小説の書き方講座。物語とは何を書かないかが重要。余計な要素は排除

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物語とは何を書かないかが重要。余計な要素は排除すべき

恋愛小説には、爽やか系とドロドロ系があります。

ドロドロ系は、恋愛の負の部分も描いたものです。
不倫、浮気、略奪愛、DV、復讐など。恋愛によって、人が不幸になる様を描きます。

恋愛のポジティブな面だけ描いた爽やか系で勝負するなら、こういったネガティブな要素を入れてはいけません。味が台無しになります。

最初に決めた路線を守りましょう。

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物語に必要ない要素は入れない!

大ヒット漫画『鬼滅の刃』は大正時代を舞台にしています。
しかし、異人が出てきたりはしないし、第一次世界大戦にも触れられていません。
物語には必要ない余計な要素だからです。

同じく少年ジャンプの名作『北斗の拳』も、悪役であるヒャッハーなモヒカン集団は、暴力は振るうけれど絶対にエロいことはしません。
少年漫画ではNGだからです。

もし、エロい要素を入れていたら、子供向けでは話が重くなりすぎて、大ヒットはしなかったでしょう。

対象読者が求めていない要素や、余計な要素などは排除すべきです。

読者の求めていない要素は入れない!

現代の若い読者は道徳心が高いので、ストーリー上、必然性のないラッキースケベなど入れると、逆に人気が落ちると言われています。

他にも、ビーストテイマーの主人公が、途中から格闘技で戦ったりすると何の話かわからなくなります

シリアス路線でいくなら、笑いの分量は控えめにする必要があります。

バトル系にも残虐なことをする重い路線と、人がまず死なない爽やか路線があります。
爽やか路線で勝負していたのに、血みどろ死人続出路線に入ると、読者は離れます。

それは読者が期待していないことだからです。

読者が求めていない要素は入れてはいけません。
ポイントは最初に決めた路線を守ることです。
シリアスならシリアスに。笑いなら笑いの路線を死守しましょう。

創作は料理と同じ!組み合わせの悪い食材がある

創作とは料理に近いものです。

ラーメンにアイスクリームを入れたら、逆に不味くなります。

ラーメンに入れるなら、チャーシューやコーンなど、定番の具が決まっています。
変わった具を入れてみて、新しい味に挑戦するのは良いのですが、おいしい物同士でも組み合わせが悪いと味を損ねます。

この要素を入れたら物語が台無しにならないか? 考慮して作るのが良いです。

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