今のラノベの流行と噛み合わない私の美学の返信の返信
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今のラノベの流行と噛み合わない私の美学の返信(元記事)
おはようございます。
管理人様には一度もお会いしたこともメールのやり取りもないのですが。
これを書き込むかについては私なりに悩みましたが……両者の出発点がそもそもズレているように思います。
ゲーム漫画アニメは基本的に多視点のご都合主義、小説はだいたいが主人公の選択を見守るという形をとっています。これは「見る」「読む」の違いからくるものです。
>>「主人公を立てるために脇役をないがしろにしていい」みたいな発言をしているように聞こえたから。
とあります。私はこれについて成功ではないですが、正解に近いと考えています。
「見る」というのは頭を空っぽにしていても内容が入ってきます。
しかし「読む」はかぎりなく能動的で、読者が読み進めるためには読みたいと思うだけの理由を用意しなくてはいけません。つまり何が言いたいかというと、小説の読者は面白くなければ飽きて読まなくなる、この時間制限が他よりもシビアです。
漫画では露出の多い服装の女の子が迫ってくるだけで思考停止しご褒美となりますが、小説は「なんでこの人はサービスシーンしてるの?」と読者は冷めています。
そこに普通は次から次へと疑問が沸いてくるので。その前に使えるものは使いどんどん燃料を投下していきます。絵と違って文章でストーリーを立たせるので、そんなにながながと1つの角度。例えばライバルを立たせる方法が複数用意してあれば、1つの書き方に文章を割いている余裕はありません。
もたもたしている暇はない、ラストまで、使える素材はすべて使い倒しながら全力疾走が望ましい。ということを念頭にいれて改めて読み解いていくなら。
>>ラノベの場合は、主人公に匹敵するライバルや主人公を上回る力を持った敵がいると、読者は不快に感じるので、そのようなキャラが登場したら、速攻で主人公に敗れるか、主人公の方が格上であることを示さなければなりません。
速攻で主人公に敗れたからといってライバルの価値が落ちるわけではないですよね。
ヒロインに悪戯しようするイカレタ変態にジョブチェンジしたり、最終的に悪の力に取り込まれて主人公を後ろから刺そうするだけでも、魅力は高まります。
むしろ少し不安になったのが、「私が今企画している長編作品は強い敵役を多く登場させる予定」の”強い敵役を多く登場させる”のこの部分です。
主人公を際立たせるために、強い敵役を多く登場させるならいいのですが。
ゲーム漫画アニメのように強い敵役全員の背景を描きつつ、主人公と同等の扱いでキャラ立てしようとすると……。
漫画ゲームアニメなら簡単にできるので許されますが。
もし主人公以上に別キャラを書きたいなら、ちゃんと主人公を複数候補のなかから選んで、1人に絞って集中して書いてこいと思われたとしても、まぁなるほどなといった感じになってしまいます。
長々と書いてしまいましたが、何をどう書いてもいいですしそれは自由です。
ベアトリクスの案は面白いです、自信を持ってどんどん暴れさせればいい。
ただ、主人公が活躍する。
主人公を活躍させる方向にすべてのベクトルが向いている。
としながら書いていくと、成果もでやすいのかなと思います。
あわないと思えばすべてゴミ箱に捨ててください。
たくさん悩んで考えて苦しい悔しい思いをするのも、私はすごく楽しいです。
何かのお役に立てば幸いです。応援しています。
今のラノベの流行と噛み合わない私の美学の返信の返信
スレ主 鬼の王の墓標 投稿日時: : 1
返信が遅れて申し訳ございません。レスをありがとうございます。
確かにt様も言う通り、小説は面白くないと思う時間制限がシビアなのは間違いないと思います。
実際私自身が面白くなかったらすぐに投げるタイプの人間なので、自分でも体感していますね。
そこはあまり軽視しない方がよさそうです。
そう言えばt様が初めて訪問された際に「これなら漫画の方がいい」と仰っていましたよね。
最近知人から作風に対して「今からでも遅くないから真剣に絵を勉強して漫画家に転向してくれ」と言われました。
私の作風、というか感性は小説に向いていないのでしょうかね……
>>速攻で主人公に敗れたからといってライバルの価値が落ちるわけではないですよね。
>>ヒロインに悪戯しようするイカレタ変態にジョブチェンジしたり、最終的に悪の力に取り込まれて主人公を後ろから刺そうするだけでも、魅力は高まります。
……えーと、無茶苦茶な例ですね。私から見たらこの転向はベアトリクスに限らず二枚目キャラに適応したらかえって魅力が失せるものだと思うんですけど。
私ならそんな奇行に走るキャラに墜としたくはないです。
特にベアトリクスは仲間にする予定のキャラクターだから、そういう変化を加えたら仲間になった途端カッコ悪くなったみたいない印象を感じてセリフを書くモチベーションがてきめんに下がりますね。
……というか、この学園ものの企画を提案してからずっと思っていたのですけど、なんでこんなにも彼女に対して弱々しいイメージを抱いている人が多いのですか?
やたら感情的な性格と解釈されたり、彼女の玉座からの転落を見たいと言われたり……なぜこうもマイナスイメージばかりが強調されて伝わっているのでしょうか……
※誤解のないように断っておきますが、他の利用者様の陰口ではありません
皆様のイメージと私のイメージの相違があまりにも強すぎて、涙が出そうです。
以前も話しましたが彼女の性格は私自身の性格が下地になっています。それと同時に自分が持てなかった才能を持たせることで、コンプレックスから来る承認欲求を満たそうと思っているのですよね。
それが強く表れているのが学年首席という地位と、主人公に匹敵する強さです。
もちろん彼女にも苦悩や弱点はあります。優れてるが故の傲慢さや、他者への愛情の欠如、それらが原因として発生する数多くの敵対者などです。
皆様がそれらを強調したがる気持ちも理解できないわけではありません。そちらの方が小説という媒体に向いているというのも間違いない事実です。
でもそういったものはあくまで私はおまけ要素にしたいのです。自分の書く作品の中だけでは幻想が見たいのですよ。
ちなみに『そんなにこだわるならいっそのこと彼女を主人公に昇格させろよ』という意見はナシでお願いします。
ベアトリクスは気に入っているキャラですが同時に『主人公の器ではない』とも思っていますので。外伝で主人公になる可能性は否定しきれませんがね。
>>ベアトリクスの案は面白いです、自信を持ってどんどん暴れさせればいい。
>>ただ、主人公が活躍する。主人公を活躍させる方向にすべてのベクトルが向いている。としながら書いていくと、成果もでやすいのかなと思います。
あ、そちらについてですが、今回の企画は主人公もかなり強いです。
むしろ今回の主人公は私が今まで書いた長編作品の主人公の中でも最強クラスと見て間違いないです。
あと誤解のないよう言わせてもらいますが、主人公のことをないがしろにするつもりは断じてありません。
あくまで今回のスレッドは『脇役をないがしろにしたくない』と言うことを主張したかっただけで、主人公のことをないがしろにすることを肯定する意図はありません。
今回の主人公は「最強主人公の復権」を最大目的にしていますので、ないがしろに扱うつもりはありません。そこは安心してくださいませ。
ちなみに他にも強敵は出てくると言いましたが、他のキャラクターは全員主人公に一発で負けてもらう予定です。
脇役の中で立てることに固執しているのはベアトリクスだけです。他の人達にまで気を回したら先ほど掲げた「最強主人公の復権」は実現できなくなりますからね……
カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: 今のラノベの流行と噛み合わない私の美学