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元記事:中華風ファンタジーの「序破急」中、「破」「急」に関する質問

 現代日本で失われた鉄道風景を再現する中華風後宮ファンタジー『寿国演義』の新作を構想しているドラコンです。後述の関連スレッドに回答してくださった皆さんのおかげで、出だしの構想はほぼ固まりました。ですので、次はオチについて、質問させていだだきます。

 なお、プロットがもう少し煮詰まって、プロローグが書けたら、プロット掲示板・プロローグ掲示板に投稿してみたいと考えております。

●出だし
【序】「銀鈴、地下牢に入り、幽霊皇后と出会う」

 出だしは以下の通りです(キャラ・舞台の設定の詳細は後述)。

「主人公・張銀鈴(ちょうぎんれい)(皇后、14歳)は、牢番の訓練に必要な囚人役を「賭けすごろくで決めたら」と言い出した。言い出した銀鈴本人が負けてしまい、囚人役引き受けることとなり、3日間地下牢に入ることとなった。3日間、ほぼ食事抜きで、薄着、手枷・足枷つき、正座で真っ暗かつ寒い監房に閉じ込められ、半死半生の状態となる。訓練が終了する直前に、200年前に同じ監房で獄死した幽霊皇后(踊り子、冊封国の王女、側室の讒言で幽閉された)に出会い、とりつかれて、「踊りの後継者を古郷で探したいので手伝ってほしい」と頼まれる」

 出だしのストーリーは固まっていますが、舞台が舞台なので、グロくなっていませんか。15禁や18禁といった年齢制限がかかりませんか。

●出だし後の展開

 この先の展開は、以下のように考えています。

【破】「幽霊皇后、豪華列車で後継者候補を見付ける」(「破」は架空鉄道旅行記のつもりです。食堂車で食事したり、幽霊皇后が馬やラクダで数箇月掛かった距離を3日で移動して驚いたりする場面が主ですので、特に質問はありません)
 
 ・銀鈴、幽霊皇后と共に、列車で幽霊皇后の故郷「火昌(かしょう)」へ向かう。お守役の越忠元(えつちゅうげん)(男。22歳。最高裁長官兼法相)、同補佐役の晶芳雲(しょうほううん)(女。16歳。判事見習)と欧裁文(おうさいぶん)(男。15歳。判事見習)も同行。

 ・踊りの後継者候補(少女。詳細後述)が、途中駅で銀鈴たちが乗った列車に乗り込んでくる。幽霊皇后が、後継者候補が長時間停車中のホームで踊っているところ見る。後継者候補は、カルト教団「福地寺(ふくちじ)」の信者で、福地寺総本山から居住地の火昌への帰り。

 ・火昌駅内の公衆浴場で後継者候補と接触を試みる。

【急】「幽霊皇后、候補者を正式に後継者に定める」
 
・銀鈴と幽霊皇后、忠元らに無断で福地寺の西砂州(せいさしゅう)(中国新疆ウイグル自治区を想定)本山(会社なら支社)へ調べに向かい、事件に巻き込まれて、逮捕される。

 問題はここです。単に候補者に「後継者になってほしい」と頼むのでは面白くありません。後継者候補ともども、事件に巻き込まれてもらいたいです。冤罪事件に巻き込まれてもいいのですが、忠元らの内偵捜査の邪魔になるのと、銀鈴と幽霊皇后を危ない目に遭わせたくないとの理由で、忠元によって半ば強引なこじつけで、後継者候補とともに逮捕される展開を考えています。

 銀鈴と幽霊皇后が巻き込まれる(引き起こす)事件というのが、浮かびません。

 強引なこじつけで忠元が銀鈴・幽霊皇后・後継者候補逮捕した場合の展開は以下の通りです。

 ・芳雲・裁文、銀鈴を「わざと」高圧的に取り調べて説教(冤罪だとこの展開は不自然?)。

 ・芳雲、監視役兼世話役として銀鈴たちと獄中生活。
 
 ・銀鈴、芳雲に手引きさせ牢から抜け出して、後継者候補の母や兄弟姉妹を救出(脱会させる)。これをきっかけに、福地寺州本山を家宅捜索。勢力を少しは削ぐ。

 ・幽霊皇后、候補者を正式に後継者に定める。後継者の指導と、銀鈴を気に入ったことを理由に現世にとどまる。

●キャラ設定

 ・直接登場するキャラ
 
 ・張銀鈴
 主人公。女。14歳。庶民出の皇后。

 ・幽霊皇后
 女。外見年齢25、6歳。
 冊封国・火昌王国の王女で、踊り子。隣国・胡(遊牧騎馬民族の国。イラン+旧ソ連中央アジア諸国を想定)との軍事的緊張が高まったので、寿国からの保護を求めるための政略結婚。寿国後宮への入内は前々から計画されていたが、胡との関係緊張で、急遽皇后として迎えられる。
 銀鈴の時代より、200年前の人物。
 皇后候補筆頭だった側室に、蛮族(幽霊皇后)に皇后位を奪わたと嫉妬され、その讒言(呪詛、不貞)で地下牢に幽閉。幽閉の5年後に死去(鴆毒入り肉まんが死因。表向きは食中毒死と発表)。幽閉は立后後1年以内。
 幽霊になってからは、結界が張られていなければ自由に壁をすり抜けられる、姿を自由に消したり現したりできる、空を飛べる(とりついた銀鈴の半径数キロ~十数キロ以内)。

 幽霊皇后には、極端に強い力を持たせているわけではありませんが、この力でも便利過ぎないでしょうか。特に、誰にでも姿を見せたり、消せたりしても良いのでしょうか。

・幽霊皇后の後継者候補
 18歳~12歳の少女。幽霊皇后の子孫。
 福地寺信者。本人は福地寺に懐疑的。兄弟姉妹ともども、福地寺に傾倒した母に強引に入信させられた。
 事実上、母と兄弟姉妹を人質に取られる形で、美貌と踊りの才能を見込まれ、広告塔にさせられた。

  家族関係の詳細はまだ未定です。年齢も、銀鈴と同い年以上にしようか、年下にしようかと迷っています。銀鈴は「妹的キャラ」なので、一番年下にしています。ですが、銀鈴にも「妹」が居てもいいかな、という気もします。ただ、年端もいかぬ女の子を牢に入れるのも、倫理的にどうか、との迷いもあります(それを言うと、銀鈴が14歳で皇后になっているのも問題ですが)。

 ・越忠元
 男。22歳。最高裁長官兼法相。後宮の女官教育機関「後宮太学」の教師でもある。
 皇帝とは幼馴染の学友で兄的存在(『暴れん坊将軍』の大岡越前みないな感じ?)。鉄道マニア。

 ・欧裁文
 男。15歳、ただし外見年齢12歳。判事見習。鉄道マニア。忠元とは、公(判事)・私(鉄道趣味)ともに師弟の関係。

 ・晶芳雲
 女16歳。判事見習。裁文とは幼馴染。

 ・直接出ないキャラ(主にセリフ中に登場)

  ・側室
 名前は未定。女版吉良上野介。位は貴妃。皇后候補筆頭(だった)。
 外交上の配慮とはいえ、蛮族(幽霊皇后)に皇后位を奪われ嫉妬。幽霊皇后を幽閉に追いやり、自然死を狙った。だが、牢番が幽霊皇后に同情的でかなり寛大に扱ったために、なかなか死なず、待ち切れずに肉まんに鴆毒を盛り、幽霊皇后を毒殺。
 初代皇帝の天下取りに貢献した「開国の元勲」の一族。初代皇帝のころは立派な一族だったが、代を経るにつれて劣化。一族全体が吉良上野介。とはいえ、初代皇帝が世話になった一族のため、皇帝や皇族といえども、手を出しづらい。
 性格はひどいが、美人。

  ・バカ皇帝
 名前は未定。女好き。「三国志」の董卓や袁術のような感じか?
 側室と組んで幽霊皇后の皇后位を剥奪しようとしたが、外交上の配慮で、宰相に阻まれた。
 側室ともども非業死。

 ・バカ皇帝の跡継ぎ
 名前は未定。バカ皇帝の従弟。名君。
 バカ皇帝の女好きに嫌気がさして、皇后以外とは関係を持たない。その後の皇帝もこれに倣う。
 このため、官界に女性の登用が進む。後宮も女性官吏独身者寮になる。

 ・最後の火昌国王(麹昇〈きくしょう〉)
 男。10歳で国王即位。母の摂政王太妃が火昌王国を寿国に併合。
 為政者としての素質なし。
 機械いじりが好きで工学を修める。火昌王家の伝統で地学・水理学を叩きこまれている。母とともに寿国の都・長洛へ留学、そこで鉄道を見て、鉄道に傾倒(砂漠の交易国として交通には敏感)。
 成長後、工学・砂漠の地学・水理学の造詣を見込まれ、絹街道本選建設担当の鉄道院火昌建設局技術特別顧問に就任。西砂州の鉄道発展に貢献。後に「砂漠の鉄道の父」と呼ばれる。
 その一方、芸術家としての素質もあり、詩人や画家でもある。

 ・麹昇の母
 100年前の寿国皇帝の娘(公主)。幼い頃より占いに才能があり、あだ名が「占い公主」。
 息子・麹昇の顔を見て、「幼くして国を継げば、民を苦しめ、国を亡ぼす。政治から遠ざかり、学問・芸術の道に進めば、民を幸福にする」と予言。
 夫が早死にしたため、摂政王太妃として、火昌王国を宗主国・寿国に併合。

 麹昇母子については、我田引水ならぬ「我田引鉄」で、強引に鉄道に絡めたのはご都合主義的ですかね。

 ●舞台設定

 ・寿国
 モデルは主として、唐代の中国(明~漢代も参考)。皇帝親政の帝国。

 ・火昌王国(かしょうおうこく)
 想定トルファン(砂漠のオアシス都市国家)。
 王家は豚肉、酒を食さず。ただし、交易品や寿人向けとしてぶどう酒の生産は盛ん。
 銀鈴の時代の100年前に、寿国に併合。併合後も、火昌王家は「国王」の称号を認められ、統治権こそないものの、銀鈴の時代まで存続している(日韓併合時の旧大韓帝国皇族の扱いを念頭)。
 幽霊皇后が、寿国皇后になったのがきっかけで、寿国皇室・火昌王室は相互に嫁ぎ合う関係になる(皇后になった例は幽霊皇后だけだが、皇帝の兄弟や従兄弟といった近親との婚姻は珍しくない)。相互の国民も、他国意識は薄く、親戚国との認識。
 
 火昌王国の併合もご都合主義的な感じがします。
 
 ・福地寺
 カルト教団。テロリスト予備軍(「三国志」の黄巾党?)として政府に警戒されている。
 開祖は何度受験しても、科挙(高等官登用試験)の一次試験にも受からなかった人物。
 入信条件は、教主の本を最低10冊読んで、感想文を提出すること。
 信者に教えを勉強させるため、教団内での地位をエサに、科挙紛いなことを実施。このため、科挙に落ちた知識層に受けている。
 後宮の女官にも興味を持つ者が出ている。
 格安洗脳研究会旅行も無認可で主催。
 各地で全財産を寄進した人から、返還を求める訴訟を起こされている。
 
 ・鉄道
 戦前~新幹線遺残の日本の鉄道を想定。
 国有国営(管轄は鉄道院)。
 電化はなく、蒸気機関車。
 首都・長洛(長洛)―火昌間は特急でも3日掛かる。

上記の回答(中華風ファンタジーの「序破急」中、「破」「急」に関する質問の返信)

投稿者 とある書籍化作家 : 5 人気回答! 投稿日時:

厳しいことを申し上げます。

最初の牢番役を決めるのも、半死半生なのもわけがわかりませんでした。
周囲は止めなかったんですか?
主人公よりもサブキャラの設定が多いのも普通はあり得ません。
プロなら、主人公こそ最も気を使います。

書きたい設定が先行しすぎて、読者が入り込める序盤とは思えません。
少なくても、私は無理でした。
プロットの書き方を勉強しましょう。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 中華風ファンタジーの「序破急」中、「破」「急」に関する質問

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元記事:応募規定の文字数と主人公の設定

初めまして。モアイと申します。
先週GA文庫大賞に応募しました。(00:00〆切後)
そして主人公(人ではない)は
植物として永く生きる『触手』と言う設定で
彼はとある屋敷に匿われて50年以上は生きています。
植物モンスターであり喋れますが、
その事を知っているのは前代の家督であった女傑的存在とその夫。
今では幼少の彼女に拾われ老衰し死ぬまでを共に生きた老齢の家政婦長だけであります。
理由は『無用な厄災を振り撒くだけ』と言うからです。
そしてその屋敷には3人の兄と4人の姉妹の7人兄弟がいます。
この作品のストーリーは「複数の派閥上層が利権を獲得する為に王都に厄災(魔族出現)を起こしパニックに乗じて潜らせた民兵で王都の政府を実際に乗っ取る」と言う感じです。

<ちょこっと世界観解説>
この世界には『モンスター』がおり、それを狩る為の『ギルド』があります。
ですが、そもそもの始まりは
『白き者』と呼ばれる妹と
『黒き者』と呼ばれる兄との兄弟喧嘩から始まりました。
最初は双方を羨んで
『引っ張る者』と『戒める者』を作り協力しましたが綻びが生じお互いの領分を侵害する形で生み出されたのが『魔族』と『勇者』です。
魔族には『黒い紋様』が
勇者には『白い紋様』が宿り喧嘩は妹の勝利に終わりました。
妹は隠れた兄を捜す為旅立つ前に世界の土地に『種』を『見定めて』植えました。
そして『陽の光』と『彼女の涙』のより養われた後に開花したのが『五色の花』でこれが魔法の始まりだとされています。
表すと『白・大地・雷・木・海・炎・黒』ですね。
つまり『ギルド』は『勇者』の後釜に作られた組織と言うのが本作の内容です。
上記に記した三つの出来事はそのまま『宗教的派閥』となって権力争いをし現在に至っており、
それは『ギルド』にまで触手が伸びています。
ちなみに黒は『魔導の道を歩む魔人』と忌み嫌われ白は『確約された神童』と崇められています。
<解説終わり>

『ゴブスレさん』のB=銀等級設定を拝借しまして大国が分裂し数十年亘り大戦争を繰り広げていましたが突如乱入してきた凄く強い『モンスターの群れ』により戦争は終結しました。
その時人類は「『魔族』が復活した!」と叫びギルドランクとして「Sランク(作中では特例隔離S種)」を設けそれは利権争いの引き金となりました。
(当然差別もあり白のプレートが『ダイヤモンド』であるのに対し黒のプレートは『黒曜石』です。)
その争いの舞台となるのが主人公の住む『王都』であり実際にはそれに成功してしまいます。

しかもその罪を知らず知らずの内に『主人公』が被せられてしまう事になります。
と言うのも主人公がいつの間にか暴走しており(家政婦が裏切りました)結果的に王都の被害を拡大させたのが主人公だからです。
その様相は正しく『逆さまの蜂の巣』で人間側に『魔族の復活』を再認識させました。
その主人公を倒したのは『勇者』として覚醒した末妹です。(覚醒しました)
そして主人公は奈落の底に堕とされますが、
命からがら縮小させた状態で生き延びました。
主人公は奴隷にさせない為に子供達を捜す旅に出る……と言うのが物語の流れです。(80ページで4万程度です)
ちなみに主人公と末妹(及び家族)
は一切喋ってません。
末妹(家族)は殺意MAX(好感度インフェルノ)の状態です。(作中で兄弟の両親が爆死してます)
……先の暗いこんな主人公及びストーリーはGA文庫さんに受け入れてもらえるでしょうか?
ゴブスレさんがいたのでどうかなと思ったのですが……。

上記の回答(応募規定の文字数と主人公の設定の返信)

投稿者 とある書籍化作家 : 2 投稿日時:

ダメでしょうね。
全くウリが伝わってきません。

ラノベの基本は「読者に感情を引き起こさせること」です。
ドキドキでもワクワクでも恐怖でもなんでもいいんです。

設定を語る人は、大抵つまらない。
なぜなら読者は設定に興味を持たないからです。
必要なのは感情! 体験させること!

それができていない時点で、落選は覚悟すべきです。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 応募規定の文字数と主人公の設定

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元記事:ラノベ恋愛不要論。ラノベに恋愛要素は必要ない?の返信の返信

書籍化作家さん、どうも返信ありがとうございます!

>デビュー済みの私からすれば、恋愛要素はシリーズを進めていくとほぼ必須になると認識しています。
>書けないよりは書けた方が明らかに良いからです。

確かに不要とまで言い切るのは、極論でした。
昔から、恋愛は物語を作る上で必須の要素であると言われていますし、その通りだと思います。

ただ、主人公が恋愛をしている物語は確実に減った印象があります。
オーバーロードの主人公は恋愛をしていません。アルベドから一方的にストーカーをされているだけで、これはルイズと相思相愛の関係を育んでいたゼロの使い魔とは、だいぶ違う感じがします。

最近流行の異世界奴隷ハーレムも、女の子を奴隷という従属関係に置いて接しているので、恋愛とは言い難い面があります。
オーバーロードも絶対支配者と配下という関係なので、これも対等な男女関係とは言えません。
パートナーとは、本来、同等な存在であるはずです。

この点から考えるに、読者の嗜好としては、恋愛ではなく、あくまで自分を承認してくれるヒロインが欲しいのだと思えます。

サブキャラ同士が恋愛する場合は、主人公が関わらないので、失恋に終わっても主人公イコール読者の自尊心は傷つきません。

オーバーロードは、サブキャラが自分よりはるかに強大な存在に立ち向かっていき、そこで敗北を経験して、精神的、能力的に成長する場面が多いです。
この構造は、漫画ワンパンマンでも同じで、なろう系の特徴の一つかと思えます。

これも主人公が同じことをやると、読者の自尊心が傷つくので、サブキャラにやらせて物語を形成しているのだと考えられます。

ラノベ新人賞の下読みさんが繰り返し言っていたのですが、物語には成長要素が不可欠であるそうです。
失恋や敗北は、これまでの自分を壊し、成長するための切っ掛けかと思います。

しかし、なろう系のチート主人公は最初から完成された無敵の存在であらねばならず、また失敗や挫折は、読者の自尊心を傷つけることになるリスキーな行為なので、サブキャラを通して成長物語を作っているのだと考えられます。

上記の回答(ラノベ恋愛不要論。ラノベに恋愛要素は必要ない?の返信の返信の返信)

投稿者 とある書籍化作家 : 2 投稿日時:

返信ありがとうございます、うっぴーさん。

その上で申し上げれば、まだ遠い!
オーバーロードをそこまで分析できているのなら、なぜなろう系が売れるのか、その源流がわかるはずです。

答えを率直に申し上げると、なろう系の原型は時代劇なんです。
水戸黄門がぴったりなろう系に当てはまる作品で、いわゆるなろう系は時代劇のシナリオ論をファンタジーに置き換えたものがほとんどです。

水戸黄門一行は印籠は言うに及ばず、殺陣でも手傷を負うことはありません。
絶対正義の体現者でもあり、仲間内の絆は非常に強固です。
そこが問題や変化の対象になることはほとんどないのです。

しかし、ドラマがある。それは否定できないでしょう?

そう、肝はサブキャラなんです。一話限りでも、ご老公一行に何一つ比肩しなくてもいいのです。
水戸黄門のような物語構造は、日本人であればある程度普遍的に受けてしまう。
だから、売れざるを得ないんです。

要・不要論はえてして知識がないと不毛な論議になりがちです。
恐らくうっぴーさんは、ワナビ代表としてラノベ恋愛不要論を押したいのでしょう。
しかし、実際のプロデビュー済みのなろう作者は、そういう論議にあまり頓着しません。

オーバーロードは異世界ファンタジーで、しかも主人公は人間じゃなくなってるんです。
現代日本の価値観を持ち出して槍玉にあげても、何の意味がありません。

異世界奴隷ハーレムも同様です。異世界で特別な力がある主人公だからこそ、許されるんです。
水戸黄門の印籠の効力が、江戸時代以外では無意味なように。

商業小説なら売れることが正義です。シリーズ累計ではゼロの使い魔をオーバーロードが超えています。
なろう系とひとくくりにするのではなく、彼らの知性と創作力を深く探ってください。
公募が取り落としてきたものが見えるはずです。

カテゴリー : 流行分析(なろう研究) スレッド: ラノベ恋愛不要論。ラノベに恋愛要素は必要ない?

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元記事:カクヨムとはどんな小説投稿サイト? 異世界転生チートハーレムばかりが上位に来ない?

角川が運営している小説投稿サイト、カクヨムが最近、小説家になろうの対抗馬として勢力を伸ばしています。
そこで質問なのですが、カクヨムとはどのような特色を持ったサイトでしょうか?

ランキン上位作品を調べると、小説家になろうの基本テンプレとされる異世界転生チートハーレムばかりが上位に来るわけではないようです。

異世界ファンタジーが主流ですが、なろうとは異なり、みなさん個性豊かで飽きないです。なろうだと、ブクマ3桁の作品がカクヨムだと上位に来ていたりします。
なぜかはよくわかりません。

いろいろ調べた結果、カクヨムの読者層は、30代が多いらしいです。
また、アンチなろう系の人が集まっており、異世界転生チートハーレムが上位に来ない傾向があると言われています。
また、おそらく、女性も、なろうに比べて多いのではないかと思います。
なろうの運営によると、利用者の男女比は男性の方が半分以上だそうです。

なろうの異世界奴隷ハーレム系小説では、ヒロインに「私はご主人様の奴隷にしていただいて幸せです!」などと言わせます。
読者の承認欲求を満たすという上では、優れた手法でしょうが、このような作品がトップに来ると、女性層は確実に嫌がるかと思われます。
このような、なろうテンプレを嫌がる層が、カクヨムの読者層であるように思えます。

こういったことから、カクヨムは、どちらかとうと従来型のラノベ路線で勝負している感じがしています。
従来型のラノベとは、中高生をメインターゲットにし、主人公の成長を描いた、ギリギリ健全と言える内容の物です。

なろう系のラノベは、20代以上の大人の男性をメインターゲットにしており、読者の興味を引くためにポルノに近くなってしまっていると感じます。
例えば、異世界奴隷ハーレムは、ジュブナイルポルノに近いもので、ジュブナイルポルノとの最大の違いは、本番行為がない。性欲ではなく、承認欲求の充足を最大の目的にしている、の2つであると考えています。

カクヨムで活動されている方、カクヨムとはどのような場所であるか、小説家になろうとの違いとは何か? 教えていただけないでしょうか?

よろしくお願いします。

上記の回答(カクヨムとはどんな小説投稿サイト? 異世界転生チートハーレムばかりが上位に来ない?の返信)

投稿者 とある書籍化作家 : 2 投稿日時:

小説家になろう、カクヨムの両サイトで活動しているデビュー済み作家の意見です。

小説家になる、デビューするのであればカクヨムは役に立たないというのがプロ作家のなかでは共通した意見だと思います。

というのも拾い上げが少なすぎる上、売上規模としてなろうほどの信頼性がないためです。
カクヨム出身の専業作家はおそらく、なろう出身の10分の1でしょう。また、カクヨム発のアニメ化作品もまだありません。

KADOKAWAもなろうからの拾い上げを止める気配はなく、ほぼ公募の投稿先としか運用してないはずです。

プロになりたいなら、なろうかアルファポリスに投稿する。これが常道です。

作家希望の方々、どうか惑わされないように。カクヨムで当ててもプロになるのは至難です。それなら、なろうかアルファポリスで当てる方がずっと有意義です。

カテゴリー : 流行分析(なろう研究) スレッド: カクヨムとはどんな小説投稿サイト? 異世界転生チートハーレムばかりが上位に来ない?

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元記事:主人公側のキャラクターやストーリーが思いつかない

異能力系の小説を構想中です。そこで、悪役キャラ等のアイデアは出てくるのですが、それに対立する肝心の主人公やその周辺人物がまったく思いつきません。思いついたとしても薄っぺらな感じがします…。
キャラは後にしてストーリーを考えようとするとそれもなんだか悪役を立たせるようなストーリーばかりになってしまいます。
主人公が決まらないとプロットや物語の大筋も決まらないので困っています。

上記の回答(主人公側のキャラクターやストーリーが思いつかないの返信)

投稿者 とある書籍化作家 : 2 投稿日時:

こんばんわ。

悪役を考えるのは楽しいし、多くの場合は主人公を作るよりも簡単です。
なぜなら悪は倫理的でなくていいし、正気である必要もないからです。
たとえばエイリアンのように、本能のおもむくままの悪役でも構わないのです。

ゆえにはっきり言いますが、主人公を作れないのは致命的です。
薄っぺらい気がするなら、それがなくなるまで考えましょう。
たとえばハンニバルやスターウォーズなど悪役が評価されてる作品は数多くあります。
そこから徹底的に主人公を学ぶしかありません。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 主人公側のキャラクターやストーリーが思いつかない

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元記事:マフィアものは今どきうけないか?

時折お邪魔しています。JJです。今はなろうで、異世界モノを書いてはみているのですが、流行って凄いのだなと小説の閲覧数を見て感じています。

私が書きたい作品は主にマフィアやギャングものです。
純文学もそうですが、マフィアやギャングものを投稿出来る様なサイトって少ないよな
と感じているのですが、どうお考えになられますか?

どこのサイトをみても、異世界一辺倒、時折恋愛ばかりで
もうマフィア、ギャングなどの抗争って受け入れられないのでしょうか?

(私はゴッド・ファーザー、アンタッチャブル、グッドフェローズなどが好きです)

上記の回答(マフィアものは今どきうけないか?の返信)

投稿者 サタン : 3 人気回答!

ラノベでマフィアものと言ったら、まあマフィアっぽい人たちがメインキャラなだけでマフィアものでもないけど、バッカーノがパッと思い浮かびます。
結構前の作品なんで、「デュラララ!!」の作者のデビュー作って言ったほうがわかりやすいだろうか。

電撃大賞受賞作品であるバッカーノの刊行は2003年なので、同年代で有名作品は「涼宮ハルヒの憂鬱」や「撲殺天使ドクロちゃん」といったタイトル。エブリデイ・マジックな日常や学園生活が主流でした。
それより前の時代を見ると「灼眼のシャナ」から始まるローファンタジー+ツンデレヒロインが流行り始めてる時期で、更に言うと「キノの旅」や「伝説の勇者の伝説」など、それまで流行ってたハイファンタジーの幕を下ろすタイトルが並んでいます。
ファンタジーはコレ以降、「ゼロの使い魔」や「狼と香辛料」など一部人気を得ますが、全体としては下火で俗に言う「魔王モノ」が登場する2010年頃まで流行は「涼宮ハルヒの憂鬱」を始めとする現代エブリデイ・マジックに流れていっていました。
翌年2004年に「とある魔術の禁書目録」が刊行されたこともあって、学園◯位などのフレーズがプロアマ問わず散見され始めた頃。要するに学園モノから学園バトルものへと移行していった頃で、そのあたりが主流でした。
バッカーノは、そんな流行の中での「禁酒法時代アメリカが舞台のギャング」という流行ガン無視の設定で電撃大賞を獲得しました。

流行がどうあれ、面白いものは面白いので気にする必要はないかと思います。
ただ、「中学高校生向けのライトノベル」でアンタッチャブルやゴッドファーザーをやっても面白くないのは明白なので、バッカーノのようにライトノベル用にアレンジする必要はあるでしょう。

それと、「気にする必要はない」とは書いたけど、おそらく気にしてるのはそこじゃないでしょう。
ようするに。
「異世界モノというだけ閲覧者が多い」という事実ですね。
面白くとも、「異世界モノではない」というだけで閲覧者は少ない。
これでしょう。気になってるのは。

私見ではありますが、バッカーノは面白いし納得の大賞作品だけど、たぶんWeb公開だったらあんま人気にならなかったんじゃないかと思う。
Webは流行りでわかりやすいエンタメの、単純に楽しめる王道などが好まれるので、バッカーノはそこには当てはまりません。
では何故そんな作品が電撃大賞を得たのかというと、新人賞ってのはWebにあるような「普通に流行ってるもの」はいらないんですよ。
本屋に並ぶくらい面白い作品は、既に本屋に置いてあるので。
逆に、流行にとらわれず、流行の中でも勝負できるような作品が欲しい。
そこにバッカーノはピタリとハマったわけですね。

なので、私の結論としては、そういった作品は是非新人賞に。と思います。
Webに流しても「流行りでない」というだけで閲覧者は少なく、埋もれる可能性が高いので、もったいないです。
それでも面白けりゃジャンルごとのランキングには乗るから「面白くても注目されないよ」っていう主旨の発言は間違いだけど、異世界モノを読んで楽しんだ読者が次に探すタイトルは、どうしても「楽しそうな異世界もの」になります。
そこで「じゃあ次はマフィアものを読もう」とはならないので、埋もれやすいのは事実かと思います。

まあ、一つの回答として「異世界でマフィアものをすりゃいいんじゃね?」って話でもあるんですけどね。
異世界だとどうしても「悪党」はやられ役なんで、悪漢は活躍しにくいし、似たような話題は貴族とか地下組織的な話になっちゃうし、でなくともマフィア的な団体は盗賊ギルドと言われちゃうしね。
異世界でギルドと一線を画すマフィアの話は過去例があったかな? と思うし、新鮮なんじゃないかな。
マフィアも、元は農地を守る武装農夫だったわけで、ファンタジーと親和性あると思うんだけど、ファンタジーではあんま見かけないですよね。
青年が農地を守るために仲間を得て、それがやがて大きくなり地主や国の政治と裏でつながりを持ち始め主人公のファミリーが暗躍する、という成り上がりの流れは近年の流行でもあるしさ。
流行りの中で自分のやりたい事をする、というのも手段ではあると思います。

最後に余計な事だけど、マフィアものをラノベ向けにアレンジする参考までに。
といってもゲームが原作でアニメが良かったって作品で小説関係ないけど、「ガングレイヴ」はマフィアらしさが残る作品で、参考になるかなと思います。ゲームはスタイリッシュなだけの単純なガンアクションだけどアニメはマフィアにスポットを当てたストーリーですごい良かった。

カテゴリー : ストーリー スレッド: マフィアものは今どきうけないか?

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元記事:作中の処女性についての許容範囲

ギリギリOKに逃げてしまいがちなヒロインについて。
名のある作品に限らず、作者というのは主人公とくっつけるヒロインに処女性を残すために、世界観を変えることがあると思います。
奴隷であれば性奴隷ではなく肉体労働用の設定を与え、家畜であれば見た目可愛くてもただの家畜にし、学園内のアイドルであれば純粋な性格を与えてビッチの印象をことごとく削除。
この処女性は作品内のヒロインの数が多くなるほどに違和感を与えます。大体はそれを消すために切り捨て用のヒロインの処女性を奪って話を盛り上げたりしますけれど。
私は今、プロットを仕立て、書き始める状態です。ある程度まとまるところまで書けたらこのラ件で載せます。
さて、皆様なら処女性をどこまで許し、どう扱っていますか?
主人公となら処女性を捧げてもOK? なんなら処女性を奪われそうになる展開を使ってドギマギさせる?
無論、私は今から書く小説に簡単には処女性を失わせる気はありません。奪うということもしません。
しかし、読者全般はどこまで処女性を削ればヒロインに愛想が尽きてしまうのか、ギリギリを見極めたいのです。
お力添えをお願いします。

上記の回答(作中の処女性についての許容範囲の返信)

投稿者 サタン : 1

いや、そもそもその奴隷の認識自体が なろう というか日本のサブカルに毒された認識なので、その認識の性奴隷って存在しませんよ。
確か性奴隷・セックススレイブって言葉が最初に使われた時の定義は、児童虐待の被害者に対してや売春など商売としてる人に対するもので、奴隷制度に例えてるだけで、別に古代の奴隷制度では快楽のためだけに奴隷を買っていたとかありえん事です。
……奴隷って、現在の価値で言うと新車買うのと同じくらいだからね。
そらまあ、中には買ってすぐ乱暴に乗り回す人もいるだろうけどさ。基本的にはないよ。あくまで身分制度だからね。
だから、
>奴隷であれば性奴隷ではなく肉体労働用の設定を与え、家畜であれば見た目可愛くてもただの家畜にし、
ここらへんは、そもそもそっちのほうが正しいんだよ。
まあ主人に気に入られたら夜の相手をって事もあったようだけど、複数の奴隷を買うだけの財力がある家なら、その主人の妻もそれなりの人物なんで、旦那が好き放題できたわけがないっていうね。
もちろん時代によって地域によって違うだろうから、まったく違う認識の頃もあったろうけど。
奴隷ってのは「勝手に増える労働資源」なので、実は主人のほうから男奴隷に女をあてがって結婚させてたって例も残ってるんやで。
「なんや、おまえ。あの子気に入ったんか。おっしゃ任せろ任せろ。でもワシに出来るのは整えるだけやからな。あとは自分であの子を振り向かせないかんぞ」
って感じ。

関係ない話から入ってしまった。
ほんで本題の処女性だけども、これは一言で答えれば「読者の期待に応えましょう」になると思う。
誰だって、惚れた相手に自分以外の男の影なんて見たくない。
処女性というのはそれがダイレクトに見える部分だから、基本的には処女であるというのがベター。
ただ、これは「読者の期待」という話なので、期待の方向性が別に向いてるキャラクターはその限りではない。
例えばそもそもがビッチというキャラですね。「ビッチに見えて実は処女」というのも多いけど、「清楚に見えて実は雌」というのも面白いと思うよ。エロ本ではよくあるパターンだし、それをラノベに降ろしてもウケはいいと思う。
例えば、あんま好きじゃないパターンだけど精神的にえぐってくる「可哀相な女の子」を書くヤツですね。Fateシリーズの奈須きのこが好きなパターン。
こういうのは物語的に、可哀相な女の子はどんどんひどいことをさせて追い込んでいかないと物語が成立しないし、そうすることで魅力が出てくるキャラクターだから、誤解を招きそうな言い方だけど読者には「彼女が可哀相であることを望んでいる」という期待感があるんですよね。

つまり、そのキャラクターの魅力に性的な部分ないし性に関係してくる演出が入るのであれば、それは処女性より優先される。
処女であることが大事なんじゃなくて、読者の期待に応えることが大事なため。
だから、言い換えれば快活なヒロインでみんなを元気にしてくれる楽しい女の子ってキャラクターが非処女ってのは絶対に駄目。
女性がどうのって話じゃなくて、繰り返し、これは「読者の期待」の話だから。
こういうヒロインにはこういうことが望まれている、そこを外しちゃ駄目だよね。という話ね。
だから、処女性ってのは、よく言われる事ではあるけど、実は全然どうでもいい問題だったりする。

なので、
>主人公となら処女性を捧げてもOK? なんなら処女性を奪われそうになる展開を使ってドギマギさせる?
主人公は読者のアバターでもあるので、それは「期待に応える」になると思う。けどまあ状況にもよるよね。そうすることでヒロインではなく主人公の株が下がることも多々あるわけだし。
でも、処女性を奪われそうになる展開ってのは、そこに「読者の期待」は無いと思うので、効果としてはおそらく狙ってるものも無いと思う。
あるとすりゃ、それでヒロインが乱暴されて主人公がどう変化するのか、という展開ですね。
パッと思い浮かんだのが「未来日記」の敵役カップルの過去エピソード。「無限のリヴァイアス」という古いアニメで主人公のライバルの彼女のエピソード。
……男性も女性も胸糞と思えるピンポイントな演出なんで、実は割とあったりする。

>読者全般はどこまで処女性を削ればヒロインに愛想が尽きてしまうのか、ギリギリを見極めたいのです。
正直、「期待に応える」か「期待を裏切る」かの二択で、「どこまで~」じゃなく1か0かだと思う。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 作中の処女性についての許容範囲

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元記事:あらすじを聞いてどう感じたか、率直な意見を聞かせて欲しいです。

執筆中の物語の掴み(コンセプト)を探しています。
ごく短いあらすじを聞いて、どのように感じたか率直なところを聞かせて欲しいです。

1 ぜひ読んでみたい
2 暇だったら読むかも
3 読んであげても良い
4 まったく興味が持てない

【あらすじ】
朝の来ない町。生者と亡霊が静かに暮らす場所。悪霊退治に奔走する娘リンナは、少女時代のトラウマの元凶である強大な悪霊と対峙する。

上記の回答(あらすじを聞いてどう感じたか、率直な意見を聞かせて欲しいです。の返信)

投稿者 手塚満 : 1

句読点で箇条書きにし、番号も振って、どういうあらすじか考えてみます。

01> 朝の来ない町。

たぶん朝日は昇らないんでしょう。ずっと夜かもしれないし、ずっと昼間かもしれない(もしかすると「朝」は比ゆ的かもしれない)。これが、例えば「夜が明けない町。」なら状況はもう少しはっきりしそうですが。

02> 生者と亡霊が静かに暮らす場所。

01の場所に誰が、どのようにいるか、ですね。生者がいるのは、むしろ当たり前でしょうか。特異なのは亡霊がいること。ただし、亡霊は祟りとか起こさないと読めます。

03> 悪霊退治に奔走する娘リンナは、

除霊するキャラがいるわけですね。たぶん主人公。

04> 少女時代のトラウマの元凶である強大な悪霊と対峙する。

主人公リンナは過去にラスボスと思しき悪霊に何か嫌なことをされたらしい。その克服をしたいと思っているらしい。

01~03は設定説明ですね。01と02が舞台、03が主人公の説明。初めてドラマの動きを暗示するのは04。

01はあらすじの中で浮いちゃってます。意味的にはっきりしないうえ、あらすじの他の部分との関りがない。

02は03~04と一応の関りがありますが、03~04と矛盾します(静かに暮らす亡霊なのにトラウマ起こす悪霊)。少し意地悪な読み方ですが、01の「町」と02の「場所」が同一かどうか、今一つはっきりしない気もします(03~04の、霊についての表面的な矛盾も影響してます)。

03は上記のように02に相反する説明になってます。あくまでも単純には、でして、人間にも善良な市民がいる一方、犯罪者もいるわけですから、破たんしているとは申しません。ただ、「こうかな?」と想像するしかないのも事実です。その疑問点が興味に昇華されるかといえば、ちょっと無理かなと思います。

04はこの物語は何をする話なのかを暗示するものですね。それを行うのが誰かは03で示されています。どこで、は01ですね。「どこで、誰が、何をする話なのか」という大事なポイントは、きちんとあらすじに入っているようです。

しかし、曖昧な点が多く、そのあらすじを読んで、本編も読みたくなるかどうかと申せば、ちょっと疑問かなと思います。個人的には「4 まったく興味が持てない」で、御作単独ではなく、他にも同程度に面白そうに思える作品がいっぱいあるはずだから、という競合上の問題が大きいです。

もう少し、イメージを具体化させてはどうでしょうか。その際、全体をもっと浮かび上がらせるのではなく、ポイントをたった1つ際立たせると有利かなと思います。つまり、見どころの強調ですね。TVやネットで見る映画のCMも、見せ場を切り張りして見栄えを出し、興味を引いてます。そんな感じのあらすじを聞かされたら、読みたくなるように思います。

もし、お示しのあらすじが惹句・宣伝的ではなく、全体を提示してみて面白い作品になりそうか、というご質問でしたら、1~4以前だと申し上げておきます。そのあらすじをどうプロット化、詳細化して面白くするか、という話は可能だと思いますが、そのあらすじで既に面白さが内包されているかどうかは、全く判断できません。

カテゴリー : ストーリー スレッド: あらすじを聞いてどう感じたか、率直な意見を聞かせて欲しいです。

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ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン

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