私の運営する掲示板に「ヒロインを殺さなくては、ならなくなった場合はどうするか?」という質門が寄せられました。
答えは、100%ウケないので生存させるべき。
ラノベでヒロインを殺す鬱展開をすると、次巻の売上が落ちることがわかっています。
読者は暗くて重い気分になりたくない。
小説の書き手には暗い話が好きな人が多い。ラノベ読者は鬱展開が嫌い
小説の書き手には、重くて暗くてバットエンドな展開が好きな人が多いです。
逆にラノベ読者には、鬱展開が好きな人は、まずいません。
わざわざ嫌な気分になりたくて、時間を使う人はいないということです。
このあたりの意識のズレを理解していないと自爆します。
景気は流行に大きな影響を与える
実は、景気の良い時は、悲劇が。
景気の悪い時は、明るくて楽しい話がウケることがわかっています。
以下、参考文献
この本の著者である、わかつきひかる先生によると、ポルノ小説の世界では、景気の良い時はハードな調教モノが。
景気の悪い時は、ソフトな誘惑系が流行ることがわかっているそうです。
景気が良い時は読者の心理がイケイケになるため、悲劇やハードな展開を楽しむ余裕があります。
逆に景気が悪い時は、そういったストレスに耐えられなくなるためです。
なろう小説が流行しているのは、日本の景気が悪いことと連動しています。
ラノベも日本が衰退時期に入ってから生まれたモノなので、鬱展開は好まれないのですね。
ツンデレからバブみへ。ストレスフリーの時代
2000年代は、ゼロの使い魔のルイズや、とあるの御坂美琴など、主人公に暴力を振るうツンデレヒロインが人気でした。
2010年代に入ると、ダンまちのヘスティアや、二回攻撃のお母さんのような、主人公をとことん甘やかしてくれるバブみヒロインが人気となりました。
なろう小説のキーワードのひとつはストレスフリーです。読者を少しでも嫌な気分にさせてはいけません。
これはポルノ小説の世界とまったく同じ現象だと言えます。
ゼロの使い魔のルイズは、主人公を犬と呼んで罵倒しながらムチで叩くなど、現在のなろうヒロインではありえないことをしています。
かつて、まだ景気が良かった頃は、読者にMっ気があったと言えます。
しかし、今、こんなことをすると、癒やしを第一に求めている読者は嫌がります。
シェイクスピアはマクベスなど、悲劇の名作をたくさん残していますが、当時のイギリスは黄金時代と言われるほどの好景気の時でした。
こういう時代では、悲劇が好まれます。
逆に、景気が悪いと、なろう小説がウケるということです。
今後も日本は衰退していくので、なろう一強が続くでしょう。
景気が悪い時は、重くて暗い悲劇は好まれないと覚えておきましょう。