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現在、今年出す新人賞を書いていますが、悩みや聞きたいことがあります。の返信の返信

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現在、今年出す新人賞を書いていますが、悩みや聞きたいことがあります。の返信(元記事)

>物語を2巻分を集約した形になっている気がして、確認を取りたいです。
正確な回答をするんであれば、正直読まないとわからない、としか言えない。
物語の構造的には、物語の中盤でガラッと変化するのはアリ。なにげに結構実力のある人がやったりする。
例えば、
親を殺された主人公がヒロインと協力して犯人を突き止める話で、中盤で犯人が判明して主人公が直接対決して倒してしまう。ところが実は主人公の両親こそが悪者で犯人は主人公の両親を止めるために行動していたのだった。主人公が犯人を倒してしまったために両親の計画が再稼働し、ヒロインが計画に巻き込まれ、全てに責任を感じた主人公は全力で両親に立ち向かう。
とか。
こういう構成の話は、前半は「話の世界観を知ってもらうため・話を広げるため」という目的があって、後半は「物語を収束させるため」という目的がある。
前半と後半で、こんな感じで役割が違うのであればぜんぜんアリ。むしろ実力ないしセンスある。
でも、まったく同じ単に1話2話ってだけの構成であるなら、ウケは悪いと思う。

その場合、対策としては、2話でやる内容の布石を1話に散りばめる、というのが物語完成後の今からでも出来ることじゃないかな。
例えば
>1章から日常を挟みながら、非日常へと徐々に展開を持っていき、戦闘シーンを間に数回挟んで、
この流れは後半も同じなようだから、いっそ後半の「日常」とやらの一部を前半に持ってきてしまうとか。後半に出す伏線の一部を前半に書くとか。後半の敵の登場を前半の敵登場より前に持ってくるとか。
こうすると、1話を終えて、けど明確に解決してない問題が山ほどあるって状態になるだろうから、そこで2話が始まって全て解決して話が終わる。
更にダメ押しで一貫性を持たせたプロローグとエピローグを書いて強引に2つの話を「一個の物語ですよ」感を持たせる。
まあ、新人賞なので規定が許すならばの話でもあるけども。たぶん「日常」とか「非日常」って書いてあるあたり不要な部分が結構あると思うから、誰かに読んでもらって意見をもらった方がいい。

>主人公やヒロインのキャラ性や設定はどの程度出していき、どの位の流れで進めた方がいいですか。
そりゃ魅力が伝わるくらいまで。
キャラの主な特徴を具体的に書き出してみて、それが本編で表現できてるかを考えてみれば良いと思う。
主人公の◯◯な部分はこのシーンで上手く出てるなとか判断できて、それが十分だと思えるなら十分だと思うほかない。
というのも、
作品によってキャラクターの比重は変わってくるので、極端だけどヒロイン主体の物語であれば主人公よりヒロインを目立たせるべきだから、主人公は展開に関わる性格性と記号化できる特徴さえ表現できてればあとはヒロインに集中すべき。
逆に主人公が主体なのであればヒロインは主人公を目立たせるための行動をすべき。

>主人公について序盤からドンドン理解出来るようになっている作品がありますが。
基本的には序盤からある程度の特徴を理解できるほうが望ましい。
小説は表現方法が文字だけなので、「誰」が「何」をしているのかがわからないと楽しめない。この「誰」というのが「どんな主人公か」に相当するので、せめてそれがわかるくらいには書かないと「何」をしているのかが理解しにくくなる。
けど、
>後半になってから理解が深まり安くなるのは余りよろしくないのでしょうか。
前述した事はあくまで「どんな主人公か」がわかれば良いので、序盤で詳細を語る必要はないため、
例えば「主人公はずる賢くセコい人間」として「だから戦闘もずる賢くセコく勝つ」という展開を置く。そして後半では「けれど主人公にはこういう切り札もある」と奥の手を隠し持っておくというのは全然あり。
ようは、何度も書くけど序盤では「どんな主人公(ヒロイン)か」がわかれば良い。それはフワッとした印象だけでも伝われば問題ない。

>いきなり、急展開を出すのは具体的にどの程度が良くて、駄目なのでしょうか。
聞きたいことはわかるけど、というかお悩み全部がそうなんだけど、そもそもスレ主さんの作品を読んで具体例を出さないとどうとも言えないことばかりッス。
聞く限りでは、ボス戦前の横槍はアリ。展開次第ではむしろ熱い。
例えば、前半で倒したと思ってた敵が後半ボス戦の前哨戦になったりとか、前半敵の執念が感じられて熱い。
でも、本当に脈略なく唐突にどこの誰とも知らんヤツが横槍入れてきたら邪魔なだけかもしれん。
書き方次第。

>1巻で出てくる伏線は全て1巻内で回収したり証明しないといけないでしょうか。
基本的には回収したほうが良い。未回収だと未完成って印象が出てしまうから新人賞では命取りになりかねない。
ただ、逆を言えば「伏線と思われなければ問題ない」とも言えるので、
例えば「ヒロインは不思議な形のブローチをつけていた」と、これだけでは何のことかわからんので伏線とは思わないけど、最終的に「そのブローチは◯◯の力が込められたアイテムでヒロインは正統な~」って流れになると、これって「ヒロインがブローチを持ってる」ということは伏線なわけだけど、回収されなければ伏線にならない伏線だよね。
だから、伏線とわからなければ問題ない。
まあ、言い換えると「回収しなきゃ変になる伏線がある」という時点で、それは回収しなきゃ未完扱いになりかねないと思います。

>多くが次巻以降で判明していくのは非常に多いです。
「新人賞受賞作品」という枠内で「回収しなくても問題ない伏線」以外で、となると未回収の作品は非常に少ないんじゃないかと思う。
無いことはない。
例えば「涼宮ハルヒの憂鬱」なんかは、「涼宮ハルヒは何者なのか」ってテーマで終始書かれるけど、結局最後まで明確な答えは出てなくて、主人公の納得や理解といった主観的で曖昧な答えしかない。
でもこれは「涼宮ハルヒというわけのわからんやつ」っていうのを書いてる部分もあるから、逆に正体を明確にしてしまったら面白くない。
そういう判断もある。
「次巻で判明するから今は隠しておいたほうが」というのはNG。
「この物語は判明せず曖昧なほうが面白いから」というのはOK。
例えば恋愛モノで主人公とヒロインがくっつくかどうかって話では、次巻以降でも恋愛するからくっつかないで終わるってのはNG。くっつくかくっつかないか曖昧なままでこういう雰囲気の二人ですって物語の印象を作るのはOK。
伏線の話からズレてきたけど、まあ、たぶん判断は難しいと思う。

>作品として失敗や落選しやすいもの
未完作品。
作者はちゃんと書き上げてるつもりだけど編集ないし下読み判断で未完扱いにされることは多い。
いくつかの例は前述した通りだけど、例えば「魔王を倒す話」で「幹部を倒して一段落したところで終わり」とか。
続刊を想定しているものは完成してても未完扱いになりやすいから、まず落ちる。
その応募作品の物語だけでちゃんと終わってるもの、でないとダメ。
1~4までの相談を読む限り、本当はもっと長い話だけど新人賞の規定に合うように詰め込んだ感がちょっとする。

前半と後半で、切り分け可能な別々の話になってしまってるのなら、前半だけをリメイクして新人賞用に書き直した方がいいと思うよ。

現在、今年出す新人賞を書いていますが、悩みや聞きたいことがあります。の返信の返信

スレ主 NOVEL素人 投稿日時: : 1

ご回答ありがとうございます。
回答について確認質問です。(もしかすると、認識理解が間違っているかもしれませんが)
1について
新人賞に出す予定ですので、あらすじ本編ネット投降や掲載は難しくなっております。また、まだ完成には至っていません。
1巻の内容ですが、より分かりやすい説明をどうするべきか迷い、例として他の作者が描かれた一番多くの方が知っている作品を挙げようと思います。(内容は勿論全然違います)
現在の連載中の人気漫画「ワンピース」
序章、1~3章をルフィ登場から、ゾロが仲間になるところまでとします。そして、4~7章がバギー対決という感じです。そして、2巻目からウソップ回へと続く感じです。
話としては、ある意味続いていますが、ただ敵や舞台が異なるという形です。

どうして2個分の話でこうなったかですが、元々は序章から3章までが1巻の内容でしたが、間の話が余り無いこと分かり、2巻目以降にやりたいネタを持ってきて、ある程度続く感じに1巻目と2巻目を修正しました。全く異なったというより、少し違和感があるように思える感じです。プロが読んだらおそらくあぁこれ2巻分を1巻に集約したなと思われるのではないでしょうか。
ストーリーの流れを考える悩みとして、どうやら私の作品を考える際、長編もののアニメや漫画のような構成や流れで考える傾向があるようで、ラノベをはじめどうしても1巻のみできっちり終わる作品の考えが中々出来ないようです。頭の中で作品を考えるとどうしても長編もので、そういった構成やテンポ、流れのある作品が出来てしまいます。
それと確認ですが、他の質問項目や他の回答者から見て思ったのですが。
結局、新人賞をどこからどこまで書くかなんですが。私の考えでは、主人公が区切りいいところまでという認識です。歴史もので例えると織田信長の歴史で例えさせて頂ければ、信長が産まれてから桶狭間を1巻として、それで新人賞という認識です。ただ、自分で区切りがいいかの判斷となるので、出版社や読者によっては、違うように感じるかもしれません。

または、新人賞に出す1巻は、連載作品の1巻目から最終巻をまとめたものにしないといけないということでしょうか。そうなると1巻目の最後戦闘シーンに、最終巻予定のラスボスを出して倒すという構成になると思います。
また、新人賞作品に1巻から終わりまで全て書くとして。もし受賞し連載が決まれば、それをバラして新しい1巻目から書いていくことになるのでしょうか。その場合、勿論、編集部側も理解してこちらが書きたい1巻に直せるという認識で宜しいでしょうか。漫画の例として、ルフィが登場してから仲間集め、ラストにワンピースを見つけて終わるという話を1巻でやるというイメージでしょうか。

2について
品内容をバラせないので、ある程度登場人物や関係性についてお伝えします。
主人公は、表向きには学生ですが、裏では一般に公表されていない職務についています。そして、ヒロインは普通の一般人の学生です。主人公が、ある仕事でヒロインの学校へ行き、そこで二人は出会います。最初の二人の関係は、ただのクラスメートという関係です。主人公は、余りヒロインをはじめクラスメートとは馴染む気がなく、必要最低限のコミュニケーションしかとりません。これ、コミ障とかでなく本人が必要なことでないと判斷したことと、普段から必要以上に話さないところがあるからです。そこから数日後、ある事件にヒロインが巻き込まれ、危ないところを主人公が助ける。そこから二人は特殊な関係を持っていくことになります。主人公について。話としては、ヒロインが主人公を徐々に接することで理解していく形となり、他の言動も含めて、読者が理解出来るようになっています。しかし、冒頭から前半(およそ3章4章)あたりまでは、主人公について情報が少なく、余り感情移入、共感性が無いかもしれません。後半から増えていく感じです。
もし続編があれば、それ以降からクラスメートと共、関係が出来るより、過去のことなども出てきます。ヒロインについては、最初から人間性から性格まで出ていきます。そして、物語が進むにつれて、主人公のヒロインが親密な関係になっていきます。
仮に1番目の質問でした通り、新人賞の1巻分に最終まで出す場合は、一気に主人公については出さないといけない上、ヒロインとも親密にしないといけない感じでしょうか。

3について
この件について、一応わかりました。急展開はいい形で出して、いい収拾が出来るようにしたいと思います。

4について
1巻で全部伏線回収やネタを書き切る必要があるなら、やはり1巻で完結する内容が宜しいでしょうか。

5について
他で質問しました、結局新人賞1巻で綺麗に終わるようにしないといけないといけないのですね。
>>例えば「魔王を倒す話」で「幹部を倒して一段落したところで終わり」とか。
ということは、もうラスボスを1巻で持ってきて倒さないといけないという認識であっていることで宜しいでしょうか。

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