ラノベ作家・尾地雫さんに創作に関する18の質問/第7回GA文庫大賞《優秀賞》

尾地雫さんのコメント

どうもはじめまして。2015年に第7回GA文庫大賞で《優秀賞》を、第9回小学館ライトノベル大賞で《ガガガ賞》を受賞した尾地雫と申します。

投稿時代、ライトノベル作法研究所には本当にお世話になりました。特に右も左も分からない駆け出しワナビだった頃の私にとって、第1研究室は創作に役立つ技術が数多く紹介されていて非常に参考になりました。何度読み直したことか分かりません。
鍛錬投稿室に投稿したこともあります。結局、「酷評されたらどないしよ…」と、後から怖くなって削除しちゃったのですが。すごいヘタレですね…。これを読んでいる皆さんは、ぜひ勇気を持ってどんどん投稿してみてくださいね

Q1: 初めてライトノベルに出会ったのはいつですか?

けっこう大人になってからです。具体的には二十代中頃…。とっくに世間ではライトノベルが認知されていたというのに、私はそれまでその存在すら知りませんでした。ごめんなさい。(本屋とかでちらっと目にしたことはあったかも?)

Q2: 初めて小説を書かれたのはいつですか? それはどのような作品でしたか?

今から4年ほど前です。最初は特にどこかに応募しようとかいう気もなく、のんびりと書いていました。確か、人体改造された少年少女たちが世界を相手に反旗を翻す、みたいな話だった気が…? 最後まで完成させられずにパソコンの奥底に眠ってます。

Q3: 作品はどのようなソフトやアプリを使って書かれていますか?

ワードです。使いやすいよう適当にカスタマイズしてます。

Q4: 作品の書き方で(例:クライマックスを先に書くなど)、自分なりの書き方がありますか?

最初から順番に書いていきます。投稿時代は納得できるものが書けるまでは先に進めず、何度も書き直しながらゆっくり進めていたので、かなり時間がかかりました。
今はそんなことしていると時間がいくらあっても足りないので、いったん粗くてもいいので最後まで書き終えてから、繰り返し見直すという方法を取っています。

Q5: 初めて作品を新人賞に応募されたのはいつですか?

受賞時から遡って3年ほど前、2012年に入ってすぐのことです。根拠のない自信だけはあったんですが、当然のごとく一次落ちでした。

Q6: スランプになった、もしくは作家になることを諦めようと思ったことはありますか?

あります。特に応募1年目です。合計11作を書き上げて応募したのですが、そのうち10作が一次落ちになりました。しかも一次落ちの評価シートで評価Eをもらったりもしまして…。ああこれは自分には無理かも…と思いました。

Q7: アマチュア時代に参考になった本はありますか?(ハウツー本など)

ハウツー本を確か2冊くらい買ったような記憶がありますが…そんなに読んでなく…。
前述の通り、ラノベ作法研究所の第1研究室はよく覗いていました。

Q8: 尊敬している作家さんはいますか?

基本的にすべての作家さんを無条件で尊敬しています!(キリッ)
小説を書く前は「まぁ小説ぐらい余裕で書けるっしょ、ふふーん」とか思っていたんですが、マジで当時の自分に全国全世界の作家先生方に五体投地で謝罪させてやりたいです。

Q9: アマチュア時代にどのような方法で筆力を高めていきましたか?

とにかく「読む」。特に自分は応募を始めた頃、ライトノベルをほとんど読んだことがない(確か6冊くらい?)人間だったので、徹底的に読みました。400冊くらいは読んだと思います。

それから「書く」。ほぼ毎日欠かさず書き続けていました。さすがに2年目以降は、前述したような1年目ほどのペースでは書けませんでしたが。

あとは「考える」。単純にたくさん読んでたくさん書くというだけではなく、「なぜ面白いのか」「どうすれば面白くなるのか」ということを徹底的に考えながら読んで書くことが、筆力を伸ばす近道だと思います。

Q10: 執筆は、いつもどのような時間帯にされていますか?

平日の場合、朝起きてから仕事に行くまでと、帰ってきてから寝るまでです。休日はほぼ一日中ですね。…ふぇぇ…休む時間がないよぉ…。

Q11: 一日の執筆速度はどの位でしょうか? また、ノルマを作っていますか?

実は投稿時代の1年目から2年目、3年目となるにつれてペースが格段に遅くなっていったのですが…最後の3年目に関して言えば、平日は文庫本換算で4、5枚進めばいい方で、休日はせいぜいその倍くらいです。ただ前述のとおり、現在はとにかく先へ先へと進めるやり方をしているので、質が下がる分もっと早く進みます。
執筆速度のノルマに関しては、「今日はこれくらい進めればいいなー」という程度の緩いものです。執筆時間のノルマについては、「何時から何時までは執筆時間」ときっちり定め、頑張って守るようにしています。

Q12: 一日にどれくらい執筆に時間をかけておられますか?

平日は3~4時間くらい。休日は10~12時間くらいです。休みがほしいです。

Q13: どのような方法でプロットを作られていますか?

後からワード上でまとめますが、最初は紙と鉛筆で考えるようにしています。正確にはノートとボールペンですが。
台詞や地の文も思いついたものはどんどんノートに書き込んでいきます。あとは「ねぇこの設定必要?」とか「ストーリーつまんねぇよ、ばーか」とか、突っ込みも書き込んだりしてます。傍から見てると痛いですが、できるだけ手を動かした方が、アイデアが出やすくなるような気がするので。

Q14: 作品を書く上で何か大事にしている、または心に留めていることはありますか?

読み手を飽きさせないことです。
なので読んでいて退屈にならないように、「より掛け合いを面白くする」「もっと緊張感を持たせる」など、各シーンにも気を使うようにしています。
理想は最後まで読んで面白いと思えるし、どの場面を切り取っても面白いと思える、という状態ですね。まぁこれはあくまでも理想であって、実際には難しいんですけど…ほんと…。

Q15: 「売れるものを書くべきか」、「書きたいものを書くべきか」、答え辛い質問ではありますが 、もし良ければ意見を聞かせていただけませんか?

どっちも必要だと思います。
…が、強いて言えば「書きたいものを書く」ことの方が重要でしょうか。
どんなに売れるものを書こうとしたところで、それを書きたいと思っていなければ、間違いなくつまらない作品ができあがるし、またそんなものが売れるはずないと思うので。
(と言いつつ、実際には本人がつまらないと思って書いたけど、売れちゃうっていう場合もあるのでほんと世の中わかんないですよねー)

Q16: プロになれた理由を、ご自分ではどうお考えですか?

努力と運。
特に同時受賞できたのは完全に運ですね。
正直、才能はないので、これから先も努力と運で生き残っていきたいと思います。

Q17: プロになって一番嬉しかったことは何ですか?

それはもちろん印ぜ(ry
読者の皆さんから「面白かった」と言ってもらえたことですね!

Q18: 最後に、これから尾地雫さんに続け!と頑張っている方達にアドバイスをいただけませんか?

自分のように一次落ちの評価Eをもらったような奴でも受賞したりしてるので、ぜひ諦めずに応募を続けてほしいです。

あと、やっぱりリアルで小説家志望の友人を作るのって難しいですよね。私なんてそもそも友人すらいな(ry
私のように一人孤独に執筆している方は、ぜひツイッターとかで同じ小説家志望の人たちと交流してみたりするといいと思います。同じゴールを目指している同志の存在は本当に心強いものですよ。

新人作家へのインタビュー

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