「自分は小説家に向いていない気がします」といった悩み相談が、私の運営するサイトに寄せられることがあるのですが、これは割と思い込みだと思います。
— うっぴー/ライトノベル作法研究所 (@ranokenn) 2019年3月19日
例えば、ノーベル文学賞を受賞したイギリスの首相チャーチルは、小学校の成績は最下位。もちろん、国語の成績もダメダメだったそうです。
近代彫刻の父オーギュスト・ロダンは、美術学校の試験に三回続けて不合格。仕方なく、室内装飾の職人として働きながら、独学で彫刻の技術を磨いたそうです。
このように偉大な作家、芸術家も、最初は、文章が苦手だったり、学校の試験に落ちたりしているのです。
人間とは成長、変化する生き物なので、最初は不得意だった事が得意になることがあります。
苦手とは思い込みに過ぎないかも知れない!
心理学者アドラーは、中学生の時に数学が苦手で落第しています。
しかし、偶然、教師が解けなかった問題を解いてしまったことがきっかけとなって、数学が楽しくなり成績がどんどん伸びました。
「あの経験は、『特別な才能』や『生まれながらの才能』という言葉の間違いを教えてくれた」
byアドラー
本当は適性があるのに、アドラーのように苦手意識から、それができなくなっていることもあります。
好き=才能。好きなら「できない」を克服できる!
作家の安道やすみちさんは、以下のように語っています。
「僕は以前に音楽で挫折しています。音楽も『好き』だったんですけど、物語と比べると『好き』の度合いが低かったんです。
『好き』の度合いが高い物語だったからこそ、自分の『できない』に向き合えた上で、挫けず続けられました」
「プロ作家は芽が出ない時期をどうやって突破したのか?『自分ができない理由』を分析して潰す!」 安道やすみちさんのインタビュー全文
小説を書くのが難しいと感じても、執筆が好きなら、 安道やすみちさんのように必ず乗り越えることができるはずです。