作家にとって完璧主義は敵です。
納得できるまで作り込んだ話がまったくウケなかったり、思いつきで勢いで書いた話が人気になって書籍化されたりすることが、あるからです。
良いものが作れるかどうかは運に関わる部分が大きく、それが売れるかどうかも運が関わってきます。
つまり数を打つことが大事です。

完璧主義がヤバいと思うのは、渾身の力を込めて書いた話がウケなかった。だから才能がない、と思ってしまうことにあると思います。

割りと人間の能力には波があって、実力以上の力が発揮できることもあれば、逆のケースもあり、これは力を込めて書いたかどうかには関係なかったりします。
物語がウケるかどうかも、流行や投稿する場所に関わっています。
なろうではウケなかったけど、カクヨムでは高評価、ということも良くあることです。
新人賞で一次落ちだった作品が、別の賞では受賞というケースもあります。
物語の評価にも幅があるので、ウケなくても必要以上に凹む必要はないです。
作家はメンタルコントロールがかなり重要だと思います。
精神のアップダウンがかなり激しい環境にいるからです。
前回はなろうで1位だった。今回は、ダメだったというのも精神に超絶ダメージがきますし、書籍化されたけど売れなかった!というのも精神に大ダメージがきます。
なので、筆を折る作家が多いのだと感じています。
勝っても奢らず負けても腐らず、が大事ですね