小説の書き方。創作初心者がおもしろい物語を書くたった1つのコツ

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物語の中心にいるのは常に主人公

「すべてのシーンに主人公が登場し、すべてのシーンが主人公の視点で描かれているようなシナリオが望ましいのです」
書籍【アニメ・シナリオライターへの道!】より引用

主人公とは読者の分身に他ならないからです。
読者は主人公を通して物語の世界に入り込みます。

特にラノベは主人公になりきって楽しむ願望充足型メディアです。

読者がもっとも読みたいのは主人公の活躍なのです。主人公の活躍に分量を割けば割くほど、読者は楽しんでくれます。

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ストーリーとは主人公の行動の軌跡のこと

小説が壮大なストーリーを書いた物というのは、勘違いです。
ストーリーとは主人公の行動の軌跡のことです。

たくさんの登場人物のひとりとして主人公がいるのではなく、主人公を活躍させるために他のキャラや設定を練っているのが、おもしろいラノベです。

物語世界は主人公を中心に回っているのです。

他のキャラに視点が移る場合でも、そのキャラは主人公や主人公の目的に関することを話題にするようにします。

常に物語の中心にいるのが主人公である状態を維持するのが上手な作者です。

つまらない小説の最大の特徴は『誰が主人公だがわからない』

視点移動を多用して、群像劇的な小説を書くと『主人公が空気』という状態になって、まず失敗します。

創作初心者は視点移動を多用した小説を書きたがりますが、誰に感情移入して読んだら良いのかわからなくなります。
また、誰が何をする話なのか不明確になって、ストーリーが理解しにくくなります。

つまらない小説の最大の特徴は『誰が主人公かわからない』です。

あらすじとプロットを考える場合のコツ

あらすじを考える場合も『主人公が●●をする』といった、主人公を主語とした書き方を意識しましょう。

プロットをチェックする場合は、主人公がちゃんと物語の中心にいるか? 全編にわたって活躍できているか? 他のキャラに焦点が当たりすぎていないか? を確認します。

なるべく主人公の視点、主観で物語が進行するようにすると、話の筋がわかりやすくなり、おもしろい話になります。

これが意外とたいへんで、他のキャラの話を書きたくなりますが、グッと我慢して、主人公に焦点を当て続けましょう。

これが初心者がおもしろい物語を書くための最大のコツです。

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