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半額オソーザイさんの返信一覧。最新の投稿順23ページ目

元記事:自作小説の冒頭シーンについての相談の返信

先の書き込みで次のように書きました。もう一度、繰り返します。

(再掲)
そもそもこの作品、異世界転生モノなのでしょうか? 主人公が「転生者」ではなく、ストーリー的にも転生モノのテンプレを使っていないですよね? そこが、この作品の長所にも短所にもなりうる点だと思います。
(再掲、終わり)

いまいち理解されていないようなので、極論気味に書き直します。

1)本作は「異世界転生もの」ではありません。

2)この作品で「異世界転生もの」が好きな読者にウケる見込みはほぼありません。

3)よって、タイトルに「異世界転生」とつけるのは逆効果。推奨できません。

4)しかし以上のことは、御作の大きな長所になっている可能性があります。

1~3については、読むせんさんが最初の書き込みで端的に指摘されています。失礼して引用します。

(引用)
タイトルうんぬんについては③も兼ねているんですが『小説家になろう』において『異世界転生』は【俺ツエー×ハーレム×ヒャッハー!!!】と同義になりつつあります。

 なので、転生した主人公が、某ぷよぷよのごとく現地人やらモンスターやらを爽快な連鎖でぶち倒す爽快ヒャッハーが読みたい人が、ページを開いて一番

―――「どうせ転生者のほうが上に決まっている」最近はそんな言葉をよく耳にする。

あ、反異世界チート物かよ (゚⊿゚)イラネ -
・・・・と逃げると思う。
ーーーーーーーーーーーーーーー
タイトルが【「どうせ転生者のほうが上に決まっている。」】とかなら、主人公は現地人で現地人成り上がりもの、反( アンチ)転生チ―ト物とかを連想し、
【そういう物語】を読みたい読者がページを開くと思います。
(引用、終わり)

この指摘に対してスレ主様は、

>・反異世界チート物
>⇒その自覚はないのですが(というか、アンチ系って叩かれそうで怖いし、自分の好きなものをぶち込む以外は基本できないっす……)、そうなると期待されているのは「主人公が転生者を倒す」ですよね?

と返されています。

違います!
読むせんさんの指摘を誤読……と言うと言いすぎかもしれませんが、理解のポイントがずれています。
ここ、重要なので詳しく説明します。

構想されている作品が、異世界転生ファンにウケるかどうか。
反異世界チートものを意図しているのかどうか。

それ自体は、どちらでもいいのです。
この部分の読むせんさんの意見は単に、

◎タイトル詐欺。

それだけです。
異世界転生というワードをタイトルに入れれば、多少、そういう作品が好きな読者に期待を与えるかもしれません。しかし、本編の1行目でいきなり、その期待を裏切っているかもしれませんよ、ということです。

>どうせ転生者のほうが上に決まっている。
>最近はそんな言葉をよく耳にする。

この冒頭は、「俺TUEEE系異世界転生モノ」に興味のない読者が読めば「お? ちょっと面白くなりそうかも?」と思わせる、けっこう良い書き出しなんですね。
しかしタイトルの「異世界転生」ワードに惹かれて読みに来る読者はほぼ「俺TUEEE系異世界転生モノ」ファンだと思われるので、そういう読者は高い確率で、この冒頭で読む気が失せてしまうと思われます。

その時点で大きな失点なので、

>そうなると期待されているのは「主人公が転生者を倒す」ですよね?

これはもう手遅れです。

お分かりでしょうか?

要するに、狙いとアピールポイントが一致していないことが問題なのであって、狙いそのものは「俺TUEEE転生者推し」でも「反俺TUEEE転生者」でも、どちらでもいいんです。

スレ主様の理解がずれていると思ったのは、私や読むせんさんの意見に対して、「反俺TUEEE転生者」の方向に振り切れというアドバイスだと受け取られたご様子だからです。しかし、そういうことは別にお勧めしていません。なので、

>今後の展開で協力関係や、友情を育むとかはマズいのでしょうか?

ぜんぜんマズくありません。良い構想だと思います。
ただ現状では、タイトル、冒頭の文章、その後の展開。この三つが読者に与える印象がチグハグになってしまう可能性があるので、そこを調整してください、という話です。

    *    *    *

で、ですね。

(再再掲)
そこが、この作品の長所にも短所にもなりうる点だと思います。

4)しかし以上のことは、御作の大きな長所になっている可能性があります。
(再再掲、終わり)

言いたいのは、こっちです。

>どうせ転生者のほうが上に決まっている。
>最近はそんな言葉をよく耳にする。

この書き出しそのものは、けっこう良いと思います。今は「俺TUEEE異世界転生モノ」が氾濫しすぎているので、そういうのに食傷している読者には良いアピールになる可能性があるからです。

まず、これが言いたかったんですよ。どういう読者に向けて作品を書くのかを、意識しましょう。それを意識していれば、安易に「タイトルに異世界転生って入れればいいよね?」なんて発想が浮かぶはずもありません。異世界転生を入れるなら、かと言って俺TUEEE転生推しではないということを匂わせる工夫が必要です。

ラノベ、転生モノではありませんが、海外SFの有名作にP・K・ディック『アンドロイドは電気羊の夢をみるか?』というのがあります。「アンドロイドにも心があるのか?」が作品のテーマで、さらには普通に自分は人間だと信じていた主人公が後半、「実は、俺もアンドロイドなんじゃないか?」と迷いはじめるストーリーです。
内容とテーマを巧みに暗示した洒落たタイトルだと思います。参考になるかもしれません。

タイトルに関しては、ここまで。

次、私がお伝えしたいことの最終局面に移ります。

    *    *    *

御作の方向性は、俺TUEEE系異世界転生モノではありません。
しかし、「異世界転生者」という要素が、重要なセントラルクエスチョンと位置づけられています。

そう思った理由は三つ。

1)テンプレ的異世界転生モノに食傷気味の読者を狙った冒頭が選択されている。

2)主人公のコンプレックスの原因となる過去の経験に、転生者が強く係わっている。

3)妹が転生者であり、にもかかわらず力が発揮できず、むしろ劣等者になってしまっている。

これだけ揃っていて、転生がストーリーの中心軸にならなかったらへんです。
加えて3は大きな謎をはらんでいます。そこから、

4)この世界における転生という現象に、大きな秘密が隠されているのではないか?

5)妹の現在の不遇はその秘密に係わっているのではないか?

読者は嫌でも4・5を想像し、期待します。そういう雰囲気を醸し出していることが、「妹のシーンは良い」という意見が集まった理由だと考えます。
なので、

>これからの展開を言うと、
(中略)
>そこで妹が覚醒し

妹の覚醒はプロット的に必然で、そうならなかったらウソという序盤のセットアップになっています。

結論。

示していただいた序盤の文章と、このスレのやりとりに書かれた構想は、大筋としては妥当。このまま先に進めることをお勧めしたいです。

注意点。

想定読者はストレートな「俺TUEEE系異世界転生モノ」ファンではなく、そういう作品に食傷気味の人。転生モノをよく読んではいて(そういう人でないと、転生をひねった世界観がピンとこない)、その上で目新しいものを求めている人、になります。

そして、ストーリーの方向性は。

転生という現象に、この作品独自の大きな秘密を用意すること。
それが妹とからんで後半~終盤に明かされ、一気に世界が広がるような流れを作るのが望ましい。

と、考えます。
これは「妹との平和な生活を望む」、「転生者は悪人ばかりではなく、最終的には主人公と転生者との新たな絆が生まれる」という構想と、問題なく両立すると思います。

以上です。

上記の回答(自作小説の冒頭シーンについての相談の返信の返信)

スレ主 半額オソーザイ : 0 投稿日時:

あまくささん

ご指摘ありがとうございます!

・1)本作は「異世界転生もの」ではありません。
 ⇒異世界転生者がいるなら異世界転生モノだと思ってました……。

・2)この作品で「異世界転生もの」が好きな読者にウケる見込みはほぼありません。
 ⇒ウケるといいなぁ、と思ってました……。

・3)よって、タイトルに「異世界転生」とつけるのは逆効果。推奨できません。
 ⇒人気作に「転生」とか「異世界」とか付いていたので、とりあえず付けておけと思ってました……。

・4)しかし以上のことは、御作の大きな長所になっている可能性があります。
 ⇒流行というか、大きな流れに少しでも乗れていないと作品としてどうなのかな、と自信を持てずにいたので……正直、意外です。

・タイトル、冒頭の文章、その後の展開。この三つが読者に与える印象がチグハグになってしまう
 ⇒読者層は全然意識してなかったです……なろうでランキングに載っている作品を参考に、「読んでもらう」「ウケる」「純粋に物語としてのクオリティを上げる」の三つを独立して考えちゃっていましたね。
  とにかく手に取ってもらって、面白いと感じさせる物語だったら……という短絡的な思考でした。面白いのは最低条件で、その上で手に取った人のニーズに応えていないと問題外ってことですかね。

・どういう読者に向けて作品を書くのか
 ⇒正直、今自分ではどのような層に向けて書いているのか分からないです……(なろうでウケる、ということはボンヤリと意識して、ボヤッと書いていたようですが、例の如くズレにズレてしまってる感じですし)。
  なので、あまくささんの言葉を借りて「「俺TUEEE異世界転生モノ」に対して食傷気味になっている層」をとりあえずのターゲットにしようと思います。
  タイトルは……他の方の返信にも載せましたが、

  「輪廻のリンネ」:最初のシーンで妹のリンネが出てこないのが痛い……。
  「現地人の俺が異世界転生者殺しの魔法を習得したら」:序盤の展開まんまのタイトルです。
  「ウチの妹は異世界転生者ですが……。By.現地人」:妹メインのタイトル。
  「異世界転生者の妹を持つ現地人の俺が、異世界転生者殺しの魔法を習得したら」:調べてみたら、これでもなろうのランキングではタイトル短いほうだったので、十分イケるかなと思っています。

  というのを考えています。どれもよくなさそうなら、一旦全部書いてから、センスのある方に考えてもらおうかな……とも思ってしまっています(それだけ自分にはタイトルに関するセンスがない、と思うので……)。
 

・4)この世界における転生という現象に、大きな秘密が隠されているのではないか?
 5)妹の現在の不遇はその秘密に係わっているのではないか?
 ⇒妹の不遇と、転生という現象は繋げておかないと駄目でしょうか……? 妹の不遇はラスボスのチート能力が関わっていて、転生という現象に対する回答は少なくとも本編内(ラノベの1巻~1.5巻レベルの文量)では書き切る予定がなかったです。こんなことしちゃうと、読者の期待を裏切ってしまいそうですが……。

本編で描こうと思っていることが、
・現地人が特別な能力なしでチート能力者と対等に戦うため、工夫や努力をしていく。
・異世界転生者の妹が何故、物言わぬ廃人のようになっているのか(⇒後にラスボスのチート能力が原因だと分かる)。
・最初は反目しあっていた主人公と異世界転生者が、互いに理解をしていき、共通の敵と戦うことを決意する。

の三つなので、世界の真実……というスケールの大きな話を入れる予定はなかったのですが、路線変更して、世界の根幹に関わる転生の現象と、妹の真実を繋げていくことも可能ではあります。
(この作品、原案時点ではスケールは大きかったのですが、描くことが多くて散漫になりそうだったので縮小した経緯があります。ただ、そうしたほうが良さそうなら頑張ってまとめてみます……)
 
自分の理解力のなさ(あるいは読解力のなさ、人間的欠陥?)が原因で、お手を煩わせてしまい申し訳ございませんでした。
とにかく「「俺TUEEE異世界転生モノ」に対して食傷気味になっている読者」を狙いを絞った、タイトルと物語構成を考えたらいいよ、ってことですよね(また間違ったらすみません……)。

カテゴリー : 小説の批評依頼 スレッド: 自作小説の冒頭シーンについての相談

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元記事:自作小説の冒頭シーンについての相談の返信の返信の返信

返信ありがとうございました。
ちょいと時間の余裕がなくなり、レスポンスが遅くなりましたことをお詫びいたします。

>読者にそう感じさせるように誘導する展開や描写がそもそも物語作品には必須で、そのまま描くのはタブー、という認識で大丈夫でしょうか?

その通りです。
伝えたい重要なことほど、読者にはエピソード(物語)を通して伝えるべきです。

>思いついた改善案として2つほどあるのですが。
>レオーネとのやり取りを削除。
>シャルの性格を~ 中略 ~に変更。

どのようにするかの具体案は物語全体像に関わって来ますので明言は避けます。
物語冒頭のひとつの役割ですが、ジャンルの区分け、あらましの明示、これら読者へのお知らせが必要になります。
正確には物語の出来るだけ早い段階ですが、冒頭でできるならばそれに越したことはありません。
つまりは、タイトルで読者へのお知らせが出来るなら、それをタイトルに持ってくるのも手です。
これは『こういう話しかな?』という読者の誘導にもなります。
誘導を利用して説明を飛ばす(固定概念の利用)も出来ますし、誘導をミスリードさせ『そういう意味だったのか!』という驚きに読者を導くこともできます。

>「可愛い女の子、最初から出したほうがいいよな」

この場合は『可愛い女の子とキャッキャウフフの物語』に意識を誘導ということですね。(極端に書いてます。実際には程度問題で、どれぐらい全面に押し出すかという問題があります)
ですので、物語全体像を等して最も相応しいシーンを選択してください。

これと関連しますが、シャルの性格描写について。
プロットの切り方ですが、物語本編で書くことを中心にするのではなく、物語に描かない部分を省略せずにプロットに組み上げてみてください。
箇条書きで良いです。
本作なら、シャルの幼少期、リンネ生誕のころからです。
この書き方なら『シャルの記憶』にないことも遡れますが(たぶん)シャルの一人称ベースで問題ないと思います。

ちょっとやってみますね。
・リンネが産まれた
・右肩に天使の片翼
・痣を見て両親が喜ぶ。シャルも両親の反応から良いことだと認識。妹を誇らしく感じる
・すくすくと成長するがリンネは声を発しない。
・期待は失われず、しかしながら喋らないリンネ。躍起になる両親とシャル。

両親の反応を追加しましたが、こういった感じです。
つまり物語本編に両親が出てこなくとも(出るのかも知れませんが)時系列には意識して入れる。
幼かったであろうシャルの感情には、良くも悪くも両親の影響が絶対にあったはずで、それを作者である半額オソーザイさんが知っているというのは、とてつもなく重要です。
こういった著者は知っているというのは細部にあらわれてきます。
少なくとも人生を達観したジジイは無くなるはず。

>最後にタイトルなんですが、やはり最近流行の「長いタイトル」のほうが良さそうでしょうか?

ベストかつ正道は『端的に』『物語の全体像が薄ぼんやりとでも伝わり』『内容に期待できるもの』
変則的には『端的に』『興味をひいて』『読み進めると意味が変化する』とか、『端的に』『二重三重の意味を持ち』『内容もそれに連動して意味がある』等があります。
手っ取り早くは一般小説のタイトル、洋物中心にドラマのメインタイトル。

長いタイトルは、あれ新聞のTV番組欄です。
なんちゃらサスペンス劇場とかのヤッスイドラマの見る前に内容がわかるヤツ。
それなりの効果はありますから、否定はしませんが推奨もしません。
ピンぼけタイトルよりはずっと好ましいですし、確信犯的に使われるなら良いと思います。

最後になりましたがお勧め作品を。
【深作欣二監督:魔界転生(1981年)】予告:https://youtu.be/u2z7VjKd0fs
原作は山田風太郎氏の伝奇小説です。
タイトルの話しで「転生もので良いタイトルって何があったかな」というのが思い当たった発端(笑)今日、ラノベ的な意味での転生とは異なりますが、物語の作り方の参考になるところが多いと思います。
同タイトルで2003年版もありますが、こっちは古いだけの映画です。金のかかった学芸会みたいなものですからお間違えなきよう。
映画化にあたり、原作三部作を2時間枠の映画に収めるため改編されまくってますが、これが見事。
開始10分ほどで世界観と設定を見事に伝える冒頭のお手本のような出来映え。
全編エンタメに徹して見所も山盛り。
必見は若山富三郎と千葉真一の殺陣。山田洋次監督 藤沢周平の時代劇3部作等、決して悪くない時代劇作品はありますが殺陣の冴えだけはこの当時の方が3ランクぐらい上質。
これだけでも、この映画を観る価値があります。

ではでは執筆頑張ってください。

上記の回答(自作小説の冒頭シーンについての相談の返信の返信の返信の返信)

スレ主 半額オソーザイ : 0 投稿日時:

あざらしさん

ご返事ありがとうございます!

・タイトルで読者へのお知らせが出来るなら、それをタイトルに持ってくるのも手です。
 ⇒なるほど。PV(WEBでどれだけ読まれるか)が稼げるかどうか、書店で手に取ってもらえるかどうか、程度にしか考えていなかったのですが、タイトルにはそういう狙いもあるわけなのですね。
  たしかに。自分、ロボットアニメが大好きなのですが、タイトルで「ロボット出るよー」ってパッと分からない作品は、手を付けるのが遅くなったりしますね(優先度? ~ロボ、とか。~ガンダム、とかついている方が、タイトル知ってから手に取るまでの時間は短いですかね)。そういうことだとかんがえたら納得でした。
  
・『可愛い女の子とキャッキャウフフの物語』に意識を誘導
 ⇒実際は「女の子最初から出した方が、ウケいいよ」という言葉を鵜呑みにして出しただけだったりします……。本当は男性キャラの比率が高いほうが書きやすいっちゃ書きやすいんですよねー。

・物語に描かない部分を省略せずにプロットに組み上げてみてください。
 ⇒プロット自体、最初に大まかな流れについてゴチャ―ッと書いて、頭の中だけじゃ忘れそうな設定を羅列し、それから執筆しつつ「こっから先どうしょう?」と詰まったときに詳細を書き加える程度でした……。
  ちょっと書き出してみますね(冒頭を一度消して、今は新しいものを書き直しているので、若干設定が異なります。主人公の卑屈度を上げたので……)

・52年前、初めて異世界転生者が現れる。翌年に魔王討伐。
・17年前、シャル・アーガルベルト、サウス・フォーン村に生まれる。父は村で唯一の医者として、村人たちから尊敬されていた。
・15年前、リンネ・アーガルベルト、サウス・フォーン村に生まれる。
・15年前、反異世界転生者のレジスタンス組織が結成される。
・14年前、人間らしい動作を全くしないリンネのことを心配に思ったアーガルベルト夫妻、トウキョウ国の医者を訪ねて診察をお願いする。しかし原因は分からず、リンネは謎の病気にかかっていることになった(異世界転生症候群、と仮の病名がつけられる)。
・10年前、アーガルベルト夫妻、事故死。親戚である宿屋の家に引き取られる。
 その後、魔法学園に入学するまでの5年間、シャルはリンネの面倒を見続けていた。
 将来は父親と同じ医者になって、リンネの病気を治そうとしていたが、次第に「病気の原因が魔法や未知の現象である可能性が高いこと」「医者という職業自体、転生者の台頭により前時代的であると証明されつつある」と思い始め、悩む。
・5年前、村を偶然訪れた魔法使いによってシャルの才能が見出される。シャルは妹の病気の原因を突き止めて治すために、国から莫大な研究費用を与えられる魔導士を目指し、魔法学園に入学することを決意した。
・2年前、現役で唯一の現地人の魔導士に弟子入りする。雷属性の魔法の才能を認められ始めるが……。同じ学年の異世界転生者が全属性の魔法を使えるチート能力を持っていたせいで、人々の関心はそちらに向く。嫉妬心がないわけではないが、シャルは自分が努力を続ければ負けるはずがない。妹のためにやっている自分が、努力を知らない奴には負けないと自分を奮い立たせ、勉学と修練に勤しむ。
・半年前、魔法試合で異世界転生者に負けて、魔導士になり損ねる。ヤケクソになって試合後、異世界転生者に向かって攻撃したことが原因で退学処分になる。その時、感情に身を任したせいで、魔法学園を退学させられ、妹の治療の夢も潰えたと思い、自分の行いを悔いるようになる。それから、異世界転生者に対し複雑な感情はあるものの、憎悪や復讐心よりも、自分たちとは違う存在で触れるべきではないと思い始める。なにより、自分のせいで妹に迷惑をかけてしまったと思い、その償いをしなければと思い詰める。
・そして現在。サウス・フォーン村で魔動機の修理を行う仕事をしつつ、妹の世話をし、平穏な生活を送っている。そんな中、彼のかつての師匠が現れて……。

こんな感じでしょうか?(言ってくださったことと違ったらすみません!)

・ベストかつ正道は『端的に』『物語の全体像が薄ぼんやりとでも伝わり』『内容に期待できるもの』
 ⇒難しいですね……この小説の場合、どんなタイトルがいいのかなぁ……。自分では内容が期待できるもの、って分からないので……。
  どうしても長いタイトルのほうが安牌だなーって感じるんですよね。いくつか候補はあるのですが

  「輪廻のリンネ」:最初のシーンで妹のリンネが出てこないのが痛い……。
  「現地人の俺が異世界転生者殺しの魔法を習得したら」:序盤の展開まんまのタイトルです。
  「ウチの妹は異世界転生者ですが……。By.現地人」:妹メインのタイトル。
  「異世界転生者の妹を持つ現地人の俺が、異世界転生者殺しの魔法を習得したら」:調べてみたら、これでもなろうのランキングではタイトル短いほうだったので、十分イケるかなと思っています。

 本当にタイトルをつけるのが苦手なので、一度書き切って他の人に読んでもらって、センスがいい人に考えてもらうっていうのもアリだな……と思えてきました。

・最後になりましたがお勧め作品を。
 ⇒ネットフリックスとアマゾンプライムには無かったです……。深作欣二監督の作品、バトルロワイアルしか知らないですけど、面白かったので気にはなりますね。勉強のために序盤だけでも見れたら……。
  ただ個人的には、このタイトルはティンとこないですね……。いいタイトルと売れるタイトルってまた違うのかな……とも感じます。自分も、自作に付けるならこういうシンプルなタイトルが一番なのですが……難しい……。

カテゴリー : 小説の批評依頼 スレッド: 自作小説の冒頭シーンについての相談

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元記事:自作小説の冒頭シーンについての相談の返信の返信の返信

どちらかと言うと【単純な物語しか読みたくない読者】と【単純な物語を読みたくない読者】がザックリ分かれている感じかな?
===================
たとえば、14時間勤務でうまく進まない業務14連勤目の合間休憩とかには【単純な物語】を読む方がリラックスします。

 何もかもがスカッと上手くいく。現実ではそうじゃないからこそ、小説くらいスカッとを求めたい。みたいな

 物語の主人公と同一化して、自己承認欲求や虚栄心を満たしたいって人もいれば、サンドバックにしていい作中モブ悪役相手に攻撃性を向けることで、攻撃性の昇華?みたいな面を求めたりね。

最近ザマァだのもう遅いだのが流行っている感じですが、根本には【攻撃性を誰かに向けたい】衝動を小説内で処理して、日常では人に優しく生きようとしている・・・・・という面もあると思います。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ただ、そういう作品を陳腐に感じてしまう人とか、飽きてしまっている人も多々いるので、そういう人には複雑な方が受ける

複雑な方を好む人は基本的に【余裕がある人】が多いです。
複雑な心理を読み解くだけの思考回路の余裕、時間的な余裕、金銭的余裕や睡眠時間的な余裕。

・・・・あるいみコロナでロックダウン中だから、こういう余裕を持ってしまった人は増えているから狙い目かも。
=======================
>>今後の展開で協力関係や、友情を育むとかはマズいのでしょうか?

あー・・・・・・今、コロナのせいで【人々の繋がり】が物理的に切断されている最中なので、そういう形で【悪化していた転生者との人間関係を再構築していける】という展開は、『コロナ後の人々の繋がりの再構築』を意識させ、気持ちよく読めるのではないかな?

・・・・・とか推察します。

上記の回答(自作小説の冒頭シーンについての相談の返信の返信の返信の返信)

スレ主 半額オソーザイ : 0 投稿日時:

読むせんさん

ご返事ありがとうございます!
・何もかもがスカッと上手くいく。現実ではそうじゃないからこそ、小説くらいスカッとを求めたい。みたいな
 ⇒たしかに仕事の昼休み中にベルセルクを読み進めている人ってあまりいませんよね。
  そうなれば、悪役にそうなるしかなかったバックストーリーや、主人公が間違った道に進んだことに気づいて後悔や葛藤を抱く、って展開はノイズになりますよね。
  
【攻撃性を誰かに向けたい】
 ⇒あー、たぶん自分自身が誰かに対する攻撃性を殆ど抱かない人間なので、パッとこないのかも……。
  てか”もう遅い”ってジャンルあるんですね。調べてみたけど、けっこう面白そうでした(笑) また読んでみます。

『コロナ後の人々の繋がりの再構築』
 ⇒最近のトレンドを追う、という意味では凄く良い狙い目かもしれませんね。分断された人々を再び繋げて、よりよい世界を目指す……という難しいテーマでも、現在の状況があると読者の方もイメージしやすそうですね。
  個人的にはなろう系に対する偏見の薄れ、も追い風かな、と思ってプロット立ててました。

「また似たような事を企む奴が出たのか・・・・(´A`)」みたいな警戒
 ⇒ですね……考えそうなところではありますが、最終目標は閲覧数上げることじゃなくて、自分の技術を高めることなので……。気をつけます。
  というか、自分の技術を向上させる以外の努力で人から評価もらおうとしちゃうと、ドツボに嵌りませんかね(経験談)

カテゴリー : 小説の批評依頼 スレッド: 自作小説の冒頭シーンについての相談

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元記事:自作小説の冒頭シーンについての相談の返信の返信の返信

お疲れ様です。

少し思うところがあったので、ありきたりとは「思いませんでした」の補足です。
妹の登場のさせ方が非常に上手かったのでこの先どうなるか予想がつかないので。
それでありきたりだとは思わなかったです。
→テンプレだと、主人公がまず力を手に入れてそれを色々なことに試していく
 たしかにそういう考えもありますね! 気づきませんでした、勉強になりましたありがとうございます!

次に必要な助走距離についてです。
キャラクターの根幹部分に関係する設定というよりも、この内容を読者に読ませる、書き方のことです。
上の回答で「設定ばかり増やして、展開がゴチャる」とあります。
私には、設定ばかり増やしてが原因とは思いませんでした。

ストーリーがA→Bに進むとします。
ABでは分かりにくいと思うので、Aを日常、Bを非日常とします。
物語が始まると主人公は日常から非日常に進むことになります。
想像してみてください、
私達が部屋の明かりをつけると一瞬で部屋全体が明るくなりますね。
助走距離が十分な場合にはこのようなイメージで、A→Bの切り替えの仕方もあるのですが。
丁寧に書いた方がいい場面では、
夜が終わり朝がやってくるように少しずつ少しずつ、空が明るくなっていくように書くのが無難です。

URLのお話でいえばA→Bへの切り替わりポイントがドラゴン登場です。
これが今の例でいえば、一瞬で部屋が明るくなる方の使われ方になっています。

どういうことかといえば突然何の脈絡もないところから、展開に都合のいい形で、ドラゴンが登場したようにうつります。しかしこれについてはある程度事前に説明しておくことが可能です。
(ここはドラゴンがたまに現れる地域だとか)
(つい2、3日に前にドラゴンを旅人が見たと聞いたとか)
そういった伏線をはることで情報を書けば整合性はとれるのですが。
ここではそれよりも。
なぜ主人公がドラゴンに出会えたかを書かなければ、読者は納得しません。

別の言い方をするなら、
”偶然”ドラゴンがいる場面に”たまたま”主人公が遭遇した。
物語は偶然やたまたまをできるだけ省くと隙がないものになります。
偶然やたまたまは使いすぎるとまるで毒のように作用します。
これにも対策はありますがもっともオーソドックスなやり方として、日常を書いてみましょうになります。

少しずつ少しずつ日常から非日常に移行していくのを意識されてみてください。
では具体的に日常って何? となると、
それは主人公は薬売りなら、薬売りとしての日常です。
主人公とヒロインだけで薬売りを一通りさせた後で、これをすることでキャラクターが立ちます。
それからドラゴンを登場させると印象がガラとかわるはずです。

色々書きましたが、こうしろああしろというつもりはありません。
もしここは参考にできそうだなという所があれば使ってみてください。なければ全部忘れてもらって構いません。
私は自分の小説を自分で書けばいいだけの話ですから。とにもかくにも楽しんで書くのが一番いいです。

最後に、魔法の原理やドラゴンや薬売りといった要素が悪いとはまったく思っていません。
今回の内容は読ませる技術に関してでした。
妹がとても良かったので自信を持ってください。センスを感じました。

上記の回答(自作小説の冒頭シーンについての相談の返信の返信の返信の返信)

スレ主 半額オソーザイ : 0 投稿日時:

tさん

ご返事ありがとうございます!
妹のシーンに関しては軒並み高評価なので、その構成自体は物語にしっかりと組み込んでいこうと思います!

日常⇒非日常への移行シーン自体、自分はどこか「ドラゴンの登場描写をしっかり書き込んでおけば問題ないだろう。偶然かそうでないかは、物語で気にする人もそんないない」と思って書いちゃっていましたね。そこらへんは自分のファンタジー畑への親しみのなさが露呈したかもしれません。気をつけます……。ドラゴンって偶然エンカウントするレベルのものではないですよね……よく考えたら(スライムならなまだしも?)
この場合だと「ここ数日、この近辺でドラゴンの目撃情報があったけどまぁ大丈夫でしょ」みたいな台詞を1つ入れておけば問題無さそうでしょうか? 読者は納得するかな……。

ということは、物語では「偶然」はほんの少ししか入れてはいけないということですね!
たとえば、殴り合いのシーンで偶然、ほんの少し狙いがズレて、その隙に拳を打ち込まれてKO……なんてのは問題ないのでしょうか?
そのあたりの「偶然か、そうでないか、の判断基準」も自分のなかではまだまだなようです。今後は「これ偶然になってないか?」と常に思うようにして書き進めていきたいと思います。特にご都合主義か否かは、少しぐらい過剰にアンテナを張っていた方が良さそうですね、私の場合。

いえいえ、とても参考になりました! 自分だけでは目の届かない、自分の至らないところがハッキリと分かったので、あとは改善に向けて色々考えながら書いていくだけですしね!
(自分としては、むしろ妹のくだりアレじゃね?って思ってたので、その点も気づけて良かったです。このままだったら試作段階で消していたかも……妹の存在)

カテゴリー : 小説の批評依頼 スレッド: 自作小説の冒頭シーンについての相談

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元記事:自作小説の冒頭シーンについての相談の返信

私によるウザ絡み以来ですね、お久しぶりです壁]∀・)ひゃは

 リンク見た感じ、対策済っぽいですが、ここに「なろう」とかの直リンク貼ると、閲覧総数を稼ぎに来ただけの「荒らし」に見えたりもするから私的には、あんまり好きじゃないっす。

 そんな気はなくても、そう見られかねない、そういう意図だと捉えられかねないですから、ちょい気を付けて欲しいかも。

=======================
>>・読んでみたいと思えるタイトルかどうか。①

読みたくない!!

>>・冒頭を読んで、続きが読みたいと思えるものか。②

けっこう嫌いじゃないけど、惹かれるほどではない。

>>・そもそも異世界転生モノとしてどうなのか。陳腐? ありきたり?③

ユニークだと思うけど、ユニークなせいで違和感が酷い
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
①まず、単純に文字がギッチギチに詰まりすぎて読みにくい(笑)

 会話文とかに改行とかスキマを空けて欲しい・・・・なんか塊肉みたいな状態なので【面倒くささ】が先に立ちました。

読者はライト読者層だし、書き手の技量も期待されていないライト作家の状態での、ギチギチ文章は、読者を逃がします。

この出し方だと、読みやすい改行がされているけどストーリーは詰まらない作品の方を、サラっと読む事を選びかねません。
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タイトルうんぬんについては③も兼ねているんですが『小説家になろう』において『異世界転生』は【俺ツエー×ハーレム×ヒャッハー!!!】と同義になりつつあります。

 なので、転生した主人公が、某ぷよぷよのごとく現地人やらモンスターやらを爽快な連鎖でぶち倒す爽快ヒャッハーが読みたい人が、ページを開いて一番

―――「どうせ転生者のほうが上に決まっている」最近はそんな言葉をよく耳にする。

あ、反異世界チート物かよ (゚⊿゚)イラネ -
・・・・と逃げると思う。
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タイトルが【「どうせ転生者のほうが上に決まっている。」】とかなら、主人公は現地人で現地人成り上がりもの、反( アンチ)転生チ―ト物とかを連想し、
【そういう物語】を読みたい読者がページを開くと思います。

上記の回答(自作小説の冒頭シーンについての相談の返信の返信)

スレ主 半額オソーザイ : 0 投稿日時:

読むせんさん

ご意見ありがとうございます!
なろうのリンク以外に方法が分からず、短編として掲載し、連載開始時には削除するというかたちでやることにしました。気分を害してしまった?のであれば申し訳ございません……。

・まず、単純に文字がギッチギチに詰まりすぎて読みにくい
 ⇒こういった場所に投稿するのが初めてなので、原稿用紙からそのままコピペで済ませてました。連載時はちゃんと、会話文と地の文の間には空白を入れるようにしようと思います。連載前に気づけてよかった……。

・転生した主人公が、某ぷよぷよのごとく現地人やらモンスターやらを爽快な連鎖でぶち倒す爽快ヒャッハー
 ⇒あー、そういうのではないですね。何でも物事を深く考えすぎてしまうせいで、シンプルなものが書けないので……。

・反異世界チート物
 ⇒その自覚はないのですが(というか、アンチ系って叩かれそうで怖いし、自分の好きなものをぶち込む以外は基本できないっす……)、そうなると期待されているのは「主人公が転生者を倒す」ですよね? 今後の展開で協力関係や、友情を育むとかはマズいのでしょうか?
 アンチヒーローものの海外ドラマ「The Boys」でも、ヒーロー側に人格者や主人公と協力するキャラもいましたし、異世界転生者だから悪!って構図にはしたくないんですよね……(ただ、それで逆に叩かれたら……物語として不自然、ってことなのでしょうか……)

自分の”書けるもの”とのギャップを感じたのですが、なろうで連載するにはそういう「単純な構造のもの」のほうがウケる……のかな。ちょっと悩みます……

なにはともあれ、ありがとうございました!

カテゴリー : 小説の批評依頼 スレッド: 自作小説の冒頭シーンについての相談

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元記事:物語のアイデア 発想

こんにちは執筆活動初心者の㎜というものです。
こんな物語を書きたいと思って、テーマを決めた後に話の構成を練っているのですが、いつも既存の作品に似たシチュエーションが思い浮かんでしまい、個人的に独創性が感じられないありきたりな内容になってしまい満足がいきません。
独創性のある作品が書けるようになるにはどうしたらいいでしょうか?
やはり多くの作品を書いて慣れていかないとできないものなのでしょうか?

上記の回答(物語のアイデア 発想の返信)

投稿者 にわとり : 1

 ありきたりなシチュエーションでも実際に描写してみると百人百様の表現になるのが小説です。他人の文章を丸パクリでもしないかぎり独創性は自然に出てしまうので、まずは書き出してみると良いと思います。
 また、独創性はエンタメ小説においてさほど重要な要素ではありません。むしろ下手に独創性を意識すると、作者の独りよがりで意味不明な話になりがちなので、あえて"ありきたり"を狙って書いたほうが小説としての完成度が高くなることが多いです。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 物語のアイデア 発想

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投稿日時:

元記事:短編小説が書けません。どうすればいいですか?

初めて質問する者です。

小説家として売れるようになるには、一作品に拘らず出来るだけ沢山書いて書いて数を熟して実績を積んでいくことが大事だということを学びました。
そのためにはまず短編小説を執筆して投稿するべきなのは理解しておりますが、肝心の短編小説が書けないことに悩んでおります。

私の場合、物語を書くときはまず結末を思いついて、その結末に至るまでの展開の流れを作っていくうちに「この設定使えそうだな」「この台詞使えそうだな」とあれこれ考えて取り入れて結局長編小説になってしまいます。
ですので短編小説をバンバン生み出せる作家さんがとても羨ましいです。

現在ダークSFファンタジー(内容的にライトノベル向けではないかもしれない)ものを執筆しており、もう既に書き始めてから約2年が経った今の時点で45万文字を超えてしまいました。今年中にはやっと完成できるかなといった具合です。

夜分遅くに失礼いたしました。
よろしくお願いいたします。

上記の回答(短編小説が書けません。どうすればいいですか?の返信)

投稿者 サタン : 2

「短編を書くべき!」じゃなくて、「完成させることが大事だ」なので、長編を継続して書けていて完成の見込みがあるのなら何も問題ないのではないかと思います。
というのも、その長編小説は、別に「一つの話しか書けていない」というわけではないと思うんですよ。
たとえば「主人公が魔王軍のモンスターに両親を殺されて、魔王を倒す旅に出ることになった」といったワンエピソードは書けていると思う。
私は書けないという人には「短編」を勧めていますが、少なくとも私の場合はこうした「ワンエピソード」を書けるようになるための「短編・掌編」なので、出来てるなら何も問題ないと思います。

そして出来ているのなら、発想の転換、考え方の話で、どこかで「あ、こういうことか」と気がつけばすぐに書けるようになると思います。
ようは前述したような「ワンエピソード」をもう少しまとまりよくすりゃ良いだけで、モノ自体は既に書けてますから。
長編しか書けない人は、単純に「物語を広げすぎ」なだけで、逆に短編しか書けない人は「物語の広げ方がわからない」というだけなので、あとは考え方の問題だろうなと思います。
スレ主さんの場合は、「この設定使えそう」「このセリフ使えそう」の思考に、「この話(ネタ)使えそう」を入れれば良いのではないかなと思います。

結構わかりにくい抽象的なことを書きますが、
例えば、物語の構造が、複数のエピソードの集合体が長編小説である、と考えてみてくださいな。
そのエピソード(話・ネタ)の中に、それぞれ書きたい設定やセリフを入れて一つのまとまりを作り、それが複数集まって長編になっている。
スレ主さんの場合、おそらくエピソードの区切りが無意識であって思考の中では一つの物語にたくさんの設定やセリフを詰め込んでいる、という感じじゃなかろうか。
先述した「主人公が魔王軍のモンスターに両親を殺されて、魔王を倒す旅に出ることになった」は、「物語序盤の主人公が旅立つシーン」ではなくて、「両親を殺され魔王を倒すたびに出るという物語」であって、「旅に出た」というオチを持った一個の物語なわけです。
そう考えると、スレ主さんは既に長編の中で「短い物語」はいくつも書けてるはず。
であれば、今度は意識的に「ココまでのネタを、こういうオチでまとめたエピソードにする」っていう認識になれば、それは「長編の中でたくさんのエピソードを書く」わけですから、「短編をたくさん書く」ということと同義なわけで、こと短編にこだわる必要はないと思います。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 短編小説が書けません。どうすればいいですか?

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投稿日時:

元記事:読み手になると書かれていないことが気になるから書き手として全部書こうとすると際限なさ過ぎて困っています

※新しめのゲームの展開ネタバレ?が少しあります。気をつけてください。

小説でも映画でもゲームでも他人のフィクションを見ます。するとそこに書かれていないことの方に注意がいってしまいます。ビリギャル(映画のみ)だと(妹かわいそうじゃない? 姉のために自分のための保険を解約されたり、勉強するからって自分が見ていたチャンネルを姉に勝手に返られて教育テレビ?時事放送的なものに変えられたり)
 ラスアス2(ゲーム)では、エリーかわいそうとか言われているけれど、一緒に暮らしていた村(街?)の人たちの方がかわいそうだよと。エリーを追って(トミー、新キャラ二人)外に出かけていくから、馬の世話とか感染者の巡回とか、人手不足になるし、馬ももっていかれて、物資不足にもなっているのに、みんなエリーに優しい。絶対集団は疲弊しているはずなのに、その側面からの不平不満は一切書かれない。だれも文句をいわない。やれやれ、行くなって言っても行くんでしょ。じゃないと思います。マリア。追放した方が良いレベルですよ。

 で、書き手の自分。そうはならないように、主人公周辺の考えられる全ての存在を挙げてみると、どうしても書き切れない。そのバランスをどうやって保ったらいいんだろう? という感じです。

 新人賞に応募したいので具体的には言えないんですけど、地獄みたいな国から楽園みたいな国にやってきた主人公がやさしい世界を体験するっていうものなんですけど。その「やさしい世界のやさしい体験」が書くときりがないです。でも、書かないと読み手にこの世界のここ(社会制度、身分、階級、生活の質とか?)はどうなっているの?(自分がプレイヤーとか読み手になったときと同じように)書かれていない人は存在していないのかと思われないかなと心配になります。
(ラスアス2でいうと、復讐のために村の馬と人手を使うことをためらわないエリーとエリー擁護派(言っても聞かないからもう持っていって派)以外、復讐とかやめてくれない?迷惑なんだけど派も村に存在しているはずなんです。なのにその側面の意見が「一切書かれていない」ことにプレイヤーの自分は不満に思った)

一応本当に楽園の国なのでそこにいる人たちはみんな幸せっていう設定なのですが、どういう書き方をすればそれが伝わるか、自分が考える以上に世界って複雑だし全部の要素?を書いたと思っても絶対取りこぼしはあるだろうから、その取りこぼしを見つけた人に、そこを書いてないから、あなたの考える楽園は○○がいない世界なのねとか言われるの嫌です。はい!いません。って答えられるものはそれでいいですが、いるはず(ラスアス2前述みたいに「エリーむかつく派」)なのにその側面が書かれていないって指摘されたら、やってしまったってなります。

存在していない設定、ならありだけれど、文脈的に存在しているはずなのにそこからの意見は一切ない書かれていないっていうのは欠陥だと思っています。

(考え得る限り書いて、その後で指摘されたなら次直せば良いというのが、落としどころなんですかね?)
 

上記の回答(読み手になると書かれていないことが気になるから書き手として全部書こうとすると際限なさ過ぎて困っていますの返信)

投稿者 たぶんギリで牡蠣 : 0

「貴方のすべては、世界のすべてではない」

 人間の思考には方向性がある。しかし、すべての向きを全て知ることは、すなわち全世界の人口と会話をする必要がある。はたして、それが現実的な事だろうか?
これは小説的な話ではなく、一般的な話だ。
しかし、想像のキャラクターが常識の範疇を超えていないのであれば、これにも当てはまる。そうなれば全方向の考え方ができてしまうなど言うことは違和感でしかない。
 さらに言えば、作者は全方向の思考を書ききれるのか?そんな情報量を持っているのか?ありとあらゆる思考のパターンをそもそも思いつけるのか?という疑問が浮かぶ。書き手であるあなたは一人だが、思考の違う読者はほぼ無限と言って差し支えない。
 指摘されて修正した内容が指摘されることなどざらである。方向性とは全員が似た方向を持っているのではなく、真逆の人間も存在する。

 さて 話を少し変えて、"見えないものへの興味"に移る。
これは、人間心理の一つであり、無意識的に想像を湧き起らせるカギの様なものである。
 例えば、何かしらの統計を取ったとき、60%と40%の円グラフができたとして、60%の内容のみ伝えられた時、人間は逆の40%が何か知りたくなるものである。
すべてを見せず、隠すこととで読み手が"これはなんだろう?"と想像するきっかけになるのである。
 この心理を利用すると、読者の思考をある程度同じ向きへと変えることができる。
わからないものへと意図的に注視させることは、余計な情報を詠み手に考えさせる余地を消すということにもつながる。物語に集中してもらえるのだ。
同時に、隠された40%は伏線として利用でき、いざという時の切り札として出せば、疑問→解決という手順は読み手にそう快感を与えることもある。
 %は0-100でなければどれでも成立するが、%の値によって読者の期待や裏切り方も変わってくるものである。
全て書いてしまえば、読者はふーん、という感想しか持たないのである。

さて、これらの事から言えることは
「貴方のすべては、世界のすべてではない/しかし、わからないからこそ面白い」
ということである。

※上記の心理学的とか常識的というのは、私が適当に考えた事である。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 読み手になると書かれていないことが気になるから書き手として全部書こうとすると際限なさ過ぎて困っています

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