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探偵を主人公にするか、探偵助手を主人公にするか (No: 1)
スレ主 大野知人 投稿日時:
大野です。
今回の質問は、ここのところ続けてたロボットものとは別の案件。例の企画についてもらった意見は一通りまとめ終わり、一応修正版も作ってみたんですが、これ以上続けられる精神状態じゃないので、一回別の作品をやりたいと思い、この質問をしています。
さて、本題に入ります。俺はいま、『現代ファンタジーを舞台とした頭脳戦モノ』を企画していて、タイトルには『探偵』と書きましたが、厳密に言えば『義賊っぽい信念を掲げて、社会の裏に暗躍する魔術師・超能力者を騙す詐欺師』の二人組を主人公にしようと思っています。
ただ、俺自身の実感するところとして、『主人公以外が活躍しがち』な作品を書いてしまったり、根本的に『主人公の選択ミス』を起こしやすいタチなので、細かく練る前にみんなの意見を聞いてみたいな、と質問しました。
ちなみに今回は、片方が男主人公、片方がヒロインで書くつもりでいます。現時点でキャラの性別は考えていないので、『どちらを主人公にしたら面白いか』なんとなくで言ってもらえれば幸いです。
以下。なんとなく考えている世界設定・キャラ設定。
世界設定:我々の過ごしているのと同じorパラレルの現代日本が舞台。普通の人には知られていないが、『ヤクザ』や『国の機密組織』などの裏社会の人間が知っているレベルで、『魔法』『魔術』『超能力』『神』『妖怪』『魔物』などなどの様々なオカルト・超常現象的な物事が存在しており、ある程度力の強い者たちは(国家権力が手を出せないのを良いことに)好き勝手にやっていた。
また、全ての超常存在・そういった能力を持つ者は全て共通して、『嘘を吐けない』(吐こうと思わない)という特徴を持っている。(ただし、『真実と異なること』を断定の形で言わなければ、つまり『~~かも知れない』的な発言をする分には可。基本的に『吐こうと思わない』ので、そういう発言をする者は少ない。/ほぼ全ての超常存在は『相手が嘘をつかない』『嘘を吐くことが可能な一般人相手ならどうにでもできる』という前提で動いています)
主人公二人組は基本的には『探偵』を名乗りつつも、魔術師を騙してヤバい儀式を妨害したり、適当な神様を助けて恩を売ったり、政治家を騙して妖怪の住む森を守ったり、超能力者をカルト集団から助けたりします。
主人公候補A:何の能力も魔法も持たない詐欺師。表向きは、『探偵を自称する町の何でも屋』。
基本的にふざけた言動・オタっぽい発言などをするが、オカルト関連の『裏』の世界を知っているだけにヒネているところもある。
基本的には困っている人を放っておけないタチであり、また悪意のある・利己的な人物に対しては『悪人相手なら何をしてもいい』とは言わないものの『それ相応の報いは受けてもらうぞ』という態度をとる。
相手を騙すことに関しては罪の意識はあまりなく、どちらかと言えば『真実を伝えて傷つけるぐらいなら~/先に悪事をしたのは向こうなのだから~』という発想をする。ちなみに、書類には嘘を書かない。バレると法的に処罰されかねないから。
あらゆるオカルトに対して知識・道具を持っているため、相手が弱ければ何とか凌ぎ切れる程度。(と言っても、『吸血鬼は銀を恐れる』レベルの事でしかないが)
主人公候補B:母の死と共に『ちょっと出稼ぎに』と居なくなった父に、候補A・詐欺師の元に預けられることになった化け狸/魔術師(どちらにするか未定)の高校生。割と長いこと自分を普通の人間と思っていたが、物語開始時点では正体を自覚している。
『力があって』傲慢になる連中と違い、『対して力が無いうえ、嘘が付けない』ので基本的に素直・実直な性格。
下宿先兼バイト先として、Aの探偵事務所に住み着くものの、父経由で『己の姿を変える能力を持っている』と言うことをバラされ、詐欺師としての仕事も手伝わされる羽目になってしまう。
いろんなことに思い悩みながらも、『詐欺師』という形で超常存在達の蛮行を止め、或いは手助けをしていくことで、精神的に成長していく。
周囲の人間が『そういう超能力者』と勝手に誤解したことを含め、いくつかの偶然と彼自身の成長・勉強が生き、ラストシーン(とりあえず一巻分書く予定)で大いに役立つこととなる。
どちらを主人公として描こうか、悩んでいます。何かしらの意見をもらえれば幸いです。
カテゴリー: キャラクター
この質問に返信する!探偵を主人公にするか、探偵助手を主人公にするかの返信 (No: 2)
投稿日時:
けっこう売れ線なところを狙ってきますね。怪物事変とコンフィデンスマンを足して割ったみたいな。
主人公候補A・Bですが、定石ならBじゃないですか?
理由は、
・Aの印象
1)クセモノ感があり、ひょうひょうと我が道を行くタイプと思える。
2)こういうキャラはすでに人間性や能力が完成されているか、完成とまでは言えなくても相方よりは先を行っていると想像する。包容力で相方を受け止めるか、一見横暴に引っ張り回すようでも陰ではさりげなくサポートしているというタイプかなと。
3)2のようなキャラは安定感がある分、意外性や成長の期待は薄そう。トリックスター的なキャラなのでストーリー的な仕掛けとしては意表を突く動きを見せるかもしれないけれど、それは「安定の意外性」という感じで読者にはそれほど意外に見えない。何か意外なことをしそうなキャラが意外なことをしても、「ああ、やっぱりね」という感じで想定の範囲内。
・Bの印象
4)純粋で、危なっかしい感じがする。
5)出自に悲劇性がにおう。
6)不安定な分、意外性と成長、いつか爆発的に大化けするかもしれないという期待感がある。
なので、主人公にして書きやすいのはBだと思います。
ただ。
この二人の関係性を「探偵と探偵助手」と表現されているのが、やや気になります。
……いや、Aは実際に探偵事務所(もどき?)をかまえているようなので、そこでの関係は「探偵と探偵助手」には違いないのでしょうが。しかし物語的なポジションまで主人公が助手的なのはまずいかと。
それと、超常存在は嘘をつかない、という設定。面白い設定で作品の売りになり得ると感じるのですが、おそらく詐欺師的なAとの対峙要素でもあるのだと思うんですね。
そう考えると、この点からもBよりもAの方が作品のコンセプトに近いところにいて、物語の軸になりそうな気がしてしまいます。
あと、ぶっちゃけ大野さん的にはBよりもAの方が好きなタイプなんじゃないですか?
等々から、Bの存在感をいかに確保するかに注力されるのがよいかなと。個人的には大野さんのイメージの中でAの色を薄くして、徹底的にBを軸に据える方向で考えてみることをお勧めしてみたい気がします。
探偵を主人公にするか、探偵助手を主人公にするかの返信の返信 (No: 11)
投稿日時:
なるほど。ありがとうございます。
確かに指摘されているように、『好みとしてはA』『主人公らしさで言えばB』なんです。
Aの方が作品コンセプトに近い所に居るんだけど、BがAを見続けるうちに段々Aに近付いていく、終盤になると『あれ、言ってませんでしたっけ?』『あくまで可能性の話です、騙されましたね?』みたいなことを言って、苦手ながらも『相手を騙す』側に回るようなものを書いてみたかったりする。
ご意見感謝です。
探偵を主人公にするか、探偵助手を主人公にするかの返信の返信の返信 (No: 14)
投稿日時:
そうそう、そこです。
私も読むせんさんやサタンさんと同じく「嘘つきVS嘘がつけない」のアイデアは秀逸だと思ったので、そこを支点(視点ではなく)にしての着地点を考えていらっしゃるかどうかが気になりました。
BがAに接近する(そして、最後は一矢報いる?)方針は決めていらっしゃるようで、それならばどちらを主人公にすればその方針が引き立つかを目安に検討すればいいかと思います。
あと、「このストーリーは形はアが主人公だけれど、実はイが真の主人公だ」的な批評をされる作品ってよくあるじゃないですか。そういう感じを狙うのも一手かもしれません。
探偵を主人公にするか、探偵助手を主人公にするかの返信の返信の返信の返信 (No: 15)
投稿日時:
ですね。何度もご意見ありがとうございます。
サタンさんが仰っているようにダブルヒーローで作りつつ、個々の物語についてそれぞれに筋が通る様にまとめるのが一番いいのかもしれない。
でも一方で、『誰の物語として見てもあってる』みたいなのもいいかも。それこそ、Aに言わせたいパロネタとして『真実はいつも一つかもしれない、でも嘘を吐けばいくらでも増えるよ?』みたいなのがあるので、『どこまで真実かな~』みたいな作品を作りたいです。
ご意見、感謝です。
ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン
プロ作家、編集者にアドバイスしてもらえる!勉強会で腕を高めあえる!小説で飯を食べていきたい人のための創作コミュニティ。学生には交通費1000円を支給。
探偵を主人公にするか、探偵助手を主人公にするかの返信 (No: 3)
投稿日時:
Aは二重人格でA=B。Bは嘘をつけないがAは嘘をつける。どっちも主人公で
探偵ものだと毎回『依頼人』が絡み、三人以上をコンスタントに回さなきゃならないので、人数多いとバランスがきついと思う。
探偵を主人公にするか、探偵助手を主人公にするかの返信の返信 (No: 4)
投稿日時:
この設定でA=Bの二重人格って、すごいですね! 発想が異次元にワープしています。
そうやると主人公の異常性と外界超常設定の異常性の食い合わせが悪そうな気もするので、いっそ外界の超常はA=Bの脳内幻想で、幼少時だか胎児だかの記憶にループするとか考えてみたくなります。
探偵を主人公にするか、探偵助手を主人公にするかの返信の返信の返信 (No: 5)
投稿日時:
二重人格の探偵ものってシリーズもの1作扱いしても4作くらい見た事あるから、そこまでピーキーなネタじゃないとは思う(憑依系も含めると)
私的には『嘘をつけない』が凄いモンスター級アイデア。
Bは自分の能力が『己の姿を変える能力を持っている』だと【思い込まされることにより】意図せず嘘をついてしまっているが、実際はそれと異なり・・・・
みたいな、嘘がつけない主人公が知らず『嘘』をついてしまっており、嘘がつけないBに【真の能力】を悟らせないためにAが発生している説とか使えるやん。
能力者は嘘をつけないから、嘘をつける凡人のサポートが必須な社会ってギミックが活きるね。
真実と嘘も、どこからを真実とするか嘘とするかでもテーマ性だせる。
実は能力者なのに、非能力者に擬態している菩薩レベルに温和な能力者とか、能力者のふりをしたい、能力者に成りたいがために無神経発言をわざと連発するメンヘラ凡人とかも出せるね。
探偵を主人公にするか、探偵助手を主人公にするかの返信の返信の返信の返信 (No: 7)
投稿日時:
いやもちろん二重人格もの自体は掃いて捨てるほどあるんだけど、設定の組み合わせがね。花から花に飛び回るチョウチョみたいな思考をする人だなと思って。
「嘘がつけない」については私は論理クイズの「嘘つき村」ネタを思いだしたりしました。スレ主様は「頭脳戦モノ」と仰っていたのでそっち寄りの方向性で考えていたら、二重人格とか飛び出してきたので。
ベースが論理性重視型の構想ならそれはちょっと相性が悪いと思うんですが、ブレインストーミングとしては面白いなと思った次第。
探偵を主人公にするか、探偵助手を主人公にするかの返信の返信の返信の返信の返信 (No: 9)
投稿日時:
大野さん作品なら主人公は【明確に一人】にしたほうが回しやすいと思った感じです。
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私は実体験で、
①兄が友人と10時に出かけるとは聞いていた
②8時ごろ出かける準備でバタバタする兄を見かける。あと【貸して】と言う名の現金カツアゲされた
③家が静かになる
④10時頃に兄の友人から「兄君が、まだ待ち合わせ場所にいないんだけど、知らない?」と電話がくる
⑤私「え?もう出たはずっスよ?」と答える
⑥12時、発狂状態の兄が部屋から出てくる。
あまりに速く準備できたから、調子こいて2度寝して熟睡してしまったらしい。しかもスマホの充電きれていたらしく連絡不能状態で2時間ほど待ち合わせ場所近辺にいないか?と兄を探させられて疲労し、友人マジおこ。
「友人に大嘘つきやがったな!!友人と友情崩壊したら貴様のせいだ!!殺してやる死ね!!"o(▼皿▼メ;)」
兄の友情はその一件で破綻したし、私は死ぬほどボコられた。
・・・・・以降、わたしは兄への連絡&確認は、誰からであろうとも、いっさい受けるの、止めた。
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私は【兄はもう出発した( に違いない)】と嘘を言ってしまったそうです。ミスリードが酷い。
あと遊戯王で心を読む敵との対戦で、闇遊戯と遊戯が入れ替わる事で心を読ませない作戦とっているの見たきがする。
探偵を主人公にするか、探偵助手を主人公にするかの返信の返信の返信の返信の返信の返信 (No: 12)
投稿日時:
お、俺のスレッドでなんかめっちゃ議論盛り上がってる……(感涙)。
読むせんさんあまくささん、それぞれの意見ありがとうございます。
なんかみんなに『嘘を吐けない』と言うのは斬新な発想、と言われるのですが、これは西洋の妖精伝承とか日本の妖怪・神が『人間と賭け事をするとき、最初に決めたルールは破れない』とか悪魔の『契約は絶対』みたいなのをモジっただけだったりします。
まあ、勘違いネタは絶対にやるんですが、それはそれとしても『嘘を吐けない』『約束を破れない/破りづらい』以上の意味は無かったり。
ちなみに、ストーリーの本編にどこまでかかわるかわからなかったので書いてませんが、人以外の超常存在(神、魔物、悪魔、妖怪など)は『人が人を殺すのに使った凶器』(同族殺しアイテム)を恐れる、とかもあります。
結構、『頭脳戦』と『民族モノ』の間を狙いたかったり。
閑話休題。
二重人格ネタについては、結構厳しいものを感じています。ご意見自体はありがたいし、いわゆる『犯人が実は双子』みたいな形でネタにするのは良いんですが、主要キャラには持って来づらいかも。
でも、アイデアありがとうございます。
ご意見、ぜひぜひ参考にします。
ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン
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探偵を主人公にするか、探偵助手を主人公にするかの返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信 (No: 16)
投稿日時:
>>なんかみんなに『嘘を吐けない』と言うのは斬新な発想、と言われるのですが、
正確には【嘘をつけない】を他人が信じてしまえる世界線という点です。
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例えば、
①私はネット上で「読むせん」の個人ネタをチラチラ書いたりしますが、それの全てが真実とは限らない。
②でも、私が『能力者』だったとしたら、私の個人ネタ全ては真実であろうと【認識】される。
だって『能力者』は嘘をつけないんですから。
たとえ「読むせん」が兄弟共有ハンドルネームで、私はともかく私の兄弟は嘘をつける無能力者だったとしても・・・・ね。
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詐欺師Aとしても能力者達が嘘をつかないことを『信頼』している。
その世界は【能力者は嘘をつけない】という『信頼』によって構築できるんです。
たとえば「絶対に返済するから金を貸してくれ」と言ったのが能力者なら、返してくれることを疑わなくていい。「かならず幸せにする」を言ったのが能力者なら疑わなくても良い。
能力者の「好き」を、「愛してる」を、「あなたを裏切らない」を、疑わなくていいんです。
・・・・・外交や腹芸の必要がある政治家とかは、非能力者の方がいいけどね。
物語を破綻させるには【嘘をつくことができる能力者がいる】だけでいい。それだって、二重人格とか嘘をついても納得できる理由があれば通用してしまう。
Aは手品とか使って能力者のふりをするだけで、馬鹿みたいに騙される人が出るよ。だれもAを疑わなくなるから。
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あとは『一時的に能力を不能にする代わりに嘘をつけるようになる薬』とかも出すとメタネタでカッ飛ばせますね。
浮遊能力者を刃物の上に落下死させたり 水中呼吸能力者を溺死させたり、噓の証言をまぜたり 『その薬』がある前提で観察すると服用能力者の奇行に気がついたり。とか
探偵を主人公にするか、探偵助手を主人公にするかの返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信 (No: 17)
投稿日時:
ああ、なるほど。
ただ、もうこれは『ワンピースの「悪魔の実」の能力者は泳げない』レベルなので、作中でもチマチマ裏付けは出しますが、身体的低スペック詐欺師が主人公側なのでそこまでのインフレはしないし、『メタ的に能力者が嘘を吐く方法』も出さない予定です。
まあ、『Aが能力者の振りをする』ってのは普通にやりますよ。『クレタ人は嘘つきだ』がガチでパラドックスとして成立する世界線ですからね。同時に、『俺は嘘を吐くことができる』と言うことで、能力者でないことの証明にもなる。
当然ですが、『よく似た双子の兄弟の片割れが能力者、もう片方は能力者じゃない』もやる予定です。
あと、『能力者は嘘を吐かない』と言うのが大前提と皆思っているので、『嘘はついてないけど言ってないことが多いだけ』理論に主人公がアッサリ騙されたり。まあ、色々と便利ですが、設定そのものは作中で裏付けがある・覆らないものとして描く予定です。
探偵を主人公にするか、探偵助手を主人公にするかの返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信 (No: 24)
投稿日時:
主人公1人だと『思いの外、世界感を説明できず四苦八苦する』と思うけど、
主人公を1人に絞らないと風呂敷を広げすぎちゃう作品傾向を感じました。( ゚Д゚)b
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①無自覚にしっかりした世界感と、②その世界に根差すしっかりしたキャラ背景、③なんか浮いちゃうキャラクター・・・・ってかんじ。
たぶん、キャラ背景とキャラの言動が悪い意味で【重ならない】んですよね。
これは、あくまで提案ですが、一人称視点とかにして、キャラ背景あえて作りこまずに物語を進めてみたら?
ゲームの主人公みたいな。
プレイヤーは探偵でも依頼人でもいい。
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ゲームとかTRPGとかで、大シナリオ内であれば悪乗りキャラごっこや真面目人間ムーブができる『選択肢』ってあるやん?あんな感じ。
ギアのほうとかも、プレイヤーをライカにして、重要人物をトマスORジェイクを【選ぶ】事で
【公女と、トマスと、英雄( かのじょ)の面影】編とか
【ジェイクと、モナと、妖精の取り替え子】編とか
もっとパキっと人物をエピソードごと分けちゃう方が良かったんじゃないかと思った感じ。
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あー・・・実況プレイでしか見てないの悪いですが【死印】とか。
記憶喪失の探偵と、大シナリオと、エピソードごとに入れ替わる助手。みたいな。
【死印】の記憶喪失の探偵は設定こそ在りますが、キャラは特にありません。
キャラの本質がスッカスカなんですよね。ゲーム的に人間性をキャラに入れてしまうとツマンなくなってしまうんだと思う。
実験的にそういうのやってみるとキャラのズレが炙り出せるんじゃないかな?
探偵を主人公にするか、探偵助手を主人公にするかの返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信 (No: 25)
投稿日時:
なるほど、俺もTRPGはシノビガミ、ソードワールド、パラノイア、アリアンロッド辺りを友人たちとやった程度です。そこまで知識ないかも。
前回のロボットものの反省として、三人称が苦手なのは実感しているところなので、今度は一人称でやってみるかな。ありがとうございます。
探偵を主人公にするか、探偵助手を主人公にするかの返信 (No: 6)
投稿日時:
やっぱ「探偵(詐欺師)の話」じゃなく「探偵(詐欺師)コンビの話」で二人とも主役として扱っうのが面白いと思うかな。
設定が全体的にすごく良いので、特に読むせんさんが既に書かれてるけど「嘘をつけない」ってのが凄いね。
で、一方で嘘をつけない能力者の相方が嘘をなんとも思わない詐欺師ってのもまた秀逸な組み合わせ。
設定時点で、ああこれは面白いわ、と思える。
そうすると、主役はどちらか片方にフォーカスするのではなく二人にそれぞれ物語があるコンビの話か二人で一つの問題(物語)に立ち向かう話か、ってのが設定に対してベストな答えかなと思う。
もちろんこの答えは私個人の感性と設定を「二人のキャラ・関係性を中心に展開する」と解釈しての回答なので、あくまで私個人のベストでしかないけれど。
どちらかに比重を置く場合は、漫画モブサイコが似たような感じで参考になるんじゃないかと思う。
師匠(詐欺師)のほうがオカルト関係の物語本筋の進行を持ってて、主人公(能力者)のほうは自身の悩みや周囲の問題などで物語を持ってる。
それでいて主役はと言えば能力者の主人公のほうに比重が置かれてる形になっている。
ちなみにこの構図は割とある図ではあるけど、
主人公は能力を持ってはいるものの誰でも持ってるような悩みや周囲のトラブルに振り回されることを主として展開してて、オカルトなど非日常で特殊なメインストーリーを別の人物に任せ主人公は巻き込まれる・付き合わされる形を取ることで主人公を特別な人間にしないモブ感を出すことに一役買ってる構図なので、
スレ主さんの考えも、この物語の主役はどっちが良いかというところから、そこからもう一歩踏み込んで作品の演出や意図を考えての決定をしてみたらと思う。
両キャラとも主役として華があるので、この設定でどちらか一方に比重を置いて主役として立てたいと考えるのであれば、そこには作品に対する何かしらの意図があったほうが良いと思う。
探偵を主人公にするか、探偵助手を主人公にするかの返信 (No: 8)
投稿日時:
サタンさんの仰るように二人共主役でいいと思うのですが、「嘘つきVS嘘がつけない」という構図がAvsB・Avs怪異の二つ重なっているので、そこをどうまとめる計画なのかなと。
けっこう重要なストーリーの終着点にからみそうに予想されるので、一応A・Bのどちらを主軸にするかは明確にした方が話が作りやすいんじゃないかと(逆に言うと、そこを間違えると中盤以降混乱するかもしれない)、個人的には思います。
探偵を主人公にするか、探偵助手を主人公にするかの返信の返信 (No: 10)
投稿日時:
「嘘つき・嘘がつけない」って組み合わせの面白いところは、相反するからこその衝突はもちろんなんですが、「嘘」をキーにすると、「嘘付きから聞いた話を正直者が口にする」「正直者の言葉を嘘付きが代弁する」ことでこの嘘の設定の壁を飛び越えて読者を騙すことが出来るんですよね。
「嘘付きパズル」とか「論理パズル」とかをそのまま物語のネタに応用出来そうで、この点でも良いアイディア。
嘘をつける詐欺師のほうに優位性があって、正直者のほうがワトソン役のような解説役として語り部が出来るので、どちらかを選ぶなら私はBを選ぶけど、私の感性で設定を十二分に発揮できると思うのは二人とも主役だと思う。
でも、うーん。確かに執筆ないしプロットで混乱するかもしれないですね。主役が複数ある場合は主役とは別に何かしらの軸を作るなどコツが必要だし、おっしゃる通り、あまり変なことせず主役はどちらかに決めてしまったほうが良いですね。
ただ、個人的な懸念としては、私もBのが主役に適してると思うのだけど、スレ主さんが書きたいのは頭脳戦で、Bも怪異も「嘘がつけない」んですよね。
すると、「正直者の能力者 VS 怪異」って主人公が活躍する場面がめっちゃ書きにくいと思うんですよ。
考え方を変えれば「正直者同士の騙し合い」って面白そうな場面になるんだけど、ここでもアイディアが必要になってきそうだな、と。
ストーリーとして成立しやすいのは全方位に衝突を作れる詐欺師で、そのストーリーを書きやすいのは未熟だけど力のある正直者の能力者っていう、印象。
それならまさしくホームズ役とワトソン役にして、詐欺師の活躍を正直者の能力者視点から語るって形にすれば主人公(視点主)は正直者の能力者って答えが出るわけだけども、
まあ、そこまでアレコレ書いちゃうと状況や方向性がどんどん限定されていっちゃうので、話が脱線してしまいますね。
探偵を主人公にするか、探偵助手を主人公にするかの返信の返信の返信 (No: 13)
投稿日時:
サタンさん、いつも長文の意見ありがとうございます。多角的に書いてあって、とても参考になります。
ダブルヒーローはよくやろうとして失敗しまくってるので、なんかトラウマが有るんですよね……。いや、失敗が多いからこそ、経験を生かせると捉えるのも良いかも知れない!
やっぱ『嘘が付けない』ってのがセールスポイント・物語の核になりそうですね。ええ、嘘を吐ける詐欺師Aの方が『詐欺師』としては優位にあるんだけど、アクション面で貧弱だったり、『嘘を吐けない超常存在』を相手取っているせいで意外と『自分が騙される』ことに意識が向いていなかったり。
Aは最低限の自衛しかできないので、最終的には怪異へのコネや、日本特有の『場所・タイミングに憑くタイプの妖怪』を利用したエンディングも考えてます。
最近見た『ロード・エルメロイ二世の事件簿』の影響がデカいかも……。貧弱詐欺師が、敵の策や己の知識を利用して相手に何らかの影響を及ぼす感じ。
一方Bの助手の少年。『姿を変える』能力を『変えた姿のままで物理干渉可能』とかにして、ある程度のチート性は出します。ただまあ、カロリー消費とか、体の使いにくさとかで無茶はできない感じなんですが。
それはそれとして、彼自身の成長とか、『正直であることと、善人であろうとすることの違い』『公正な立場に居るだけではできないこと』みたいなのを彼自身に考えてほしい。
あ、なんか書けそうな気がしてきた。
ご意見、感謝です。
探偵を主人公にするか、探偵助手を主人公にするかの返信 (No: 18)
投稿日時:
男主人公の探偵をメインにするのがいいと思います。
前作を読ませていただき、何度か感想を書いた身としての意見ですが、前作の作風、今回の設定を並べて考えると大野さんの長所は、「綿密な世界観と設定、伏線」にあると思います。
そして、その長所を活かすなら、世界の謎、社会の闇などを積極的に解決していく「探偵」をメインの視点に据え、バンバン伏線回収しながら、真相へ迫るスタイルが一番で、ブレないと思うからです。
嘘を吐けないという設定なども面白く、いろいろ広げられると感じられるんですが、個人的にひっかかる点があります。
それは、AとBがその設定を活かして、どのように成長していくかの過程が抜けていることです。
主人公像のご相談をされている段階ですから、ストーリーや核心に触れることを今気にするなんて、と感じられるかもしれません。
ですが、「以下。なんとなく考えている世界設定・キャラ設定」から書かれていることの九割は世界観・設定で、キャラクターの感情については最後に一割ほど「或いは手助けをしていくことで、精神的に成長していく」としか書かれていません。
この、九割は世界観・設定の説明、残り一割でオチという構図って、前作「ゴーレム乗りは~」とほぼ同じなんです。
このスレの中で解答されている方達がおっしゃっている通り、「嘘が吐けない」という設定(その他も含め)は魅力的で、応用が利くと僕も思います。
でもなんか、提示された設定を何度も読めば読むほど不安になり、その感情には覚えがある。
なんだっただろうと思い返したら、「ゴーレム乗りは~」の中で出て来た、「存在X」の説明を読んだ時のものだったんです。
「おお、それはすごい。壮大だし、色んなことができそう。……でも、それってラストシーンを想定した上で必要な設定?」って不安です。
で、「ゴーレム乗りは~」の方でそれは回収されなかった。(続編ありきの作品ではありましたが
キツイ物言いで申し訳ないんですが、その時の嫌な予感が出て来たんですね。
また、何人かの方が、「読者は理屈じゃなくて、面白いストーリー(キャラクター同士の感情のぶつかり合いと人間関係の変化)が読みたいと思っているから、そこを修正して欲しい」という旨の書き込みをされていたと思いますが、次回作において、そこについてどう考えていらっしゃいますか?
前作に感想を書き、大野さんがされている他の方とのやり取りを読み、そして今回のスレの内容を見る限りだと、世界観・設定を変えた「ゴーレム乗りは~」の焼き増しになる危険性があると感じ、失礼を承知で書き込みをさせていただきました。
大野さん的に「今、それを聞かれても困るし、それを聞いてもいない」という部分に不安を覚えてしまっているのは承知ですが、これが一読者としての正直な意見です。
探偵を主人公にするか、探偵助手を主人公にするかの返信の返信 (No: 19)
投稿日時:
いや、ゴーレム作品の方で『主人公の立ち位置が微妙であったために、設定を練ったのにストーリーに反映しきれない』と言うのを実感したからこその質問ですので、むしろサイドさんのような意見こそありがたいです。
キャラ設定、ストーリー、背景設定は個別に存在してるものではなく、絡み合ってますからね。ストーリーを絡めた意見、誠にありがとうございます。
そうですね。成長幅を見るなら、Bが主人公の方が良いのですが、設定と絡めたストーリー展開をするのであればAが主人公の方が良いんですよねぇ……。
俺自身の意見としては、『理屈の通った面白いストーリー』と言うのを理想に掲げていて、そこに近付けるためにアレコレ努力していたので、今回は『設定を生かせる主人公にしたい』と言うのがありました。
うーん。他の方の意見も良いんですが、『作者(俺)自身の成長』と言うことを考えるとAが主人公の方が良い気もするな……。ちょっと、いくらか書いてみて考えます。
サイドさん、ご意見ありがとうございました。とても参考になりました。
探偵を主人公にするか、探偵助手を主人公にするかの返信 (No: 20)
投稿日時:
ありゃ、もうダブル主人公ってとこまで話が及んでるんですね。
ちょっと話がそれるかもですけど、私はAが主人公でBがヒロインと思ったんですよね。
ってのも、化け狸って設定がカッコいいより可愛いと思ったから。
あと、設定的に助けを求めそうな側だと思ったから。
で、一巻後に仲間になって、二巻以降正式メンバーに加わる的な話を思い浮かべてました。
ってことで、どっちが主人公? って聞かれたら、自分が書きやすそう? で楽しそうなAかなー、と。
あと盛り上がってるみたいですが、嘘をつけないって設定がやっぱり面白いですよね。
この辺の設定周りをいじったらもっと面白くなるような気がします。
まあ、気がするだけなので場合によっては改悪になるかもですが、それでも好き勝手言わせてもらうと。
なんで能力者系は嘘をつけないのか、ってロジックにちょっと興味が伸びまして。
で、思い出したのがとある魔術の禁書目録。
あれに確か、パーソナルリアリティ、だったかな?
なんかそんな名前で、中身はあんまり覚えてないんですけど、ぼんやーりとあれって自分が現実だと思ったものは現実になる……的な? そんな感じだったかな、と。……いや、ものっすごいぼんやりしてるのできっと間違ってると思うんですがまあそれはそれとしまして。
このおぼろげな記憶から、能力を持っていることの縛りとして。
嘘をつけない、ついてしまうと能力が失われる、だとか。
あるいは一時的に能力が減衰または消失してしまう、という設定がなんか連想的に浮かんだんですよね。
嘘という事実無根が、超常的な能力という純然たる事実の根本を捻じ曲げてしまう、的な意味で。
こういうことを考えると、嘘をつけない能力者にあえて嘘をつかせることで能力減衰を狙う、なんて頭脳戦もありかも、とか思ったり。
大野さんはそこまで考えてるわけではないようですが、とにかく嘘つけないって設定は考えていらっしゃる以上に面白いですし、刺激される代物でした。
探偵を主人公にするか、探偵助手を主人公にするかの返信の返信 (No: 22)
投稿日時:
ダブル主人公ってのは、あくまで一案ですので。俺が誉め言葉下手なのと、一旦言葉にしてまとめないと物事をまとめにくいタチなので『そういう案ならこうしたい』ぐらいの事を書いただけです。気にせず意見をもらえれば幸いです。
化け狸はね、シンプルにネタ元にしやすい伝承が多いので、実は『カッコいい』『かわいい』の両方とも行けるはず、です。
嘘が付けない設定のロジックはね、正直理論として強いのはまだ決まってなくて……。一個は西洋の神・精霊系統の『力が強いからわざわざ嘘を吐く意味がない』っていうのと、北欧伝承に出てくる『魔力やらなんやらによって現実を変える「ずる」が認められるからこそ、他の「ずる」は許されない』ってのですね。『悪魔が契約を破れない』、『河童は相撲のルールを、朱雀童子は双六のルールを必ず守る』あたりも影響されてます。
ただ、ファンタジーとして『○○できない』(人間のルールでは、『○○すると罰則』であるため、それへのアンチ的要素)に意味があるので、ここは譲れないポイントであったりします。
設定的に言うのであれば、そうですね。『人の信じる力によって成り立っているからこそ、あらゆる欺瞞は許されない』と言う所でしょうか?
色々、深く掘って考えてみます。ありがとうございました。
探偵を主人公にするか、探偵助手を主人公にするかの返信 (No: 21)
投稿日時:
発作的な思いつきですが、ウソしかつけないというキャラを登場させるのはどうですか?
探偵を主人公にするか、探偵助手を主人公にするかの返信の返信 (No: 23)
投稿日時:
ああ、良いですね。
ごくごくまれにですが、『嘘を吐くことが前提』みたいな連中もいるので、例外的な存在として『天邪鬼/アマノサグメ』とか、『鏡の精(亜種)』みたいな存在は面白いかも。
なにが良いって、『日常会話では断定文(確定で嘘になる)を使いにくい』って設定が入れられるので、結果的に特徴的な口調のキャラになってしまうってことですね
御意見、参考にします。