元記事:あらすじを聞いてどう感じたか、率直な意見を聞かせて欲しいです。の返信
句読点で箇条書きにし、番号も振って、どういうあらすじか考えてみます。
01> 朝の来ない町。
たぶん朝日は昇らないんでしょう。ずっと夜かもしれないし、ずっと昼間かもしれない(もしかすると「朝」は比ゆ的かもしれない)。これが、例えば「夜が明けない町。」なら状況はもう少しはっきりしそうですが。
02> 生者と亡霊が静かに暮らす場所。
01の場所に誰が、どのようにいるか、ですね。生者がいるのは、むしろ当たり前でしょうか。特異なのは亡霊がいること。ただし、亡霊は祟りとか起こさないと読めます。
03> 悪霊退治に奔走する娘リンナは、
除霊するキャラがいるわけですね。たぶん主人公。
04> 少女時代のトラウマの元凶である強大な悪霊と対峙する。
主人公リンナは過去にラスボスと思しき悪霊に何か嫌なことをされたらしい。その克服をしたいと思っているらしい。
01~03は設定説明ですね。01と02が舞台、03が主人公の説明。初めてドラマの動きを暗示するのは04。
01はあらすじの中で浮いちゃってます。意味的にはっきりしないうえ、あらすじの他の部分との関りがない。
02は03~04と一応の関りがありますが、03~04と矛盾します(静かに暮らす亡霊なのにトラウマ起こす悪霊)。少し意地悪な読み方ですが、01の「町」と02の「場所」が同一かどうか、今一つはっきりしない気もします(03~04の、霊についての表面的な矛盾も影響してます)。
03は上記のように02に相反する説明になってます。あくまでも単純には、でして、人間にも善良な市民がいる一方、犯罪者もいるわけですから、破たんしているとは申しません。ただ、「こうかな?」と想像するしかないのも事実です。その疑問点が興味に昇華されるかといえば、ちょっと無理かなと思います。
04はこの物語は何をする話なのかを暗示するものですね。それを行うのが誰かは03で示されています。どこで、は01ですね。「どこで、誰が、何をする話なのか」という大事なポイントは、きちんとあらすじに入っているようです。
しかし、曖昧な点が多く、そのあらすじを読んで、本編も読みたくなるかどうかと申せば、ちょっと疑問かなと思います。個人的には「4 まったく興味が持てない」で、御作単独ではなく、他にも同程度に面白そうに思える作品がいっぱいあるはずだから、という競合上の問題が大きいです。
もう少し、イメージを具体化させてはどうでしょうか。その際、全体をもっと浮かび上がらせるのではなく、ポイントをたった1つ際立たせると有利かなと思います。つまり、見どころの強調ですね。TVやネットで見る映画のCMも、見せ場を切り張りして見栄えを出し、興味を引いてます。そんな感じのあらすじを聞かされたら、読みたくなるように思います。
もし、お示しのあらすじが惹句・宣伝的ではなく、全体を提示してみて面白い作品になりそうか、というご質問でしたら、1~4以前だと申し上げておきます。そのあらすじをどうプロット化、詳細化して面白くするか、という話は可能だと思いますが、そのあらすじで既に面白さが内包されているかどうかは、全く判断できません。
上記の回答(あらすじを聞いてどう感じたか、率直な意見を聞かせて欲しいです。の返信の返信)
スレ主 柊木なお : 0 投稿日時:
手塚満様
ありがとうございます。
>お示しのあらすじが惹句・宣伝的ではなく、全体を提示してみて面白い作品になりそうか、というご質問でしたら、1~4以前だと申し上げておきます。(略)そのあらすじで既に面白さが内包されているかどうかは、全く判断できません。
1 ぜひ読んでみたい
2 暇だったら読むかも
3 読んであげても良い
4 まったく興味が持てない
「5 そもそも意味がわからない(具体的にどういうストーリーなのか想像できない)」⇦
ということでしょうか? 間違ってたらすみません。
質問させていただいた趣旨としては、
・あらすじが惹句・宣伝的か
・そのあらすじで既に面白さが内包されているかどうか
両方のつもりでした。
「あらすじで読みたくなるか」に「なんとなく話の流れが見えて、興味が湧くか」も含まれていると、個人的には認識していたからです。
ただ、手塚様のコメント、とくに
> その際、全体をもっと浮かび上がらせるのではなく、ポイントをたった1つ際立たせると有利かなと思います。
この部分を読んで、仮に全体の流れをイメージできなかったとしても、
「ずばり興味を引く何か」を押さえることで、あらすじだけで「読んでみよう」と思わせることは可能なのだと、
認識を改めた次第です。
いずれにせよ、やはり根本的に見直す必要がありそうだと、改めて思いました。
せっかく細かく考えていただいたので、背景設定を一応説明させていただきます。
> 朝の来ない町。
おっしゃる通り、文字どおり朝日の昇らない町です。ずっと夜です。
> 生者と亡霊が静かに暮らす場所。
これはもう、何も伝えられていなかったと思います。
朝が来ないのと関連して、「死んだ人間がこの世に留まっていられる」特殊な空間というイメージです。
亡霊はただ死んでいるというだけで悪いものでも何でもないので、人間たちと一緒に暮らしています。
ときどき、当人たちですら生者と亡霊の区別を忘れるぐらいに、平和的に共存しています。少なくとも、表面上は。
> 悪霊退治に奔走する娘リンナは、
悪霊は、特殊な条件下で亡霊が自我を失ったもので、生者を襲います。
悪霊に食われた生者は亡霊になることもできず、存在ごと消滅します。
そんな危険を犯してまで生者たちが「朝の来ない町」にとどまり続けているのは、
死んでしまった人たちと会話を交わし、共に暮らすことができる唯一の場所だからです。
> 少女時代のトラウマの元凶である強大な悪霊と対峙する
ここの部分はNo.8で書いたとおりです。たぶん、根底から変更すると思います。
改めて、お時間を割いていただき、感謝いたします。
ぜひ作品に生かさせていただきます。
カテゴリー : ストーリー スレッド: あらすじを聞いてどう感じたか、率直な意見を聞かせて欲しいです。
この書き込みに返信する >>