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新人賞応募の際の序盤の展開についての返信

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新人賞応募の際の序盤の展開について(元記事)

私はファンタジー長編小説を書こうと思っているのですが、序盤の展開がイマイチ気に食いませんので、質問させていただきます。
尚、今回執筆予定のファンタジー小説は新人賞(電撃大賞)に応募予定なのでよしなに。
で、質問に答えやすくするためにも、現時点でのプロローグを書かせてください、プロット相談掲示板に行けよ、とか、プロローグ改善相談所に行けよ、とか思われるかも知れませんが、質問の内容的にそれらに投稿するのはちょっと違うかなっと思ったので。
因みに題材は海賊で、無駄に重たくしない為にも、軽めのギャグを入れようと思います。

プロローグ
主人公(幼少期)は右手の指が六本あると言う奇形児で、貴族出身にも関わらず奇形児なので、父親や兄弟から疎まれていた。
そんな主人公の唯一の理解者は母親であり、主人公は母親のことを好いていた。とある日、船で主人公と母親が航行していると、突然海賊の襲撃に遭い、母親は主人公を庇い殺されてしまう。主人公は目の前で理解者である、母親を殺され、ショックで喋れなくなってしまう。主人公は応援に来た船に助けられ生還する。生還しても尚、喋れない状態が続いた(吃音症的な)
数年後、青年となった主人公は母親の命を奪った海賊たちに復讐するため、勉強や鍛錬を積み、幼少期とは比べ物にならないほど強くなって船を率い、海賊たちの根城である街に突撃するが、上陸する間もなく、主人公たちは海賊に包囲され、船員は奴隷にされた。
主人公は奴隷となり、海賊の中にいた一人の少女(ヒロイン)の所有物となる。そして、主人公はその少女こそが、自分の母親を殺した張本人だと気がつく。しかし、主人公は吃音症であり、尚且つ、喋れないので、少女は自分が主人公の親の仇だとは知らず、主人公の剣の腕を買い、部下として扱うことになり……

と言った感じです。このあと、主人公は少女と修羅場を共にすることで、友情、恋愛感情が芽生えたり、基本的に多くの海賊は人を殺さないとか、実は母親を殺したのは少女では無かった、などの事実が明かされます(不明瞭な点が有ればご指摘ください)
さて、本題の質問ですが、主人公の親が死ぬ展開は昔からあり(Ζガンダム、アナ雪など)テンプレとなっています。新人賞ではオリジナリティーが必要不可欠と知りましたので、終盤の王道展開はともかく、序盤から手垢のついたテンプレを使うのはどうかと思いました。
質問は三つあります。

一つ目、新人賞で序盤からテンプレを使って良いのか?(個人的にはダメだと思ってる)

二つ目、このプロローグの完成度はどの程度か?(情報量が少ないですので、面白いか否か、ニュアンスで結構です)

三つ目、親が序盤に死ぬ以外の他のショッキング展開を知りたい!(できればこのプロットに合致するような内容)

一度に三つも質問するのは不躾かと思いますが、スレを乱立させるよりかはマシだと思いました、気に障りましたらすみません。しかし、新人賞応募にあたってを他にも知識を賜りたいことがあるので、また、こう言ったスレを立てると思います。迷惑でしたら、コメ欄に書いてください。
割と切実なので、答えていただけると感謝感激です。その他、気になったことが有れば、ドンドンご指摘ください。

新人賞応募の際の序盤の展開についての返信

投稿者 サタン 投稿日時: : 2

では率直に。

>新人賞で序盤からテンプレを使って良いのか?
王道、よくある、とは思ったけど、テンプレってほどテンプレじゃないのが気になった。
新人賞は、極端に言えば尖った作品が欲しいので、中途半端に面白い作品は逆にあまりウケが良くない。
下手でも面白くなくても磨けば光るような原石を見つけようと開催されてるもので、即戦力が欲しいって新入社員を求めるような主旨ではないため。
なにしろ、電撃ほどの大手なら戦力は潤沢にありますからね。

テンプレならもっとテンプレ展開を詰め込んで突き抜けるべきだし、違うなら奇策を使うくらい尖った事をしたほうが良いと思う。
なので、皆さんと同じテンプレが悪いわけではない、という回答。
序盤、それも主人公とヒロインが出会う前、つまり物語が始まる前のプロローグなのだから、「こうして二人は出会った」というオチになる掌編だと思ってプロローグだけで話を成立させたほうが思考しやすいのではないかな。

>このプロローグの完成度はどの程度か?
「中」くらい。偉そうな評価だけど。
まず、変化に乏しい。というか主人公の身に降りかかる変化が「母親が殺される」「吃音になる」とマイナスばかりで生きる希望がない。
似た展開の既存タイトルを挙げると作者のモチベが下がることがあるんですが、参考という捉え方で考えて欲しいです、と前置きしますが、
『ヴィンランド・サガ』って漫画の序盤が、主人公は障害持ちでこそないけど、なんか流れは似てるなと感じた。
強い父親が主人公たちを守るために罠にハマって命を落とし、主人公は報復するため父を殺した相手に付いていき、事実上彼に戦い方を教わって戦士に育ってく、という感じ。

『ヴィンランド・サガ』の序盤の流れと御作は似てるけど、ヴィンランド・サガの場合、主人公は「姉にも力負けするような弱く優しい少年」として書かれていて、これがプロローグ終盤で「人が変わったように、父を殺した相手に報復しようとする」に大きく変化するため、面白い。
御作の場合は「主人公の不幸(主に障害など)」に注目してる冒頭で、すると読み手としては「その不幸がどうなりましたか?」と考えるんだけど、プロローグ終盤では「障害が追加されて奴隷になりました」となってて、大きな変化がない。

なので、個人的な見解だけど、理解者である「母親」が殺されるところをプロローグ終盤に持ってきたほうがいいと思う。
その後成長して勉強して鍛錬して強くなりましたって部分はそれほど面白みがないのでダイジェストになるだろうし、続く第一話で船団を率いて~と続いたほうが良い気がする。
こうすると「理解者を失った」ということが強調される序盤になるから、まとまりが良くなるんじゃないかな。
主人公がいくら不幸であっても「理解者である母」の存在が救いになるので、それほどストレス無く「主人公の不幸」を読んでいける。
で、その「理解者」を失うことで序盤が終わり、形は違うけど別の「新しい理解者であるヒロイン」が現れる、という感じになる。
母性キャラの理解者から、鬼教官的な理解者へ、みたいな。

たぶん、イメージとしては序盤で母が死ぬのは変わらんし、その母が理解者であることも変わらんって感じると思うけど、これは焦点の当て方、みたいな話ですね。
「母の死」をプロローグ最後に持ってきたほうがまとまりが良いし、失った事が強調されるし、次に出てくるヒロインへのバトンにもなる。って感じ。

>親が序盤に死ぬ以外の他のショッキング展開を知りたい!
というか、「主人公が立ち上がるための動機になりうる出来事」ではないかな、と思った。
復讐するために主人公は行動して立ち上がり、物語がはじまる。その切っ掛けになる出来事は、この作品においてはそうせざるを得ないだけのショッキングな出来事が良い。という考えなのでは。
序盤はまだ読者に情報を伝えきれてないので、「大切なものを失う」以上にショッキングな展開はなくて、「大切なもの」を書くために文字数少なく描写も比較的少なく済むのは「肉親」「幼馴染」といった説明不要で理解しやすい記号化されたワードを持ってくるのが一番。
例えば漫画『鬼滅の刃』でも「肉親を殺される」「妹が鬼になってしまう」というかんじで「肉親」・「失う」のセット。妹も人としての感情など失ってしまってるし、
これに習うなら「死ぬ以上に苦しいこと悲しいことは何だろう」と考えるのが「それ以外」の考察に役立つのではないでしょうか。
ファンタジーだし、例えば「理解者の母親」が「皆が寝静まった深夜、幼い子供を食っていた」とか、その子供が主人公にとっての肉親か何かだったらショッキングだよね。
まあ、これだと「主人公が立ち上がるための~」というか、立ち上がる前に心が折れるけどね。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 新人賞応募の際の序盤の展開について

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