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イメージ的にはストーリーの形になっているようです

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足りない部分に何を入れたらいいか分かりません(元記事)

小説を書いているのですが、起承転結が上手くいかず、キャラの行動や心情にも矛盾があって困っています。

まずは私の今のプロットを見てください。
これは未完成です、なので普通に穴あきです。

第一話:
1. 田舎に主人公の犬山瑞希が来る
2. 瑞希は待ち人をずっと待つ
3. 巫女の少女であるヒロイン、玲奈と出会う
4. 祖母の家に帰り、刀を納める
5. 刀の守護霊である咲姫が実体を得る
6. 咲姫と口論になる
7. その時祖母が来て女子校に通えと言われる
8. 過去のトラウマから、女子のいる場所には行けないと拒絶
9. 部屋に戻り、服を脱ぐ
10. 瑞希が「男の娘」だと読者にだけ明かす
11.
12. その日の夜、瑞希が料理を作ることになる
13. 瑞希が過度なダイエットをしている事が明示される
14. 瑞希と祖母が口論になる
15. 瑞希は食事を離れる
16. 部屋に戻ると、我が物顔で咲姫が居座っていた
17. 咲姫とも口論になる瑞希
18. 耐えきれなくなった瑞希は刀を持って散歩に出る
19. 咲姫も着いていく
20. その道中、鎌鼬に斬られそうになる
21. 済んでのところで回避する
22. 鎌鼬は殺す気で瑞希に襲いかかる
23. その時、宮野女学院の制服を着た玲奈が間一髪で助ける
24. 玲奈が瑞希に手を差し伸べる
25. 次の日、彼女らの正体。妖怪と人間のために調和を守る「宮野女学院」について説明される
26. その玲奈の付き添いという形で行けと言われる
27. 瑞希は宮野女学院が母親が通っていた学校だと知る
28. 瑞希は渋々ながら女子校に転校する
29. 自己紹介をして次の章へ

第二話
1. 次の日の朝、宮野女学院へ行く
2. 住民から付き添いの叔父が奇異の目で見られる
3. 人手不足の宮野女学院、三年生が昼から任務に出る
4. ぎこちない自己紹介、しかしながらも男と分からない皆は歓迎する
5. 宮野女学院が使う妖術について学ぶ
6. その日、鬼車のお客が来る
7. 客は宮野女学院を支援する女性の妖怪、瑞希の母親を探しているらしい
8. 瑞希が呼ばれ、娘として紹介される
9. いきなり女妖怪からぶたれる
10. 一触即発になる校長室
11. 顔を打たれて怒った瑞希、女妖怪に一泡吹かせる
12. 女妖怪は去っていく
13. 屋上へ行き、咲姫と話す
14. そこで女子校や女子に対する偏見を言い、瑞希の性格を表す
15. じゃあなんで瑞希は女子校に通った?と言われる
16. 母親を探しているのだろう?と咲姫から言われる
17. 怒る瑞希
18. 女子校のお風呂に恥ずかしながらも入る
19. そこに咲姫が入ってくる
20.

第三話
1. 次の日、母親の在処を探すため、図書館で調べ物をする
2. 先生に見つかるが、思い切って聞いてみる
3. 彼女が行方不明だと言われ、愕然とする

第四話
1. 鍛冶屋の妖怪が瑞希の刀について見聞する
2. 中から二式拳銃を見つける
3. 帰り道、村の中で鎌鼬の襲撃を受ける
4. 拳銃しかなかった瑞希、応戦する
5. 瑞希が負傷する
6. 刀を奪われる
7. 瑞希は土下座をしてでも刀を取り返そうと交渉をする
8. 鎌鼬から叱られ、否定される
9. 玲奈に助けられる
10. 玲奈から「戦わなくてもいいからね」と言われる
11. 瑞希が玲奈に少し気を許すが、葛藤する
12. 初任務へ行く事になる
13. が、瑞希は拒絶する
14. 祖母から叱られる
15. 咲姫が優しかった事を知り、行くことになる

第五話
1. 初任務は瑞希の刀奪還戦
2. 鎌鼬を狙い、包囲戦を仕掛ける
3. セーフハウスで休憩を挟む
4. 吉野と会話する
5. 古い教会に向かう
6. 鎌鼬と対峙する
7. 生徒たちの支援を受けつつ、鎌鼬と戦う
8. 瑞希が突然倒れる
9. 鎌鼬の攻撃を庇い、女妖怪がやられる
10. 鎌鼬を倒す
11. 刀を取り戻し、咲姫を助ける
12. 守るべきものを見つけ、強くなることを誓う
13. 次の日、瑞希は表彰を受ける
14. しかしその後、祖母から瑞希の母はもう死んでいることを告げられる
15. 祖母と対立
16. 逃げる瑞希
17. 刀のケースから万華鏡を見つける
18. タイトル回収をして物語が終わる

今のプロットだとこんな感じです。
この小説だと、いくつか足りない部分がありまして
・和風ファンタジーの妖怪モノなのに、その要素が少ない。
・主人公の瑞希が刀の精霊房姫を取り戻そうと戦いにいく過程が不十分
・瑞希は母親を探して女子校に通ったのだが、最終場面にて母親が死んでいる事が判明する。ここまでの過程で瑞希が母親を探している描写を増やしたい。
・何かしらを伏線にして、最後の場面で回収したい

以上を踏まえて、この穴あきのプロットを埋めていただきたいです。皆様のご意見をお待ちしております。

イメージ的にはストーリーの形になっているようです

投稿者 あまくさ 投稿日時: : 1

拝見しました。
想像ですが、詩乃丸さん(なにげにセンスの良いHNですね)は、おそらくアニメなどに親しんだ経験からストーリーの進め方のコツを感覚的にはつかんでいらっしゃるのだと思います。示していただいたストーリーは、確かに穴があるし起承転結のバランスが悪いですが、イメージ的には一応形になっているようでした。

例えば第1話6と17で咲姫と2回口論していますが、どうして衝突しているのか分かりませんでした。先に読み進んでも理由が書かれていません。
ただ一つ分かったのは、後半のストーリーが咲姫を救う展開になるんですね。そして、

第五話12

>守るべきものを見つけ、強くなることを誓う

とありますから、序盤では二人を衝突気味に描いておいた方が後半が際立つということはありそうです。つまりツンデレ型なんですね。
そういう関係性のキャラの場合、初登場シーンで咲姫がいきなり妙にクソ生意気な態度をとるとか、ちょっとしたことで急にキレて突っかかってくるとか、そんなふうに演出するものというイメージが有ることは有ります。

感覚的にコツをつかんでいらっしゃるようだと思ったのは、例えばそんな部分です。

もう一つあげるなら、第二話に登場する女妖怪。
一読したときは敵なのか味方なのかよく分からなかったのですが、このキャラは味方なんですね。おそらく瑞希の母をめぐって過去に何かあったのだと思われます。で、最初は穏やかだったのが、瑞希の素性を知った瞬間、顔色が変わってビンタしてくると。

咲姫にしろ女妖怪にしろ、アニメなどにわりとよく出てくるタイプのキャラで、初登場ではどんな感じ、先に進むとどういう動きをするかというテンプレができています。テンプレはテンプレでかまわないし、アニメやラノベはテンプレの組み合わせで作るものでもありますが、それだけだと前半は何とかなっても、後半まとめに向かわなければならない局面で破綻してきます。

提示されたあらすじは、起承転結で言うと、起・承の前半・転の10分の1くらい・結。そんな感じです。
このストーリーの重要な折り返し地点は、言うまでもなく第四話6です。ここまでは話を広げていけば良いのでテンプレを感覚的につないでいくだけでもできてしまうのですが、ここから先はさらに話を広げつつ、ストーリーの終着点に向かってすべての設定をまとめていくことが必要になります。そういうのはキャラや設定の関係性を作者がしっかり把握していないと作れないんですね。
ソースは私。
前半はイメージだけでもするする書けてしまうのだけれど、後半に至って立ち往生してしまうという経験が私にもあったりします。

なので。

打開する方法としては、キャラや設定の関係性を整理して考え直してみるといいです。

上でピックアップした刀・咲姫・主人公の母・女妖怪は、密接に関係している可能性が強いです。
まず、刀の謎、そして母の謎があります。
刀は最初から最後まで重要なアイテムになっていますよね。そして、妖怪達との戦いや融和をめぐり、母はどんな役割を演じ、なぜ居なくなったのかということがあります。
主人公が最初から刀を持っていたことを考えると、それはおそらく主人公の家に伝わる宝具のようなもので、母の素性や行動とも関連性があるのだろうと思われます。
咲姫は刀の守護霊ですから、当然強い関わりを持ちます。女妖怪も、主人公と母に対して強い屈託をいだいています。過去に何かあったのでしょう。

こう考えると、玲奈と鎌鼬はプロットの中心にあまり密接にからむ要素ではないんですね。玲奈は主人公のサポートしかしていないし、鎌鼬は物語にスペクタクルを与えるための悪役というポジション。
いや、それはそれでエンタメ・ストーリーには重要な存在ではあるのですが、置き換え可能なキャラだということです。むしろ玲奈と鎌鼬を無理に物語の核心にからめようとすると、話が混乱してしまうリスクもあります。この二人(?)は物語を華やかにしたり緊迫感を与えるための単純に魅力的なヒロイン、凄みのある悪役と位置づけておく方がいいかもしれません。

まず背景として、妖怪と人間の関係性は現状どういうものなのか? それに刀・咲姫・主人公の母あたりを軸として、設定を深めてみるのが一つの方法かなと思います。女妖怪は、本筋に密接には絡むけれど狂言回し程度の立ち位置としておくのがいいかも。

もう一つ、付言すると、「主人公、弱すぎない?」という感じがなきにしもあらず。終始、助けられてばかりですよね?
まあ、弱さを克服して咲姫を助けるために立ち上がるというのもありだとは思いますが。しかし、クライマックスにあたる第五話7・8・9でまだ学校の生徒達や女妖怪に助けられているのは一考した方がいいかもしれません。

あと、主人公が最終的に見つけた守るべきものが咲姫だとすると、ヒロイン玲奈とのバランスをどうとるのかも注意が必要かと。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 足りない部分に何を入れたらいいか分かりません

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