近未来SF的敵キャラクターとしての自己複製機械のリアリティについての返信
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近未来SF的敵キャラクターとしての自己複製機械のリアリティについて(元記事)
「流星のロックマン」や「ロックマンゼクス」に影響を受けた小説を書くにあたり、
ラスボスを「地球外由来の自己複製機械(いわゆる機械生命体)」としたのですが、
ラスボスの潜伏先である研究施設の描写に困っています。
SFでよくある、危ない人工生命体を飼育している場所のイメージであり(最近触れた作品では、理想よりも肉肉しいイメージだが、オンラインゲーム「アース:リバイバル」にそういう場所がいくつも出てきた)、
また、昆虫園で蝶を放し飼いしている温室の、植物と昆虫を無機質かつグロテスクにして気密性を高めたようなイメージです。
有機物ではないがバイオセーフティレベルは高そうです。
しかし、そもそも、イカの足のように機敏に動く電気ケーブル、血管状の構造が浮き出たコンピューターというものがナンセンスな気がしてきています。
ラスボス(仮に「アセンブラー」と命名)についての補足:
・物語の開始から20年ほど前に、何らかの事情で本体が死亡し、残った種子のような状態で日本国内に落ちた。
・現在は、アーバスキュラー社の人および設備に寄生して、自分の細胞入りのコンピューターを売りさばいている。
・近い将来、このコンピューターを足がかりにして大規模な単為生殖を行おうとしている。
・主人公の少年がフルダイブ形メタバース上での戦闘能力「イクサバイト」に第1章で覚醒したのは、そもそもこいつが下っ端に指示を出して、最終的に主人公を最終兵器に改造する目的で主人公にラスボスの細胞を少量植え付けたからだった。
もちろん主人公は正気のまま。最終兵器に変異せずにラスボスと戦って、自分の命を犠牲にしてトドメを刺す、というプロットを予定している。
グロテスクな臓器のように蠢くコンピューターの敵の元ネタは、「ガオガイガー」、「バブルガムクライシス(OVA版第1話、TVシリーズ)」の敵などです。
近未来SF的敵キャラクターとしての自己複製機械のリアリティについての返信
投稿者 サタン 投稿日時: : 2
敵組織の研究施設のイメージに迷いがあると。
敵の大本は宇宙生物でその細胞入りのコンピュータを売りさばいて大きなことを起こそうとしてる組織で、その研究施設は昆虫園のような感じ。
ただ、機械と生物が融合したような敵に対して、その研究施設で生物の内部的な描写は安直で芸がないんじゃないか? という不安があるって解釈でいいのかな。
ここで考えるのはアイディアの核になるワードで、御作の場合は「宇宙生命」みたいな感じだろう。
その本丸の描写なので、つまりこれは「宇宙生命」の描写でもある。その宇宙生命がどういうものなのかを描写できる場所なわけだね。
だから、「昆虫園」ってのは良いアイディアだと思う。生物的には虫のようなもの、って感じが表現できると思う。
じゃあ、その他には? 宇宙生物の設定は何かある? その描写表現をすればいいんじゃないっていう話かなと。
例えば人間のような感情を持ち合わせていない生物なのであれば、「異常なほど清潔な空間」とか。映画バイオハザードが「異常なほど清潔な空間」と「汚物のような細胞の塊」を上手くスイッチしてたよね。
昆虫園で楽しそうに元気に働く研究員と、植物のその陰に動かなくなった人間が虫の苗床になっている、とか。まあこの辺りは作品の読者層によって描写は変わるだろうけども。
まあつまり、敵の本丸のイメージであれば、敵の設定を箇条書きにしてみて、それを表現できるものを配置すればいい、という回答だね。
だから、敵がコンピュータを乗っ取ってロボットのように動き攻撃してくるのであれば「生物のように動くケーブル」は安直かもしれんけど良いと思うよ。その場合似たような設定で言うとトランスフォーマーとか参考があるから、意識しながら参考にしてみればいいと思う。
「この設定ならこういうのがありそう」というフレーバー的な思考ではなく、「敵のこの設定を表現したオブジェクト」って考えると、なにより自分が納得しやすい。
カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 近未来SF的敵キャラクターとしての自己複製機械のリアリティについて