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あかつきさんの返信一覧。最新の投稿順1ページ目

元記事:小説全体の流れの返信の返信の返信の返信の返信

「どんでん返し」とかは個人的に【常識をひっくり返す】事だから。まず作中の【当たり前】を意識するの大事やと思う。
―――――――――――――――――——
今回のアイデアとかは【記憶がないけど、たぶん現代日本人だろ】という「お約束」をあえて逆手に取ったら?くらいのノリです。

  なんなら肉体はヒロイン?の恋人の体を現世日本人の主人公(もしくは良き神の一柱)が「乗っ取った」設定で、ストーリーが進むうち、主人公の記憶と元の肉体の持主である【彼】の記憶がごっちゃに混ざっていく恐怖とかを描いてもいい。
【自分とは何か】とか
【そもそも信じていた記憶は愛は、本当に自分の物なのか?】とかね。
これなら「現地人の勇者」とかのほうが映えるし、神?と混ざった【彼】はヒロインのために世界を救う・・・という選択をとってもいい。
――――――――――――――――――――——
世界観の崩壊も矛盾も、実はおいしいから。

 いきなり傑作描かなくていい。赤ん坊が赤ちゃんピアノで、米津玄師ばりの一曲を作曲するようなもんやで?そんなん出来たら普通に怖いから。ちょっとずつ上手くなってええんやで?

 むしろイレギュラーで出来てしまった矛盾や破綻を、どうツジツマ合わせるか?とかのが面白いと思う。

秘密がある設定だと、あえてテンプレめかせて矛盾ポイントをどんどこ追加していき、読者が【あ?なんかおかしくない?】と気づかせ始めたところでネタバラシできたら最高に【どんでん返し】やと思うねん。
―――――――――――――――――――——
ちゃぶ台は「ストーリー上、別に要らんどんでん返し」とかを皮肉って言ってみました

今回のだと、失礼ながら【諸悪の根源は神でしたオチ】は別にいらんオチに近いので、このオチが必要になる設定を補強した方がいいと思います。

上記の回答(小説全体の流れの返信の返信の返信の返信の返信の返信)

スレ主 あかつき : 0 投稿日時:

黒幕に対するオチではなく、その他の登場人物(主に主人公)に対し何かしら裏設定を加える、ということですか。主人公はただ「戦時中の日本で殺される直前で召喚された、それにより人同士の争いの虚しさを知っていて、戦ううちに思い出す」くらいにしか考えていませんでした。確かにこれだとストーリー全体の構成としてあまりこの設定が活きていないので、主人公及びその他のキャラクターがどのようにストーリーの大筋に関わっているのか、もう一度考えてみたいと思います。

励ましの言葉をかけていただき感謝致します。小説は書けば書くほど上手くなると言われている通り、一度ある程度雑でもプロットがしっかりできたら多少の矛盾点は気にせず書いてみようと思います。

読むせん様、たくさんのご指摘、アドバイスと励ましの言葉をくださり、本当にありがとうございました。

頑張って最後まで書き上げます!!

カテゴリー : ストーリー スレッド: 小説全体の流れ

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元記事:小説全体の流れの返信

はじめまして。
粗筋と追加の設定説明を拝見しました。すでに多くの方から意見が集まっているので今更とも思いますが、私からも少し感じたことを書いてみます。

プロットをこちらに持ってきたことについては、個人的にはさほどの問題でもないような気もしますが、まあ、それはさておき。

>最後に真実を詰めすぎて序盤がつまらなくなってしまうでしょうか。

まず、この点について。
真相開示を終幕におくのは当然でしょう。早めに明かしてしまったら興ざめですから。

序盤がつまらなくなるのではとご心配のようですが、ラストに明かされる真相があるということは、逆に言えばそこまで主人公はフェイクの情報に騙されていたとうことになるわけで。そもそもそのために異世界に召喚されたのだから、仕掛けは冒頭から始まっていることになりますよね? それを意識して伏線をまいていけば、そのまま読者に興味を持たせる「謎」としても機能するんじゃないかと。

そういうことの具体的な好例として、いつも言っているのですが『魔法少女まどかマギカ』が絶好の参考になると思っています。あの作品では序盤から段階的に真相に近づいていく流れが、そのままストーリーになっていました。

で、ですね。
あかつきさんが構想されている作品の一番のウリは何ですかと質問されたら、どう答えるでしょうか?
最初に示された粗筋では、それが見えないんですね。

面白いかどうかではなく。

あかつきさんが読者にどういう面白さを提供しようと考えているのかが重要です。

実際に面白いかどうかなんて、書いてみないと分からないですよ。でも、少なくとも書き手自身が「ここは面白いんじゃないかな?」というのを何か温めているようじゃないと。

それと注意してほしいのは、粗筋や設定を長文で詳しく書けばいいというものでもない、ということです。
サタンさんへの返信に、

>15000文字を超えるプロットを1500文字程度に圧縮したため、

とありましたが、「これが一番のウリ」「ここが面白いはず」というのをしっかりと持っていれば、それを説明するのにその気になれば1500文字も必要ないくらいですよ。
最初の粗筋は、省略したと言いながらけっこう不要な情報が書かれていました。

例えば、

>主人公は異世界に召喚された。日本にいた時の記憶は転移中の肉体改変によりほとんどなく、ただ召喚された世界が自分のいた世界と違うということだけはわかっている。召喚理由は約100年前に世界に突如現れた魔族及びそれを従える魔王を討伐するため。

ここで重要なのは、「異世界に召喚された」「肉体改変」「召喚理由は魔王と魔族を討伐するため」くらいでしょう。日本にいた時の記憶がほとんどないというのも、先のストーリーを読むかぎりあまり関係ないので省略していいです。

>魔族は強かったが仲間の協力のもとなんとか討伐。しかしより強力な魔族が出てきて苦戦、倒したと思いきや致命傷は負わせられなかった。そこで出てきたのが最高ランクの冒険者で、あっという間にその魔族を倒す。

>力不足を感じた主人公は

苦戦したり何とか倒したりという経緯は本編では盛り上げるために必要かもしれませんが、要点ではありません。苦戦したことにより力不足を自覚した、で十分です。
「最高ランク冒険者」というのも、この粗筋ではこの後まったく登場しないので不要かと。
ひょっとすると、サタンさんへの返信に書かれていた「トップ2」というのがこのキャラなのかなとも思いましたが、このキャラの存在がストーリー上重要ならそこを粗筋に盛り込まないと。上記のような余分な情報を減らせば十分1500字にまとまるはずですよ。

粗筋の書き方に長々とクレームをつけられるのはご不満かもしれませんが、的確にプレゼンテーションできるというのは自身の作品をよく把握している証左なので、けっこう重要なことだと思います。

ヒロインが最初以外まったく登場しないなというのは私も思いました。実は重要な役割があるのだということですが、重要なら粗筋に書かないのはまずいです。
重要なら短い粗筋でも入れる。重要でないなら長い粗筋にも入れない。それだけです。
そのへんの過不足がかなりあるため、書き手としてこの物語で何を一押しで伝えたいと考えているのかが見えてこないんです。

最初の粗筋で、ここがポイントなのかな?と思えたのは、一つだけ。
主人公に対する神と魔王の立ち位置が、後半またはラストに逆転することです。流れとしては悪くないですが、必ずしも新味のあるアイデアではないので、もう一つプラスアルファは欲しいかなと感じました。
それと、この基本的なコンセプトと、ポイントポイントで出てくるキャラや状況の関係が、もう一つよくわからないです。
例えば、竜は神に創られた存在で神に背けないから、主人公を攻撃するのをやめ、「真実」の一部を主人公に教えたと。
しかし、ラストで神は悪しき存在だとわかるので、じゃあ竜はどういう心境で神に従っているのか気になったのが一つ。サタンさんへの追加説明でそこに言及されていましたが、話が詳しくなっただけでピンとこないのは同じでした。そして、その結果として竜がどんな行動をとるのかが、粗筋(簡単な方も詳しい方も)を読んでも書かれていないようなのも物足りないです。
また、魔族はマイクロチップだかナノマシンだかを埋め込まれて神に操られているようですが、それならどうして今になって神が彼らに手を焼いているのでしょう?
人間が予想以上に弱かったとのことですが(笑)、もともと人間が魔族に苦しめられているところを助けてやって自分を信仰させるというマッチポンプ作戦なんでしょう? 問題ない気がしてしまいますが。
そう考えると、神がわざわざ主人公を召喚して肉体改変した理由もイマイチよくわかりません。神の目的は魔王を倒すことではなく、魔王を利用して自分の威光を高めること。ならば、神にとっての主人公の存在価値も、あくまでそのシナリオに沿ってどういう役割を期待しているのか、そこを明確にした方がいいと思います。

で、最初の話に戻りますが、ラストに明かされる真相は神がどういう存在で何を企んでいるのか、そのために人間や魔族がどのように利用されていたのかということだと思います。
それを隠ぺいするフェイクがストーリーそのものになるんじゃないかと最初に書きましたが、仮にそうじゃないにしても、何か一つ物語の軸になるようなコンセプトを書き手は明確に意識した方がいいんじゃないかと思うんですね。
ヒロインやトップ2冒険者や竜の意思や行動も、すべてそれに絡んでいくように話を組み立てればいいんじゃないかと。

上記の回答(小説全体の流れの返信の返信)

スレ主 あかつき : 0 投稿日時:

あまくさ様、アドバイスありがとうございます。

>>序盤について
序盤のおもしろさはどれだけうまく伏線をはり、ところどころでしっかり回収していけるかにかかってくるのですね。

伏線をしっかりはってしっかり回収できるように、プロットをもっと矛盾点のないように、きっちりとしたものを作れるように頑張ります。

魔法少女まどかマギカ』、見てみることにします。

>>小説を通して伝えたいこと
他の方からも同様のご指摘があったので、それに対する私の答えを抜粋させていただきます。

作品を通して伝えたいことは「神という存在に敷かれたレールの上を歩くのではなく、自分の足で、自分の力で未来を切り開く人間という存在の強さ」と、「どんなに辛く目の前に絶望が広がっていたとしても、諦めずに前に進んでほしい」ということ、そして創られた「感情ある機械」である魔族から、「人間とは何か」という問いかけ、この3点です。

作品の魅力として挙げたいところは、どんなに劣勢でも、諦めずにもがき、最後には戦況をひっくり返して未来を掴み取る主人公を初めとする人間たちの姿です。
また、戦闘描写は特に意識して丁寧に書こうと考えています。

>>プロットについて
ここで挙げさせていただいたプロットには大事な情報がいろいろと欠けており、特に主人公と魔王以外のキャラが欠けているというのは大きな問題ですね……。

ストーリー全体の構成と関わりが薄い状態となっているため、このような結果になってしまいました。

キャラクター1人ひとりに焦点をあて、ストーリーを語る上で欠かせないキャラクターとなるようにもう一度ストーリーを再考してみます。

主人公の記憶が欠けていることについてプロットに書いたのは、主人公は戦時中の日本で敵に殺される直前で召喚されたという裏設定があり、これを思い出すことによって「人間同士で争うことの悲しさ」と、「そもそも魔族とは何だ?」という考えに至ります。さらに加えて、それを思い出すのは国を乗っ取った魔族との戦いで仲間が命を落としそうになるのを見たときです。もう二度と、仲間を失いたくない、その一心で、主人公は新たな力を覚醒させます。ここで初めて、完璧に自身の身体をコントロールできるようになります。大気中の魔力を吸収して瞬時に自分の力に変えられるようになります。
……と、いう設定を考えていました。

>>物語の+‪αに関して
オリジナリティに欠けるというのは多くの方からも指摘いただきました。正直、自分でもそう感じるところはありました。これについては、物語全体の質を向上させるか、プロットを考え直すかして改善したいと思います。

今漠然と考えているのは、主人公は勇者として期待されて召喚されたのに魔法が一切使えない、剣術も未経験。おまけに平和な世界からきたということもあり、期待外れと追放されてしまう。しかし主人公は魔法が使えないのではなく「身体強化魔法のみ圧倒的な精度で扱うことができる」というものです。作品の特徴というにはまだまだありきたりですが、新たな設定としては前より良くなったのでは、と思っています。

>>竜について
竜は神に創造された存在であるため創られた当初は神に従います。特に自分の役割に疑問も持ちません。しかし、人間の営みを見て人間を好きになり、それに対する神の仕打ちを快く思っていません。

ですが、竜の役割とは世界の魔力量を調整するシステムを守ること、自分の役割を放棄しては人間が滅んでしまう。また、竜も神のいる場所を知らされていないため、魔族に殺される人間たちを見ているしかできませんでした。

ただ隙あらば神に対し意見を述べよう、くらいには思っていませんでした。ですが最終決戦における神のあまりに非道な行いを見て、例え神の消滅により’’自分も消滅してしまうとしても’’人間のために戦おうと決意しました。

主人公が劣勢のときに、例え力及ばずとも主人公を信じ神に攻撃を行った人間たちに対し、神は無慈悲な力をもって蹂躙する、みんな死んでしまう、そんな時に神の攻撃を防ぎ人間を守ったのが竜です。主人公が神を倒す隙を人間たちとともに作り出します。

神はその力があまりに強大なため、世界に干渉するのが容易ではありません。そのため魔王という存在を生み出し魔王に魔族を創らせました。魔王とて神ではありません。元を正せば超高性能の人工知能、生命を創造することはできません。したがって自分の身体を分析して劣化版魔王を作り出します。それが魔族の招待です。すなわち、神が魔族を操っているのではなく、あくまで魔王を起点とする個々のAIシステムにより行動しているので、神は魔族に命令を下せません。

>>神の思惑について
魔族により世界人口があっという間に減ってしまいました。信仰心を集めることが目的なのにその信仰する人間が魔族によって滅ぼされてしまっては本末転倒です。したがって、人間側の「魔王」として勇者召喚を行わせました。

しかしそれがまたもや、神の思い通りにはいきません。神が死んだのは、すべてを思い通りにしようと命を軽んじたためです。

>>フェイクについて
フェイクストーリーを創ることは絶対に必要になりますね、あまりそこまで考えずにプロットを書いていました(^^;)

完全なフェイクとまではいかずとも、神の存在には気づかずあくまで魔王がラスボス、という形にもっていこうかとおもいます。魔王が魔族を創ったところまでは明かし、魔王はなぜ生まれたのかについて、神の存在、世界のシステムについて最後に用意したいと思います。

ストーリー全体の軸を考え、すべてを1本の線で繋げられる構成にできるよう頑張ります。

>>最後に
あまくさ様のご指摘に答えていくうちに、今までもやもやしていたものが形を帯びてきました。

本当にありがとうございます!!

カテゴリー : ストーリー スレッド: 小説全体の流れ

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元記事:小説全体の流れの返信の返信の返信

ごめんお邪魔します

そんな「ありがち」能力で「特殊能力とよぶには足りないでしょうか……。」とか言わない。ベッタベタだから!!
 しょうもない能力でも格好よければいいんです。ハラハラドキドキすればいいんです。能力依存とか能力インフレしかしないからね?

アイデアとか奇想はハッキリ言って無駄!!
だって【大体みんな同じもの読んで同じ作品から影響受けて育っているから】着眼点なんてだいたい同世代で被るんですよ。

そこに固執しなーい!!(´Д`)

上記の回答(小説全体の流れの返信の返信の返信の返信)

スレ主 あかつき : 0 投稿日時:

このコメントを見て、目が覚めました。

自分の考えた設定の上で、キャラクターや戦闘描写によって感動を創り出せるように頑張ってみます!

世界観を壊さず、矛盾点がでないようにキャラクターの能力を考えていこうと思いました。

読むせん様、この度は拙作に対し時間をさきたくさんのアドバイスをくださり、本当にありがとうございました。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 小説全体の流れ

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元記事:小説全体の流れの返信

・・・・わりとショーもないです(;´・ω・)

 しょせん見せ方の問題だけどさ・・・慎重勇者とかいうアニメの粗筋をYouTubeで見たけど【盾勇】のサブシナリオの完全盗作レベルでシナリオ同じだから「えー・・・褒めるの?まじか・・・」ってなったし。
まぁ【盾勇】も某作家と同じ展開で「え!?ちょ、いいの!?盗作になってない!?」ってなったけど。

盾勇さんは大量の追加設定要素をぶち込みまくって、闇鍋カオスになったからアレでいいか別に・・ってなったのよねー。
―――――――――――――――――――————
 にしても「どんでん返し」が無いくせに「ちゃぶ台かえし」は微妙だぜぇ~?

①日本にいた時の記憶は転移中の肉体改変によりほとんどない(召喚された世界が自分のいた世界と違うということだけはわかっている程度)
②召喚理由は約100年前に世界に突如現れた魔族及びそれを従える魔王を討伐するため。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
とのことなので、
①敵を倒すと召喚された主人公の記憶が少し取り戻す事ができる。

②主人公には何か召喚前に何か【大事なこと】があった事だけを覚えている
それを思い出したいから戦う

③そもそも主人公は現代日本転生者などではなかった。

④主人公は神に改造されてしまった魔族個体であり、魔族の自我と尊厳を奪い、魔族を使い潰す邪悪な「神への反逆」のために魔族が希望を託した【魔族の勇者】だった。

⑤いいように世界を搾取してエネルギーを吸い尽くす寄生存在【神】を倒し、主人公は本当の世界平和と魔族の自由を手に入れる。

とかねー。デスガイアっぽいオチだし、これでも安直な方だけど(;´∀`)

上記の回答(小説全体の流れの返信の返信)

スレ主 あかつき : 0 投稿日時:

慎重勇者というアニメは見ていませんが、盾の勇者は見ました。確かに、プロットだけだと似てしまうこともあるのですね……。

小説を書く上で、自分の「味」を出せるよう、尽力したいと思います。

「どんでん返し」に関してですが、世界設定的に神との戦いは避けて通れないので、「ちゃぶ台返し」にならないように伏線をところどころに張って工夫してみます。

主人公は実は魔族だったという設定は盲点でした。他の設定やキャラの過去などに目がいきすぎて、肝心な主人公の設定が甘かったと気付かされました。

面白い小説を書けるよう頑張ります!ありがとうございました!!

カテゴリー : ストーリー スレッド: 小説全体の流れ

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元記事:小説全体の流れの返信の返信の返信

>主人公のみの特殊なチート能力に関しては
いえ。チート能力の有無を指摘しているのではなく、そうした「わかりやすい面白味」の話。
例えば「現実主義勇者の王国再建記」という作品ではチート能力などなく、「主人公は現実主義」というだけです。それがこの作品の「面白味」になります。このようにキャラクター性で面白味を作ることは出来るしそのような作品も多くある。しかし御作にはそれがない。繰り返し、能力の有無を指摘しているわけではありません。

>ヒロインの設定ですが、
ええと、まず、「圧縮したプロット」は物語の大事な部分だけを抽出して短くまとめたものだと思います。
その「物語の大事な部分」でヒロインも仲間もまったく関係してこないあたりで、空気なわけです。
単に「主人公を支えるだけの役」として登場するヒロインポジと認識しての事であれば問題ないだろうと思います。
例えばジャンプ漫画のワンピースでは女性キャラとして航海士のナミが登場しますが、このキャラは別に主人公ルフィが海賊王になる物語にあたって何の関係もなく、「航海技術があるキャラクター」であれば誰でもいい。
別に黒幕に命を狙われているヒロインではなく、ヒロインのために行動する主人公でもない。
ワンピースにおいては他のキャラクターも似たようなもので、別にそれが悪いと指摘しているわけではありません。
ただ、主役の物語には関係してこない事が、要約したプロットから見受けられる。
それを問題と考えるか、もともとそういう話だから大丈夫と考えるかは作者次第だと思います。
個人的には、本筋に絡んでこないと第四王女って設定が腐りそうだとは思う。「主人公を最後まで支えるキャラ」であれば魔法の才能がある奴隷でも町娘でも何でもいいんだから。
そして、今回のプロット=本筋に出てこない以上はメインストーリーに関係ないって事なので、ヒロインを含め仲間のエピソードの掘り下げは本筋ではない、寄り道だって事になります。
本当に本筋に関係ないまま各キャラの掘り下げをやるのだとしたら、それは「いつになったらメインストーリーが進むんだ」という状態になりかねないと思う。

それと、個人的なジンクスでしかないけど、設定はあんま他人に言わないほうがいいと思う。
自分でまとめるだけなら良いと思うけど、それを誰かに伝えてしまうと、そもそも「読者に伝える」ために書く小説よりも「相談という形で設定を聞いてもらう」ほうが遥かに楽なので、それで満足しちゃったり癖になってしまったりする。
自分が考えた設定を誰かに伝えたいのであれば執筆するほかない、と考えたほうが良いと思う。

上記の回答(小説全体の流れの返信の返信の返信の返信)

スレ主 あかつき : 1 投稿日時:

なるほど、「面白み」も、「ヒロイン」も私は根本的に思い違いをしていたのですね。

もう一度作品の「面白み」と、登場人物たちとストーリー全体の関係性について考え直してみようと思います。

「設定を伝えるための小説」に陥ってしまうのは、怖いですね。ですが小説が小説であるためには、設定だけでは何も伝わりません。そうならないよう、諦めずに書きあげられるよう頑張ります!

サタン様、お忙しい中私の作品に付き合ってくださり、ありがとうございました。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 小説全体の流れ

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元記事:ラノベでの古文使用はどこまで可か

極論すれば
・時と場合によりどこまでも。ただ、使用しないほうが無難
・キャラ付けのためオンリーで使うと転ぶ
になることは一応百も承知なのですが、工夫次第でどこまで受け入れられるか知りたいです。

「左様。ならばこの草より土と虫選り分けなむ。」ぐらいの難易度で、異世界語のうち公用語の表記として扱いたいです。数も極力減らすつもりです。
あくまでも似たイメージのすり合わせをもとに行うつもりで、その他には大阪弁や京都弁、広島弁などを使いたいと思っています。
けど読みにくさがアップするのでこのことに関する意見を伺いにきました。

上記の回答(ラノベでの古文使用はどこまで可かの返信)

投稿者 のん : 0

こんばんは。短いですが意見を。

先ず、ラノベで古文をとなるとかなりマイナーでしょうが、例文くらいのものなら問題ないでしょう。
『 ナンバーワンキャバ嬢、江戸時代の花魁と体が入れ替わったので、江戸でもナンバーワンを目指してみる~歴女で元ヤンは無敵です~』https://kakuyomu.jp/works/1177354054889208141
では台詞がありんす言葉なのですが、ページ末での注釈含め面白いです。

ただ、他にも方言をしようするとなると更なる工夫が必要でしょうし、読みにくいと感じる人が出るのはどうしようもありません。
そうまでするなら何かストーリーに関わる重要な理由があるのだろう、とも思ってしまいます。

キャラ付けの為だけでしたら、語尾のみのエセ言葉あたりが許容ラインでしょうか。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: ラノベでの古文使用はどこまで可か

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投稿日時:

元記事:視点者の意識がないときの描写

 こんばんは、お世話になります、左野です。
 小説を書いていると、視点者が寝たり気絶したりするシーンに当たることがあります。
 視点者の意識がないときの描写は以下の方法で問題ないでしょうか。また、他に方法があればぜひ教えてください。

1:視点者が意識を失うぎりぎりまで地の文で書く。その後は書かない。
 いわゆる、「おれは寝てしまった」というものです。
 よく使われている手だとは思うのですが、「『おれは寝てしまった』ってモロに目覚めたあとに考えることだよなあ。『おれは死んでしまった』に近いものを感じるぞ」というような、余計なことを考えてしてしまいます。
 かといって別のいい言葉が思いつくわけでもない。
 これはお約束の文章として素直に使っていいのでしょうか。

2:視点者を変える
 視点者を変える方法です。意識がなくなった後の展開が長いときに使うべき方法と聞きます。
 しかし、一人称小説でやると、地の文が随分変わってしまいます。(文章力によるとはいえ)違和感を覚えますか。

3:視点者の意識がなくなったあと、神視点(というより無視点三人称? 地の文では登場人物の心情を一切書かず、ただ事実のみ書く)で描写する
 特にお聞きしたい方法です。
ーーーーーーーーー
例)
「頭が痛い」
 そうぼやくと、椅子に座って本を読んでいた魔女が、長くて美しい髪を耳にかけてから、本をぱたんと閉じてこちらに視線を向けてくる。
「風邪でもひいたのか」
「たぶんね。もう寝るよ」
 おれは頭を押さえながら、フラフラと歩き、ベッドに腰掛ける。
「寝るのなら、その前に薬を飲むかい。私が作った薬がまだ残っているはずだ」
「うん、ありがと。それ飲んで寝るよ」
 おれがそう返事をすると、魔女はさっと薬箱から瓶を取り出した。
「ほら」
「サンキュ」
 瓶を受け取り、一錠だけ取り出す。すると、魔女は水がなみなみと入ったコップをもってきて、すぐ近くの机に置いた。
「水。これを飲み干せ」
「え、いいよ。そのままのみこめるし」
「寝ている間に脱水症状を起こしたらどうするんだ」
「わかった、わかったよ」
 他人の健康だけは本当に心配するんだよなあ、この魔女は。自分のにはてんで無頓着なくせに。そんなことを思いながら、コップに口をつける。
「熱は?」
 コップの水を半分飲み干してから、答える。
「……ああ、なさそう。大丈夫だよ」
「ならいいんだが」
「そうそう、この薬、よく効くんだよね。飲んだ瞬間こてっと寝られちゃうんだ。起きた頃にはもう元気いっぱいだし」
「特殊な睡眠薬だからな」
「ん、じゃあ、おやすみ」
 おれはそう言って、水をふくみ、薬を口に放り込む。ゴクンと飲み込んで、それだけでもう眠い。ベッドに横たわり、ブランケットを被る。どんどん眠気が襲ってくるのが嫌でもわかった。

「おやすみ。ふふ、もう寝息を立てている。……私は心配でならないよ、君はいつも必要以上に無理をするんだ。君は私よりよっぽど脆いというのに」
 暖炉の光がコップをオレンジ色に照らす。暖かい空気で部屋は満たされている。
「君の前じゃ口が裂けたって言えないが……私は君のことを」
 誰かの思いを隠すように、火の粉のパチパチはぜる音だけが、病人の小さな寝室に響いていた。
ーーーーーーーーー
 というものです。
 今書いている小説があるのですが、例のように、視点者の意識がなくなったあとの展開が視点を変えるには微妙な長さで、しかしどうしても描写したい場面があります。
 そのために方法3を使う予定なのですが、変でしょうか。

 よろしくお願いします。

上記の回答(視点者の意識がないときの描写の返信)

投稿者 ヘキサ : 1

実は一人称でこの手のシチュエーションを3回ほどやらかしたことがあるhexaです……

1:視点者が意識を失うぎりぎりまで地の文で書く。その後は書かない。
 いわゆる、「おれは寝てしまった」というものです。

はい、この手法で乗り切りました。ちなみに一人称の文章描写というのは他者に説明しているわけではなく、本人の認識を列挙しているだけなので「次第に意識が薄れていった」のを自覚しているってだけのことであまり気にしなくていいです。
確かに描写している最中に若干の苦しさを感じましたが、この時に限っては視点を変えるほどのこともないと思いました。

2:視点者を変える
 視点者を変える方法です。意識がなくなった後の展開が長いときに使うべき方法と聞きます。
 しかし、一人称小説でやると、地の文が随分変わってしまいます。(文章力によるとはいえ)違和感を覚えますか。

違和感は当然出ます。私は1の手法と比較してどっちがマシに思えるかで1を選びました。ケースバイケースだと思います。
あと、あまくささんの仰っているようにベースが三人称一元視点だと視点を変えても違和感はあまりないです。それでほんの短時間だけ他者の視点で描写したこともあります。でも、一人称で通して書こうと決めていた作品のほうでは、この違和感がかなり気になり1を選びました。正直勘の域に入るのでうまく説明できません。

3:視点者の意識がなくなったあと、神視点(というより無視点三人称? 地の文では登場人物の心情を一切書かず、ただ事実のみ書く)で描写する
 特にお聞きしたい方法です。

この神視点がですね……かなりの曲者なんですよね……
文章を拝見すると、魔女の心情にまでは入り込んでませんね。
「君のことを」以降の内容がどこまで物語上で重要か、そこをつきつめてみてください。
私個人には使いこなす自信はありません。

あと、誤解されやすそうなサタンさんの「主人公視点で入手できない情報に意味はない」という意見についての補足をさせていただきたいと思います。
実は、「主人公視点で得られる情報のみで物語の完結に辿り着けるか」は、物語が物語の形を成しているかどうかの重要な指標になります。そのため、私個人の意見としては、今まで作品を完結させたことのない人、させたことはあっても今手掛けている作品で完結の見通しが危うい予感がする人などには、できれば主人公視点のみで取り組むことをおすすめしたいです。

何故かというと、他者視点で読者に情報を知らせて満足してしまうことで、情報が主人公に辿り着かない可能性がある、そういう場合、主人公の動きが悪くなってしまうことがあったりするから。
また「物語の進行上重要な情報を主人公が知ろうとしない=主人公に問題解決能力がない=物語が完結できない」という可能性が高かったりするからです。
もしくは「主人公が重要な情報を知らせてもらえる立場にない=その物語から外れた存在であるということになってしまう=主人公の物語ではなくなってしまう」とかですね。

なので、その点をしっかりクリアしているうえで他者視点を追加しているプロの作品はほぼ問題ないことが多いです。ただ、漫画やアニメなど視点の概念の薄い映像媒体に慣れ過ぎたうえで、気軽に視点を変えてみようと思っている方には警告せざるを得ないです。
映像ってのは、人間の水晶体なりカメラのレンズなりドローンでの撮影なり、映像を撮った時点で役目を終えることが多いです。でも、言葉というのは、人の意志で生み出されて紡がれるものです。私が神視点を最も苦手としているのは「これ、誰の気持ちなわけ?」というところにあるからです。

とはいえ、この神視点で面白い作品を書いていらっしゃる方も知っています。中には、本当に神の視点だったとラストにわかったものもあります。個人的には、その神の主観が入っているギャグテイストのものが面白かったですね。
ただ、情報の説明のためだけに神視点にするのはいただけないと思っています。それなら主人公が疑問に思った時に聞いて、それで主人公が知ればいいだけのこと。知ろうとしない主人公は、その将来の見通しが危ぶまれます。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 視点者の意識がないときの描写

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元記事:長編を『とにかく書き進める』ことができない

タイトルのとおりです。妥協して、とにかく書き進めることができないのです。

自分は、ある程度短編(原稿用紙数枚~十数枚分)を書き、それなりに文章には慣れてきました。
しかし、いざがんばって長編に取り掛かろう、と思うと、最初の数枚あたりで
「ああっ。これじゃない」
という気持ちになり、そこから進まなくなります。

よく「完璧主義より完成主義」「とにかく終わらせて、あとから直せばいい」といいますが、
それができたらとっくにやっているよ、というのが本音です。
というのも、自分は少し神経質で、多少のミスがかなり目についてしまうのです。
本やブログを読んでいても、誤字やレイアウトの微妙な違いが気になることがあります。
なので、少しでも書いたものが「不完全」と感じると投げ出したくなってしまいます。

書きたい内容は、一応、筋は通しています。
800字程度のプロットは書けますし、短編であればある程度の速さで作れますが、
長編となると、とにかく進められなくなります。
自分のなかのハードルが高すぎるせいだとはわかっているのですが、
そのハードルを下げようと意識しても、我慢できず、ずっと書き直し……

質問としては、
①どうすれば、とにかく書き進められるのか
②どうすれば、自分の中にあるハードルを下げられるのか
の2点です。

ただ、長編を書くための体力がまだできていないだけなのでしょうか?
どのような練習をすれば、この「最初から書けない」状況を変えられるのでしょうか?
とても苦しいです。どうか、助言をよろしくお願いします。

上記の回答(長編を『とにかく書き進める』ことができないの返信)

投稿者 サタン : 2

正当に体力を身に付けるのであれば、とにかく書くしかないです。
「とにかく完成させる」というのは、いろいろ理由はありますが、そもそも先が見えないため 今 が不安定に感じ執筆が安定しないというのもあります。
詳細なプロットを作るのも手だけど、そもそもそのプロットを書き起こしたらどういう出来栄えになるかってのが感覚としてつかめてないから、プロットを作っても「先が見えない」のは変わらない。
たぶん、短編ならプロット書かなくても執筆できるんじゃないかな?
つまり短編なら上手くいくけど長編だとダメってのは「どの程度先まで見えなくても大丈夫か」という話で、ダメでもなんでも強引にでも書き続ければ長編の感覚がわかってくるし、先が見えなくても慣れればロードマップが脳内に描けるようになる。そうなれば執筆が安定するので徐々に体力が付いてきて、書けるようになる。

で。

ここで少し考え方を変えてみて、「先が見えない(書けてない)」のが原因であれば、なら、「先が見える」ようにすればよい。
短編なら書けるんだよね? まず何ぺージくらいまでなら問題ないか把握してみるとよい。
次に、書こうとしてる長編が何ページくらいの想定かを考えて、「先が見えるページ数」で分割してしまって、それが4本であれば短編4本から成る長編って考えればよい。
そもそも「長編」を「一個の長い物語」と考えてる時点で、まあ、別にそれは間違いではないのだけど、あまり良い回答ではない。
何故なら、読者は飽きっぽいから「長い話」なんて飽きて当然だし、それを読ませ続けるのは本当に難しい。
だから、例えば前述したように単純に4本の短編から成る話としてしまったり、その短編に連続性を持たせる要素を入れて一本の長い話のように見せかけてみたり、あるいは、一本の長い話のように見えて要所要所でしか本筋の話題は動かずサブプロットが4本入ってる形であったり。
長編ではあるけど、実は短いエピソードが詰め込まれて「うまく一本にまとめられてる」という形だったりします。

であれば、長編=長い話 と考えるのはやめて、長編というのは複数のエピソードをまとめたもの、という考えにしてみると、「短い話は書ける」のであればあとは「まとめかた」の問題で長編はすぐに作れるようになります。

私の場合は、ぶっちゃけ短編もロクに書けなかったので、でも書くのは好きでワンシーン単位あるいはコントの台本みたいな短いものは好きでよく書いてたので、とにかく「長編」を分解しまくって、自分が書けるワンシーン単位のエピソードを箇条書きで並べて、それをプロットとして書いたら超楽にサッと書けました。
ちなみに、このとき「ワンシーン単位での読み返しはOKだけど、シーンをまたいで通して推敲するのは書き終えてから。執筆中は絶対に通して読んじゃダメ」ってルールを自分に課しました。
なにしろ、これはこの時点では「長編」ではなく「掌編の集合体」なので、シーンとシーンの間で整合性が取れない箇所が絶対に出てくるし、私の性格上それが絶対に気になってしまうと思ったため。気にした都度に書き直してたら筆が進まない。というかすべてを書き終えてからでないと「全体の整合性」は取りようがない。全部書いてないんだから。序盤だけで完璧な整合性を取っても書き進めれば絶対にそれはズレが生じてまた書き直す羽目になり、次第に訳が分からなくなって破綻するにきまってる。
なので、「通して読むのは書き終えてから」というのは徹底しました。

ようは、これは「長編のためのパーツを作りまくって、部品が全部できたら、それらを長編として組み立てる」という考え方ですね。

>どうすれば自分の中にあるハードルを下げられるのか
これは難しい。
というのも、何を言ったところで第三者が他人の価値観に影響を与えること自体が難しいため。
スレ主さん本人が「こういうことか」と気が付くしかないと思う。

私がよく例えるのは、カレーライスの話。
貴方は名店のカレーライスを食べて感銘を受け、同じようなカレーライスを作ろうとするけど、当たり前だけどそんな簡単にできるわけがない。
でも貴方は「名店のカレーライス」を目指して「これもダメ」「あれもダメ」と失敗を繰り返す。
目標があるのは良いことだし、失敗を経験するのも良いことだけど、この現状は「名店のカレーライス」をハードルにしてしまっている。それは悪いこと。
「名店のカレーライス」は目標であって、ハードルではない。
では、貴方のカレーライスのハードルはどこか。
それは「カレーの味がすること」というのが適切なハードル。だって、カレーを作ってるんだから。当たり前のことなんですよ。
「カレーの味がする」というハードルを越えられたのなら、「ルーを使わずスパイスでカレーを作る」というハードルに少し上げて、「別の作り方に挑戦してカレーを作る」とまたハードルを上げて、そのハードルの最終地点が「名店のカレーライス」になる、これが正しい目標の在り方だと私は思う。
だから、最初の正しいハードルは「カレーの味がする」ってこと。

じゃあ、それは小説で言えば何なの、何が「カレーの味」なの、ってなると思うんだけど、これも簡単で、「その物語で何が言いたいのかが正しく表現されているかどうか」が一番低いハードルだと思う。
上の「掌編の集合体」の例で言えば、最初にシーンごとに箇条書きにしたと書いたけど、その箇条書きにはワンシーンでそれぞれ「こういうシーン」と書くわけだけど、その「こういうシーン」というワンフレーズに意味を込めて書いた。
例えば「主人公が友人と口論し、主人公の身勝手さがにじみ出てくる」とか。
すると、このシーンでは「口論」して、そこで「主人公の身勝手さが出てくる」というのが「言いたいこと」なので、それが表現できてれば問題ないシーンってことになる。
クォリティを上げたい場合、「身勝手さがどうにじみ出るか」の演出に凝るって話になるから、書き込む場合・薄くしたい場合なんかの微調整も楽になる。

とまあ、こんな感じで考え方を変えたところ、私の場合は性格やこだわりは一切変えてないつもりだけど、一気にハードルは下がったと思う。
でも、最初に書いたけど、私の場合は「小説って 作者が言いたいこと が大事だな」と気が付いたからこれが腑に落ちる考え方になったというだけで、たぶん自分で何かに気が付かないと、誰かに言われてハードル下げるのは難しいと思う。
私もよくこの板で ハードル下げろ って言ってるけども、言われて思考の足しになりゃいいな程度の発言だったりする。
私のこの考えも、私が気づいた私の答えなので、別に正解ってわけでもないですから。

カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: 長編を『とにかく書き進める』ことができない

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