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今のラノベの流行と噛み合わない私の美学の返信

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今のラノベの流行と噛み合わない私の美学(元記事)

どうも皆様、いつもお世話になっております。
今回より名義を変えさせて頂きます、マリン・O改め如月千怜と言います。
しばらくスレッドを立てるのを控えるつもりでしたが、今回は管理人様
に早急にお答えして頂きたいことがあるためスレッドを立てさせて頂きます。

今回答えて頂きたいものはブログ記事「ラノベと漫画の主人公の違い。漫画は理想的な英雄を描く。 ラノベは理想的な自分を描く。」で言及されたことに対してです。
以下気になった箇所を引用させて頂きます。

>>ラノベの場合は、主人公に匹敵するライバルや主人公を上回る力を持った敵がいると、読者は不快に感じるので、そのようなキャラが登場したら、速攻で主人公に敗れるか、主人公の方が格上であることを示さなければなりません。

こちらで管理人様はこう記述しました。
この記述が私にはまるで「ラノベでは主人公よりも強いキャラクターを出してはならない」と断定的に言っているように聞こえました。
ここには個人的に納得できていません。
というのも、私が今企画している長編作品は強い敵役を多く登場させる予定でして、その中には主人公を一度倒すキャラクターも用意しています。
ところがこの企画の内容は管理人様の発言と真っ向からかち合うのですよね。
私の作る強敵は説明するまでもなく「主人公に匹敵するライバルや主人公を上回る力を持った敵」に該当します。
つまり私はこの企画を立てた時点で、管理人様の提唱した方法のタブーを犯しています。
※誤解のないよう補足しておきますが、この企画している長編は主人公もかなり強いです。

でも私はそれでも強い敵を書きたいんですよ……
というのも私は知人に「お前の作品は主人公が強すぎて面白くない。弱くしろ」と言われたことがあります。
それが原因で私の書く作品の主人公は新作を経るにつれて弱くなりました。
だから強いキャラクターを作り出す喜びを敵役に向けるようになったのです。
それで前作はラスボスを強くしすぎて痛い目を見たのですが、その失敗も今は必要なものだったと前向きにとらえています。
でも管理人様は主人公より強いキャラクターを出してはいけないと仰る……
これでは強いキャラクターを作るという喜びが満たせません……

最近私は公私共に成果がイマイチ振るわない状況が続いていまして、メンタルが大分弱り切っています。
だからこそ、次の作品は必ず成功させたいのですよね。
どうか管理人様、お答えくださいませ。

今のラノベの流行と噛み合わない私の美学の返信

投稿者 かにさん 投稿日時: : 2

うっぴー氏のブログ記事を要約すると、

読者にストレスを与えてはいけない。
現在のラノベは、体験型エンターテイメントとして読者に認識されており、「主人公=読者」である。そのため、作中の主人公は常に「読者が望んでいる理想的な状態」に置かれていないといけない。

読者が望むのは、承認欲求を満たして貰えることであり、惨めな気持ちを決して味わわされないことである。
こういった読者の期待に応えるには、主人公以外の存在(キャラクター、設定)が「主人公を称賛するため」に存在する世界を作るのがよい。なろう系は、そういった世界観を創り上げることでこの欲求を満たすことに成功している。

ということかと。(自分の解釈が入っているかもしれないですが)

そのうえで、主人公より強い敵を出してはいけないのは、読者の劣等感を刺激してしまうからではないでしょうか。

なろう系の世界観には対等な競争相手がいないから安心してイキれるのであって、競争相手が出てきた途端に、その安心感は瓦解する。主人公=読者として作中世界にのめり込んでいるなら、なおさらその影響が強く心にくる。結果、不安感情が芽生えるために嫌われる。

こういうメカニズムなんじゃないかと思いました。

おそらく、なろう系を強く好む読者は、「男性的価値コンプレックス」なんだと思います(偏見かもしれないですが)。程度の差はあれ、自分の男性的な価値に疑問を持っている、あるいは、もはや信じられない、諦めている人。

競争したら絶対に負ける(あるいは高確率に負けることが想像できる)から、対等に競争するのは嫌。でも、現実では自分の願いはかなわないことは理解している。だったらせめて、バーチャルな、自分が常に主役であることが約束された世界(=ゲーム的世界)では無双していたい。

そんな人物像なんじゃないかと想像します。

彼らは昔ながらの小説・ラノベを読む人とはまた、読書する動機が違うんだと思います。だから、商機として利用するつもりはなく、自分の好む作品を書くと決断するのなら、彼らに向けた作品を作るのではなく、市場に一定数いるだろう昔ながらの価値観を持つ人に向けて作るのがいいのではないでしょうか。

カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: 今のラノベの流行と噛み合わない私の美学

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