ラノベレビュー「暗黒騎士の俺ですが最強の聖騎士をめざします」努力、友情、勝利のすごいラノベ。

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努力、友情、勝利のすごいラノベ

努力、友情、勝利のすごいラノベ。

ラノベでは努力するシーンは出さない方が良い。
ジャンプでも修行シーンは不評と言われています。

しかし、この話は、3巻で主人公の仲間全員が強敵に勝つために、それぞれの師匠の元で修行します。

なろう小説全盛期の2018/4/12段階の発売で、この展開はスゴイと思いましたので、紹介します。

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ゲームっぽい世界観で現実でも応用できることを教える

「魔法を使うためにはがんばってはいけない、むしろ力を抜け!」

「斬ろうとしては盾は斬れない。盾ではななく、その向こうを斬れ!」

など、現実でも応用できそうなことや、本格的な武術でも通用する理合をスキルやジョブが存在するゲームっぽい世界観で、教えています。
ここがまずスゴイです。

おそらく、修行シーンを退屈にさせないために、このような現実でも応用できる要素を入れて、興味深く読めるように工夫しているのだと考えられます。

修行はヒロインを守るためという目的があります。
修行の成果で後半、強敵に打ち勝ち、巻を追うごとに主人公が強くなっていくという、少年ジャンプの超王道的なテンプレを採用しています。

最強の快感と成長のおもしろさを両立するたくみな設定

第一巻では、最強の暗黒騎士が、さらなる高みを目指すためにレベル1から聖騎士をやり直すことで、最強の快感と成長のおもしろさを両立させています。

聖騎士訓練学校では回復魔法でダメージを受けてしまうので、他の生徒たちか笑われるところが共感ポイント。

本当は最強なので物語の後半では、ザマアができます。

ラノベテンプレから入ってジャンプテンプレへ

第一巻は上記の通りラノベテンプレですが、第2巻で主人公たちをはるかに上回る強敵が12人もいることが判明。自らの弱点と未熟さを痛感し、仲間を守るために、さらに強くなろうとする少年ジャンプ展開になります。

ジャンプが好きな人には、たぶん、ここがたまらないハズ。

主人公はすさまじく努力家ですが、努力しすぎて逆に魔法が使えなくなっていることを指摘されたり、努力の方向性が間違っていることを教えられたりします。

おそらく、ここも現代人の共感ポイントですね。

努力しても結果が出ないのは何が悪いのか考えるきっかけを与えてもらえます。

主人公が一人で無双するのでなく、強敵を仲間全員で協力して倒す展開も珍しいです。
少年ジャンプでも、ここまで「努力、友情、勝利」をプッシュしている作品はレアだと思います。

ラノベテンプレから入って、ジャンプテンプレに持っていく、ここにオリジナリティを感じます。

努力、友情、勝利が見たい人にオススメ

なろうテンプレからは、かなり外れているので、なろう小説を書く参考にはなりませんが、純粋におもしろいので、つい3巻まで読んでしまいました(^_^;)

ジャンプよりもスゴイ、努力、友情、勝利が見たい人にオススメの作品です。

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