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伏線について (No: 1)

スレ主 雪夜刹莉 投稿日時:

小説内に伏線を入れたいのですが上手く入れられません
もし、入れられたとしても伏線の回収?が出来ません
伏線ってどういう風にやればいいんですか?

カテゴリー: 文章・描写

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伏線についての返信 (No: 2)

投稿者 ヘキサ : 1 No: 1の返信

投稿日時:

回収のことを考慮にいれてるだけマトモな方だなーと思ってしまった……
いや何ていうか、無意味だったり回収できる可能性のない伏線を入れ込む輩の多さに辟易したりしていることもあったりしたhexaです。

とりあえず、視点人物から見てその時に完全には理解できないもの。これを伏線とする。
それが後から詳しく判明されること。これを伏線回収とする。

こんな感じで自然に「わからないこと」が「後からわかる」これだけでもいいんじゃないかと思います。

注意して欲しいのは、誰かが嘘をついていたり、黙っていたりする場合。それが特に味方キャラで、他者のためではなく利己的な理由で隠している場合。その「よくない理由」はストーリーキャラクターの印象を一気に下げます。無駄に伏線を作ろうとして情報を隠したりしないのも大事。それはキャラの誠実さを疑われる行為です。

単純に「現在の伝えるべき相手には理解が難しいと思うから、時期を見て話すつもりでいる」というのはOK。序盤に主人公に説明しまくりすぎて情報がオーバーフローしすぎそうになっている時なんかには許されます。
「個人的なことだから言わないでおこうと思っていた」とか、他にもいろいろ主人公に伝えるまでには時間がかかるものっていろいろあると思います。それが完全に明らかになる前にほんのちょっとした兆候が見える、そんなもんでいいんじゃないかと思っています。

伏線についての返信の返信 (No: 6)

投稿者 ヘキサ : 2 No: 2の返信

投稿日時:

……どこかで名前を呼ばれた気がする(苦笑)。
意見が近いと思うと言われて、私もたぶんそう思うと返したくなる。

だいたいどのへんが、と聞かれて
「伏線のもたらす「そう繋がるのか、すごい」という感覚は結果論であって、その感覚を味わうための道具じゃない」という部分とか。
「伏線ってのは、自然に入れ込むことができて、自然に回収されるはずのもの」だとか。
「作者側に「伏線のための伏線」という目的を見失った伏線を入れようとする人がけっこう見受けられる」とか。

ぶっちゃけ、どこを謎と思い、どこが解明された、繋がった、どこに驚かされたといつ感じるかは、受け手であるキャラクターもしくは読み手により差異があり、作者側はどこが伏線 とか意識していなかったり、むしろ全文伏線と伏線回収のつもりで物語を作っていたりするもんです。

受け手のキャラクターの思考をほぼ完全にコントロールできる小説や漫画、アニメなどの一方通行の媒体の愛好者の方々にこれを言うのは何ですが、相手と面と向かってで思考の読み合いをするTRPGゲーマー的には、受け手のキャラクターはともかく、読者の方の感情をコントロールしようとするなんて不遜なことは考えられません。

いやホントに、相手によって千差万別なんですよ。一番多いのはGMが一言告げた瞬間に悪巧みを瞬殺看破されるパターンなんですが(看破する側もされる側も経験多数)。他はまったく気づかれずスルーされてしまうこともあるし。他にも、1を聞いて10を知るどころか20も100も察知して完璧に対策するベテランもいますし。

そんな中でもそこそこ「なるほど、それでこういう結果になってるわけだ」と興味を持ってもらう程度の結果にできたことはあります。あと、一度だけ、手強いベテランをガチで驚愕させてしまったことがありました。でもそのときの私は、別に普通に今起きている事件の事情を説明していただけだったんですよ。その方が呆然として「自分は大変な思い違いをしていた……」と呟くのを聞いて「よっしゃ驚かせたぜ!」よりも「だ、大丈夫?別に隠してたわけじゃなくてなかなか話す機会がなかっただけなんだけど、ショックだったのならスマンです……」くらいこっちが慌てるくらいでした。

率直に言うと「読者を驚かせてやろう」とか上から目線で伏線や謎を作りこんで手ぐすね引いて待っているより、真剣に物語を考えて、真剣に伝えるべき相手に伝える時を見極めて情報を伝える。こっちのほうが受け手の心に響きます。逆に真剣に作っていないと、ものすごい間抜けな見落としのあることに気がつかず物語自体の破綻を招くことすらあります。そこを甘く見て安易な伏線を張った結果、大事にしていた作品がズタズタになってしまい、心も筆も折れるレベルのダメージを受けてしまった方も知っています。どうかお気をつけください。

人気回答!伏線についての返信 (No: 3)

投稿者 あまくさ : 4 No: 1の返信

投稿日時:

先に伏線を考えて次に回収を考えるとしたら、順番が逆です。
何か意表をつくアイデアを思いついたとき、それを急に見せると唐突、あるいはご都合主義という印象を読者に与えやすいので、前もってヒントを盛り込んでおくというのが伏線です。
したがって、考える手順としては、ストーリーのどこか(多くの場合、終盤近く)にサプライズを盛り込む。 → そのサプライズに説得力を与える要素を、先行して挿入する(伏線)という手順になるかと思います。

伏線についての返信 (No: 4)

投稿者 サタン : 2 No: 1の返信

投稿日時:

そりゃ伏線の必要がない物語に無理に伏線を入れようとしてるからでしょう。
伏線は、言ってしまえば単なる「言い訳」です。
前もって言い訳しておくという行為が伏線です。
だから、伏線による「ここに繋がった、すごい!」って感覚は結果論であって、その感覚を得るために使う道具じゃありません。

>伏線ってどういう風にやればいいんですか?
ここに悩んでる以上、おそらくは「無理のない自然な展開」を考えてプロットを作っているのでしょう。
だったら伏線が考えられなくて当たり前。
伏線は「無理を通すための言い訳」なので、最初から「無理のない展開」を考えてたら伏線を張る必要がないでしょ。
無理に張れば、ほぼ確実に「意味不明な冒頭」になるでしょう。
だって不要なシーンを伏線と言い張って書いてるってことだもの。

矛盾だらけで御都合主義満載の適当プロットを考えてみてください。
考えたら、その矛盾を矛盾でなくすにはどういう「言い訳」をすればよいか? と考えます。
それが伏線になります。
わかりますかね。
そもそも「回収」なんて意識する必要ないんですよ。
hexaさんと違うことを言ってるようだけど、たぶん違ってないと思う。
伏線は「単なる言い訳」なので、普通に話を進めてりゃ自然に回収できるハズなんです。
展開や設定を極端に変更しない限り、自然に回収できてないとおかしいんです。
回収せず投げっぱなしになってるプロの作品もままあるけど、あれはページの問題や突然な打ち切りなど大人の事情が絡んでくるので、しょうがないっちゃしょうがない。
言ったとおり、極端な展開・設定の変更を余儀なくされた例なので。
しかしWeb作品などページ規定も打ち切りもない媒介でこれらが見られるのは、ぶっちゃけ単にその作者が伏線の用法を理解しておらず、「伏線を張る」という事を目的とした伏線を作ってるためです。
個人的な感想でしかありませんが、こういうのは作者の独りよがりで作品でも大した効果がないと思っています。

ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン

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伏線についての返信【なんのこと?】 (No: 5)

投稿者 読むせん : 0 No: 1の返信

投稿日時:

ときどき、『伏線』と『どんでん返し』を勘違いしている方がいます。
・・・・どっち?
=================
例文として【旦那「デイトナ」 vs 嫁「ELGIN」】というコピペで質問します。
読めば詳細は分かりますが、ざっくりやると

1、夫は100万円の時計を欲しがっており、パソコンの壁紙にまでしていた。

2、時計に興味のない妻は「時計の写真とか(笑)」と馬鹿にしていた。

3、その年、夫の誕生日に妻が珍しくプレゼントをくれる。
「それ欲しかったんでしょ?」
時計は似たようなデザインの別物で、値段は3万くらい。
でも時計に詳しくない妻が、自分のために頑張って探してプレゼントしてくれたことがうれしくて、そのまま受け取り、大事に使った。

4、後日、そのことをネット掲示板で自慢したらレスポンスに『これのことか?』とURLが貼られる。

5、誘導先には【夫が100万の時計を買おうとしているが、絶対買わせたくない、どうすればいい?】【似たようなデザインの時計が3万であるから、買って与えろ】と書いてあった……
====================

伏線は1、欲しい時計を壁紙にしていた。→回収は3、欲しがっているのを知っていた妻が、サプライズ・プレゼントしてくれた。

伏線は2、妻は時計に詳しくない→回収3、くれた時計は似たデザインの安物だった。

4、5、はどんでん返しね?
時計が欲しい夫のために・・・とみせかけて、こんなもん絶対買わせたくないから、パチモン与えたろ。です。

どれ?どっち?

実例 (No: 7)

投稿者 あまくさ : 0 No: 1の返信

投稿日時:

伏線というのは何かしら別のアイデアと対になるものです。その別のアイデアが「回収」に相当するので、本来、伏線が回収できないということは有り得ません。

古い西部劇映画に有名な例があります。
その映画では、主人公が銃で撃たれて死亡したように見えるシーンがあります。ところが胸のポケットに銀貨を一枚入れていたため、奇跡的に一命をとりとめます。
いかがでしょうか? これだけだと、ご都合主義と言われてしまうのは目に見えていますよね?
そこで少し前に、その銀貨はある理由で主人公にとって思い入れのあるものだったというエピソードが挿入されていました。
この例では、一枚の銀貨を大切に持っていたのが「伏線」、それによって命拾いするのが「回収」になります。

ポイントは、以下の2点。

1)銀貨を持っていたことと命拾いすることには因果関係がありますが、伏線を挿入した時点では読者や観客にそれを気づかれてはいけない。

2)伏線が回収した時点で初めて読者や観客に、「あれはそういうことだったのか!」と気づかせなければならない。

で、この二つは両立させるのが難しいことがお分りでしょうか?
一方ではぼかさなければならない。他方では明確にしなければならない。そういう矛盾した関係なんです。
そこを解決するために、伏線には二つの意味を持たせるのがコツかなと考えています。
上の西部劇の例では、主人公がただ何となく銀貨をポケットに入れていたのではなく、それを大切にしていた理由が描かれています。そっちのエピソードが印象的なため、後にその銀貨が主人公の命を救うというストーリー展開上の本当の狙いがうまく隠されているんです。

以上が、物語に伏線を仕込む場合の基本的な要領かと思います。

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タイトル:伏線について 投稿者: 雪夜刹莉

小説内に伏線を入れたいのですが上手く入れられません
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