苦手なジャンルとの向き合い方の返信
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苦手なジャンルとの向き合い方(元記事)
最近、自分のやったことのないジャンルに挑戦しました。わずか1400文字程度だったので、完成できたのですが、もうボロボロなのが出来上がりました。
自分のやりたいアイデアがどうしても、自分の苦手とするジャンルをどうしても含む時ってどうすればいいですか?
例えば、ロボットを主人公にお話を書きたいけれどSFを読んだことない場合は何に気をつければいいでしょうか?
たぶん、調べろって言う話にはなると思いますが、その調べ方が分からないです。
苦手なジャンルとの向き合い方の返信
投稿者 サタン 投稿日時: : 2
簡単に言っちゃえば、苦手なものを自分の土俵に持ってくる、ということが出来るようになれば一番いい。
例えば、ホラーを書いてる人が恋愛を書くことになったとする。
でも恋愛ってポップな明るいものばかりじゃないから、死んだら怨霊になりそうな悲恋を書いたりとか、霊魂を成仏させる過程での愛情を書いたりとか、
なにも、明るいラブコメちっくな恋愛を無理に書く必要はないわけで。
それでもホラー色をなくして青春ラブストーリーを書きたいんだってなったら、自分にとっての恐怖をそこに込めれば良いので、例えば私は放課後誰もいない教室で仲の良い異性と楽しく喋ってる姿ってのは私には一種のホラーなんだよね。こう言うのもなんだけど、私にはもう二度とあの頃の幸せは味わえないしその時の後悔やら幸福感やらいろいろあるから。二度と手に入らない「ずっと続けばいいのに」という時間は私には恐怖なんだわ。
そういう個人的恐怖を詰め込んじゃう。何も知らない読者には青春に映るかもしれんけど私にはホラーなんで。という感じ。
だから、具体的にはスレ主さんの得意分野を知らないと答えようもない回答になっちゃったけども、
自分がロボットだと気がついてない設定にしちゃうとか、そのロボと接した周囲の人物は彼をロボだとは思ってないとか、簡単には「ロボ」に触れなきゃいい。
触れるとこは触れても問題ないけど、うーんと……例えばオズの魔法使いに出てくるカカシはロボか? ではピノキオはロボか? じゃあドラえもんは?
もちろん簡単に答えられると思うけど、でも、いま挙げた例は、単に設定上で「カカシです」「人形です」「ロボです」と言ってるだけで、物語の構造的には別にどうでもいい事なんですよね。
だから、ドラえもんはロボだけど、別に「ロボという設定が物語を進展させる要素になってる」という事はない。
オズの魔法使いのカカシが、実はロボでも、別にいいんですよ。何も変わらない。
で、ここで、オズの魔法使いのカカシをロボだということにしたとして、じゃあ、そこに「自分が苦手だと思ってるSF要素を無理にでも入れるべきか」と考えた場合、これは明確にNOではないかと思う。
例えば「ボクはカカシさ。本当は向こうの国で作られたロボットなんだけどスクラップにされて、今じゃこんな畑で日がな突っ立ってるってわけだ。だからもうただのカカシなのさ」と、そんな感じに書けばいいだけで、別にこのカカシロボ設定を、自分の得意分野を曲げてまで掘り下げる必要はないし、掘り下げるなら自分の得意分野でキャラを掘り下げればいいと思う。
私は恋愛はホラーと思って書くことがままあるし、ロボのような構造がわからないものは極力話題にしない。ロボだからで押し通す。
わからないものはわからないものとして書けばいいだけで、出来ないことはしなくていいと思う。それは同じことを得意分野でやればいいだけだから。
それはつまり、恋愛をホラーとして書くなどやや変化球のようなことになるわけだけど、出来ないことは、出来る範囲で可能な方法を考えるのがいいと思う。
最初に書いた通り、苦手なものは自分の土俵に持ってくる。
カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: 苦手なジャンルとの向き合い方