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魔法の設定についての返信(元記事)
オミクロンです。自分も魔法(魔術)が登場する作品を書いていて、魔術への制約を付けているので参考になればと思い投稿させていただきます。
まずは2に対して回答させてください。
自分の設定では系統で割っていたりします。具体的には火、水(+氷)、風(+雷)、土の4大属性に光、闇を加えた6大属性ですね。それにそのどれにも属さない無属性魔術を加えています。
そして、作品設定に【修められる系統は一つだけ。と先天的に決まっている】という(例外はありますが)ルールを設けています。
更に習熟度を設けています。私の作品では0~5までの6段階にしています。そして習熟度次第で使える範囲に上限を設けています。ドラクエのメラ系で例えたいと思います。
メラ:習熟度2~使用可能(1と0は汎用レベル)
メラミ:習熟度3~使用可能
メラゾーマ:習熟度4~使用可能
メガライアー:習熟度5でのみ使用可能
これによって初っ端から超性能魔術は使えないようにしています。
また、ドラゴン様の「お札」に近い感覚で「付与魔術」というのを私の作品で登場させています。その中でも同じように、習熟度による効果範囲に制約を書けています。物体の固さを変える無属性魔術で先ほどと同じように例示します。
習熟度3:物体硬化 硬度50%上昇
習熟度4:金剛 硬度100%上昇
習熟度5:絶対不変 硬度∞%上昇(使用に強力な制約あり)
という感じですね。この発想を得た作品も提示させていただきたいと思います。コミカライズ化、書籍化もされています。十本スイ様が執筆し、完結した作品です。
【金色の文字使い ~勇者四人に巻き込まれたユニークチート~】
非常に汎用性が高いチート魔術を使う主人公ですが、成長しなければチートの本領を発揮できないようにしています。
次に1に対して回答させてください。全てを進化させている必要はないと思います。私たちの世界における地球への考え方を例に出したいと思います。
古代ギリシャにおいて地球は平面ではなく、球体である。という事を紀元前300年ほどの偉人、アリストテレスは明確な論拠によって証明しています。ですが、16世紀の大航海時代においては地球は平面であり、西の果てには巨大な滝があると思われていました。
この事からも分かる通り、文明の発展につながる発見が、必ずしも後世に受け継がれるとは限らない。ということが分かります。なので敢えてすべてを発展させずに、一部はむしろ古い時代の方が優れていたようにすれば、物語に奥行きが出ると思います。
最後に、1の2番目の問いに対する回答になります。承知を承知で書きますが、テレビやカメラといった単語は登場させないほうがいいでしょう。遠距離通信機とか、瞬間記録媒体といったようにぼかす必要があると思います。
さて、本題に入ります。ぶっちゃけ設定次第です。我々が15年前にテレビ・カメラ・パソコン・電話の4役を担うスマホの登場を予想できなかったのと同じです。文明の進化スピードをどのように設定するかです。
テレビといった単語が出てくることを考えると、ドラゴン様の作品の現在設定は、この世界での20世紀半ばでしょうか。そこから2~3世紀遡ると江戸時代の全盛期くらい。我々の世界と文明の進化スピードが同一に近いなら、十分アリだと思いますよ。
逆に300年前と今で全く変わらない、もしくはほとんど進歩がないほうが問題だと思います。もちろんその進歩がない理由で物語を掘り下げるのもアリですが。そこらへんはドラゴン様の構想次第になります。
長文失礼しました。
魔法の設定についての返信の返信
スレ主 ドラコン 投稿日時: : 1
>オミクロンさん
コメントありがとうございます。ドラコンです。
>習熟度を設けています。
習熟度との概念は良いですね。習熟度が満たなくても使えないことはないが、負担が大き過ぎたり、効果が薄くなったりすることは考えれます。また、現実世界で銃を持つには特別な免許が必要なように、強力な武器になり得る魔法道具の所持は免許制にしても良さそうです。『ドラクエ』でも、特定の特技・呪文を習得するイベント(試験)がありますね。
>テレビやカメラといった単語は登場させないほうがいいでしょう。
これはおっしゃる通りです。拙作の世界観上、カタカナ語は禁じ手です(作中の外国の地名・人名などは例外)。質問を分かりやすくするため、「鏡を使ったテレビ電話」「暗視カメラ」と書きましたが、作中では「千里鏡」「暗視鏡」の名で登場させます。