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ライトノベルのメインヒロインが献身的な性格なのはNG? (No: 1)
スレ主 cal 投稿日時:
自分にはとりあえず書きたいジャンルの小説が一つあります。
その世界観の中で、どうしてもメインヒロインを主人公が大好きな健気で献身的な性格の子にしたいのですが、どうしてもラノベのメインヒロインにするには弱いような気がします。
主人公の性格をクールにして、バランスを取ろうかとも思ったんですが、そうすると今度はやりたい内容が崩れてしまいます。
普通の成長型の主人公のヒロインとして、そうしたタイプの子はやはりかみ合わせが悪いのでしょうか。主人公とヒロインの性格の組み合わせ方などもできればご教授していただけると幸いです。
カテゴリー: キャラクター
この質問に返信する!ライトノベルのメインヒロインが献身的な性格なのはNG?の返信 (No: 2)
投稿日時:
めっちゃ難しいです。というのも最近コミカライズでポイント爆稼ぎ中の著作わい氏の『セブンス』がもろそれだから。
都合の悪くなった(?)女性は軒並み全員嫁にする主人公が、軍団のようなハーレムを築きながら、そのハーレムを掌握し、彼女たちの首根っこを引っ掴み、彼女たちのエピソードにも負けることなくヒロイン力(りょく)天元突破しているのが究極つくし系ヒロイン。ノウェムです。
これ読んじゃうともう、つくし系ヒロイン極めすぎぃ!!ってなるから、もうノウェムと主人公の劣化コピーにしかならんわーってなるから。( ゚Д゚)
ノウェム専用ヒロインイベント?で尽くしまくっていた彼女の気持ちや心理、真実が判明するシーンとかもわりと納得で、女性でも共感できると思うレベル。
なので『セブンス』を読んでいない人からアドバイスもらうか、あれ読んだうえで違うヒロイン生み出すひつようあるな。
いっぱいアドバイスもらってから、脅えて読んでください(-_-;)
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私は読んでしもたから無理や。他の人にアドバイスもろてな?('◇')ゞ健闘を祈る
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なぜそうも献身的に動けるのか、その理由が必要だと思います。ある意味主人公より主人公しないとキャラがぼやける気がします。
ライトノベルのメインヒロインが献身的な性格なのはNG?の返信 (No: 3)
投稿日時:
極端な話、「ホラーを書くのに快活なヒロインはアリか」と聞かれたら答えに迷う。
ジャンルさえ伏せて、どんな話なのかもわからないまま、ヒロインの性格について可否に答えるのは難しいです。
読むせんさんの返信では、要するに「強豪がいるから無理」ということで、強豪がいるって事は、「献身的なヒロイン」で成功してる作品はそれなりにあるしヒット作もあるという事なので、ヒロインの在り方自体に否定してるものではないと思います。
正直私もそれには同感です。
「献身的なヒロイン」というヒロイン像は、主人公と読者に対するアピールの仕方がほとんど決まってるので、テンプレから動かしにくい。
どんなタイプの主人公にしても、結局は「主人公に対して献身的」という描写でヒロイン像を書くことになる。
まあ、DV主人公と献身ヒロインって組み合わせなら新しいけど、それこそ書きたいモノじゃないだろうし。
そうなると、あくまでヒロイン単体で考えた場合、他作品との差別化が難しくヒロイン自体はあまり目立たないだろうと思います。
なので、「献身的なヒロイン」というそれ自体には問題はないと思いますし、かみ合わせが悪いという事もないかと思います。
>主人公とヒロインの性格の組み合わせ方などもできればご教授していただけると
やり方や考え方は人それぞれなので、あくまで私個人の「こう思う」程度の話ですが。
まず、主人公とヒロインの関係性、物語上のポジションを考えます。
例えば、「魔王に囚われたヒロインを助けに行く主人公」なんて場合は、組み合わせもクソもなく、ヒロインはピーチ姫になってもらったほうが良いでしょう。
例えば、「主人公とヒロインがタッグを組んで事件を解決する」という場合は、コンビを組んでいるので衝突しやすい性格、すなわち凸凹コンビにしたほうが良いです。
例えば、「主人公とヒロインが恋をする」なんて場合は、物語の中心になる要素に対して明確な立場を取らせる組み合わせのほうが良く、キャラ同士のバランスはあんま関係ないです。
うーん……。端的に言えば、主人公とヒロインはコンビを組むか(対比させる必要があるかどうか)、コンビを組まないか。組まない場合、お互いの距離感はどんなものか、という感じ。かえってわかりにくいかな。
まあ、どのみち物語がわからんとどうにもならないところはありますね。
主人公とヒロインのバランスを気にされてるようなので、あくまで「バランスを」というところで考えると、物語的に一番バランスが良いのはいわゆる「凸凹コンビ」です。
これは落差が大事なので、「献身的なヒロイン」に対して落差のある主人公像がバランス的には良い。
……だから冗談半分だったけど一応「DV主人公」ってのはバランス的には良いんだよね。
DV主人公というのもイメージが悪いけど、いわゆる暴君系の主人公と捉えれば割とラノベ向きでしょう。
あとはスタンダードに「鈍感主人公」。ヒロインの献身って個性が主人公に届かないので、物理的な衝突はしないけど一方通行なところに心理的な衝突を書きやすい。
まあ、その部分だけを考えりゃ「公私混同はしない真面目主人公」とかでも、主人公はヒロインの好意を意図的にスルーするわけだから同じ展開を書けそうです。
と、こう考えると、結局「そういう展開」に持っていけりゃ何でもいいので、物語次第でそうなる設定を考えりゃいいだけ、というキャラの問題はあんま大きくなかったりもします。
また、「バランスは落差を考える」といった主旨の発言をしましたが、真逆に落差ゼロの同じ方向性のコンビというのもあります。
例えば「いたずら好きの双子」みたいなのが好例ですね。同じ方向性の性格でブレーキ役がおらずアクセル全開な展開になる。
それで言えばヒロインと同じく「献身的な主人公」というのもアリと言えばアリ。
例えば「自分よりも他人が傷つくことを恐れ、自分を犠牲にしてでも他人を助けようとする」みたいな主人公は割と覚えがあるんじゃないかな。
あぁ、Fateシリーズの衛宮士郎と間桐桜の組み合わせが自己犠牲と献身の組み合わせかな?
献身的とは違うけど、方向性として同じって意味で言えば「博愛的な精神を持つ」とかそういう「同種のコンビ」というのも割と成立しやすいです。
同じ考えを持つからこそ、ちょっとした違いで衝突するって事も多いですから。「同種」もまた衝突は作りやすいです。
でも、この場合はブレーキ役がいないのでブレーキ用のサブキャラを用意したほうが良いでしょう。
ライトノベルのメインヒロインが献身的な性格なのはNG?の返信の返信 (No: 4)
投稿日時:
ジャンルはバトル系ですね。異能系? バトル漫画好きな主人公に異世界から助けを求めて声をかけてくるヒロインを想定してます。困惑する主人公になんでも尽くしてくれてサポートしてくれる感じを漠然と考えていて、ああじゃない、こうじゃないと模索してばかりです。やっぱり薄いですかね、メインに据えるには。
ライトノベルのメインヒロインが献身的な性格なのはNG?の返信 (No: 5)
投稿日時:
追記があったので、もう一度返信させていただきます。
先ほども書きましたが、ジャンルは異世界異能モノを考えています。
世界の危機に対してバトル漫画好きの主人公に異世界から救いの手を求める献身的ヒロインというものを想定していて、そのバランスに苦慮しています。
まず、舞台は黒い壁によって五つに分かれた世界で、一つ目の世界でそのメインヒロインの子の問題解決をして、二つ目の世界以降では、そのヒロインが主人公を支えながらその世界ごとのヒロインと親交を深めていくという設定です。
なので、主人公に最初のメインヒロインの子がついていって世界の各地を回っていく感じにしているので、ある意味主人公とヒロインの納得いくペア感のようなものが必要だと感じているのですが、そのバランスに苦慮しているといった感じです。
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ライトノベルのメインヒロインが献身的な性格なのはNG?の返信 (No: 6)
投稿日時:
主人公とヒロインは、やはり対になった性格でないとだめなのでしょうか。
サブのキャラクターの性格ばかりが決まって、主人公とメインヒロインの性格がまったくといっていいほど決まりません。
ライトノベルのメインヒロインが献身的な性格なのはNG?の返信の返信 (No: 10)
投稿日時:
いいえ。性格は別に対でなくとも問題ありません。
というのも、「対」というのは「何に対してか」と考えることが出来るからです。
普通に考えれば「主人公の性格」に対して「ヒロインの性格」が対になる、となるため「性格が対になったほうが」という答えになりやすいです。
しかし、別に「他の事に対して」でも良いわけです。
例えば「問題解決に対して」と考えた場合「解決に消極的な主人公」と「解決に積極的なヒロイン」と考えれば、別に性格関係なく「対」が作れます。
もっとも、それを突き詰めて設定レベルにまで落とし込むと、「消極的な性格の主人公」と「積極的な性格のヒロイン」となるので、性格の問題にしたほうが楽、というのは確かです。
他によくあるのは「熟練刑事」と「新米刑事」なんてのも性格関係なく「対」ですよね。
こうしたところでも対は作れるので、いっそ好きなようにキャラは作ってしまって、後から対になる条件を盛っていっても良いと思います。
映画『レオン』など暗殺者と少女の組み合わせとかも、強者と弱者の組み合わせで性格意外の場所で対になってるし、こういうのはだいたい「強者」が私生活で何かに手間取る場面があり「弱者」がそれをあっさり解決させて得意気な顔をする、というシーンがあったりする。
「強者(優秀)」なのに「間抜け」という対があるし、「弱者」が「解決させる」という対があるし、「強弱の立場の逆転」という面白いシーンなので、よく使われる。
性格だけでなく設定でも展開でも対は作れるので、対にこだわってキャラを作る必要はないかと思います。
キャラが作れなくて困ってるなら、その指針として対を意識するのは良いと思うけど。
そうでなければダメというわけではありません。
また、
>そのバランスに苦慮しているといった感じです。
確かに「暗殺者と少女」で例えたように設定時点で魅力が出やすい個性あるキャラ設定というバランス的なものはありますが、問題にしてるのは「主人公とヒロインが相性の良い納得のパートナーである」という事を実現させるって事で、コレに関しては、別にキャラ設定だけに頼らずとも問題ないです。
例えばベストパートナーで思いつくのは「以心伝心」といった言葉ですが、この言葉はキャラ関係を表現したものでキャラ単体の設定ではありません。
つまりキャラ関係を書ければ、「良いパートナーである」とか「ヒロインがパートナーであるからこその展開」とか、そういう流れが書ければ良いだけで、「ベストパートナー」という描写をしていけば良い話です。キャラ設定はそんな関係ないです。
「ベストパートナー」という言葉を聞いて、CALBEEさんは他にどんな言葉を思い浮かべますか?
「相棒」とか「息が合う」とか「意見を違えても最後は協力する」とか。
なら、それをテーマにワンシーン作って、そのシーンを本編に盛り込めば良いだけです。
それだけで読者的には「主人公とヒロインの関係は良好だ」と思うので、例えその後出てくるサブキャラがヒロインより魅力的であってもメインヒロイン以上にはなりえないでしょう。
メインヒロインを描写する際のテーマ「ベストパートナー」を別キャラでやったら話は違ってきますが。
こういうのは設定の問題じゃなく、展開すなわち物語の問題です。
それと、どうも「サブキャラより魅力的にしたい」というような意図が見え隠れしてるので、一応それについて書いておくと、
設定レベルでサブキャラより魅力的なメインヒロインというのはあんまいません。
作者の癖や作品の意図的にあえてメインヒロインを一番魅力的にするって事もあるけど、あんま一般的じゃないかなと思う。
『灼眼のシャナ』あたりの時代には一時期流行ってた構図だと思うけど。
何故なら、物語の構造上メインヒロインってのは女性キャラの中では一番活躍するし一番見せ場が多いので、一番魅力的に見えるものです。
これはあくまで「見せ場があるから魅力的に見える」というだけで、要するに前述した「展開で書いてる」からというのが理由ですね。
対してサブキャラは「サブストーリー以上の見せ場が無い」ので、基本的にキャラを出しにくいしその機会もメインヒロインと比べ少ないんですよ。
だからサブキャラってのは設定レベルで特徴的・個性的にして、魅力を出しやすくしてる。
要するに、設定だけで考えるとメインヒロインよりサブヒロインのほうが魅力的なのは当たり前だし、むしろそうでないとサブキャラが薄くなって魅力が出なくなるので、まあ作品のコンセプト次第ではあるけど、基本的に設定でメインヒロインに魅力が乏しいのは問題じゃないと思う。
メインヒロインは展開で魅力を出せる機会が多いから。
例えば王道ファンタジーなんかで、ヒロインは主人公の幼馴染で、サブヒロインが一国のお姫様とか特殊な魔術の後継者とか、そういうの見かけないかな?
学園モノでも、ヒロインは普通の子でサブヒロインが財閥の令嬢とか。
まあ、例えはかなり古いタイプの王道だけども。
この場合、主人公とヒロインのキャラクター性は、「二人の関係性」で立てることが出来るので別にキャラ単体の設定で個性や魅力をことさら考える必要はないかと思います。
ライトノベルのメインヒロインが献身的な性格なのはNG?の返信 (No: 7)
投稿日時:
オミクロンです。参考になればと思い私見を述べさせていただきます。
まず主人公とメインヒロインの性格の被りがNGかと言われると、一概には言い切れない。という部分があります。サタン様がおっしゃった通り、やりようはいくらでもあります。
なぜそのヒロインが薄いと思えるのか。理由は単純で、「特異な動機」が見えないからです。「わざわざ異世界から助けに来てくれたから、できる限りの努力はしよう」とヒロインの献身の動機を私は読みます。
この動機って、すごく一般的だと思います。よほど世界観が正直者が馬鹿を見るか、荒廃したダークファンタジー風でない限りはですが。要は良心を持つ人間ならば、そう考えるのが妥当(当然)な域でしかないのです。そうなれば当然持ち味は生まれようがないですよね。
また追記部分を深読みしない場合、「助けてくれたんですね! 素敵! 抱いて!」くらいの単純さです。
なので献身の動機に、一ひねり以上加えることが必須となります。
例えば、そのヒロインからすれば主人公の世界は理解の及ばぬ異世界です。何かの拍子に主人公の琴線に触れて、裏切られない確証はどこにもないという「恐怖」から逃れるために、身も心も捧げるという「演技」に徹します。ですが行動を共にしていくと主人公の真の性根に触れ、「演技」が「本物」にシフトしていく。
または必要で仕方のなかったこととはいえ故郷から連れてきて、その世界の争いに巻き込む。その罪悪感の裏返しで献身に徹する。というのも手です。(物語後半らへんで過労がたたって倒れ、病床のベッドの上で泣きながら主人公に謝罪をする。とすると個人的にはおいしいと思います)
私がたった数分で思いついた拙い案だけでも、物語の発展性は大きく増し、ヒロインに味が出ると思います。いずれにせよ何らかの「真の意図」がなければただの現地妻で終わってしまうと思います。
私がこの案で伝えたいのは、「裏のないコインはない」ということです。特に献身系統に関しては、その大変さから何らかの意図や見返りを暗に求める場合が多いです。(特に現実では遺産相続に関することとかありそうですよね)それがないのは、無償の愛という唯一にして絶対の例外のみです。
CALBEE様はこれを失念しているのではないのかな~と思います。
あとウルトラCとして、サブヒロインとメインヒロインを逆転させるという手もあります。最近では「ようこそ実力至上主義~」で似たような現象が起きていましたね。(サブヒロインが人気すぎてメインヒロインが空気化ってやつです。NARUTOのヒナタもこれに当たるのかもしれません)
まぁ参考になれば幸いです。駄文、失礼しました。
ライトノベルのメインヒロインが献身的な性格なのはNG?の返信の返信 (No: 11)
投稿日時:
主人公とメインヒロインの性格のかぶりがあっても、やりようはいくらでもあるとのことでしたが、具体的にはどんな方法があるのでしょうか。
思いつく限りでは、天使の3Pや冴えカノみたいにヒロイン格を三人出すくらいしてキャラバランスの調整をとるくらいなのですが、自分のやりたい作風だとそれができないので困っています。
無知で申し訳ありませんが、いろいろとご教授願えないでしょうか。
ライトノベルのメインヒロインが献身的な性格なのはNG?の返信 (No: 8)
投稿日時:
あー・・・・FF10だ。健気ヒロインと召喚勇者。下手するとこっち展開に転んじゃいますね。
なんか裏設定は考えていますか?その裏部分こそがポイントになりそう。
ライトノベルのメインヒロインが献身的な性格なのはNG?の返信の返信 (No: 17)
投稿日時:
サタンさんの意見でうろこが落ちましたが、女性が主人公な話は【尽くし系男】けっこういます。
二人の関係性は【ギャップ】がメイン。
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女主人公は異世界トリッパーやゲーム転生とかで、『情報収集が目的』『見方や仲間が欲しいけれど裏切られるのが怖い』と『自分は弱い』などの理由から隷属印などを刻まれ「絶対に裏切ることができない」奴隷男を購入。
かなりビジネスライクで冷たい心理です。
絶対裏切らない安心感から、奴隷男に「健康で文化的(?)な最低限度の生活」を提供します。さらに自分の代わりに戦ってもらうので装備なんかも、かなり頑張って揃えます。奴隷だって大事な財産です、壊しては破産する。
その不足分は自分の装備を減らしたり自分の食事をケチったりで賄(まかな)う。
自分の高価な仕事道具を雑に扱わない、大事にケアするし、他人に雑に扱わせないように警戒する感じ?
あまり対等な人間扱いしていないんです。
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で、奴隷男は「幸運な主人に当たった」事を自覚します。現地人な奴隷男氏は奴隷の扱いの雑さを知っているため、あるいはブラック業務を経験済みで、「おそろしい主に当たりたくない」と思っています。
ヒロイン(女主人公)は弱小企業ながらホワイト企業主である事を知ったうえで、「ここで働いていたい」「ここが倒産したり、解雇されたらブラック会社に逆戻り・・・」みたいな心理を抱える感じ。
そこからビビりながら主人公に気に入られるよう、顔色をうかがいながら振る舞い、そのうちに主人公の裏のない優しさやトラウマに気付いてゆき、主人公に守られる自分でなく、主人公を支えられる自信を得ようと奮起し・・・・
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性別を逆転すると『盾の勇者の成り上がり』の主人公と奴隷娘の関係になります。(まさに外道!!アニメ化も決まっているぜ!!)
無自覚なサポート特化型、尽くし系勇者とそんな勇者を全力で信頼し、ご恩をかえそうと心に決めた健気な奴隷騎士?みたいなノリ。健気なのがヒロイン・・・と見せかけて主人公です。しかも後半から主人公が尽くし系キャラから逸脱(いつだつ)していくので健気な奴隷娘が一気に空気化。
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ヒロインの事を考えろと促(うな)がしといてあれですが・・・・・だいたいの男主人公(男作者)はメサイヤ・コンプレックスもかくやというほど献身的です。
作者さんの物語の設定で、性別が逆なら、召喚されてしまったヒロインは健気な召喚主(男)を「胸が悪くなるような利己主義者」だと認識します。
自分でどうにかしろや、自分で解決できないからって人を誘拐して解決させようとしてんじゃねーよ。
そもそも平凡な日本人にそのトラブル解決できると本気でおもとんのかい。フランス外人部隊でも召喚して金額交渉しやがれ。この薄らボケ!!
悲愴ぶってんじゃねーよ!泣きたいのは誘拐犯の気様じゃあなくて誘拐されたこっちなんだよ!!!!返して!!いますぐ私を、もとに世界に返して!!!
とか思う。女はわりと思っちゃう。
もし自分が主人公のように、急に召喚という形で明日の仕事や約束、慣れ親しんだ食材、家族や友人、同僚と切りはなされてしまった時、そして戻れないとかの時どう思うでしょうか?
・・・・主人公にとって召喚があまり重いものでない必要があると思う。即戻れる能力持ちとか
【盾勇】の作者の別作品【俺だけ帰れるクラス転移】との設定被りに注意だけど。
で、ヒロインはその重さを覚悟したうえで、無理矢理その人を地獄に突き落とす生贄として主人公を選んでしまった負い目があると思う。そういう【立場と状況認識のギャップ】的なノリは?
「なんで、なんで私を責めてくれないんですか?」
「私はあなた様からすべてを奪ってしまったのですよ!?」
「友を、家族を、未来を、あなたの世界での幸せの全てを!!」
「私たちの、私のエゴのせいで」
「ごめんなさい、なんて言えるわけがない・・・あなたの苦しみはすべて私のせいなんですよ!?」
「(気にすんな的セリフ)」
「え?」
とか。クール主人公にしてもクールなメサイヤコンプレックスとかだと【衛宮士郎】ともろかぶりになるっちゃあ鳴ると思います。
メサイヤ・コンプレックスは変則型や、クズ系人物が自分をあげるために行いがちな悪癖としても有名みたいなので、検索してみると面白いかも?
ライトノベルのメインヒロインが献身的な性格なのはNG?の返信 (No: 9)
投稿日時:
ん?
献身的なヒロインというのはわりと単純に需要があるのかと思っていたのですが、今は流行らないのですか?
>どうしてもラノベのメインヒロインにするには弱いような気がします。
どうしてそういう気がするのかイマイチ分からないので、参考までにCALBEEさんがイメージするラノベに最適のヒロイン像ってどんな感じなのか教えていただけると助かります。
それと、そもそも献身的なヒロインって一種類しかないのかなあ?
要するに主人公を好きで好きでしょうがない理由さえ考えればいいわけなので、気立てが良くて献身的、純粋無垢で献身的、勇敢で献身的、あわあわしながら献身的、ツンデレで献身的、ヤンデレで献身的、クールビューティで献身的……いずれでも成立はする気がしますが。戦場ヶ原ひたぎだってツンデレどころかツンドラって感じとさえ言われながら「どうしようもないほど貴方にまいってる」みたいなことを言っていたし。
主人公をクールにしたくないなら、ヒロインの方をクールにするのはいかが? 成長型だけに勇敢ながら少し未熟なところもある主人公。そんな彼をフォローしながら四つの世界を巡る「従順で控えめな名参謀」風ヒロイン。彼女が主人公にぞっこんな理由は、まあとっさに思いつくのは幼い頃に彼に助けられたことがあるとかなんとか(当然、主人公の方は覚えていない)。主人公を信頼しきっていて、かつ惚れた弱みで絶対に逆らえないみたいな感じ。
アラビアン・ナイトの『アリババと四十人の盗賊』にモルジアナという一人ですべての事件を処理してしまうやけに聡明な女奴隷が出てくるのですが、個人的にわりと好きなタイプだったりします。(趣味がバレる)
ライトノベルのメインヒロインが献身的な性格なのはNG?の返信の返信 (No: 13)
投稿日時:
>献身的なヒロインというのはわりと単純に需要があるのかと思っていたのですが、今は流行らないのですか?
自分の読んでいる作品に偏りがあるのかもしれないですが、少なくともなんのツンもなくメインヒロインに添えられているのは見たことがないです。そういう場合は、大体何人かのヒロイン格が一緒に出てくることがほとんどで、ひとりだけがそうやって出てくることは見たことがないです。
ライトノベルのメインヒロインが献身的な性格なのはNG?の返信 (No: 12)
投稿日時:
ライトノベルのメインヒロインが献身的な性格なのはNG?の返信の返信 (No: 14)
投稿日時:
もしくは内気で儚げなんですけど芯の強いというか大切なところは譲らないタイプですね。
主人公は、あまりとりえのなく、自分にあまり自信がない感じの性格(ただし、肝心な時はちゃんと怒ったり、熱くなったりできる)を考えているんですが、あまりかみ合わせがいいとは感じません。
ライトノベルのメインヒロインが献身的な性格なのはNG?の返信の返信の返信 (No: 15)
投稿日時:
そこまでイメージが出来ているなら、迷わずそういうヒロインで行くべきだと思いますよ。
気にされているのは、
1)主人公との(または世界観との)かみあわせが悪そう。
2)ラノベのヒロインとしてはおとなしい。
この2点ですよね?
1については、主人公とヒロインの最適な組み合わせが1種類しかないと考える方がつまらないじゃないですか? 作品の要素はそれだけではないのだから、ちょっと考えると合いそうもない二人を合わせることによって、むしろこれまでに無かった新しい展開が生まれる可能性はないのか? と前向きに考えた方がいいと思います。単にキャラだけで考えるとしても、主人公+ヒロインにもう一人何らかの触媒になるようなキャラを加えることによって輝きはじめるといったことも有り得ます。
2の答えは、1の延長です。ラノベですからヒロインの魅力はつかみから全開にしたいところではあるでしょうが、それにしてもヒロイン以外に序盤を輝かせる方法が無いと決めつけるのは思考の幅を狭め過ぎじゃないかと。つかみは主人公、またはそれ以外の要素に担わせることを考え、ヒロインの魅力はじわじわ伝えればいいと割り切ってみてもいいのでは。
少なくとも検討の余地はあると思うのですが、いかがでしょうか?
追記 (No: 16)
投稿日時:
私は最初にも書いたようにツンデレと献身は両立すると思っているのですが、おそらくそれだとCALBEEさんの仰る献身的ヒロインのイメージとズレがあるのだと思います。たぶんイメージされているのは、主人公との間に波風を立てないヒロインなんですね?
しかし物語的には波風が立たないと面白くなりません。ならば、他のキャラなり状況なりを使って外部からの波風を強制すればよいのではないかということです。
ライトノベルのメインヒロインが献身的な性格なのはNG?の返信 (No: 18)
投稿日時:
メインヒロインなんだから描写的にもメインに据える、ヒロインのアピールポイントが健気で献身的なんだからそこをアピールする、そこを主人公が評価する、というのは効果的であるためよく行われる手法ではあるんですが、そうではない例も散見されると思います。
鈍感主人公ですと、ヒロインが懸命に主人公にモーションかけている、尽くしているのに、主人公が気づかなかったりしますね。そこがうまく描写できていると、読者は「主人公、早く気が付けよ」とやきもきすることになります。
一種の劇的アイロニーです(作中の特定キャラは何かを知らず、読者/観客はそれを知っている状況)。ときおり使われる手法で、例えば、作中で誘拐犯と先に明かされた犯人キャラが、そのことを知らないヒロインを言葉巧みに騙して犯人の車に連れ込む、なんてのがあったりします。ヒロインが誘拐犯を善人と思い込めば思い込むほど、読者はヒロインに対して「おいヒロイン、何やってんだ、ヤバいぞ、逃げろ」と強く思ってしまうわけですね。そう思うからこそ、先を読みたくもなります。
異能バトル系だと、主人公の好みであるはずの「健気で献身的メインヒロイン」も、効果としては弱いかもしれません。例えば「主人公と相性のいい補助的異能サブヒロイン」が登場したりすると、主人公に対する貢献度はサブヒロインが高くなりがちです。ウリ(であるはず)のバトルに直接参加できたりするのはサブヒロインですから。
メインヒロインをサブヒロインと直接競わせて見劣りしてしまうなら、競わせなければいいのです。構想されてお出での話からすると「とある魔術の禁書目録」のインデックスが思い浮かびます。最初に主人公の上条当麻に救われ、以降はヒロインとしては控えめながら、他のサブヒロインを寄せ付けない作りになっています。
もう少しメインヒロインを引き立てるとすると、主人公の見ていないところでサポート、奮闘させる手があります。思い付きのデタラメですが、盗賊に捕らわれたはずのサブヒロインがひょっこり帰って来た、と思ったら、メインヒロインが身代わりを申し出た結果だったとか。
あるいは、主人公、メインヒロインに共通の保護対象がいる作りも考えられます。原作は古めですが今期にアニメ化された「からくりサーカス」ですと、主人公 才賀勝を守る加藤鳴海、才賀エレオノール(しろがね)ですね。主人公 才賀勝をサブヒロインに入れ替えると、サブヒロインのために主人公、メインヒロイン共に奔走し、サブヒロインを危機から逃がすため、主人公とメインヒロインが敵を食い止める、なんて流れにできます。
そうなると、サブヒロインは、主人公とメインヒロインの間の絶大な信頼を感じ取り、2人の間に割り込む(主人公をメインヒロインから奪う等)を諦めるという流れにもできます。
(もっと古い作品だと、「コブラ」(寺沢武一)のコブラとレディがいますし、ルパン三世のアニメシリーズでは、PART5で峰不二子がやはり正ヒロインであることが確認されています(PART4ではヒロイン交代を考えた節が感じられる))。
健気ヒロインが、 お間抜け(ドジっ子)というパターンもよくあるんじゃないでしょうか。健気に尽くす気満々だからこそ、トラブルメーカーとなり、イベント発生のトリガーなどになります(サブヒロインが主人公をサポートすることになりがち)。
上記はあくまでも一例で、いろいろパターンは考えられると思います。主人公とメインヒロインの関係性だけでなく、2人の周囲のキャラとの関りも考えてみてはどうでしょうか。