小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

カイトさんの返信一覧。最新の投稿順17ページ目

元記事:生き別れの親子を証明するアイテムについての返信の返信の返信

その場合、Cにも打算がある点が気になります。そこはスレ主様にお考えがあるのだろうと思いますが、一応、私として思いついた方向性を二つほど。

1)『ローマの休日』型。
ご存じかと思いますが、この映画の主人公は新聞記者で、はじめはスクープ狙いでヒロインの王女と行動を共にします。しかし、しだいに本物の愛情が芽生え、最後は世間の好奇の目から王女を守る方向に動き、身を引きます。
 
終わりよければ、すべてよし。主人公の前半の打算性もそれほど嫌みは無かったので、本当の愛情に変わっていく後半~終盤の行動によって上書きされ、見事に好印象なラストに変換していました。

2)Cの打算が終盤で馬脚をあらわし、Bの応援団の中の一人(E)をBの本当の相手役に昇格させる。

1と2は真逆になってしまいますが。
示して頂いた設定ではBとCの恋愛が物語の主筋のようですので、1寄りの流れが妥当なのかなとは思います。

一応、2なら意外性は狙えそうです。この方向の最たるものとしては、Cが実はすべてを操っていた策士型のラスボスということにしてしまう案ですが、それはさすがにやり過ぎでしょうね。

1と2の折衷案もあるかもしれません。
Eのようなキャラは、誠実なんだけどキャラ立ちという観点からは少し物足りない感じになりがちかなというイメージもあります。
対してCをチョイ悪要素のある魅力的なキャラとして描き、BがEに心を惹かれそうな様子に発憤し、それをきっかけに最後は打算を捨てて男気をみせるみたいな流れもあるかなと。

すみません、親子の証明から離れてしまいましたが。
ただ、私としては上記のように人間関係のあやと駆け引きでストーリー全体を作れると思うので、証明自体は必ずしも論理的な決定打でなくても行けるような気がします。
どちらかと言うと、論理性よりも演出として、かっこよくスパッと決めるシーンはほしいと思います。

上記の回答(生き別れの親子を証明するアイテムについての返信の返信の返信の返信)

スレ主 カイト : 0 投稿日時:

あまくささん
重ねてのコメントありがとうございます。
そうですね、Cははじめ打算だけでBに近づき、一方のBも高圧的な態度のCに反発します。それでも、Aに会いたがる母親の願いを叶えてあげたいという思いと、「いけ好かないやつだけどこいつと結婚したら楽な暮らしができそう」という、こちらも打算でCに同行することに決めます。
出会いが最悪の二人が、一緒に困難を乗り越えることで互いを理解しやがて惹かれ合うという、ありきたりですが恋愛ものの王道を目指しています。
ローマの休日タイプですが、あまくささんがおっしゃるようなEを登場させるのも面白いですね。CがBへの恋心に気づくきっかけになるような。
カッコ良いシーン、描けるよう頑張ります!

カテゴリー : ストーリー スレッド: 生き別れの親子を証明するアイテムについて

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元記事:生き別れの親子を証明するアイテムについての返信の返信の返信

なるほど、老父と若い母親で、老父は妊娠。出産を知らなかったわけですか。後で知ったものの、(おそらく脳血管性の)発作で認知症となり、事実上の行動停止と。

そういうことですと、フィクションですので情に訴える手もあります。劇中のキャラよりも、読者の情ですね。どうせ証明はできないとしても、納得できればOKです。というか、フィクションって「分かる」よりも「分かった気がする」ほうが大事だったりします。

この場の思い付きですが、例えばこんな手もあるように思います。

・老父は発作のはるか以前、主人公の母親を思い出すことがあった。親しい友人によく話していて、ときに涙するも、いつも幸せそうな笑顔をした。
・しかし老父は発作で倒れ、認知力が低下。判断、言動が信用できなくなる。
・主人公は父親に会おうとするが、上記の親しい友人が偽者と最も疑う(「財産目当てなのでは?」とか)。
・それでも主人公が父親に面会すると、父親は一瞬呆然とし、続いて涙し、(久しぶりに)笑顔を見せた。
・親しい友人は父親を見て、「これは母親を思い出しすときの顔だ」「この娘(主人公)に母親の面影を見たに違いない」と言い、主人公が父親の実子だと認める。
・最も強く疑っていた親しい友人(父親の最大の理解者でもある)が認めたので、他のキャラもそうなんだろうと信じる。

即席で練れてなくてすみません。もっといい手はあるでしょう。かつ、上記の流れに持ってくるまでの段取りも必要です。特に重要なのが親しい友人です(読者が「このキャラがそう言うなら間違いないだろう」と思えないといけない)。

仮にそうできたとしても、実際には実子かどうかについて、何も証明はされていません。気分だけで押し切る手法です。読者を「主人公が実子と認められて欲しい」という気分にさせ、さらに焦らしておけば(読者に欲求を強化する)、客観的には情報不足でも読者に納得してもらうのは可能でしょう。

例えばミステリですと、読者が客観的に「確かにそうだ」と思える証拠を犯人に突きつけないといけません。が、ご構想の作品の「この子は我が子/あの人の子」みたいな話ですと、親が「この子は自分の子」と思いたくなればOKですし、認知症で一人では判断が難しい親なら、親しい人が「この親ならきっとこの子が我が子だと思うはず」と思えばOKにできます。

客観で行き詰るなら主観を使ったり、理知と情のバランス配分といったことで考えてみてはどうかと思います。

上記の回答(生き別れの親子を証明するアイテムについての返信の返信の返信の返信)

スレ主 カイト : 0 投稿日時:

手塚満さん
重ねてのコメントありがとうございます。
読者を主人公の味方につける、ということですね。思いつき、とされながら、完成度の高い展開に脱帽です。
信用に足る第三者は、Aの長年の腹心の執事、というキャラクターを考えていたところだったので、彼にその役目になってもらえるようキャラを練っていこうと思います。
理知と情のバランス、って素敵な言葉ですね。うまく取れるよう頑張ります!

カテゴリー : ストーリー スレッド: 生き別れの親子を証明するアイテムについて

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元記事:生き別れの親子を証明するアイテムについての返信の返信の返信

そんなら、Aが「間違いない」とゴリ押すんでいいと思うけども。
Aはボケ気味ってことだけど、時代背景的に家長の言うことは絶対だと思う(自由恋愛してるとなるとそういう世界観でもないのかな)し、それで不足だと思うならやはり信用できる第三者の後押しで十分ではないかな。宮廷庭師でその身分を世襲することが許されてるような人物なら宮廷の偉い人ともつながりはあるでしょうから、その人物が証明してしまえば周囲は納得せざるをえないかなと。

そういや「辺境の老騎士バルド・ローエン」で、出産後すぐに離れ離れになった我が子を、王にまで出世した父が王都に迎えるって流れがあって、そこで悪者が自分の子と入れ替えてやろうと企むというエピソードがある。
キーになるのはやはり王子である証明で、「バルド・ローエン」では「王族は子供が生まれると指紋を取る」という風習があるって設定で、その指紋で証明されたって感じだった。
かなりいろいろ省略したり簡略化したりしてるので、微妙に思えるだろうけど、指紋ってのが一般的に知られてない世界観だから「渦巻き模様」とか謎掛けみたいな感じで、初代王の特徴を我が子に見るという風習で指紋を取るって理由付けもあって、設定だけ見れば単純なものだけど結構読み応えあったエピソードでした。

なんらかの証拠になるアイテムを用意しても良いのだけど、そうすると「そのアイテムが真実Bのものか」という問題も出てくるので、面倒な部分もあると思う。
逆に、そのアイテムが奪われる・破壊されることで物語を展開させられる利点もあるけども、親族を納得させたいってトコを気にすると今度は「そのアイテムがBのものである証明」「アイテムが証明に足る説得力」が必要になってくるわけで……。
アイテムは出すにしても、ミスリードに使ったほうが良いと思う。
例えば、AはBの母に愛の言葉と共に家紋付きの銀のスプーンを贈っていた。それはAが生まれたときに作られた銀製品のセットの一つで、合わせればAが誰かに渡したものだと証明できる。それを知ったDが小箱の中のスプーンを粗悪品とすり替えてしまう。何も知らないBとCは証明する場でうろたえてしまうが、するとボケはじめていたAが懐かしそうにスプーンが入っていた小箱を手にし、その箱の底を開けた。箱は二重底になっていて、そこからはかつてAが赤子のBとBの母親に向けて愛の言葉を綴った四行詩が出てきた。詩には確かにBとBの母の名前が出てきて、Aのサインがあった。スプーンが粗悪品であろうとBがAの子であるとその場の誰もが理解した。
とか。そんな感じ。
スプーンがすり替えられてることも四行詩のことも知ってるBがDをハメるために勝負に出たって内容にしてもいいけども、「証明するためのアイテム」と別の何か本命を用意しといたほうが良いかなと思う。

上記の回答(生き別れの親子を証明するアイテムについての返信の返信の返信の返信)

スレ主 カイト : 1 投稿日時:

サタンさん
重ねてのコメントありがとうございます。
そうなんです、何かを証拠として呈示しても、その証拠が本物かどうかを疑われるときりがないんですよね。でも、それを逆手にとってミスリードとして使うというのは面白いです。
案として出していただいたエピソードが素敵すぎて、そのまま使ってしまいたい欲望に駆られています(笑
本の紹介もありがとうございます。探して読んでみます。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 生き別れの親子を証明するアイテムについて

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元記事:生き別れの親子を証明するアイテムについての返信

こんにちは
結論からいうと。血筋・才能、証言・アイテム(小道具)、名前などがよく使われます。
ゲーム漫画アニメ映画と小説は違います。
今さら言う必要もないことですが小説は文章だけで表現します。
私達が住んでいる現実世界では何かしらの証拠があれば人を納得させることができますが、文章の世界ではそれらは情報の一つでしかありません。

情報の他に何が必要かといえば、読者が納得したかどうかです。
読者は視点人物である主人公から情報の精度を判断しています。
作者が信憑性の高い情報をだしたとしても、主人公が否定すれば、その情報は間違いかもしれないと読者は思い込み。つまり、主人公が情報を信じていくプロセス(ストーリー)を通して、読者も納得していくものです。

ぐうの音も出ないほどの何かというのは、複数のアイテムを使いながら、それらのストーリーを一点に集中させるそれが説得力になります。
例えば)
父の後継者候補がすでに3人いて主人公は4人目に選ばれる。
主人公含め周りの証言や証明に必要なアイテム(小道具)は全員揃っていて、じゃあ血統・才能を比べひとりに決めるための試験に参加することになる。
何も知らなかった主人公は、数々の嫌がらせや困難を乗り越えていくうちに、自分自身や父や周りと真摯に向き合うようになっていく。
という、よくあるストーリーがあった場合。

ストーリーにはドラマがついていて読者はリアリティを感じます。リアリティを感じられるものがどんなものよりも強力な証拠です。リアリティを感じられないものはただ設定をだしているだけで、そこに何かしらのストーリー性がなければ読者は納得できません。(※どうしてそうなるかは前半で説明したので省略します)
複数のアイテムを一点に集中させていくことで突き抜けていきます。そこまで物語を昇華できれば、そこから先は読んだ人の好き嫌い、好みの問題になります。

追記です。
あなたのおかげで私も小説を別の側面から考える機会に出会えました。
そのおかげで自分の力を引き出すことができました。私もとても感謝しています。

プロット板で書いたことは私なりのコンセプトの使い方になります。
例えば薔薇をテーマにしてしまうと、薔薇を育てる園芸職人の一生とか、園芸職人養成学校に入ってとかになってしまいます。釈迦に説法かもしれませんが、テーマとコンセプトは必ずセットで使いましょう。
テーマを家族とするとそれを具体的に何で表現するかが、コンセプトです。
コンセプトは薔薇でテーマは家族にするなら。
薔薇を扱いながら家族のことを伝える、になります。

頑張る必要はありません、楽しんで。
これを続けていればどんどん成長できるという自分なりのやり方を見つけて、とにかく楽しんでください。
色々書きましたが、使えそうなところだけを参考にするのがいいです。自分にあわないと思ったものはすべて忘れてください。
あなたが何を選ぼうと私は怒ったり悲しんだりすることはありません。
楽しんで気持ちよく書いていって、どんどん成長していってください。

上記の回答(生き別れの親子を証明するアイテムについての返信の返信)

スレ主 カイト : 0 投稿日時:

こんにちは。
たくさんのご意見ありがとうございます。まとめて返信とする無礼をお許しください。

返信をまとめるのは、単に多くの方にコメントをいただいたからだけではなく、自分の質問の不明瞭、説明不足な点を一気に解消させてもらえたら、と思ってのことです。設定の後出しのようで申し訳ないのですが…
ちなみに、時代設定は17世紀あたりのヨーロッパがモデルの異世界ですが、魔法はありません。
(以下、父親をA、娘をBとします)

まず、何名かの方のご明察の通り、父Aと娘Bの親子関係を証明する必要が生じたのは、お家騒動が原因です。
Aは宮廷庭師という設定なのですが、高齢のため職を辞そうとしても、適当な後継者がいません。息子たちは早くに亡くなり、傍系のCとDが後釜を狙っています。Cは実力はあるものの若年で、庭師としての実績と貫禄のあるDに比べると不利な状況です。そこで、生き別れになっていた娘Bの存在を知ったCは、Aの直系である彼女と結婚して後継者争いの優位に立とうとします。
こういった背景があるため、BがたしかにAの娘であると親族たちに証明する必要があるのです。

次に、AとBの関係についてです。
Aはその昔、旅先で知り合った親子ほど年の離れた娘と恋に落ち、その結果Bが生まれました。ところが、(当人たちは真剣でも)結局は行きずりの恋の上不倫関係なので、妊娠がわかる前に二人は別れてしまいます。
Bの母親はAに負担をかけたくないと、娘が生まれたことは知らせませんでした。そのため、AはBの存在を長らく知らないままだったのですが、老いを目の前にして人生の精算をしたいとかつての恋人の居場所を辿った結果、初めてBの存在を知った、という流れです。
知っている方はお察しと思いますが、「ジョジョの奇妙な冒険」における、ジョセフと仗助の関係そのままですね。
Aは当然Bとその母親に会いに行こうとしたのですが、その矢先に発作か何かで倒れてしまい、身動きが取れないうちに認知症が進み、黄昏の人となってしまいます。
娘探しは家族に内緒で行なっていたので誰も知らないのですが、唯一Cだけが偶然にそのことを知り、Bを利用しようと動き始める、というわけです。

ちなみに、物語自体はBとCの成長と恋模様を描いたものになる予定です。

うまく説明できたかちょっと不安ですが、こういった背景があっての先の質問でした。みなさんのお答え、大変参考になります。
以下、簡単にですが。

・神崎さん
残念ながら、作品舞台が17世紀ヨーロッパをモデルとしているので写真という案は使えませんが、カメオというのは良いですね。父親の家系の紋章のカメオを首から下げてお守りとしている、など使えそうです。
ありがとうございます。

・サタンさん
自分も、ワンピースのそのシーンでは涙腺が緩んだ派ですのでよくわかります。難しいですが、やりがいがありますね。
しかし、感動の再会で親子同士が納得しても、そのシーンで周囲の親族まで一緒に絆される…というのは、やっぱり違和感がありますよね。それはそれとして、また別の証明が必要になりそうです。
ありがとうございます。

・手塚満さん
詳しくありがとうございます。御察しの通り、血液型なども確定されていない時代設定です。説明不足ですみません。
やっぱり、水戸黄門の印籠のような都合のいい方法はないですよね。はっきり言っていただけてスッキリしました。
ちなみに、Bの母親はAと別れた後は修道院に入り、今に至るまでAを思い続けているという設定なので、貞操に関しては信用に足るかなと思います。

・大野知人さん
コメントありがとうございます。
Bを認めたくない親族の妨害、やっぱりがっつり書くべきですよね。正直、陰謀とか頭脳戦は苦手なもので、Bの実力を上げた上で血筋の正当性も示し、「ぐぬぬ、悔しいが仕方がない」みたいな展開にしたかったのですが、それじゃ面白みに欠けますね、やっぱり。
妨害キャラ、頑張って考えてみます。

・なんて書こうか?さん
貴作の例を挙げていただきありがとうございます。
AとBは目の色が一緒、というのは考えていたのですが、もう少し踏み込んで一族固有の身体的特徴、というのはいいですね。参考にさせていただきます。

・ふじたにかなめさん
プロット相談に続き、こちらでもコメントをありがとうございます。
Aの秘密を知っていることで、親族内でのBの存在価値が高まる、というのは目から鱗の発想でした。それがあれば、かなり有利にことが運びそうです。
実は、あの時見ていただいたプロットに大幅に手を加えています。いろいろ教えていただいて、自分なりに思うところありまして… 結果、登場人物の名前だけが一緒の、別の作品になりそうです。
またプロット相談にあげるつもりですので、よろしければご笑覧いただいけると嬉しいです。

・あまくささん
丁寧な例示をありがとうございます。とてもわかりやすいです。
一族とは関係ない公平な第三者を含むBの応援団が少しずつできてくる、というのはいいですね。Bには、慣れない上流階級のことから庭師のことまで、身につけなければならないことが山のようにあるのですが、それに真摯に取り組み、彼女自身の才能も開花することで味方ができていく、という流れにしたいなぁと思います。

・tさん
プロット相談に続き、こちらでもコメントをありがとうございます。
決定的な証拠より、読者の納得が大事。本当にそうですね。ストーリーの正誤性、滞りなく進めることばかり気にしがちでしたが、そこを忘れないように気をつけたいです。
後半の励まし、とても力になります。
あの時見ていただいたプロットが今大きく変わろうとしています。ですが、それは誰かに言われたからというより、言われたことに自分自身が納得し、今は描きたいものを書くよりテーマや起承転結を大事にした習作を作ろう、と思った結果です。
ご迷惑でなければまたご意見いただけたら嬉しいです。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 生き別れの親子を証明するアイテムについて

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元記事:小説のプロローグ相談。もう面倒くさいから『出張版』ではないです。の返信の返信

 御意見ありがとうございます。

 『マドモアゼル』は他の方にも書きましたが、胡散臭さの象徴です。冒頭の瓜坂が突っ込みキャラだったので、『営業モード』に入って、胡散臭さが増したという。ただ、気になる方多いようなので、別の書き方してみようかな。まあでも、これ自体『瓜坂が魔術師に好印象を持っていない』描写なんですけどね。

 すみません、『流暢な~英語』は普通に誤字です。『日本語を学んでいた』ですね。修正します。

 ヤマモトは、ルイス姉が日本に渡航して数日たってから電話をかけてきています。『今日・明日の内に向かうと思うよ?』と言う台詞を言っている通り、ギリギリ直前になってから瓜本に連絡して、主人公が逃げられないようにしたわけです。冒頭部の『レッドキャップかワイルドハントに~』っていうのは、厄介事から逃げられないのを悟った瓜本の断末魔ですね。
 ちなみにこっから先は解決編の要素ですが、『ヤマモトが電話した当日にルイス姉が尋ねてきていた』『ルイス姉の依頼でヤマモトは彼女の死を偽装。翌日、妹のルイスが事件解決を依頼しに来た』と言うのが真相です。また、『日本の実情に疎い』と言うのも伏線に当たり、『オタク的に自分に都合のいい部分しか理解していなかった』ルイス&姉が日本の陰陽術や妖怪に手を出そうとして、彼らの持つ『固有かつ意味不明の謎ルール』よって失敗するのも展開のうちに入っています。

 瓜坂の魔術師への嫌悪感はかなり出していたつもりだったんですが。ヤマモトからの電話の時点での『関わりたくない』発言とか。英国人相手にフランス語使うとことか。良い紅茶買ってきたうえで緑茶を出すセンスとか。それでも仕事なので引き受けるんですがね。

 瓜坂のフランク、っていうか胡散臭さもほぼ完全に『魔術師相手にしたくねーなー』っていう気分の表れです。他の相手だったら、もう少し紳士寄りの演技をします。ちなみに、地は突っ込みキャラです。

 御意見ありがとうございました。正直言うと、『そこに違和感感じてほしい』っていうのに、ほぼすべて突っ込んでくれたので、まあ細かい調整はするにしても『読みやすい位置に伏線を置けたな』と言う感じがします。

上記の回答(小説のプロローグ相談。もう面倒くさいから『出張版』ではないです。の返信の返信の返信)

投稿者 カイト : 0 投稿日時:

返信ありがとうございます。
むむ、見事に作者の術中にハマっていたということですかね。お見事です。

でも、それだけだとちょっと詳しいので、反論をば。
・魔術師への嫌悪感についてですが、正直なところ冒頭の電話のシーンでは感じられませんでした。「魔術師」という単語は一度しか出てきませんし、そこに過剰反応した様子もなかったので。悪友が持ってくる面倒な依頼に対するうんざり感と、「オカルトに関する探偵業をしてるけど、なんらかの理由があって積極的にそれを売り出していない」というふうにしか捉えていませんでした。
・『良い紅茶を買ってきておいて緑茶を出すセンス=魔術師を嫌っている』とありますが、瓜坂は『良い茶葉買ってきて』としか言っていないので、そのあと日本茶(しかも『ちょっと良い緑茶』)出したら、誰でも玉露かなんかを買いに行かせたと思うんじゃないでしょうか。作者の中では当たり前の事項が、読者には正しく伝わっていないような気がしました。

うーん、なんか書いてて自分の読解力不足なだけなのかな、という気もしましたが、一読者の意見として、一応お納めします。
自分自身で気をつけていることですが、頭の中のことを説明するのって、多分自分が思う以上に言葉を選んで費やす必要があると思うんです。何もかも説明する必要はないし、「くどい」と思われないかどうかの境目は難しいところなんですけど。でも、伝えたいことが伝わらないのはもったいないなぁと。『マドモアゼル』みたいに。

執筆頑張ってください。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 小説のプロローグ相談。もう面倒くさいから『出張版』ではないです。

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元記事:物語の視点は主人公固定か、別キャラへの移行もありか

いつもお世話になっております。
現在長編にチャレンジ中の、やとうと申します。

前回プロットの悩みについて、皆様から様々なアドバイスをいただき、ありがとうございました。
その後問題のプロットを整理して、次の段階へと進めることが出来ました。

その中で新に、「物語の視点」について、どう表現するかで迷いが出てきてしまったため、こちらで再び皆様のご意見をいただければと思いお邪魔いたしました。

現在迷っているのは、第一話の視点を「誰」にするか、です。
ストーリー・場面の進行に合わせて視点の人物を変更していくべきか、
ひとりに統一して進めるか、でで悩んでおります。

物語の内容としては、サムライ×小公子×ネコをテーマの長編の序盤で
主人公と主要人物たちの出会いとなるものです。
登場するのは主人公のサムライ、ヒロイン、小公子と敵とモブが少々。

ストーリーは敵に捕らわれた小公子をサムライとヒロインが突入して救出にいく、というものです。

今の構成だと三分割の場面で、以下のようなものです。

①小公子襲撃の現場を前に一悶着するも、サムライが強引に周りを黙らせて突撃。
②敵地で斬って暴れるサムライと、現場の救出とバックアップをするヒロイン。
③捕まった小公子のもとへ到着、ボスと対戦。

初めは主人公の目線で進めていましたが、
途中で場面の変更に合わせて主要人物の視点をリレーさせ、
互いに他のキャラクターをどう感じたかを描写できないかと考えるようになりました。

たとえば、
①は主人公、サムライ視点で初仕事なので元気に突撃。
②はヒロイン視点でサムライの仕事ぶりに「うわー何コイツ」とドン引き。
③は小公子から見て、サムライはなんか無茶苦茶。ヒロインさん助けて。

のような内容を今は考えています。

・安易に視点を変更せず、主人公目線で統一すべきか。
・視点変更を使って主人公を他のキャラクター目線で描写してみるか。

どちらが書きやすい、また読みやすいのでしょうか。

皆様の御考えやご経験などを教えていただければ、幸いです。
長文失礼いたしました。

上記の回答(物語の視点は主人公固定か、別キャラへの移行もありかの返信)

投稿者 ヘキサ : 1

ちょっとサムライさんハジけすぎていて大丈夫かwwと突っ込みたくなってしまったhexaです。

この3キャラクターに限って言えば、比較的書き分けがしやすいほうですので、できなくもないだろう……とは思っていますが。
基本は、視点が切り替わった冒頭なるべく早くに、視点人物の名前を主語にした文章を入れること、です。(三人称一元のシーン切り替えの場合。一人称であれば「俺・拙者」「僕」「私」で区別してもいいですが、一人称の切り替えはちょっと微妙かもと思っている。演技が大変ですから……)

でも、視点を固定したほうが、他キャラが何を考えているか推測できる、空気読めたり思いやりのあるキャラに成長したりするんですよ。ちょっとこのサムライさん近視眼的すぎてそこ心配になりますけどww

ていうかぶっちゃけ、私はヒロインよりもサムライのほうが心配なポジションだと思っているんだが……小公子の父親に「ほんとに息子任せて大丈夫なのか」って思われたらおしまいですよ。そもそもの異国人というハンデは厳しい。自分から率先して順応していく逞しさがないと、最終的にイギリスに残る話にならんと思うんだ。。(まあ、そこに目を瞑って彼を歓迎する節穴パパの阿呆っぷりを描写するのも面白いかもしれませんが)

ヒロインや小公子の「まったく東洋の野蛮人はこれだから」的なセリフと雰囲気は普通に伝わると思いますし、頑張ればサムライの三人称一元でもいけなくないと思うんですが、この3キャラクターの三人称一元ローテーションもいけるとは思っています。お好きなほうでどうぞ。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 物語の視点は主人公固定か、別キャラへの移行もありか

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投稿日時:

元記事:新人賞に応募したいのですが書きたいものが思いつかない…

はじめまして小説家を目指しているi_pです。
中二から小説を書いています。(中学ではちょくちょく)高校に入り時間が多く取れるので春から書いていました。春には書きたいものを書いて満足していたのですが夏ぐらいでしょうか。将来本書いてれば楽しいだろうな。って思ってまぁ、前々からプロになってアニメ化とかしたら面白そうだなとは何度も考えたことがありました。なので思い切って新人賞に応募しようってなり、プロットを考え始めました。ですがプロットが出来上がり書いてみても中盤で話を切ってしまい、そこから毎日ショートストーリーを書いては本を読んで学校に行くみたいな日常になっています。
長々すいません。
どういった作品が新人賞なので求めりられるのでしょうか?オリジナルティなど個性などは良く読みます。
どうやったらこのスランプ気味なものから抜け出せますか?書店には結構足を運びますし本も割と多く読むほうだと思います。
ほんとに書くのも読むのも好きなんですが書きたい送りたい作品が作れません。

上記の回答(新人賞に応募したいのですが書きたいものが思いつかない…の返信)

投稿者 サタン : 3 人気回答!

プロの作家ないしラノベ作家は、確かに中学高校の頃からバリバリ長編を作ってたって人が少なくありませんが、一般的に考えてこれは相当難しい事です。
長編小説を完成させる技術って意味でもあるけど、同時に、多感な思春期に一つのことに打ち込める感性を持っているって時点で非常に稀有な存在です。
野球やバスケなどスポーツが大好きで部活一本ですごく上手い人ってのは、クラスに一人はいたりします。
逆を言えば、一クラスに一人、学年で数名しかいないって事。

こういう多感な時期というのは、アレやコレやに興味が広がって、一つの事に集中するって事が難しいです。
でもそれは、「興味を広げる」という意味で捉えれば非常に有益なことでもあります。
毎日書くことをしているのなら執筆は十分でしょう。
それより興味を広げて書きたいと思えることを増やしていくというのもまた、この時期には大事なことじゃないかなと思います。
例えば恋人を作って恋愛を経験してみたり、バイトをしてみて客の鬱陶しさを体験してみたり、部活ではない地域のサークルに顔を出してみて広い年齢層と交流を持ってみたり。

そしてスランプについてですが、私の場合は、学生の頃は気負う事がスランプの原因の一つでした。
「やらなきゃ」「かかなきゃ」「もっとこう、書きたいのは別のモノのハズだ」とか。
違う違う。やりたくないならやらんでいい。書きたくないなら遊んでくりゃいい。誰に強制されてるわけでもなく書いてるのに、出来たものが「別のもの」なんてあるわけない。
単に、自分の技術力の無さに目をそらして、作家気取って「コレじゃない」と原稿をやぶいてただけ。
「書きたいモノが書けない」じゃなくて、「書けたものが、自分の書きたいことだった」って事。
納得がいかないなら、そりゃ「書きたいこと」を表現する力がなかったってだけの事。
イラストを描くときにイメージ通りに描けりゃ、そりゃ気持ちいいです。
でも技術がなくて下手くそな絵になってしまって、「こんなんじゃない」というのは違う。
言葉は悪いけど、「それが今の限界なんだよ」って事。
イラストだと出来がハッキリわかるから理解しやすいけど、小説の場合、日本語は誰にでも書けるもんだから、これがなかなか理解できない。
だから、その気負う気持ちを捨てて気軽に取り組むことで、何か吹っ切れたようによく書けるようになりました。

というのも、「書きたいモノが~」というのはよく聞くけど、自分で自分の書きたいモノというのを書く前から理解してるのかな? と思う。
少なくとも私は当時、理解してませんでした。
自分の本心や表現したい頭の中のカオスを、どんだけ正確に理解してるんだろう? と思う。
吹っ切れて気負わなくなってからは、完成した小説を実に冷静に見ることができました。
まるで他人が書いたもののように、「コイツはコレを書きたかったんだな。アレをしたいがためのモノなんだろうが、するとココが甘い」と評価できました。
そこからは、人それぞれでしょうが、まず書きたいものを書く前に言葉にしてみて、物語の出来はともかく「書きたいモノの表現はできてるか?」ということに着目してみたり、そもそも私には「面白いもの」を書くだけの力がなかったので、逆に「面白い」は二の次にして、技術的に想定したものを正しく形にする力を養うようにしました。
そうすりゃ、「面白いものを思いつく」なら「面白いものが書ける」って事だから。

新人賞に求められるモノというのは、単純に「面白いもの」なので、ちゃんと物語を理解していて話を成立させることができれば、コツみたいなものは無いと言っていいです。
そりゃ、レーベルの色に合わせるとか受賞作や審査員の過去作から傾向と対策を練るとか、やりようはあるけど、柔道白帯の新入生がいきなり大技のコツを教えてもらったってケガするだけ、変なクセが付くだけです。

カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: 新人賞に応募したいのですが書きたいものが思いつかない…

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投稿日時:

元記事:執筆の際音楽を聴く件について

こんばんは
最近小説を書くのがどうもつまらなく(こんな風に言っていいのか分かりませんが正直に)なったせいか音楽を耳に流さずにはどうも厳しいです。
でもマルチタスクは集中によくないと聞いたのが気になります
皆さんはどう思いますか?

+小説を書くのが少しでも楽しくなれるチップとかがあったらすごく感謝します

上記の回答(執筆の際音楽を聴く件についての返信)

投稿者 ふ じ た に : 2

あくまでわたしの場合ですが、
最近は物語のイメージソングや好きな曲を聞いて
テンションを上げてから創作に向かってます。
その曲を聞いたら、物語の世界に入り込むような習慣を作っている感じです。
書き始めてマルチタスクが辛くなったら音を切る感じです。

カテゴリー : その他 スレッド: 執筆の際音楽を聴く件について

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投稿日時:

ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン

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