小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

柊木なおさんの返信一覧。得点の低い順1ページ目

元記事:作中に『メモ』が挟まれる展開。アリか、ナシか。

 お世話になっております。大野です。

 今月半ばくらいまで魔法探偵モノのラノベを書いていて、今その推敲中なんですが……。
 『設定を複雑化しすぎて、解説に尺を取りすぎている』『読者が知らない情報が多いまま作品が展開するから、読者が推理・騙される余地が少ない』という問題に行きつきました。まあ、作る前からこうなる気はしていたんですが。

 という訳で、設定を削ったり、ギミックを減らしたり、あらかじめ解説を入れる事で『読者が知っている情報』を増やしたりしようと思ってます。

 その一環として、『主人公が助手ポジにいるヒロインに「用語集」みたいなものを渡し、シーンの変わり目などでヒロインが用語集を読んで自分の中で設定を補完する』みたいな書き方をしたいのです。
 知ってる人にとっては「犬とハサミは使いよう」における「夏野霧姫の用語帳」をやりたい、と言った方が分かりやすいでしょうか。
 また、『主人公が書いた』という設定も併せて、チョイチョイ小ネタを挟もうかとも考えています。 

 書き方として言うと「基本一人称の文章」で進む作中のシーンの切れ目で記号などを使って区別して
『 〇◆◆〇
 用語集
 オカルト:物語や伝承の中に存在する生き物や超常現象は、実は概ねすべて存在する。じゃあなぜ一般に知られていないのかと言えば、総数が少ない事と、ヤの付く自由業の如くある程度の口封じが行われているからである
 梅干しの蜂蜜漬け:ご飯にはぶっちゃけ合わないと思うが、夏場のお茶菓子としては最高。特に麦茶が合う
 三丁目の神社:秋や夏はお祭りなどで賑わう神社。あまり知られていないが、ここの神主はれっきとした陰陽師である。……神道と陰陽道は微妙に違うものなのだが、神仏混交の影響だろうか』

 みたいな感じ。
 『何も知らないヒロイン』って言うのも大事なんですが、『ヒロインが質問する→主人公が応える』っていうワンパターンもどうかと思うので、『主人公にもらった用語集を読んだヒロインが己ずから察する』みたいなシーンを入れたいと思った次第。

 我ながら面倒オタなのは承知していますが、『妥協できない設定』が結構多く、『間に挟まる設定を抜くと、辻褄が合わない』ようなギミックも多いため、何とか解説シーンを省く手段を模索しております。

 用語集の良しあしと、『設定解説を減らす方法』この二つについて、皆さんのご意見を伺いたいです。

上記の回答(作中に『メモ』が挟まれる展開。アリか、ナシか。の返信)

投稿者 柊木なお : 0 投稿日時:

お世話になっております。
先日は作品を読ませていただきありがとうございました。

「犬とハサミは使いよう」は何となくタイトルを聞いたことがあるぐらいなのですが、ご相談の内容を読んだ感じだと、単にメモの形で設定を提示するというよりは、主人公がヒロインに課題を与えるみたいな展開が新たに加わる感じでしょうか。
個人的には作品の雰囲気にも合っていて上手いなと思いました。
キャラクターの補完にもなりそうですし、ヒロインの活躍の幅も広がって、ストーリー自体に動きが出そうな予感がします。

一般的な話として検討すると、説明で飽きてしまう一番の要因は「長さ」な気もします。この点に関していえば、情報を小出しにして、複数の場面に散らすのがシンプルな解決になりそうです。
たとえば、場所や小物を描写する際にちょっとした説明を付け加えるのは、広義のファンタジーやSFでは常套手段だと思います。もちろんやりすぎれば気が散る要因になることに変わりはありませんが。

根本的な解決としては先の回答者様がおっしゃる通り、いかにしてストーリーの中に織り込んでいくかだと思いますが、これはなかなか難しいですよね。とくにミステリーだと事件が主役みたいなところがあるので、プロットが固まった後から「必要な情報をどう伝えるか」を考えるのはなおさら大変だと思います。
(私もついこの間までファンタジー設定のミステリーに取り組んでいたのですが、けっきょく説明に手一杯で無味無感想なプロットになってしまい、初稿で挫折しました。そもそもオチを決めずに書き始めるほうが好きな人間なので、思考的に向いていないのかもしれません)

ちょっと投げやりかもしれませんが、説明の仕方について考えるのはほどほどにして、とにかくキャラクターを前面に出すというのも方向性としてはありかなという気がします。単純な話、キャラクターの魅力が増せば増すほど、話している内容にも興味を持ってもらえると思うので。

だいたいそんな感じでしょうか。
まとまりがなくて申し訳ありませんが、少しでも参考になれば幸いです。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 作中に『メモ』が挟まれる展開。アリか、ナシか。

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元記事:あらすじの相談の返信

いんじゃない?

とりあえず個々の夢を軛(くびき)で繋いで編まれた大地【レーヴ】への説明が分かりやすく書かれつつロマンがあるし、漠然と素敵そうで軛(くびき)という拘束具を示す言葉でもってディストピア感も暗示している。

スト―リー自体はSF要素あり―のロード・ムービーっぽくなりそう。
難を言うと映像依存型っぽいので、文字起こしが大変そう。ガンバ。

あと投稿なんかの折に、変態毒者がついてSFマウント取ってきたり俺のアイデアを盗用したな死ね!!が出そうだから自衛しよう

上記の回答(あらすじの相談の返信の返信)

スレ主 柊木なお : 0 投稿日時:

読むせん様

お世話になっております。
シリーズとしては、理想郷としての仮想世界をめぐる物語だと思っています。
なのでおっしゃる通り、裏を返せばある種のディストピアものではあるのですが、開幕ということもあるので、第一部に関しては明るさと賑やかさを意識して、一癖も二癖もある登場人物のかけ合いと、仮想現実ならではのアクションを中心としたコミック調で書いてみようかなと。
映像依存型というのもその通りで、優先度の高い課題として心に留めたいと思います。
それこそ『インセプション』のスケール感を文字で表現しろなんて言われたら頭を抱えるしかないですが、一方で「文字でしか表せない映像」もあると思うので、なんとか良い切り口を探してみます。
ご忠告もありがとうございました。
ネタ出しがひと段落したら、早速書き始めようと思います。

カテゴリー : ストーリー スレッド: あらすじの相談

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元記事:あらすじの相談の返信

 大野です。
 ええと、この返信は例の長編を読ませてもらってから書いているんですが……。
 
 取り合えず、現時点で風呂敷を広げすぎ。というより、『それ本編に関係あるかな?』っていう設定が多いように見えます。
 恐らくこのまま作ると、設定説明と世界観を受け入れるためのショートストーリーで尺が埋まってしまい、『結局本筋何だったんだ!?』となりそうなので……。
 
 不躾ながら、設定に少しメスを入れさせていただきます。
 また、一部の用語を俺が整理しやすいように少し変えます。()で元の言葉を書いておきますね。
 えい!

 重要そうな設定。
・VRゲーム<レーヴ>は従来のゲームとは全く異なり、『脳の眠っている機能』(無意識)を機械とつないで一種のインターネットとするシステムである。
・人間の脳を一種の情報端末として利用しようとする試みは、その扱いやすさ・自由度・そして応用性から瞬く間に人気となった。
・しかし、一部の物が逸った結果流通した未完成のシステムには、まだまだ未知のバグや、犯罪に使いうるだけの問題点が残されていた……。

 一部あらすじ・重要設定
・主人公クラウは、かつて政府から追放されたアングラ界隈(裏家業)の技術屋である。
・システムの未完成さにより、政府やレーヴ運営より、一部アングラ界隈の技術者たちの方が一部の事には詳しかった。
・クラウは所謂『表のルートでは流せない物品・データ』を扱う『運び屋』である。
・クラウには相棒が居る。名前はエル。いつもクロネコのフルフェイス(アバター)を被っている得体のしれない少女だ。だが、その隠蔽技術だけは信用できた。
・クラウが今回受けた依頼は『アリス』という名前の少女を明日の昼(二十四時間以内)に大陸の反対側まで運ぶこと。
・一度は断ったものの、なぜか自分の正体に詳しいアリス(依頼人の男)から、再び技術者としてレーヴの運営サイドに戻る道を提示される。
・だが、アリスには大きな秘密があった……

 と、まとめてみました。

 まず『大事な物』だけ書きます。
・クラウ、アリス、エル。
・基本的に、この物語はこの三人を中心にして動いていく。
・クラウが元運営サイドの技術者で、追放された過去がある事(トラウマ要素)
・エルが正体不明の少女であり、同時に仕事にプライドを持っている事(ミステリ要素)
・アリスが『レーヴ』に関わる重要な存在であり、かつ個人の人格を持っている事(交流要素)
・アリスが物語開始時点で何を知っているか。(もし、自爆テロ的なことをさせられそうになっている場合など、性格設定を変えた方が良いと思う)

 さて、既に俺が設定まとめを書いた時点で何となくお察しでしょうが、ちょっとだけ設定のイメージをいじりました。

 まず、依頼人が登場する必要は無いと思います。アリス自身を依頼人にして、『アリスに命令した誰かが居る』『その誰かはクラウの過去を知っている』とした方がサイバーミステリとしてカッコいい。
 それから、個人的な趣味ですが『アリスは自身の<発動>後、自分が消滅することを知っている』という設定にした方が良いと思う。その上で
 A:どうせ死ぬのだからワガママに振舞っている
 B:キャラ変して無機物系キャラに。この場合、エルを『悪戯っ気のあるお姉さん(正体不明)』とかにしても良いかも

 あと、レーヴの細かい仕組みに関する設定はバッサリ省きましょう。ぶっちゃけ、多分読者はそこまで興味ないです、その情報。
 俺が描いた程度の『人間の脳の使ってない部分を使ってるらしい』『脳に直接つながるからめっちゃ便利』『ただ、未知の技術だから科学者たちが警鐘鳴らしてる』『でも便利だからどーでもいいや』くらいで。

 反面、アリス自身が『自分がこれからする事』をどう考えているかとか、エルの正体とその過去、クラウが政府から追われた理由。辺りは細かく詰めた方が良いと思う。

 個人的には、アリスの背後にいる人間とエルがつながって居たり、『人間の無意識』を乗っ取るタイプの犯罪が出来たりすると面白いなぁ。

 オススメ参考資料としては、NHKのアニメ『電脳コイル』を上げておきます。小説版もあるで。

 最後に大事なことを一つ。
 物語って言うのは『人間の話』です。俺自身も中々上手に出来ませんが、『設定』よりも『キャラクターの過去や心情』を詰めてあげてください。

上記の回答(あらすじの相談の返信の返信)

スレ主 柊木なお : 0 投稿日時:

大野知人様

返信ありがとうございます。
わかりやすく整理していただき、また新たな視点をいただけて、大変助かります。

今回は、前作とはまったく別の文体にしようと考えています。
なにも大野様に阿っているわけではなく、先に他の方に返信させていただいたように「キャラクターの掛け合いとアクション」を中心にしたストーリーなので、文章もそれに見合ったものにするつもりです。
設定語りも歴史語りもしません。徹頭徹尾、読んでもらう人にあくびをさせないような「状況」だけで書き切ろうと思います。

アリスに関するアイデアにはなるほどと思いました。
遠慮なく使わせていただきます。

キャラクターの過去や心情、了解しました。
丁寧に詰めてから書き始めようと思います。

カテゴリー : ストーリー スレッド: あらすじの相談

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元記事:あらすじの相談の返信

いくつか疑問に思ったことを書きます。ただし、批判的な疑問ではなく、単純に「このあたりについては、どうお考えなのかな?」と思ったことという意味です。

1)レーヴという仮想空間の建て付けについて。

例えばSAOの仮想空間は、ソーシャルゲームの進化形として作られていましたよね。設計者により逸脱した目的に変質させられてしまったものの、システムの構造はあくまでゲームで、ユーザーはヘッドギアみたいなデバイスを装着して仮想空間を疑似体験する仕組みでした。ユーザーの肉体は現実世界にあり、例えば仮想空間内で「食事」を疑似体験することはできるけれど、それによって現実側の肉体の空腹が満たされるわけではありません。なので、通常の状態ならばユーザーは適当にログアウトし、現実世界で普通に食事します。
ところがSAOのストーリー(第1話)では設計者によりユーザーが長期間ログアウト不可能になってしまったため、現実側の体が放置されたら餓死してしまうことになります。そこで、やむなく病床で救命措置を施されていたと思います。

スレ主様の構想では、レーヴにダイブしたユーザーはどのような状態に置かれるのでしょうか?

2)仮想空間の「世界観」

フィクションに理屈を求めるのは野暮なのは承知の上で、無意識をネットワークで繋ぐことによって形成される「世界」というのがどんなものなのか、いまいちイメージしにくいです。現代なり、中世ヨーロッパなり(その他)を模したような世界なのか、もっと抽象的な感じの空間なのか? 設定説明を読むと、「砂漠の街」「荒野」「大陸」というような言葉が散見されますから少なくとも抽象的世界ではなく、何らかの現実世界を模した空と大地と自然環境、人々の営みなどがあるのだと思われます。しかし、人間の無意識をつないだだけでそういうヴィジョンが形成されるとは思えず、それにはシステム開発者による世界観設定に基づくプログラミングが不可欠なんじゃないかと。要するに開発者が「中世ヨーロッパ風(または、それ以外の舞台設定)にしよう」と考えて作らないと、そういうものにならないと思うんですよ。
そもそも人間の無意識が空間的なイメージを形成するものなのかどうかからして若干疑問を感じなくもないです。しかし、そこは物語の基本設定としてそういうものなのだとしても(夢は空間的イメージとして表象されることが多いですからね)、人によって中世ヨーロッパ風(ナーロッパ)が好きだったり、元禄時代の日本風が好きだったり、三国志っぽいのが好きだったりすると思うので、開発者の作為が介在しない場合、そういうのが混ざり合った感じになるのか、それとも?
という疑問です。

まあ、フィクションなのだからもっと感覚的に、無意識というのは夢に近いもので、夢を繋ぐことによってこんな感じな「第二の世界」ができる、という感じでも良いとは思いますが。しかし、それだと単なる「異世界」と変わらなくなってしまうので、SFっぽさをまとわせたいなら(文面からはそういう意図のように感じます)、それらしくギミックを工夫する配慮はあった方が良いのではないかと。

参考として、ちょっと面白いのは『オーバーロード』です。
あの世界は冒頭はフルダイブ型のソーシャルゲームということになっているのですが、開始早々すぐに「転移」が発生し、ゲーム世界なのか「ゲーム世界に酷似した本当の異世界」なのか判然としなくなります。アルベドなどのNPC達もプログラムされた存在ではなく意思を持ったキャラクターに変化したように描写されていて、どうも本当の異世界に近いようなイメージです。しかし一方、主人公は自分以外にも世界のどこかにプレイヤーがいるのではないかと考えて探しているし、彼の超チート能力は「課金アイテムにボーナスを注ぎ込んだことがあるから」などと説明されていたりもします。VRなのか真性異世界なのかはっきりさせないことによって表現の自由度を高めているのが興味深いですが、スレ主様の設定を拝見する限りでは、もう少しSFっぽい感じにしたいのかなと思えましたので。(ウィリアム・ギブスンなんてガチガチのサイバー・パンク系SF作家ですしね)

上記の回答(あらすじの相談の返信の返信)

スレ主 柊木なお : 0 投稿日時:

あまくさ様

お世話になっております。
ご回答ありがとうございます。

1)
現実世界とのリンクの仕方について、それ次第でシリーズ全体の意味合いもストーリーも全く別物になるので、ちょっと悩み中です。
とりあえず無難に、レーヴにいるあいだは本体は意識を失っている、という線で考えてはいます。
単純に「既存のコンピュータよりも人間の脳のほうがスペックが高いから、そちらを利用した方がより自由度や精度の高い仮想空間を作れるのだ」ぐらいの説明で、そこで無理をして差別化を図らなくても良いかなと。
設定的には、本体は現実の方で平常運転していて、レーヴでの思考や行動は「無意識の内に」並列処理されている、というのも面白そうではあるのですが、いろいろ説明することが増えますし、ストーリーも場面の構成も複雑化して、難易度が一気に跳ね上がりそうです。といっても、失敗したらゴミ箱に突っ込めばいいだけなので、挑戦してみても良いのですが。

2)
仮想空間の世界観について、こちらはもう少し固まっていて、レーヴはVRゲームのようなコンテンツというよりは、一種のプラットフォームとして考えています。クラウド的なものに近いかもしれません。自分の脳内で展開する領域については、各々がある程度自由に仮想空間を設計(プログラミング)できて、共通する基盤や仮想空間の雛形、他人の領域に出入りするための扉や通路を運営が管理している、みたいな。
なのでここでいう仮想空間というのは、人々が無意識のうちに形成したイメージ(夢)ではなく、あくまで人間の脳をコンピュータとして利用し、計画的に作り上げた仮想現実です。
開発者のコンセプトが「第二の世界」なので、多くの人はデフォルトの雛形を組み合わせた現実と変わらない質感の仮想空間を利用していますが、中には自分で一から設計した、混乱した夢のような抽象的な空間に住んでいる変人もいます。
レーヴにおける街というのは、多くの人々が自分の脳のリソースを任意で持ち寄って、共同設計の元に大きめの仮想空間を作り、扉や通路を介さずにコミュニケーションを取るための手段という感じです。

……というのを、作中では説明的にならないように、自然な絵として書けたら良いかなと。
SF的なガジェットや雰囲気はもちろん好きなのですが、実を言うと設定自体にそこまでこだわりはないです。
むしろ「細かいことはよく分かんないけど、キャラクターもアクションも楽しいからまあいいか」と思ってもらえるように努力する所存です。

カテゴリー : ストーリー スレッド: あらすじの相談

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元記事:あらすじの相談の返信の返信の返信

>とりあえず無難に、レーヴにいるあいだは本体は意識を失っている、という線で考えてはいます。

こちら側ではレーヴにログインする装置のようなものを装着して、ベッドに横になっている感じでしょうか?

>本体は現実の方で平常運転していて、レーヴでの思考や行動は「無意識の内に」並列処理されている、

その場合は、一つの意識で別々の行動をしていることになりますか? それとも、二つの意識がダブっている感じなのでしょうか?

>レーヴにおける街というのは、多くの人々が自分の脳のリソースを任意で持ち寄って、共同設計の元に大きめの仮想空間を作り、扉や通路を介さずにコミュニケーションを取るための手段という感じです。

例えば仮想世界で二人が1軒の家を見る場合、それは同じ形の家に見えるのでしょうか?

1)同じ家に見える場合。
その家は洋風ですか? 和風ですか? 現代的ですか? 古い時代のものですか? 同じ家に見えるということは、一つの固定した絵柄がなければいけませんよね? その固定化はどのようにして決まるのでしょうか?

2)同じ家に見えない場合。
家の様式は異なるけれど、間取りは一致しているのでしょうか? 様式も間取りも一致しない場合、複数のユーザーがその空間を共有することは不可能ではないかと思うのですが。

何が言いたいかお分かりでしょうか?
最初の説明に、大陸の反対側に移動するという記述が有りましたよね。粗筋なら「移動」でよいですが、小説に落とし込むには移動手段の描写が必要なんじゃないかと思うんですよ。そうなると、徒歩で移動するのか、走って移動するのか、飛ぶのか、乗り物を使うのか、ワープするのか。それを決めないと文章が書けない気がします。仮に乗り物を使うとしたら、それは汽車なのか、馬車なのかということです。
設定にこだわれという話をしているのではなく、そういうことを決めないと地の文がまったく書けないんじゃないかと。そこをどう考えているのかが気になります。

>仮想空間の世界観について、こちらはもう少し固まっていて、レーヴはVRゲームのようなコンテンツというよりは、一種のプラットフォームとして考えています。クラウド的なものに近いかもしれません。

それは仮想空間の建て付けの話で、世界観というのとはちょっと違う気が。私の説明の方がまずいのかもしれませんが、作品の世界観ではなく、仮想空間内の世界観、つまり仮想空間にログインした人間が見る風景はどんなもので、その風景をデザインしたのは誰ですかということです。

>共通する基盤や仮想空間の雛形、

これがそれにあたるのかもしれませんが、上記の家の例えと同じで、あらかじめ具体的に決められ固定されたイメージがないと、複数のユーザーが共有することができないのではないかと思ってしまいます。
そのへん、どうなっているのでしょうか?

なんか、うるさいことを言うようですみません(汗
これじゃ、読むせんさんの言う「SFマウントを取ってくる変態毒者」そのものという気もしますが、上記の諸々は実際に作中に盛り込まなくても、作者は事前に固めておいた方がよいことかなと思えたもので。

上記の回答(あらすじの相談の返信の返信の返信の返信)

スレ主 柊木なお : 0 投稿日時:

読むせん様

むしろ現段階で質問攻めにしてもらえるのはとても助かります。
並列処理パターンについては正直詳しいことは考えていませんが、幸いそれ以外の質問には答えられそうです。

>こちら側ではレーヴにログインする装置のようなものを装着して、ベッドに横になっている感じでしょうか?
おっしゃるとおりです。ここのディテールは何でもいいかなと思っています。ヘッドセットを装着するのでも、ボックスに入るのでも、集団催眠のようなものでも。実際に書き始めてから、雰囲気にあったものを選ぶつもりです。

>例えば仮想世界で二人が1軒の家を見る場合、それは同じ形の家に見えるのでしょうか?
>仮想空間にログインした人間が見る風景はどんなもので、その風景をデザインしたのは誰ですかということです。
>上記の家の例えと同じで、あらかじめ具体的に決められ固定されたイメージがないと、複数のユーザーが共有することができないのではないかと思ってしまいます。
無意識だの夢だのというワードで誤解を招いたようで申し訳ありませんが、要はめちゃくちゃリアルな体感型のマインクラフトのようなものです。素材となるブロック(イメージの最小単位)は運営から提供されていて、いったん完成した建築物は誰がどこからどう見ようが同じものです。

>最初の説明に、大陸の反対側に移動するという記述が有りましたよね。粗筋なら「移動」でよいですが、小説に落とし込むには移動手段の描写が必要なんじゃないかと思うんですよ。
むしろそこが一番書きたいところかもしれません。砂嵐の吹き荒れる荒野を横断する馬鹿でかい戦車と、その中で仲良く喧嘩する三人、みたいな。ヴィジュアルはただの趣味ですが。
そもそも仮想空間上を移動するのに、何で乗り物や時間が必要なのかについては、ちょうど書きかけの文章があるので貼ってみます。
主人公たちが、移動手段をどうするか話し合っているシーンの抜粋です。

「言うまでもないが、地図上で設定された距離が遠けりゃ、それに見合った乗り物と時間が必要になる」
「なんで?」
「てめえはなぜなぜ期の赤ん坊か?」
クラウが睨む。アリスは首を傾げる。
ため息をついて、
「いいか、レーヴのコンセプトは第二の現実だ。歩くたびに目の前をプログレスバーがチラついたりしたら、目障りだろうが」
「つまり、データの転送速度っていうシステム上の都合を、物理学と身体感覚に翻訳してるってわけ。そっちのほうがより自然に理解できるから。とくに私たちほど詳しくない、一般人にとってはね」
エルが横から口を挟む。
アリスがうなずく。
「わかりやすい。この子に教えてもらっていい?」
「好きにしろ」
クラウは座席に身を投げ出す。腕組みをして、後は知らぬ存ぜぬで目を閉じる。
エルはこっそり笑いを噛み殺す。

だいたいそんな感じです。
質問への回答になっていますでしょうか?
まだ疑問に感じる点があれば、ぜひもう少しお付き合い願えると幸いです。

カテゴリー : ストーリー スレッド: あらすじの相談

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元記事:哲学書は小説の参考文献になりますか?

初めまして。ゆりと申します。
類似権や翻案権、剽窃など、ネットでできる限り調べてはみたのですが、自分ひとりではどうも判断ができず、こちらでみなさまのお力をお借りできたらと思い、質問させて頂く次第です。
私が執筆している小説の主人公は、無神論者です。無神論者のイメージを掴みたく、「神は死んでいる」で有名なニーチェ論の書籍をいくつか読みました。ニーチェについて、私の解釈では、「神はもとから存在していない。神は人間が作り出した存在である。神がいないと言うことはすなわち、人間は死後、天国に行くことも、地獄に行くこともない。死後は虚無である。」と言うことでした。私は、主人公に上記の思想を持たせたいのですが、著作権で保護されるものの中に「思想」があります。ニーチェの哲学思想を持つ主人公を書くことは、ニーチェの思想に対する著作権を侵害してしまうのでしょうか。
また、ニーチェ論の書籍をいくつか読みましたが、それぞれの著者の解釈の仕方により、例え「ニーチェ論」と言う同じテーマを扱っていたとしても、論文の内容に微妙な差異が出るのではないかと思っています。私は特に内容のわかりやすい方の書籍に偏って読んだので、その方の著作を参考に小説を執筆した際、ニーチェ論の中でも特にその著者の論ずる「ニーチェの思想」の著作を侵害しているのではないかと心配でなりません。
ものを書く以上、誰かが懸命に紡いだ言葉を奪う行為は絶対にしたくありません。みなさまのご意見をお聞かせ下さい。宜しくお願い申し上げます。
ゆり

上記の回答(哲学書は小説の参考文献になりますか?の返信)

投稿者 あまくさ : 0

せっかくなので、ニーチェについての私見を少し。

>「神はもとから存在していない。神は人間が作り出した存在である。神がいないと言うことはすなわち、人間は死後、天国に行くことも、地獄に行くこともない。死後は虚無である。」

……というのがニーチェの思想なのかどうか、少し疑問です。これですと、ただの無神論ですよね?
ニーチェの生きた時代ならともかく、21世紀の現在、無神論は別に特異な思想ではありません。むしろ常識に近いでしょう。

まあ。
19世紀に無神論を考えたニーチェに先進性があると擁護する人が居るかもしれませんが、その考え方だと逆に言えばニーチェの哲学は21世紀には通用しない過去の遺物ということになってしまいます。

でも、そうなのかなと。

ニーチェの問題意識は、神が実在するかどうかなんて底の浅いことではないと思うんですよ。
それよりも一歩進んで、神を否定した先の地平を彼は考えています。もし神が居なければ、人間は「規範」を喪失してしまうのではないか。それをニーチェは問題視したのではないかと思います。すなわちニヒリズム(虚無主義)です。
これは21世紀であっても先鋭的な問いかけを我々に突き付けてくるのではないでしょうか?

つまりですね。
神を信じない21世紀の人間でも、たいていは人を殺すことは悪だと考えていると思います。
しかし、そんなこと誰が決めたの? という話です。
自然状態であらかじめ定められた絶対的な善悪なんて、本当に存在するの? ということ。

これは、ドストエフスキーの問題意識でもあります。
『罪と罰』の主人公は、人殺しは絶対悪ではないと考えたんですね。

神はいない。神はいないという前提で突き詰めて思索すれば、人殺しが悪である根源的な理由を発見することはできない。
よって人殺しは悪ではないと結論づけた主人公は、金貸しの老婆を殺害します。ところが殺人を実行した主人公は、その後徐々に自分がやってしまった行為の重圧に押しつぶされてしまうんです。

神にしろ道徳にしろ、外から与えられた「規範」にすぎません。しかしそれを捨て去った人間は、自分自身の意思と責任によって生きる道を模索しなければならなくなります。
「それってけっこうしんどいよね」というのが、ニーチェの思想なのだと思います。

カテゴリー : 著作権・オリジナリティ スレッド: 哲学書は小説の参考文献になりますか?

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投稿日時:

元記事:新人賞における視点移動について

まだ新人賞に応募し始めたばかりの新人です。
視点移動についてこちらのサイトでも、新人賞ではすべきではないとあります。
私の好きな小説の中にはとても上手に視点移動を活かしている作品(古いですがカスタムチャイルド、塩の街など)もありますが、これらはデビュー後に、ある程度実力を持ってやるから許されるということなのでしょうか。

今考えているお話がダメ男と真面目な女の子の話で、女の子との出会いで男が真面目に戦うという話(簡単に言えば銀魂のような)ものなのですが、冒頭シーンを女の子視点でいかに男がダメ人間かを書き、その後は男視点にして女の子との触れ合いでの心情の変化を書きたいと思っています。
ですが新人賞に送る段階では、男視点に統一して、冒頭も男視点にするべきでしょうか。
自覚しているダメ人間はダメ人間ではない(少なくとも改善の余地があると読者に捉えられる)と思うので、冒頭段階では救いようのないダメ人間を強く押したいのです。そのためには女の子視点のほうが印象強い気がして、視点統一すべきか悩んでいます。
ご意見いただけると助かります。
よろしくお願い致します。

上記の回答(新人賞における視点移動についての返信)

投稿者 読むせん : 0

男らしく、両方で書いてみては?①視点変更タイプと②視点統一タイプを。

いざ書いてみて「読みやすい」他に「書きやすい」とかの差があるかも。
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あと・・・・男女視点で、個人的に苦手なのが【無自覚にムチャな異性視点】(笑)

いやそんな細かいことや極端なこと女は(男は)考えねーよ無理無理!!ってやつ。

自分の中にある異性性(いせい・せい)を理想化したり、○○なのは当たり前!!とかムチャなレベル押し付けているな・・・ってのを見かけると虚ろな笑いがこみ上げてくる派。

そういうのが「むしろ好きっ!!」て人も多いし。ハーレムものは【それ】でできているから、「創作の中でくらいええやろが!?」ってのもわかるけど、ちゃんと異性性(いせい・せい)を書ける自信ある?

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 新人賞における視点移動について

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投稿日時:

元記事:どちらが「カメラ役」に相応しいか

キャビンやSCP財団に出てきたような超存在や異常な物品を取り扱う団体の話を考えており、どちらを主役にするといいか質問したいと思います。

主役候補Aが組織の監視・収容対象となっている少年、候補BはAとそれに深く関係する少女(以下ヒロイン)の監視を任された組織のエージェントです。
何故この二人なのかというと、基本的には組織が取り扱う物品一つ一つをフィーチャーしたエピソードを挟みつつ、大筋はAとヒロインによる所謂セカイ系じみた話に組織がてんやわんやし、最終的には覚醒・一体化し神のような存在に進化したAとヒロインに組織が立ち向かうという予定です。

セカイ系らしさを追求するのならA視点であるのですが、どうも組織側が「嫌なオトナ達」以上の書き方が出来なくなるという側面があります。
B視点ではある程度常識を持ち込み、組織に重点を置いて話を進められる一方、今度はAとヒロインがなんか暴走した痛々しいカップルとしか見えないのではないかという懸念があります。

いっそダブル主人公として両者の視点を行き来すれば話の全体像が見えるのではとも考えておりますが、読者の混乱を招くのではないかという心配があります。

この話は、どちらの視点がいいのでしょうか。

上記の回答(どちらが「カメラ役」に相応しいかの返信)

投稿者 サタン : 0

まったく無関係なCという可能性も提示してみる。
無関係ではないけども、例えばAの友人とかBの友人といった形で、彼らの物語とは直接的な関わりがないポジションで、構図としては「なんか凄いヤツを横から見てる一般人」という感じ。ホームズを見てるワトソン。
これの利点は、まったく関係ないから俯瞰で状況を見れるし、そして関係ないからこそ「本人には聞かせられない話」も聞く機会がある。例えば何らかの理由からエージェントBと会話してAの危険性やヒロインの重要度を知るとかね。
言ってしまえば、Cってキャラクターを用意してあるだけで、これは読者視点になる感じ。

AかBかで言うと、まあ、何が書きたいのかによると思うのだけど、割と個人的な妄想が入りつつ答えると、
A視点だと、おそらく事件(?)の中心人物になるからこのAが何をしたいのかAの行動が物語になると思う。A次第で世界がどうにかなっちゃうわけでしょう。するとじゃあAの目的って何さってなる。つまりAが目的達成しようとする話になると思う。
B視点だと、その「監視対象」のヤバさを客観的に伝えられるし、Aが神と一体化しないようにする話、つまりAを妨害する話になると思う。
このどっちが書きたいかって事じゃないかな。

個人的に書きやすそうなのはBかな。
Aを妨害する話になるから、Aかヒロインが何か行動を起こせばそれを防ごうと動くわけで、行動原理が明確だから話が作りやすい。動かしやすい。

カテゴリー : キャラクター スレッド: どちらが「カメラ役」に相応しいか

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