人間とAIの恋愛についての返信
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投稿者 読むせん 投稿日時: : 0
何を見せたいかによる・・・・かな?
手塚治虫【火の鳥】未来編の【ロビタ】とかはベッタベタに有名だと思う。
粗筋を書くと
①金持ち主人公は親族一同に、遺産狙いで暗殺されかかる
②九死に一生を得るも脳障害が残り、全ての生き物が怪物にしか見えなくなる
③主人公は怪物だらけの世界で、1人の美少女に出会う
④美少女の正体は量産型の安いロボット。だが主人公による執拗なアプローチにより重大なバグーー『恋』を抱いてしまい機能不全に陥ってしまう。
⑤一方の主人公は脳機能の回復と共に怪物が生物と認識できるように戻ってきて・・・・
⑧最後の落ちとしては、主人公がロボになり、ロボットのヒロイン・レオナと混ざり合った新型AI『ロビタ』になります。
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ニトロプラスの「さやの歌」?とかが「ほぼシナリオがパクリじゃねーかwww」と話題になった元ネタ。
ロビタの見どころは、なんといっても作業ロボット『レオナ』側の描写。
低スペックな働きアリ型のキモくて安そうなロボットが恋に堕ちていく様が、すごくいいの。
たぶん織姫と彦星とかを下敷きにしている感じ。荒い画素で主人公の目の輝きが何度も何度も表示されるようになり、仕事が手に付かなって廃棄処分される。無機質で少ないメモリーしかない集積回路で、どうしても消えてくれない【彼】のおもかげ。
女性向けな恋愛観を感じます(笑)なので女側に男が【婿入り】する感じのエンド。
【肉体よりも魂や心を選ぶ】って感じだと思う
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映画のアンドリューも婿入りエンドになりますかね。
どちらも上存在が下位変換することによって【恋人に寄り添う死】を選ぶエンドになるかと。
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ちょい違うのが『シモーヌ』
ざっくり改変&粗筋を書くと
①黒沢監督なみに凝り性の映画監督が理想どうりに演じてくれない女優にマジおこ
②監督は、理想の演技をしてくれる女優のプログラム『シミュレーション01』こと『sim-one』を開発してしまう
③映画のシーンに後から『シモーヌ』をガンガン合成させて理想の一作を撮影&完成させカンヌ映画祭?かなんかに自作映画をエントリーさせる
④【シナリオは平凡だけど、シモーヌの絶妙な演技に審査員も観客も全員フォーリンラブ・・・・なんて美しい、悲しい恋物語なんだっ!!】
⑤監督はカンヌ賞ーゲット。そしてあらゆる女優としての賞を全て『シモーヌ』がゲット。
⑥でもシモーヌはプログラムでしかないからレッドカーペットの上を歩かせるのムリィ・・・・えっと『シモーヌたそ【私はあくまで「映画の中にだけ存在する女」で有り続けたいんです―————私という個人ではなく、演じている役柄としての私を見て欲しいのです。・・・・出演は辞退させていただきます。この賞を頂けたことだけで心がいっぱい。とても光栄です!!】』という感じのBDレターを急遽作成。カンヌで放送。
⑦シモーヌの女優魂に皆スタンディング・オーベ―ション
⑧上記とかを続けるうちに誰もが『監督はクソだけどシモーヌは最高』というようになり、監督自身も知らずそう考えるようになってしまう。
⑨シモーヌはあくまでプログラム。完璧であるがゆえに欠陥や脆(もろ)さ欠点が無い・・・・欠点を持ちながら、むしろその欠点こそをチャーム・ポイントにしてくる生身の女優達の、その姿勢にこそ恋をしていたことを思い出した監督は、シモーヌを廃棄し、リスタートを始める
⑩・・・・だが世間は急に失踪したシモーヌを探し続け、とうとう映画監督をシモーヌ誘拐&殺害の犯人として逮捕してしまう。
⑪シモーヌは人間ではないCGなんだ!!と自白しても、シモーヌの編集作業は誰にも秘密に行っていたせいで信じてもらえず、このままではCGデリートの罪で死刑にされてしまう。ナンテコッタ!!!
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って感じ。星新一の「ボッコちゃん」みたいに道具に人権を与えるべきか否かの「否定意見」みたいな作品になります。
ボッコちゃんは自分で読め(´Д`)
カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 人間とAIの恋愛について