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元記事:ライトノベルのメインヒロインが献身的な性格なのはNG?の返信

極端な話、「ホラーを書くのに快活なヒロインはアリか」と聞かれたら答えに迷う。
ジャンルさえ伏せて、どんな話なのかもわからないまま、ヒロインの性格について可否に答えるのは難しいです。

読むせんさんの返信では、要するに「強豪がいるから無理」ということで、強豪がいるって事は、「献身的なヒロイン」で成功してる作品はそれなりにあるしヒット作もあるという事なので、ヒロインの在り方自体に否定してるものではないと思います。
正直私もそれには同感です。
「献身的なヒロイン」というヒロイン像は、主人公と読者に対するアピールの仕方がほとんど決まってるので、テンプレから動かしにくい。
どんなタイプの主人公にしても、結局は「主人公に対して献身的」という描写でヒロイン像を書くことになる。
まあ、DV主人公と献身ヒロインって組み合わせなら新しいけど、それこそ書きたいモノじゃないだろうし。
そうなると、あくまでヒロイン単体で考えた場合、他作品との差別化が難しくヒロイン自体はあまり目立たないだろうと思います。

なので、「献身的なヒロイン」というそれ自体には問題はないと思いますし、かみ合わせが悪いという事もないかと思います。

>主人公とヒロインの性格の組み合わせ方などもできればご教授していただけると
やり方や考え方は人それぞれなので、あくまで私個人の「こう思う」程度の話ですが。
まず、主人公とヒロインの関係性、物語上のポジションを考えます。
例えば、「魔王に囚われたヒロインを助けに行く主人公」なんて場合は、組み合わせもクソもなく、ヒロインはピーチ姫になってもらったほうが良いでしょう。
例えば、「主人公とヒロインがタッグを組んで事件を解決する」という場合は、コンビを組んでいるので衝突しやすい性格、すなわち凸凹コンビにしたほうが良いです。
例えば、「主人公とヒロインが恋をする」なんて場合は、物語の中心になる要素に対して明確な立場を取らせる組み合わせのほうが良く、キャラ同士のバランスはあんま関係ないです。
うーん……。端的に言えば、主人公とヒロインはコンビを組むか(対比させる必要があるかどうか)、コンビを組まないか。組まない場合、お互いの距離感はどんなものか、という感じ。かえってわかりにくいかな。
まあ、どのみち物語がわからんとどうにもならないところはありますね。

主人公とヒロインのバランスを気にされてるようなので、あくまで「バランスを」というところで考えると、物語的に一番バランスが良いのはいわゆる「凸凹コンビ」です。
これは落差が大事なので、「献身的なヒロイン」に対して落差のある主人公像がバランス的には良い。
……だから冗談半分だったけど一応「DV主人公」ってのはバランス的には良いんだよね。
DV主人公というのもイメージが悪いけど、いわゆる暴君系の主人公と捉えれば割とラノベ向きでしょう。
あとはスタンダードに「鈍感主人公」。ヒロインの献身って個性が主人公に届かないので、物理的な衝突はしないけど一方通行なところに心理的な衝突を書きやすい。
まあ、その部分だけを考えりゃ「公私混同はしない真面目主人公」とかでも、主人公はヒロインの好意を意図的にスルーするわけだから同じ展開を書けそうです。
と、こう考えると、結局「そういう展開」に持っていけりゃ何でもいいので、物語次第でそうなる設定を考えりゃいいだけ、というキャラの問題はあんま大きくなかったりもします。

また、「バランスは落差を考える」といった主旨の発言をしましたが、真逆に落差ゼロの同じ方向性のコンビというのもあります。
例えば「いたずら好きの双子」みたいなのが好例ですね。同じ方向性の性格でブレーキ役がおらずアクセル全開な展開になる。
それで言えばヒロインと同じく「献身的な主人公」というのもアリと言えばアリ。
例えば「自分よりも他人が傷つくことを恐れ、自分を犠牲にしてでも他人を助けようとする」みたいな主人公は割と覚えがあるんじゃないかな。
あぁ、Fateシリーズの衛宮士郎と間桐桜の組み合わせが自己犠牲と献身の組み合わせかな?
献身的とは違うけど、方向性として同じって意味で言えば「博愛的な精神を持つ」とかそういう「同種のコンビ」というのも割と成立しやすいです。
同じ考えを持つからこそ、ちょっとした違いで衝突するって事も多いですから。「同種」もまた衝突は作りやすいです。
でも、この場合はブレーキ役がいないのでブレーキ用のサブキャラを用意したほうが良いでしょう。

上記の回答(ライトノベルのメインヒロインが献身的な性格なのはNG?の返信の返信)

スレ主 cal : 1 投稿日時:

ジャンルはバトル系ですね。異能系? バトル漫画好きな主人公に異世界から助けを求めて声をかけてくるヒロインを想定してます。困惑する主人公になんでも尽くしてくれてサポートしてくれる感じを漠然と考えていて、ああじゃない、こうじゃないと模索してばかりです。やっぱり薄いですかね、メインに据えるには。

カテゴリー : キャラクター スレッド: ライトノベルのメインヒロインが献身的な性格なのはNG?

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元記事:ライトノベルのメインヒロインが献身的な性格なのはNG?

自分にはとりあえず書きたいジャンルの小説が一つあります。
その世界観の中で、どうしてもメインヒロインを主人公が大好きな健気で献身的な性格の子にしたいのですが、どうしてもラノベのメインヒロインにするには弱いような気がします。
主人公の性格をクールにして、バランスを取ろうかとも思ったんですが、そうすると今度はやりたい内容が崩れてしまいます。
普通の成長型の主人公のヒロインとして、そうしたタイプの子はやはりかみ合わせが悪いのでしょうか。主人公とヒロインの性格の組み合わせ方などもできればご教授していただけると幸いです。

上記の回答(ライトノベルのメインヒロインが献身的な性格なのはNG?の返信)

スレ主 cal : 1 投稿日時:

追記があったので、もう一度返信させていただきます。
先ほども書きましたが、ジャンルは異世界異能モノを考えています。
世界の危機に対してバトル漫画好きの主人公に異世界から救いの手を求める献身的ヒロインというものを想定していて、そのバランスに苦慮しています。
まず、舞台は黒い壁によって五つに分かれた世界で、一つ目の世界でそのメインヒロインの子の問題解決をして、二つ目の世界以降では、そのヒロインが主人公を支えながらその世界ごとのヒロインと親交を深めていくという設定です。
なので、主人公に最初のメインヒロインの子がついていって世界の各地を回っていく感じにしているので、ある意味主人公とヒロインの納得いくペア感のようなものが必要だと感じているのですが、そのバランスに苦慮しているといった感じです。

カテゴリー : キャラクター スレッド: ライトノベルのメインヒロインが献身的な性格なのはNG?

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元記事:描くキャラクターの語尾・言葉選びの返信

役割語のことだろうか?
セリフだけでキャラクター性が出てくるわけではないので、口調は一貫してればブレを感じることは少ないかと思います。
むしろ。
「凛としたキャラ」が「凛とした口調で喋る」というのは、まんまで、普通で、面白味がないと思いませんか?
別に悪いわけじゃないけれど。そういうベタなキャラを書きたい場合は多いし。
でも、厳ついヤクザが赤ちゃん言葉だったりオカマ口調だったり、といったほうがキャラが立ちやすくないかな?
そんで、そんな「オカマ口調の厳ついヤクザ」に「漢らしく格好良く見えるシーン」があるから、そのキャラのキャラクター性が立ってくるわけで。
「こういうキャラの場合はこういう口調」と考える事自体が、一種の型にハマってると思う。
基本的には役割語として認知されてるものを知ってるくらいで十分じゃないかな。

それ以上は、役者を見習ってみると良いと思う。
要するに「役になりきって演じる」ってだけの話で、作者として監督の立場から「ちょっと違うな」なんて思うんじゃなく、役者の立場から「こう演じる」と考える。
すると「書けるキャラクターが少ない」じゃなくて「あなたが演じられるキャラクターが少ない」という事だから、語彙力も関係ないことはないけど、そのキャラクターを理解できてない、というのが本質ではないかと思う。
言ってしまうと、「凛としたキャラはこう喋る」と考えていた場合、じゃあ「もうひとり凛としたキャラ2号」が出てきたらどーすんの? 差別化できないでしょ。
まあ、技術的な話ではなく考え方の話になってしまったけど。

上記の回答(描くキャラクターの語尾・言葉選びの返信の返信)

投稿者 cal : 1 投稿日時:

そうなんです。同じタイプのキャラ2号が出てきたとき、どうかきわければいいのか分かりません。
何が足りていないのでしょうか。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 描くキャラクターの語尾・言葉選び

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元記事:ライトノベルのメインヒロインが献身的な性格なのはNG?

自分にはとりあえず書きたいジャンルの小説が一つあります。
その世界観の中で、どうしてもメインヒロインを主人公が大好きな健気で献身的な性格の子にしたいのですが、どうしてもラノベのメインヒロインにするには弱いような気がします。
主人公の性格をクールにして、バランスを取ろうかとも思ったんですが、そうすると今度はやりたい内容が崩れてしまいます。
普通の成長型の主人公のヒロインとして、そうしたタイプの子はやはりかみ合わせが悪いのでしょうか。主人公とヒロインの性格の組み合わせ方などもできればご教授していただけると幸いです。

上記の回答(ライトノベルのメインヒロインが献身的な性格なのはNG?の返信)

スレ主 cal : 0 投稿日時:

主人公とヒロインは、やはり対になった性格でないとだめなのでしょうか。
サブのキャラクターの性格ばかりが決まって、主人公とメインヒロインの性格がまったくといっていいほど決まりません。

カテゴリー : キャラクター スレッド: ライトノベルのメインヒロインが献身的な性格なのはNG?

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元記事:ライトノベルのメインヒロインが献身的な性格なのはNG?の返信

 オミクロンです。参考になればと思い私見を述べさせていただきます。

 まず主人公とメインヒロインの性格の被りがNGかと言われると、一概には言い切れない。という部分があります。サタン様がおっしゃった通り、やりようはいくらでもあります。

 なぜそのヒロインが薄いと思えるのか。理由は単純で、「特異な動機」が見えないからです。「わざわざ異世界から助けに来てくれたから、できる限りの努力はしよう」とヒロインの献身の動機を私は読みます。

 この動機って、すごく一般的だと思います。よほど世界観が正直者が馬鹿を見るか、荒廃したダークファンタジー風でない限りはですが。要は良心を持つ人間ならば、そう考えるのが妥当(当然)な域でしかないのです。そうなれば当然持ち味は生まれようがないですよね。

 また追記部分を深読みしない場合、「助けてくれたんですね! 素敵! 抱いて!」くらいの単純さです。

 なので献身の動機に、一ひねり以上加えることが必須となります。

 例えば、そのヒロインからすれば主人公の世界は理解の及ばぬ異世界です。何かの拍子に主人公の琴線に触れて、裏切られない確証はどこにもないという「恐怖」から逃れるために、身も心も捧げるという「演技」に徹します。ですが行動を共にしていくと主人公の真の性根に触れ、「演技」が「本物」にシフトしていく。

 または必要で仕方のなかったこととはいえ故郷から連れてきて、その世界の争いに巻き込む。その罪悪感の裏返しで献身に徹する。というのも手です。(物語後半らへんで過労がたたって倒れ、病床のベッドの上で泣きながら主人公に謝罪をする。とすると個人的にはおいしいと思います)

 私がたった数分で思いついた拙い案だけでも、物語の発展性は大きく増し、ヒロインに味が出ると思います。いずれにせよ何らかの「真の意図」がなければただの現地妻で終わってしまうと思います。

 私がこの案で伝えたいのは、「裏のないコインはない」ということです。特に献身系統に関しては、その大変さから何らかの意図や見返りを暗に求める場合が多いです。(特に現実では遺産相続に関することとかありそうですよね)それがないのは、無償の愛という唯一にして絶対の例外のみです。

 CALBEE様はこれを失念しているのではないのかな~と思います。

 あとウルトラCとして、サブヒロインとメインヒロインを逆転させるという手もあります。最近では「ようこそ実力至上主義~」で似たような現象が起きていましたね。(サブヒロインが人気すぎてメインヒロインが空気化ってやつです。NARUTOのヒナタもこれに当たるのかもしれません)

 まぁ参考になれば幸いです。駄文、失礼しました。

上記の回答(ライトノベルのメインヒロインが献身的な性格なのはNG?の返信の返信)

スレ主 cal : 0 投稿日時:

主人公とメインヒロインの性格のかぶりがあっても、やりようはいくらでもあるとのことでしたが、具体的にはどんな方法があるのでしょうか。
思いつく限りでは、天使の3Pや冴えカノみたいにヒロイン格を三人出すくらいしてキャラバランスの調整をとるくらいなのですが、自分のやりたい作風だとそれができないので困っています。
無知で申し訳ありませんが、いろいろとご教授願えないでしょうか。

カテゴリー : キャラクター スレッド: ライトノベルのメインヒロインが献身的な性格なのはNG?

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元記事:初心者が取り組むのによいモノ

はじめまして。
ここに質問するのは初めてのかつどんです。

本題に入る前になんですが、今回の質問の題名について、少し誤解を生んでいるかと思います。
決して、『自分で考えるのが面倒だから、誰かに考えてもらおーっと』などという気持ちはありません!
このことを承知の上でご回答いただけると有りがたいです。

ここから本題です。
今回の質問は、『皆様が初心者だった時、どういった形の小説を書いていたか。また、書きやすいジャンル、テーマ、題材等はあるか』というものです。

自分は初心者なので、長編物を書こうとすると挫折してしまいます。一方の短編は、その短い文章の中に物語を完結させる要素、それに加えてオチを詰め込むことは難しいことに感じ、手を出せずにいます。

そのため長編を一度挫折してからは、小説を書いておらず、ストーリーを考えたり、サイトを探して情報などを集めることをしています。

その中で、小説が上達する方法という情報がありました。
それは、『とにかく小説を書き終えること』。
ですが、自分は一度ギブアップ身であり、どうやって書けばいいか自分にはわからないのです。

そこで先輩である皆さんの意見を聞きたいなと思い、質問をしたということです。

もう一度質問を言うと、
『皆さんが初心者だったとき、どういった形の小説を書いていたか。また、書きやすいジャンル、テーマ等はあるか』です。
初心者として、取り組みやすい要素や短編を書く上での注意点だとかを教えてくださるとありがたいです。

(自分が言ってることは必ずしも正しいとは思っていません。おかしいと思った点に関しては、指摘してくださって構いません。むしろ、してください。)

上記の回答(初心者が取り組むのによいモノの返信)

投稿者 t : 2

こんばんは

今思うと初心者の頃は漫画やアニメの真似ばかりでした。
自分だけのバットの振り方ではないですが、まずは「楽しく小説を書ける方法を見つける」が大切なように思います。読者の反応が好きならネット連載サイトにしたりとか。もし新人賞に送るなら、色々と趣向が違うので、大変になってしまいますが……。

書きやすいジャンルについては、ラノベならテンプレートがいいのではないでしょうか。例えばラノベ原作の異能バトルハーレムアニメの1話なんかだと。

戦争があって主人公が生き残る。

成長した主人公が学園都市に着く。

偶然ヒロインの下着姿を見てしまい、決闘を申し込まれる。

といった具合に、観賞した後で2話までのストーリー展開を、自分なりに最後まで書いてみます。
後はそのまま構成をいじらずに文章にするだけで、構成が素晴らしいので、誰が書いてもそこそこ上手く見えてしまう小説に仕上がるという不思議です。
異世界転生ものにもテンプレがあります、みんなが使っているのですぐ分かると思いますが……。プロ作品のラブコメを真似するのはやめた方がいいですが。
あまり凝った内容にはせずに、
「俺たちの戦いはこれからだ!! 〇〇先生の次回作にご期待ください!」で終わるくらいで、それよりもキャラや文章の楽しければそれでいいや。
一番はとにかく楽しく書く、テーマもよく分かんないから放置、楽しく書くためなら多少の犠牲はやむなし。あまり身構えずに気軽にやるのがいいと思います。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 初心者が取り組むのによいモノ

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投稿日時:

元記事:三人称視点で書きたいけど難しくて書けないです

タイトルの通りです。
一人称だと下手くそなりに書けるんですけど、三人称は全く書けません。

昔は下手とはいえ書けたんですけど、今は三人称視点のインスピレーションがまったく降りてこないんです

自分の場合、色んなキャラを平等に活躍させたいんですよね。
自分はキャラの個性と世界観をなるべく意識して書いてるんですけど。
その際一人称視点ってキツイんですよね。

やっぱり、練習しか無いでしょうか……

上記の回答(むしろ一人称の方が難しくないかなあ)

投稿者 あまくさ : 1

極端に例示すれば、

1)しずかちゃんはかわいいなあ。

2)僕は、しずかちゃんのことを可愛いと思っている。

3)のび太は、源静香という少女を可愛いと思っている。

1と2が一人称。3が三人称ですね。で、ラノベでは1寄りの一人称がわりと好まれますが、一般小説で1のように書かれることは滅多になく、普通は一人称でも2のように書きます。これだと文章的には3とそんなに違わないでしょう?

じゃあ。
次の文章はどうでしょうか?

4)源静香はきれいな少女だ。

これだけだと、一人称三人称どちらも有り得るんですね。ところが、実は大きな違いがあります。
三人称で「源静香はきれいな少女だ」と書かれた場合は、それは客観的な事実ということになります。ところが一人称で同じ文章が書かれた場合は、

5)源静香はきれいな少女だ。僕は、そう思っている。

こういうことなんですね。
つまり源静香の容姿についての客観描写ではなく、「僕」の心情を表現しているんです。極論すれば源静香が本当にきれいなのかどうかも分からず、もしかしたら「僕」が主観的にそう思っているだけなのかもしれません。

>昔は下手とはいえ書けたんですけど、今は三人称視点のインスピレーションがまったく降りてこないんです

昔は書けたんですね? それが最近は書けなくなったというのは、ご自身ではどういう理由だと考えていらっしゃいますか?
相談の文面が簡単すぎてそこがよく分からないのですが、一応思ったのは以下のようなことです。

一人称というのは語り手の主観を前面に出す書き方です。だから作者と作中の語り手(普通は主人公)と読者の心情をシンクロさせやすいんですね。
それでも一般小説では2のように書くので、まだちょっと距離感が維持されています。ところがラノベだと1のようにベタベタに書くことが多いので、そういう書き方に慣れると3のような文章だとちょっと無機質というか……素っ気なくて情景がイメージしにくくなってしまうのかなと。

しかし、本来三人称というのはストーリーとアイデアさえしっかりしていれば、後はそれを客観的に記述するだけです。ですから三人称の書き方に慣れている作者なら、むしろ一人称の方がセンスが必要で難しいと感じているかもしれませんよ。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 三人称視点で書きたいけど難しくて書けないです

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投稿日時:

元記事:プロを目指す上で。

はじめまして、名無しの三平と申します。自分はひっそりとラノベを書いているのですが、やっていくうちに疑問に思ったことがあり、そこで皆様の意見を頂戴したいと思い、こうして掲示板に書かせていただいた次第です。

自分はプロを目指してるのですが、まだしがない新人であっても、読者に受けるものを書いていくべきでしょうか? それとも自分が思いついたネタをとにかく小説という形にしていくという反復(?)創作をしていくべきでしょうか?

現在、いくつもネタがあるものの、小説という形に落とし込むことに躊躇しています。どうか、皆様の意見をお聞かせ願いたいです。よろしくお願いします。

上記の回答(プロを目指す上で。の返信)

投稿者 あざらし : 3 人気回答!

答えは簡単で、
『悩んでいる暇があれば、どちらも書いてみる』です。
プロを目指されているとのこと。
ならば手数の多さが必要になるはずです。多産の練習だと思って書きましょう。

私自身は執筆しませんが、ラ研含み素人小説投稿サイトを経てプロになった知り合いが何人かいます。元々は感想のやりとりですが、ご本人の努力の甲斐あって新人賞をとり、めでたくデビューというパターンが一番多いです。
で、コロナ流行からこっち、最近ではめっきり機会が無くなってしまいましたが、そういった方々と食事をしたりすることもありますので何となくは実情を聞いてます。

まず、新人賞をとったタイトルが発行されることになりますが、公募に送った作品、それがそのまま刊行されるわけじゃありません。
書き込みの言葉を借りて、ざっくばらんに言うと『(より)読者に受けるもの』に打ち合わせの後、修正がかかります。

要するに、読者に受ける(だろう)ものが公募に送られて来るのは当たり前。
商品になる(新人賞をとる)というのはそういうことで、編集というプロの第三者の目で『より読者の目線で面白い』作品にブラッシュアップされます。

>読者に受けるものを書いていくべきでしょうか?

そりゃそうなんですが、そういった才能に恵まれた人は、それが出来て当たり前なので悩みも相談も発生しないものです。
書いた小説が自然と意識することなく、そうなってます。
とある作家さんに聞いたのですが、小説家を志したきっかけは「夏休みの宿題の日記が、先生に面白かったと絶賛されて気を良くしたから」だそうです。
これ、おそらく『日記という本来プライベートなもの』→『提出する』→『読むのは他人』という図式がなしえた技でしょう。
なんとも凄まじい話しですが、天賦の才とはこんなものです。

こういった天性のストーリーテラーも世の中にはいらっしゃるでしょうが、そうでなければ、

>自分が思いついたネタをとにかく小説という形にしていくという反復

こちらが一般的な初心者の方法だと思います。
その反復の中で『読者ウケ』を考えながら書くのが良いのではないでしょうか。

『悩んでいる暇があれば、どちらも書いてみる』
という手数の話しですが、これも無駄にはなりません。
第一作が大ヒットを飛ばし、それが何年も続けば別ですが、それには運という不確定な要素が絡んできます。

問題は第二作、第三作です。
企画を出してボツになりを繰り返し、ようやっと二作目の執筆にGOがかかる。
某大手出版社での話しですが、先日も『30本近いボツを食らった』と聞きました。
言い方を変えれば、30本の主人公と登場人物に日の目を見せずに闇に葬り去った、ということです。

手前味噌ですが、私個人はグラフィックデザインを生業にしてます。
コンペではなく名指しで仕事をもらうのが中心ですが、一案件に対し3~5案ぐらいは出します。(まぁこれは、相手が選択したデザインという諸々のテクニック込みでもありますが)
一つの案があって、それがそのまま通るなんてクリエイテブ系では知る限り存在しません。
手数の多さは業種が違ってもプロの必須技能みたいなものですから、多産を心がけてください。

デビューしてからいきなり大量生産ってのは、それこそ天性のものがないと辛いです。(つまり二本目でつまづきやすい)
プロを目指されているなら躊躇している暇はないと思いますよ。
バンバン書きましょう。

カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: プロを目指す上で。

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