・共感性(読者が主人公に自分を重ねられること)
・主体性(やりたいこと、目的)
コレに加えて、職業や能力を加えて、どんな能力で、ずっと無双するかだと思います。
それが主人公の特徴を作ります。
主人公には善人性が必要
善人性というのは、かなり重要な部分です。
例えば、悪徳領主を目指していたのに、やっていることが人々のためになって感謝されるというのが、なろうテンプレです。
主人公が本当の悪になると、おもしろくなりません。
魔王が人々のために戦うなど、悪人なのに善を成すというのがおもしろさの秘訣です。
ダークヒーローは、「手段が悪で、目的が善」である必要があります。
最近だと「憂国のモリアーティ」に代表されるようなストイックな存在です。
しかし、悪を成したので最後には破滅するというのがお約束です。
悪人が幸せになるところを読者は見たくないので、このような結末になることが多いです。
主人公には共感性が重要
なろう小説の場合だと、30代半ばになって親から結婚しろと言われているけど、相手が見つからず結婚できない主人公が人気だったりします。
これは共感性のためです。
読者が親近感を抱きやすい主人公だと、読者はより感情移入することができるようになります。
こういった主人公がモテたり、無双したりすると、より楽しさを感じることができます。
主人公には主体性や目的が重要性
主人公には目的や、やりたいことがあった方が良いです。
これが無いと何を楽しんで良いのか分からなくなります。
目的には長期的な目標と短期的な目標があります。
悪役貴族に転生したので勇者に殺されないように自分を鍛えるのが長期的な目標。
そのために、まずは痩せるが短期間な目標です
悪役転生テンプレの強みは、目的がハッキリしている点にあると思います。
なんとなく強くなるよりも、目的の元に強くなった方が、おもしろくなる可能性が高いです。
追放テンプレが難しいのは、主人公に目的を設定しにくい点です。
うまい人は追放系でも、主人公のやりたいことや目的を作っています。