プロ作家になるためのインプット方法。死ぬほど小説を読んだ上で映画などに触れる

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小説を読まない人の小説は読めたものではありません

漫画以外の教養や知識が、最後にものを言う。
また、ふだんの勉強も必要で、漫画本ばかり読んでいてはダメである。
文学や科学書、紀行、論評集などの本に親しんで、知識を広めることだ。

引用:手塚治虫『マンガの描き方』

手塚治虫は宝塚歌劇団に通った経験から、初の少女漫画『リボンの騎士』を発案しています。

勘違いしてはいけないのは、手塚治虫は裕福な家の子供で、幼い頃から漫画をたくさん買ってもらえたことです。

漫画を大量に読んだ上で、アニメ、演劇、音楽、小説など多様な文化に触れています。

医師免許さえ取得しており、医学知識があったことから、初の医療漫画『ブラックジャック』を描くことができました。

小説家の場合も、死ぬほど小説を読んだ上で、映画や漫画などに触れるのが良いです。
小説を読まない人の小説は読めたものではありません。

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ラノベの教科書はラノベ

人気のラノベを研究、分析してマネするのが、おもしろいラノベを書く一番の方法です。

なろう出身のプロ作家でこれをやっていない人はいないです。

脚本家、尾崎将也さんによると、良い脚本を書くための最良の方法は、

【名作映画100本を繰り返し何度も見て、なぜおもしろいのか? 各作品の共通点を調べて自分なりに分析すること】

  • 凡作を1万本見るよりも、名作だけに絞ること。
  • 繰り返し見ることで、頭にシナリオを完全に定着させること。
  • 分析することで、おもしろさの答えを言語化すること。

ラノベを書くなら、最近のラノベのヒット作を10作品以上、繰り返し何度も読んで、なぜおもしろいのか? 分析して、それらの要素を取り込むのが近道です。

ラノベはかなり保守的な世界で、大ヒット作の100番煎じであっても、おもしろければ書籍化されます。
人気作を好きになって、研究しましょう。

同時に、ラノベ作家さんには教養が深い人が多いです。
いろんなジャンルの小説、映画、ゲーム、本に触れてきたことが血肉になっています。

素人とはインプット量が違うのです。

小説家の才能とは次の3つ

  • 書くのが楽しいか?(モチベ)
  • 書き続けることができるか?(アウトプット)
  • エンタメが好きか?(インプット)

エンタメが好きな人は、放っておいても小説や映画や漫画を読んでしまうので、インプットが蓄積し、良い物語を書くための土壌ができあがっていきます。

昔は、手塚治虫のように家が裕福でないと、本を買ってもらえませんでした。

現代では一流の小説が「小説家になろう」などで無料で読むことができます。
図書館でもヒット作を借りることができます。
アニメや漫画もサブスクで低額で読めます。

エンタメが好きな人が成功する環境は整っているのです。
名作にどんどん触れていきましょう。

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