかし、それは慎重であるべきです。どんでん返しには、やってはならないことがありまして、それは「どんでん返しに次ぐどんでん返し」です(上級者は除く)。

単独で目を引くイベント・シーンが思いつけた場合、しばしばどんでん返しの要素が既に入っています。ですので、さらに下げる出だしにすると、上げに入る時点でどんでん返しが生じます。そして、ツカミのイベント本体でもどんでん返しが生じる。

そうなると、読者は「また事態がひっくり返るのか?」と用心します。言い換えれば、「いつになったら話が見えるのか?」「どれがオチなんだ?」というイライラ感です。上記で例にしたホラー物の二段構えも繰り返すとマズい手法です。二度目は読者/観客に「またか」と思われ、三度目だと笑いだす人まで出かねません。

8.結論再掲:要はインパクト次第

長くなりましたので結論を簡潔に繰り返しますと、冒頭のイベントやシーンが、

・インパクトが足りないと思ったら、下げてから上げてみる。
・目を引けると思ったら、そのまま出してみる。

となります。

9.補足:まどマギの事例

まどマギ(2011年~)なんですけど、あれ以降、やたら深刻な魔法少女ものが連発されたように感じます。シビアにすればいいんだろう、と思われたのかなと思います。

私見ですが、まどマギは一発芸ではなかったかなと思います。魔法少女ものは既にジャンル化し(さらに衰退もしていた)、「魔法少女はこういうもの」というイメージがありました。そのイメージを利用して、例えばパロディで笑いを取る作品「大魔法峠」(2001~2007年)がありました。

まどマギにせよ、大魔法峠にせよ、既存の魔法少女ジャンルを用いたからこそということは意識する必要があります。言い換えれば、確立したジャンルを利用しないと、そういうこと(意外な魔法少女像を作る等)はできないということです。

例えば、まどマギでもこうしているから、という考えは一般的には通用しない。意外性、作品の方向性の切り替えの事例として参考にする際には充分留意されるべきかと思います。

上記の回答(1話目の最後で裏切りの要素を入れるにはどうすればいいですかの返信の返信)

スレ主 かかか : 0 投稿日時:

詳しい回答ありがとうございます。

> 冒頭のイベント・シーンがいまいち目を引きにくいなら、いったん下げを入れる。
> 目を引く冒頭イベント・シーンを思いつけたなら、奇をてらわず、そのまま提示する。

こちらが特に参考になると感じました。また、どんでん返しの類を何度もやらないということも、確かにと思いました。

既存のジャンルをもちいるものとしては他にハリーポッターシリーズが思い浮かびますね。
空飛ぶ箒を使ってスポーツするのはなかなか思いつくことじゃないですから。

例外は多いですけど、例えばウェブで小説を書く場合、やはり一番最初にインパクトのある単語とかがないとダメでしょうか?

ハルヒの場合、冒頭の語りが許されたのは冊子だったからで、web小説なら最初はその小説のテーマのうちで動きのある部分、例えば戦闘や破壊、破産のあるシーンや、ギャグ的な単語を入れればより多くの人に読んでもらえる、ということはありますか?

カテゴリー : ストーリー スレッド: 1話目の最後で裏切りの要素を入れるにはどうすればいいですか

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元記事:厨二的漢字表現の限界

 今回は自作品のための質問なので以前のハンドルネームで。
 外国語(漢字みたいなの)を使う異世界を作っています。ふと中学時代を思い返すと「紅蓮の焔」とか「刹那」とか普段使わないけどカッコいい割に普段使わない言葉を見つけるたびに気分が高揚し、辞書をめくっては死蔵用の言葉をガンガン増やし、現在一部で役立っています。が、「慉(そだてる)」や「蹮(よろめく・ふらふらあるく)」とか普段は絶対使わないうえに中二病漢字ドリルにさえ乗らないタイプのを作品に出して、はたして意外と食いつく層はいるのか? というのが心配です。本当に時々、普通の原理で割り切れない時の最終手段にするつもりですが、それでも9割は世界観に合わせて:東洋医学⇔西洋医学 を緩医学⇔鋭医学 みたいにってのにして特に理由もないのに現実の概念ごとぶち壊すことにためらいがあります。もしそれを他の人がやりだしたら、言葉の乱れがますます顕著になり、世界ごとに言葉が違うため混乱が生まれ、さらに混乱を生み、国語の授業である意味マヒが生まれるのが怖いんです。
 もちろん、上記のことは考えすぎなんですけども、実際に使う字(油とか顔とか圧とか)より使わないどころか社会で使わない字を掘り起こしてまで使うことが、一種の破壊的創造みたいで怖いです。
 古文も漢文も日常に出ることは少ない。和歌や俳句はカルチャースクール頼みが多い。英語や中国語のほうが余程役に立つ。仏字新聞読めるほどだったらフランス人とかなり話せる。そっちの方が効率的だと思うじゃないですか。
 好きなものを好きにかけというのは(特に変態に片足つっこんだ)作家の嗜みではありますが、なんというか、思考に行き詰ってしまいました。皆さんからなにがしかの意見をくださると助かります。

 なお、作中の比較的二枚目キャラのネーミングの「呂玄」がハマり役すぎて困ってたところ、玄の字を使った別字でさがし、最終候補が「呂慉」……。意味合い的にも個人的にもバッチリで、一応名前なんかはねのけるぐらい意思が強い人ではあるんですけども、数年前、部落関連の書籍を読んだときの墓石と戒名のところで「畜」の字が彼らを貶めるために使われたというのを思い出し、あえてこれを選ぶべきか心配になりました。
 おまけに病気で床から動けなくなり数年以内に世を去った上、部下に恥ずかしい秘密を知られているタイプのキャラです。もちろん、時代に左右されない使われ方としてはむしろ悪くないだろうとは思いますが、魅せ方を間違えたりしないか相当プレッシャーですね。
 虫のいい話ではありますが、というか名前なんて結局どうでもいいから行動行動という考え方にも比較的賛同できる方でありますが、どなたか背中を押してくださると幸いです、というか押してください、お願いします。
 あと、前回はお見苦しい所をお見せしました。壱番合戦さんをはねのけたのは、作家内での相互癒着を防ぐためです。そのことは本人に伝えてあります。彼を含め皆様大変失礼しました。

上記の回答(厨二的漢字表現の限界の返信)

投稿者 読むせん : 1

よくわかんないけど・・・・時代小説の読みすぎで「あなや」「あなおとろし(まぁ怖い)」とかいう癖ついちゃってんですけれど・・・・さいきん刀剣乱舞マニアだと取られています。

周囲が「は?」から「糞オタめが!!」になった。すまん、武器興味ない派なんだよ・・・
いつかそれ系で謎のブームが来ると思うよ。それか自分の方が飽きる日が来る。

カテゴリー : その他 スレッド: 厨二的漢字表現の限界

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投稿日時:

元記事:どないせえと……。

実は、某ラノベ新人賞の応募の評価で、困っています。

簡単に言うと、審査員の方のミスについてです。

まず、主人公の設定で、ある知っている知識についての何も説明が無いと言われた事があるのですが、作中できちんと説明しています。
※どういう事かと言いますと、主人公は小説家で、小説を書くのに必要な知識としてそれを知っている、と作中で説明しています。

以上は、単純に審査員の方の見落としで、違う評価をされたと思われる事が1つ。

次に文法についてです。
以前、「!」や「?」の後ろに1文字分空白を入れる様に指導されたので、それからはそうやって書いているのですが、今度は逆に空白は必要無いと言われました。
これ自体は作品の内容の評価とは別だと思うのですが、同一の賞の審査で違う事を言われると困ってしまいます。

他にも、審査員の方によって同一の事に対して違う指導をされる事があるのですが、

そういう時は、本当にどうしろって言うんですかと思います。
どっちに従えば良いのさと……。

上記の回答(どないせえと……。の返信)

投稿者 オレンジ戦車兵 : 0

 正直言って相手が担当編集で一緒に出版を目指しているとでも言うんじゃなければ、相手がたとえ編集者で会ってもその人の言葉を鵜呑みにしない方が良いと思います。
 自分でそのレーベルの本や、ネットでできる限り調べて、正しいと思ったことをするしか無いでしょう。

 迷える狼さんの悩みの種がどこかしらの小説賞の評価シートと予想してコメントを書かせていただきます。
 一次や二次で評価をつけてくれる下読みのレベルはピンキリで、まともに読んでくれない下読みも多く居ます。
 何度か下読みを経験している方から話を聞く機会があったのですが、その人曰く「本当にちゃんと読んでいるのか」という質問に対して「なんのためにあらすじが付いていると思ってるんだ?」との事でしたし。

 下読みがまともに読んでくれない、とは言いません。
 しかし、しっかりと読み込んでくれる下読みが居るように、まともに読まず、あらすじと重要部分や山場だけ目を通して当落を決めるような下読みも間違いなく居る(過去に居た)と言うことです。

 最近――と言っても2年前ですが、2016年電撃小説大賞の大賞を受賞した『86ーエイティシックスー』が、前年度一次落ちした物を最後の結末だけを変えた物でした。
 本来は受賞が決まってから編集の指示で手直しするような要素で一次の当落が決まったと考えるより、下読み(読者)との相性で落とされたと考えるのが自然でしょう。
 一次落ちを別の賞に応募したら受賞したなんて話しはよく聞きますしね。
『86ーエイティシックスー』情報に関しては今でもインタビュー記事の抜粋などは簡単に見つかります。

 何が言いたいのかというと、下読みが仕事としてしっかりと小説を読み、その上で客観的視点からコメントしてくれているとは思ってはいけないと言うことです。
 これは賞だけではなく、この『ラ研』でも言えます。
 人の意見という物は、相手が編集であったとしても一意見として扱い、他の意見と同じように様々な情報と照らし合わせて取捨選択する必要があります。

 どちらに従えば良いか、という話しではなく、そのレーベルとしてどちらが正しいのか、ご自身で調査することをおすすめします。
 そのレーベル内でここ数年、別々の法則が作品事に存在しているのなら、それは書き手の好みや想定読者に合わせて変えるべき物で、正しいルールは存在しないと言うことになりますしね。

カテゴリー : その他 スレッド: どないせえと……。

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投稿日時:

元記事:物語に合わないキャラクターとは

どうもお久しぶりです。マリン・Oと申します。
ただいま私は新作の企画を練っている最中なのですが、また知人から酷評を受けている真っ最中です。
今回プロット段階から受けた酷評はキャラクターの話なのですが、知人の酷評に従うべきか否かのご意見を下さい。

今考えている作品のレギュラーキャラは三人いるのですが、その内の一人が「お前の作風にあわないからやめろ」と言われています。
ちなみにジャンルは今回もバトルものです。一昔前に流行った学園もの要素も少しだけ入れてあります。

<ここから少しキャラ紹介入ります>

清澄エリカ
主人公。剣での接近戦を得意とする女子生徒。
学校内では戦闘の授業で高い戦績を挙げているため、顔を知らない相手から知られていることもある。
ただ勉強は苦手。特に数学はかなり悲惨。

スカー(仮名)
自分が一番強いと思っている困ったちゃん。しかし実際の戦績は芳しくなく、態度の悪さから同級生からは嫌われている。

ベアトリクス・イーダ・シェーンハイト
エリートお嬢様。二丁拳銃での射撃戦を得意とする。
実力が伴わないスカーを嫌っており、第一エピソードでは彼女がスカーをいじめることで主人公のエリカと敵対する。
エリカに敗北した後は仲間になる。しかしスカーのことは相変わらず嫌っている。

ええ、このような三人の物語を構想していたのですが、知人からはスカーを外すように指示されました。
というのも、第一エピソードの事件が終わった後もベアトリクス自身はいじめに対して改心しないという設定で考えていたからです。
これに対して「悪役が改心しないで仲間になるのはいかがなものか」との主張を受けました。
ただ実際のいじめっ子ってものは、一度や二度注意されたところで改心するような奴はそうそういないんですよね。
ひどい奴は年度の開始から終わりまで注意され続けたのに一生反省しないとか、がザラです。
※実名を出さない掲示板だから言いますが、私はかつていじめの被害にあったことがあります。上記の記述も私が実体験で見たものです。
一応スカーとベアトリクスについては、しかるべき時が来れば和解させるつもりで設定を組んでいます。
以前のスレッドで言及したが、スカーを誘拐事件に遭わせて救出する過程で和解するという展開です。

この二人の関係に関しては、現行で行くのはまずいのでしょうか?
マイルドにした方がいいのならばそちらに合わせたいと思っています。

上記の回答(物語に合わないキャラクターとはの返信)

投稿者 ヘキサ : 1

地域・家庭・学校ぐるみでいじめ対策に参加している真っ最中のhexaです。今は保護者間でも連携をとり、いじめ癖の直らない子を監視しているような状態ですね。

「やってない」もしくは「向こうからやってきた」などどうまく嘘をつき、隠れていじめをする子が最近の傾向のようですが、保護者も学校も多くから証言を受け取って「やや隙があっていじめの対象になりやすい子」「前科が多く直らなさそうな子」の区別をつけています。で、隙のある子には隙を見せない行動ができるようになるべく導き、直らなさそうな暴力タイプは親も暴力タイプでモンペだったりしてうかつに接触すると怖いので学校に双方の保護者ともに呼び出しでいろいろ落ち着けたりとかなんやかんややっとりますがな。そして子供たちも距離を置かせるようになっています。つまり、仲間になるとかそういう話ありえんわ、ドラえもんのジャイアンみたいな時代遅れのを手本にしてもいけませんしな。

とりあえず「お前の作風に合わない」と言ってくれた友人さんの気持ちはありがたく受け取っておこうか。私もマリンさんの作風は明るく熱血なGガンとかの路線だと思っていたから。そんでもってそういう一見明るく見える人が暗い心の傷を抱えてそれを作品に吐き出すことも構わないと思っている。

エンタメの作り手としては「やめとけ」だけれども、「今なら向き合える」という気がする時であれば構わない。でも長編でやるのはなんかおすすめできない気がしている(結局みりんさんに言ったことと同じになっとるなぁ……)。
「直らないタイプ」ではなく「理由のある衝突、その理由が解消されれば理解しあえそう」ならいいけれど。

マリンさん自身に答えが出ていない問題なら、迂闊に触れるのはどうかとも思うんだが、今言った最近のいじめ防止ネットワークの状況を聞いて何か解決のヒントになるんだったらそれで作品を作っても構わないとは思う。まあだけどやっぱり難しい問題だと思うんだよ……「しかるべき時に和解」ってそれ不和間が長いわけだから全編通していじめのイメージが強く出ちゃうもんな。バトルものじゃなくていじめものになっちゃう感じ。

遊戯王の初期の不良に絡まれてた頃の話みたいに、早めに解決させておいたほうがいいんとちゃう?

カテゴリー : キャラクター スレッド: 物語に合わないキャラクターとは

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