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小説をもっと面白くする方法の返信の返信(元記事)
小説を書くと言えばふわっとしてますけど、要するにはじめから答えの決まっているテストで、読者受けする物を書けば合格するということですよね。
つまり、たくさん書くといっても合格を狙っていくわけです。
そうすると、ここが小説とテストの違う所ですが、小説はなにかしら「内容」の詰まったものを書けば、それが合格する可能性があるということですかね。
だったら、その合格というのは、どうやったら手に入りますか?
もちろん数、例えば本当に千作書いたら一作ぐらいは面白いでしょうが、残りの九百九十九作を面白くしたいのです。だって、折角書いたんだから、もったいないでしょう。
つまらない小説に、なにを加えれば面白くなりますか?
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投稿者 サタン 投稿日時: : 0
綺麗事に聞こえるかもしれないが、「残りの999作品」は新しい発見をするための作品で、その発見が大事だから もったいない ことなんてないです。
999作品があったから面白い1作ができたんだって話じゃなく、ようするに1000作品全てで実験をしているから、その全てで同等の発見があるし、その中の1作品が偶然読者に気に入られたってだけです。
でも、せっかく書くものは面白いものにしたいという気持ちは創作家としての本能だと思うから、よくわかります。
しかしながら、そもそもスレ主さんの中で「合格」とは誰から判を押してもらってるものなんでしょう?
話を聞く限りでは、おそらく読者から合格を貰ってるように聞こえます。
読者は特定の一人ではないので、書く作品の大部分で全ての読者から合格を貰おうというのは非常に困難で、この考え方は沼にはまりやすい考えだと思います。
では「合格」の判を押すのは誰かといえば、当然のこと作者自身です。自分で自分の作品に納得できるかどうかが問題です。
そして読者には、作者の感性を好きになってもらう。つまり「この人が書く作品は面白い」ってなる。
作品自体が面白いんじゃなく、その作者が書くから面白いんじゃなかろうか。
となれば、おのずと答えは出てくる。
「あなたが書きたいもの」を「自身で納得できるように書けてるか」が「合格」のラインです。作家としての個性が出てる作品ってだいたい熱狂的なファンがついてたりするし、新作出れば内容しならなくてもとりあえず読んだりするでしょ?
とはいえ、数撃てば当たる作戦はあくまで実験だから合格もくそもないわけですが。
>だったら、その合格というのは、どうやったら手に入りますか?
こちらについては、前のレスで回答したと思う。
「自分の作品の面白味を自分でちゃんと理解すること」が第一歩です。
その面白味を効果的に演出できるよう構成できてるかってのが二歩目。面白味をより面白く表現できてるかってのが三歩目ではなかろうか。
なので、
>つまらない小説に、なにを加えれば面白くなりますか?
プロットを教えてくれれば面白味になりそうな部分は答えるが、何もないと考えられているのなら無理やりにでも「ここが面白いんだ」って部分を考えて設定して、押し出せばいい。
>だって、折角書いたんだから、もったいないでしょう。
気持ちはわかるんだけど、自分は今はそういう感じには考えてないです。
そう考えてたときは、今にして思えば、単に 新しく書くの面倒くさい って理由で既に書いたものに執着してるだけでした。
「もったいない」とか「せっかく書いたのに」とか、そう思うだけの余裕があるんだな、と今では自分を戒める感情かな。
>面白いストーリーの流れは、どうやったら作れますか?
持論あきりで説明することはできるけど、スレ主さんを納得させられる説明が出来るかというと自信ない。
まず「面白さ」だけど、
例えば「アンパンマン」はどこが面白いと思いますか?
私の回答としては、個性的なヒーローと典型的な悪役がいるわかりやすい勧善懲悪のストーリーが面白いところだと思う。
これは、実際に私が心の底から「すげえ、これ面白い!」って感じてるわけじゃなくて、アンパンマンという幼児向けの物語を想定した場合、その魅力はこういうところに集約するっていう論理的な回答。その論理はすっとばして答えたけど。少なくとも私の感情からくる答えではないってことね。
「面白さ」ってのは人によって違うし、特に年齢によって読者の理解度が変わるから、面白さも大きく変わってしまう。
実際に大人になってからアンパンマンを見たって、別に面白くないでしょ?
でも子供には面白い興味を引く作品です。
つまり、感覚的な「面白さ」ってのは作品に内在するものじゃなくて、読者が感じ取るものなんだよ。
ホラーが嫌いな人にホラーの名作読ませたって面白いって言うわけないじゃん? スレ主さん的に言うなら、これ名作なのに合格がもらえてないってことになっちゃう。
感覚的な「面白さ」は、結局のところ読者に合うか合わないかの問題でしかない。
ここにいくら悩んだって無駄。読者の問題であって作者の問題ではないから。
じゃあ作者は「面白さ」は考えなくていいのかというとそうではなく。
作者が出来ることは、「作者が面白いと思ったもの」を、どうやって読者に「伝えるか」って問題になる。あとは「読者が面白いと感じやすいものを散りばめる」とかかな。
例えば、もう古くなって知らないかもしれないけどドラマ「リーガルハイ」は無茶苦茶面白かった。弁護士の世界なんてまったく興味ないし知りたいとも思ってないけど、リーガルハイに出てくるキャラクターや世界観やドラマ性や演出が、実にその魅力を視聴者に「伝えて」くれた。
だから面白さが伝わってきた。
昨今の若者にもわかるかなと思う例で言うと、ゲーム実況の動画って見たことあるかな。あれって、まったく興味ないジャンルのゲームでも、実況者が楽しそうにゲームしてるとなんだかこっちまでプレイしたくなってきたりしないかな。そのゲームの面白さがこっちにまで「伝わって」くるでしょ。
でも、そうでもない実況者だと動画そのものもつまらないしゲームをプレイしたいとも思わないでしょ。
そういう、そもそも「面白さを伝える」ってことが無いと、面白くはならない。
強いては、その「面白さ」が何なのか作者自身が把握できてない作品は、基本的に面白くならない。
では、どうしたら読者に面白さが伝わるのか。
これは具体的な問題がないと回答しにくいのだけど、
例えば「私は午後2時に昼食を食べた」という一文は、「私」という主語が「昼食を食べた」という述部で成り立っている。「私」が「昼食を食べた」ということが言いたい文章だとわかるし、それは「伝わって」くるでしょう。
文章の中で一番目立つものは「主語」で、それがどうなったかを示す「述部」が内容になる。
これはそのまま物語の構造にも言えて、「私は昼食を食べた」ということが言いたい物語なのに主人公が「私」でなかったり昼食の話をしてなかったりしたら、何が言いたいのかすら伝わってこない。
一方で、ただメシ食ってるだけの「孤独のグルメ」は大ヒットしてるでしょ。
「面白さ」を読者に伝える(伝えやすくする)ためには、まず主語と主人公を合わせることと、述部とテーマを合わせることが大事。
これが出来たうえで、次はテーマないし目的を達成させない要素である「障害」を置くことで、それを乗り越える過程がドラマになって盛り上げることができる。
障害を置くとテーマが薄くなる場合があるから、テーマをより押し出せるような演出を考える。
ここまで出来れば、「作者が書きたい事」を強調して読者に「伝える」ことはできると思うので、あとはどうしたら「より面白くできるか」ってことを考えていく。
より詳しくは三幕構成とかの話になっていく。
いやいや、そもそもその「面白く」ってのが思いつけりゃ世話ないんスよって場合は、
昔お笑いの養成所でやってた授業の一つなんだけど「〇〇なのに✕✕」ってのがあって、その応用で、この「〇〇」に書きたい面白くしたいワードないし要素を入れて「✕✕」を考え面白くなるようにするって方法をやってたことがある。
例えば主人公を面白く書きたいなら、主人公の設定を入れて「熱血なのにムッツリ」とかって考えると、「血が滾るぜ……!」「血が? どこに? いやらしい意味にしか聞こえない!」とかちょっと変なシーンを作りやすくなる。
シリアスな場面でも「猟奇犯罪なのに家庭的な事件現場」とか、血痕のあとさえない死体さえなければ綺麗な事件現場って感じで違和感や興味を作りやすい。
基本的には、面白くしたいワードに対して真逆のワードを当てはめ、そっから落差を考えてストーリーや設定に合うようすり合わせていくと理想的なものに行き着きやすい。
今のスレ主さんには、「面白い」を感情で捉えないほうが良いと思うよってのが一番言いたい言葉かな。
ここまでのことが出来れば、基本的には「言いたい事」は読者に伝わる作品が書けてるはずだから、それは「ちゃんとカレーの味がするカレーライスは作れてる」ってことだから。名店のカレーライスと比較しないで、「ちゃんとカレーの味がする」が自分の正しい合格ラインだと認識することが大事ではないかな。
カテゴリー : ストーリー スレッド: 小説をもっと面白くする方法