どんな資料が必要なのかの返信 (No: 2)
投稿日時:
その『題材』がわからないので、何とも言えないのですが……。
①ウィキペディアなどを調べる。
『それだけじゃどうにもならないから相談してるんだよ!』と思うかもしれませんが、ウィキペディアなどには『どういった学術分野のことか』『どういう歴史を持っているか』『どういう人物・研究者・著名人が関係あるか』などが書かれています。まずは、大雑把にそれらをメモしましょう。固有名詞は特に気を付けるように。
②本を探します。
図書館で借りるか、大型の書店で買います。出来れば事前に、①で調べた『関係のある研究者』などを覚えておくいて、アマゾンなどの商品検索を書けると購入する商品の目星がつけやすいでしょう。
忙しい人は、多少お金がかかっても『買う』ことを推奨します。『図書館の返却期限が迫っているから』と杜撰な書き方をするのは良くない。
③もし余裕があるのなら、アポを取って関係者に話を聞きに行く。
これはかなり難易度が高いですが、①・②で調べた情報をもとに関係者(研究者など)にインタビューをしに行きます。
以上、三つくらいですかね。
正直、何を題材にしたいのかわからないのでもう少し踏み入ったことを教えてくれるとアドバイスがしやすいです
どんな資料が必要なのかの返信 (No: 3)
投稿日時:
ドラコンと申します。先に回答された大野さん同様ですが、「題材」が分からぬので、お応えのしようがありません。
ミランさんは、このサイトの創作資料コーナーをご覧になりましたでしょうか。
https://www.raitonoveru.jp/siryou/a.html
文書作法やシナリオ術といった「ハウツー本」コーナーと、世界観の「創作資料」コーナーとがあります。
長らく更新が行われていませんので、古い本も多く、新品が手に入らぬと、楽天やAmazonで古本を探す必要もあるでしょう。とはいえ、ライトノベルの題材になりそうな資料は、一通り紹介されています。
補足として、Wikipediaの記事には、参考文献が載っていますので、その書名を控えて、楽天ブックスやAmazonで検索をかければ、あらすじや目次程度は確認できます。
専門書の中には、5000円~1万円以上という高価な本もありますので、借りないまでも図書館で見た上で、購入の可否を決められてはいかがでしょうか(大型書店でも店頭に在庫がないこともあります)。実際、新品6000円、古本2000円の専門書を、図書館で見てみたら、必要がなさそうなので、買うのをやめたことがあります。
どんな資料が必要なのかの返信 (No: 4)
投稿日時:
まず簡単に物語を作りましょう。
例えば「暗殺者」についての物語を作りたい場合「最強無敵の男をあの手この手で暗殺しようとするヒロインの話」とか、最初はその程度でいいので。
こうやって物語の基盤を作っておくと、暗殺者の「何について調べればいいのか」がうっすら見えてきます。
「あの手この手で暗殺しようとする」わけだから、その「暗殺手段」を古今東西から実例付きで集めりゃ資料になりますよね。
「こういう事を書く」とまず決めておかないと資料集めは漠然としてしまうので、例えば暗殺者の成り立ちだとか歴史的トリビアとかに目がいっちゃって、それらはネタや知識としては面白いけど、今回書こうとしてる「あの手この手で暗殺しようとする話」にはほとんど関係ない資料なため、無駄が多すぎてしまいます。
なので、まず物語を決める。これはつまり「何の資料を集めるか」をまず決める、という事。
物語の本筋に関係ある事が一番大事な資料なんだから、本筋を最初に決めないと「集めるべき資料」がどれかわからないのは当然ということです。
よくある勘違い(と私が思う)のは、「いやいや、その物語を作るために資料を探してんだよ」というもの。
ネタ探しは日頃からやっとくもので探そうと思って見つかるものではないし、作者が書きたいと思ってることがそのまま資料として見つかるようなら、それ既に資料って本に書いてあるわけだから作者が新しく書く必要はないわけで、そんな事はありえない。
資料で調べるべきこと、集めるべき資料は最初に決める。
決めるためには物語の本筋くらいはしっかり構想にないと決まらない。
だから物語を最初に作ろう、という話でした。
書くことが決まってて、ネタが少ない、見つからない、という場合は、そりゃ資料を読んで使えそうなネタ・知識などを拾ってくるけど、そういうネタ探しが最初にあるわけじゃない、って事です。
どんな資料が必要なのかの返信 (No: 5)
投稿日時:
皆さんありがとうございます。
確かに題材についての説明がなかったことは、申し訳ありません。一応、ざっくりとした内容を説明します。
主人公の住んでいる町は、かつては捕鯨の中心地。今でこそ捕鯨自体は廃れてしまいましたが、その歴史や培われた文化を武器に観光業で町おこしをしています。
鯨油を保存する為の樽を作る技術を応用して作られた籠が名産品で、主人公は観光客に籠をはじめとする様々な雑貨を売るのが仕事。そこで様々な人々と出会い成長していきます。
とまあ、本当にざっくりとしたことしか考えていませんが。これで大丈夫でしょうか?
ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン
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どんな資料が必要なのかの返信の返信 (No: 7)
投稿日時:
大野です。返信ありがとうございます。
個人的には、町おこし関係の実例を調べてみたりするのをお勧めします。失敗・成功を問わずいろんな事例や、主人公が商売する上での問題点が見えてくるでしょう。
作中の事件に悩んだときは、『商店街の過疎化 弊害』あたりで調べるといろんな事件の例が出てくるかも。
他にも街そのものの歴史・設定を作りたいなら身近な地方史(大体地元の図書館に資料がある)を調べてみるといいかもです。
どんな資料が必要なのかの返信の返信 (No: 8)
投稿日時:
なるほど、捕鯨ですか。それはめちゃくちゃ奥が深いらしいですね。
日本の捕鯨の歴史はかなり古く、食用にとどまらず鯨油・鯨ひげなどの関連産業も重要だったとか。意外なところでは文楽の人形なんかにも使われていたらしいですよ。
えっとですね。
外国にも捕鯨文化があり、ペリー提督の黒船艦隊が日本に開国をせまったのは日本を捕鯨基地にするのが目的だったと言われていたりします。背景としての鯨の用途は主に鯨油。当時の欧米では潤滑油・灯油・ロウソクの原料などに使われる重要資源だったらしいです。食文化としては日本より薄いので、あいつら日本の捕鯨に理解が及ばない側面も。しかしこっちにとっては歴史や文化の様々な部分に浸透してるんだぜっていう。
そういう問題もあります。
また、鯨に感謝したり供養したりする神事や神社が日本中に残っているとか。食肉以外の産業の裾野が広かったので鯨一頭でかなり潤ったとも聞きますが、中には鯨から得られる利益よりも供養などの費用の方が上回っていたような事例もみられたそうです。
経済合理性を追求した乱獲ではなく、むしろ自然への畏敬や感謝を表す重要な日本文化なのだと主張する人もいます。
そんなこんなで。
私的にはこのテーマ、何となく知っている程度で深く追求したことはありませんが、調べだしたらかなり面白そうです。面白すぎて小説を書くことなんてそっちのけになりそうなので、むしろそういう事態を避ける方に注意が必要かも。
で、資料調べですが。
ミランさんが現時点でどのくらいの知識をお持ちなのかと、鯨文化というモチーフをどのくらいの濃度で作品に盛り込みたいのか。その2点によるのかなと思います。
というのは、
>主人公の住んでいる町は、かつては捕鯨の中心地。今でこそ捕鯨自体は廃れてしまいましたが、その歴史や培われた文化を武器に観光業で町おこしをしています。
>鯨油を保存する為の樽を作る技術を応用して作られた籠が名産品で、
この文章がけっこう具体的で、すでにかなり調べられたのか、または鯨文化に関わる創作物か何かに触れる機会があって興味を持たれたのかなと思ったのです。
ただ、こういうのって、ガチでやろうとすると大変です。上記のように関連する項目が多岐にわたるので、最初からラノベと割り切ってさらっと扱うならいいのですが、なまじ一部だけリアルに書いてしまうと引っ込みがつかなくなりかねないからです。
ですから、どこまで本腰で盛り込みたいのかは、事前によく考えておいた方がいいです。
調べ方のコツとしては、参考文献リストの活用。
ある程度専門性の高い本は、巻末などに参考文献の一覧が載っていることが多いんですね。それを見て役に立ちそうな文献を入手すると、それにまた文献リストがついています。そうやって芋づる式にたどっているうちに、だんだん何を読めばいいか、どういうポイントを重点的に調べればいいかがわかってくるんです。
それと今だったら、ネットサーフィンでも同様のことができる可能性があります。とにかく検索しまくるというのも手です。
面白そうだなと思ったサイトを一つ紹介しておきます(たった今、ちゃちゃっとググってみただけです。簡単ですよ)
平戸市生月町博物館『島の館』
ttps://www.hira-shin.jp/shimanoyakata/index.php/category/ikitsuki?page=36
レスのつけ場所を間違えましてしまいました (No: 9)
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すみません、間違えて大野さんのところに付けてしまいました。
お二方、申し訳ありません。
どんな資料が必要なのかの返信 (No: 6)
投稿日時:
ドラコンです。ご返信ありがとうございます。
ミランさんの題材でしたら、古民具や民芸品は一通り押さえておかれたほうが良いでしょう。
ちょうど、私がこのサイトの「創作資料」コーナーに投稿したものがあります。
『神秘の道具 日本編』
https://www.raitonoveru.jp/siryou/sinnpi.html