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描くキャラクターの語尾・言葉選び (No: 1)
スレ主 CC 投稿日時:
夜分遅くに失礼します。創作の質問です。
前回お尋ねした「悪い性格の人が描けない」の延長線上にあたる質問なのですが、
自分はキャラクターを(二次創作を含む)描く際に、言葉選び、もとい言葉の語尾に迷ってしまいます。
元気なキャラクターだった場合、「いい感じだね」か「いい感じじゃん」とか迷う
凛としたキャラクターの場合、「いい度胸ね」か「いい度胸してるわね」とかで迷う、などなど……
これらは序の口なのですが、ひどい時はなにをセリフとして言わせたらいいのかが頭から出てこないときもあります。書き出したとしても、「これ、ちょっと違くない?」って感じのセリフを書いてしまい、どう修正したらいいかもわかりません。
これは、自分の頭の中でキャラクターのセリフのストック(語彙力?)が足りない、ということでしょうか。
そしたらやはり、キャラゲーなどのシナリオを模写などして暗記・勉強に励むのが得策でしょうか。
自分なりの勉強法が知りたいです。皆さんはキャラの喋らせ方はどうやってマスターなされたんでしょうか。
貴重なお時間を割いてしまい、申し訳ありませんが、どうかお教え願えないでしょうか。
カテゴリー: キャラクター
この質問に返信する!描くキャラクターの語尾・言葉選びの返信 (No: 2)
投稿日時:
役割語のことだろうか?
セリフだけでキャラクター性が出てくるわけではないので、口調は一貫してればブレを感じることは少ないかと思います。
むしろ。
「凛としたキャラ」が「凛とした口調で喋る」というのは、まんまで、普通で、面白味がないと思いませんか?
別に悪いわけじゃないけれど。そういうベタなキャラを書きたい場合は多いし。
でも、厳ついヤクザが赤ちゃん言葉だったりオカマ口調だったり、といったほうがキャラが立ちやすくないかな?
そんで、そんな「オカマ口調の厳ついヤクザ」に「漢らしく格好良く見えるシーン」があるから、そのキャラのキャラクター性が立ってくるわけで。
「こういうキャラの場合はこういう口調」と考える事自体が、一種の型にハマってると思う。
基本的には役割語として認知されてるものを知ってるくらいで十分じゃないかな。
それ以上は、役者を見習ってみると良いと思う。
要するに「役になりきって演じる」ってだけの話で、作者として監督の立場から「ちょっと違うな」なんて思うんじゃなく、役者の立場から「こう演じる」と考える。
すると「書けるキャラクターが少ない」じゃなくて「あなたが演じられるキャラクターが少ない」という事だから、語彙力も関係ないことはないけど、そのキャラクターを理解できてない、というのが本質ではないかと思う。
言ってしまうと、「凛としたキャラはこう喋る」と考えていた場合、じゃあ「もうひとり凛としたキャラ2号」が出てきたらどーすんの? 差別化できないでしょ。
まあ、技術的な話ではなく考え方の話になってしまったけど。
描くキャラクターの語尾・言葉選びの返信の返信 (No: 3)
投稿日時:
そうなんです。同じタイプのキャラ2号が出てきたとき、どうかきわければいいのか分かりません。
何が足りていないのでしょうか。
描くキャラクターの語尾・言葉選びの返信の返信の返信 (No: 5)
投稿日時:
持論だけどと前置きするけど、上で書いた通り「キャラへの理解」が足りてないと思う。
設定を作り込むとかじゃなくて、役者がするようにキャラになりきって入り込んで考えてみたらいいんじゃないでしょうか。
上品なキャラは言葉遣いも丁寧ですが、これは教養の高さから来るものだから近年の日本語にありがちな「ら抜き言葉」などは使わないほうが良いですし、一方、例えば「上品なキャラの姉妹」という同タイプの二人が出てくる場合、姉のほうが教養が高いわけですから、姉はら抜き言葉を使わない、妹は使う、という変化だけでも割と違ってきます。
逆に粗暴なキャラの場合、本質的に粗暴な性格なのか高校デビューなどで繕った粗暴さなのか、これでも言葉遣いは違いますよね。
もともと粗暴なキャラは普通に言葉遣いが乱暴なだけで文章的に雑なだけ、繕った粗暴さは乱暴な言葉を使いたいだけで自分を強く・悪く見せたいから強い言葉ばかりを使う。
そういう、その言葉遣いの由来を考えてみたら良いのではないでしょうか?
あとは、そのキャラの個性が出るシーン作りです。
「上品な姉妹」の場合、「完璧な姉、未熟な妹」と考えると「妹の些細なミスを叱りつける姉」とか「失敗したことを姉に黙ってて欲しいと懇願してくる妹」というシーンがあれば、それだけで差別化できますよね。
何故なら、「完璧な姉」はミスなどしないし、失敗しても黙っててくれなど懇願してこない。それをしてくる妹は、口調が似てても明確に違うキャラクターだとわかります。
言葉遣いだけでの書き分けは印象に残らないので、言葉遣いだけで差別化ができるわけではありません。
キャラの個性が出るようなシーンを考え、それを書くことで明確な違いを出すことが出来ます。
そのことを踏まえて既存作を読んでみると良いでしょう。
今まで「なんてこと無い普通のシーン」と思ってた場面には、こうしたキャラ演出が詰まっていることでしょう。
それで言うと、おそらくという邪推をしてしまいますが、「次の場面までの繋ぎのシーン」とか「ヒロインと談笑するシーン」とか「ノリと勢いで書く」とか曖昧に漠然と考えてる場面でソレが出来てないから、キャラの書き分けが出来てないのだと思います。
ちょっとした小ネタを書いておくと、
例えば「凛としたキャラ」を書く場合、これがうまく書けないのなら、「凛としたキャラの個性が出せる場面を作りやすいモブキャラ」を新しく配置するのが楽です。
上の「完璧な姉と未熟な妹」の例の場合、これって「完璧な姉」がいるから「未熟な妹のミス」が栄える。つまり完璧に対して未熟という対比が作れてるから、そのキャラが立つわけです。
だったら、「凛としたキャラが栄えるモブキャラ」を追加してしまえばやりやすくなる。
「凛としたキャラ」がどんなキャラなのかわからないけど、落ち着きのある才女を印象づけたいなら、慌てふためくヘタレ男を横に置いとけば落ち着きのある才女っぷりが強調されるでしょ。
描くキャラクターの語尾・言葉選びの返信 (No: 4)
投稿日時:
やはりわかりやすい変化をつける方がいいのではないでしょうか?
同じようなタイプのキャラであっても年齢差、性別、方言などと差別化しやすい要素で書き分けるのが無難かと思います。
下手に微妙な要素で違いを出そうとしても読者どころか作者自身も混乱しかねない
でしょうから、自身でもあえてわかりやすいポイントをそれぞれのキャラクタに付与して、それを軸にしゃべり方を決めるなどした方がいいと思います。
その上でセリフをどんな風にしゃべらせるかは・・・私だったら自分の中でそのキャラに問いかけてみる、でしょうか?
そこで「いやいやこんなしゃべり方しないよ」みたいなものが出てこないのであればあなたの中でそのキャラのスタイル、引いてはキャラのイメージが固まっていないと言えるので、キャラクター像を煮詰めるべきなのかも知れません。
そこまでしなくても即興的にキャラクターを上手く演じられるだけの力量が作家の側にあればそれでも構わないでしょうし、そうでなかったとしてもある程度キャラクターのイメージが自身の中で固まる程度で十分で、あまり厳密に決める必要はないと思います。
描くキャラクターの語尾・言葉選びの返信 (No: 6)
投稿日時:
まえに、『セリフとセリフの間に地の文をはさむタイミングがよくわかりません。』( https://www.raitonoveru.jp/counsel/novels/thread/3068 )という質問をしていたことを踏まえての想像なのですが、キャラの描写をセリフに頼りすぎていませんか?
言葉遣いが一語一句同じでも、言い方によって感じる印象は千差万別です。セリフ単体だと、意外とどんな様子で喋ってるのか確定できない場合が多い。でも、そんな時のためにあるのが地の文。
「いい、感じだね」
彼女は言いにくそうに視線をさまよわせた。
「いい感じじゃん……」
彼女はどこか悲しげにつぶやいた。
「いい感じですわね!」
彼女はステップを踏みながら元気よく叫んだ。
「いい感じだな」
ぼそっと耳元で囁かれた。
「……」
彼女は眉間に皺を寄せて僕を見下ろした。
台詞の印象を規定しているのは、言葉遣いや語尾だけではなく、むしろ付随する地の文なのが分かると思います。台詞単体にキャラの個性が宿るわけじゃなくて、それをそのキャラがどんな思いで、どんな様子で、どんな調子で言ったのかのほう、つまり地の文によってキャラクターが表現されるのだという話。
描くキャラクターの語尾・言葉選びの返信 (No: 7)
投稿日時:
た、たぶんセリフだけをつらつら書きだしてみちゃうのがいいのかなー・・・とか思う。
「悪い性格の人が描けない」という質問挙げていらした方ですよね?
その質問内容みて、「へー、こういう発想あるんや~」って思ったんですよ。
なんと言えばいいのか・・・しょせん自分以外の生き物の考えることは、推察はできても【心からの理解】には程遠い。みたいな?価値観を私は持っています。
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たとえば、ここにいる一人の少女が、善良な人々30人を殺しまくる「大量殺人」を犯したとして、彼女が何を思ってその犯行に至ったかは彼女以外知りえることはない。
理由があって、その行為を成したのかもしれない。
少女は善人で、30人が極悪なテロリストで、彼ら30人を殺さねばもっと多くの人が殺されるかもしれなかった・・・・とかなら?
それがただの彼女の妄想でしかなく、30人はただの一般市民だったら?
正直、【30人も殺した】少女の性格の良し悪しなんてどうでもいいのでは?
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というノリで、
究極的には他人はすべて理解不能なのが基本・・・・というかんじ?
他者を知るには、推察するには、まずは悪役キャラ?の
【実行した行為】
【結果】
そしてその【行動に至った理由】を聞かないといけないのかなーと思っちゃいます。
できるだけキャラの言葉で。
「は?なんですって!?身の程を知りなさい庶民の分際で」
「文句があるなら金を積んでみなさいよ!こちとら嫌になるほど国に税金支払っているわよ」
「それこそアンタの家の稼ぎの何倍分もね!!」
「アンタがそうやって踏んでる地面の整備費だって、ほとんどウチから出ているようなもんよ」
「ウチの金で作られたもん使いまくっといて平等とか笑わせんじゃないわよ!!」
「しかもあんた奨学金生じゃない!!」
「要は借金してこの学園に来ているんでしょ」
「ウチは逆に学園に寄付までしてんのよ」
「庶民さんは借金持ちと借金のない人間を平等に扱うの?」
「『マイホームを買うために2000万円を貸してくれ』って銀行に言ったら、借金持ちでもローン組めるの?」
「金持ちと借金持ちが平等に扱われると思ってんじゃねーよ!!」
「自重しろこの貧乏人!!」
とか・・・・ね?(あれ?なんか変になった気が・・・)
ま、まあ地の文ばっかり書いちゃうタイプみたいですから、逆にこういうセリフばっかりかてみたらキャライメージが明確になるんじゃない?
口下手な人は、喋りまくっていたら多少は緩和されるらしいし!!うん!!