2015/07/12(日曜日) 17:39:22 トリアコンタンさんの質問
みなさまの質問を読んで、私も前々から気になっていたあらすじに関するいくつかの疑問を解消したいと思い、質問いたします。
1.あらすじに嘘を書くのは審査における減点対象でしょうか。
明らかな嘘ではなくて「厳密にはAではないが、正確に記述しようとすると余分な説明が必要になるため似て非なる言葉としてAと記述する」といった場合です。
2.あらすじの文章が読みにくいのは審査における減点対象でしょうか。
限度はあるかと思いますが、あらすじを制限字数内に記述するために、接続詞を省いたり、複数の文章を分けずにまとめたり、修飾関係が複雑になったりすることが往々にしてあります。
あらすじは、あくまでも本編を理解する補助であって、あまり神経質にならなくてもよいとも聞きます。しかし、大量に作品が投稿される手前どうしても悪印象は避けたいと思ってしまいます。
●下読みジジさんの回答
あらすじはその出来不出来に関わらず、審査に直接的な影響を与えるものではありません。
ですが、あらすじがあらすじとして機能していることは、審査側も応募者の方も得をすることになります。
と、いうことを前提に、お返事をさせていただきます。
1.あらすじに嘘を書くのは審査における減点対象でしょうか。
物語が時系列順且つ明確に伝わるなら、細かい部分は気にしなくて大丈夫です。
我々が知りたいのは物語の構成という設計図です。
それが最適な形で書けていればよい、ということになります。
2.あらすじの文章が読みにくいのは審査における減点対象でしょうか。
直接審査に影響はしませんが、物語の構造が正しく伝わらないことで損になる可能性が高まります。
「本編を読んでいて理解できない部分」があった際、設計図であるあらすじを確認して補完することができないからです。これは応募者の方にとって非常に損なことです。
また、心証も確実に下がりますので、やはりなにかしらの損をすることに繋がりかねません。
あらすじは、あくまでも本編を理解する補助であって、あまり神経質にならなくてもよいとも聞きます。
上記のとおり、あらすじは応募者の方にとって命綱になるかもしれないものです。ご自身を救う命綱をかけるのだと考え、ぜひ設計図として正しく機能するあらすじを書くようにしてください。