一般エンタメの基本中の基本とは?/新人賞下読みが回答

この記事は約2分で読めます。

2015/10/04(日曜日)小間さんの質問

私はひねくれ者なもので、どうしてもライトノベルや少女マンガ風の作風が好きではありません。一般文芸を読むこととが多く、自分の作風もそれに近いものがあります。

○結局読者に読んで貰うためには、どういった手段が有効か?

テンプレートを意識した設定にし、なおかつひねりを効かせる。
タイトルで内容が想像できるようにする。
冒頭で気を惹く・・・など、色々な方法があるかと思います。

私は自分自身の手で「読んでいて、わくわくするような小説」を書きたいと考えていますが、書けているかは疑問なので是非教えていただきたく思います。

スポンサーリンク

●下読みジジさんの回答

まず大きな枠で述べるなら、エンタメの基本は「読者に作者(の主義主張)を押しつけない」ことになります。
読者が喜ぶもの、楽しんでくれるものを第一に考え、その中に自分の主義主張、書きたいものをうまく混ぜていく。

自分の書きたいものと読者が読みたいものは重なっている場合は必要のない心がけなのですが、そうでないなら必須事項になります。

小さな枠で言えば、「最初にテーマ(謎や事件という事象も含みます)を明確にして見せる」、「そのテーマを本筋できちんと追いかける」、「クライマックスでそのテーマを正しく消化する、もしくは真逆の方向へ裏切る」、「読者がカタルシスを感じられるエンディングにする」。

どれほど設定・キャラ・ストーリーにひねりを加えたとしても、軸は「質の高い普通」にすること――読者にとって気持ちのいい「普通」にする。一般エンタメではかなり重要なことかと考えています。

タイトルとURLをコピーしました