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元記事:三幕構成のセントラル・クエスチョンとは暗示的でもいい?の返信の返信

 ……と一度は書いたものの、あまくさ氏のNo.10を読んで考えが変わった。
 たしかにセントラルクエスチョンを『母を取り戻す』にしてしまうと、テーマの『大切な人が死んでも、一緒に生きてほしい』にいまひとつそぐわない印象がある。それに物語のピークがヴィランとの対決じゃなくて母との再会に来てしまいそうな気もするし。
 で、過去の質問も踏まえて考えると、構想中の作品には"死者の霊魂を無理に地上に縛り付けておくべきではない"みたいな死生観がある様子。ヴィランとの対決で焦点になるのもそこなのかな、と感じる。つまりクライマックスではヴィランを物理的に倒すだけではなく、思想的にも勝利しなければならないんじゃないかと。
 そこから逆算すると、セントラルクエスチョンは「大切な人との別離にどう向き合うか?」だったりしない?

 インサイティングインシデントで母親の失踪を経験した主人公が、喪失感を乗り越えて母の不在を受容することで、ヴィラン(=異なる価値観)に打ち勝つ話、みたいな。

上記の回答(三幕構成のセントラル・クエスチョンとは暗示的でもいい?の返信の返信の返信)

スレ主 みりん : 0 投稿日時:

>それに物語のピークがヴィランとの対決じゃなくて母との再会に来てしまいそうな気もするし

私は一番書きたいのは、何度もコピペで申し訳ないんですが、

クライマックスで、大切な人(息子)が死んだ悲しみに我を忘れ悪に身を落とし自殺したヴィランの悲しみを目の当たりにして、同じように大切な人(父)の後を追って星になりたがる母の気持ちを汲んで星にしてあげようとする主人公を、ヒーローが励まして、素直になった主人公が「これを言ったら私のわがままかもしれないけど、ママ、死なないで」と頼む、そして、死んだ父の魂を星にしないといけない夜白の悲しみを知った母が夜白を支えるために生きることを決意する、というクライマックスです。

だから、単純に母を取り戻すというのがセントラル・クエスチョンと言えるのか、あんまり納得できない気持ちがあります。それでいうと「母は、父が死んだ世界で一緒に生きてくれるか?」というのがセントラル・クエスチョンかなーと思いました。

だから、クライマックスの一番盛り上がるところは、母と向き合うシーンでも特に問題は感じないんですけど……。
間延びしますか?

>インサイティングインシデントで母親の失踪を経験した主人公が、喪失感を乗り越えて母の不在を受容することで、ヴィラン(=異なる価値観)に打ち勝つ話、みたいな。
母の不在を受容するというか、母に愛されていたという記憶を思い出す(風邪をひいた時に母が飲ませてくれたジュースが神の酒ネクタルだった)ことで覚醒・本来の力を取り戻し、神になってヴィランを倒すという流れなんですけど……。愛されていることを思い出して力を得た夜白は、ヴィランを倒すけれど、ヴィランの亡くした人を追いたいという気持ちを受け止めて、一度は母も星にしてあげようと考えるけれど、ヒーローに励まされて本音を話し、その涙に心打たれた母を思いとどまらせる(改心させる)というような話を書きたいです。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 三幕構成のセントラル・クエスチョンとは暗示的でもいい?

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元記事:魂を空に上げる力への探求の軌跡

繰り返しますが、物語の本筋を明確に意識することが大切です。
で、そのためには、テーマがあるならそこから逆算するという方法もあります。セントラル・クエスチョンは、主人公がその本筋を正しくたどるための道しるべと考えてください。

>テーマの提示:大切な人が死んでも、一緒に生きてほしい(「パパはお星様になってママと私を見守ってくれているよ」となぐさめることで提示)

これがテーマなら「ヴィランを倒す」はあまり関係ないので、セントラル・クエスチョンにはなり得ません。また、「母を取り戻す」も少し微妙です。なぜなら、母は実は生きていたことが後で明かされるわけですから、「死んでも一緒に生きてほしい」ということとそぐわないからです。
そう考えるとやはり、

>婚約者を名乗る月兎族の賢人が現れ、 悪霊化する幽霊の霊魂を夜空に上げる月の神になれるのは夜白しかいないと言われる。

こちらの方がテーマに近いと思うんですね。

それを踏まえて、「母が失踪し、ヴィランがやってきた」ということがインサイティング・インシデントになるかと考えると、これはなると思います。
「母の失踪」はきわめてドラマティックな出来事。そこに母の友人と名乗る女がやってきて家に居座ってしまうというのは、その女と母をめぐって何か大きな秘密があるのだろうと読者に想像させるに十分です。それは読者を引き込む牽引力になり得ますから、この秘密そのものがセントラル・クエスチョンになると思うんですよ。

で、

>婚約者を名乗る月兎族の賢人が現れ、 悪霊化する幽霊の霊魂を夜空に上げる月の神になれるのは夜白しかいないと言われる。

この婚約者を名乗る月兎族の賢人は暗中模索状態の主人公を助けるメンターとしてうってつけですし、もちろん素直に恋人役でもかまいません。
悪霊化した霊魂を夜空に上げるのは、冒頭の「パパはお星様になってママと私を見守ってくれているよ」にも繋がり、おそらく物語のクライマックスでもこれに係わる大きなイベントがあるのでしょうから、ストーリーの全体を通しての中心軸になりそうです。

よって。

セントラル・クエスチョンは「ヴィランを倒す」でも「母を取り戻す」でもなく、霊魂を夜空に上げる月兎族の秘密に主人公が近づく探求の軌跡そのものであるべきで、「ヴィランを倒す」「母を取り戻す」「亡き父への想いを昇華する」などは、それに後からついてくる結果ということになるのではないかと。

上記の回答(魂を空に上げる力への探求の軌跡の返信)

スレ主 みりん : 0 投稿日時:

あまくささん、コメントありがとうございます!

>婚約者を名乗る月兎族の賢人が現れ、 悪霊化する幽霊の霊魂を夜空に上げる月の神になれるのは夜白しかいないと言われる。

こちらの方がテーマに近いと思うんですね。
ううん。他の方の意見と違う&私の意見と違うので混乱しています。

確かに、当初設定したログラインは、「天沢夜白が、本来の力を取り戻し、星形成の姫神になる話」でした。
けど、テーマは、「大切な人が死んでも、一緒に生きてほしい」なので、この時点でズレてますよね。
書きたいのは、
クライマックスで、大切な人(息子)が死んだ悲しみに我を忘れ悪に身を落とし自殺したヴィランの悲しみを目の当たりにして、同じように大切な人(父)の後を追って星になりたがる母の気持ちを汲んで星にしてあげようとする主人公を、ヒーローが励まして、素直になった主人公が「これを言ったら私のわがままかもしれないけど、ママ、死なないで」と頼む、そして、死んだ父の魂を星にしないといけない夜白の悲しみを知った母が夜白を支えるために生きることを決意する、というクライマックスです。

それでいうと「母は、父が死んだ世界で一緒に生きてくれるか?」というのがセントラル・クエスチョンかなーと思いました。

ちなみに、あらーいプロットでは、こうです。

プロローグ:父が死に、母が行方をくらます。摩耶が現れ、一緒に住むことになる。
つかみ:両親と死に別れ母の友人であるヴィランと二人暮らしをしている薄幸な女子高生の夜白の前に婚約者を名乗る月兎族の賢人が現れる
説明:地上にいる霊の悪霊化を防ぐため夜空に上げる神になって欲しいと言われる。
後戻りできない動機:実際に人が死んでいるのを知ってしまった。自分しかできないと言われた。
母親が闇落ちしているのを知る
葛藤:静かの海の神殿に行きネクタルを飲もうとするが、ヴィランにネクタルを奪われる。何とか逃げ延びる。
試練:ネクタルなしで神にならないといけない。闇落ちしている母を助けなければいけない
ピンチ:空にワームホールが現れ月から霊が降りてきて、悪霊化する
ヴィランが星を呼び寄せる
クライマックス:覚醒した主人公がヴィランを星にする
おわり:賢人の励ましもあり、闇落ちした母に死なないでと言う。父を星にする
エピローグ:母と二人暮らしの幸せな朝。賢人から舞踏会参加への催促がくる。さらに賢人が転校してくる

>>主人公をめぐる問題が具体的に何か明確化: 婚約者を名乗る月兎族の賢人が現れ、 悪霊化する幽霊の霊魂を夜空に上げる月の神になれるのは夜白しかいないと言われる。
>であるならば、こちらの方が主人公の目標として本筋に近い感じがします。
>でも、このことと母の失踪、ヴィランの登場というイベントがどう結びつくのか、この時点でははっきりしません。
ああー。じゃあ、この段階で摩耶がヴィランだとばらすことができますね。
母の真意は第二幕で父の霊から聞く予定なので、それまでは、ヴィランに操られている、
という感じにして、ヴィランから母を取り戻す暗示を解くための魔法を使えるようになるために、
月の神になる決意をするって感じでしょうか……。
まったく決めてないわけじゃないけど、ぼやっとしてますね。詰めないと。

いろいろ書きましたけど、やっぱりログラインにそう

>婚約者を名乗る月兎族の賢人が現れ、 悪霊化する幽霊の霊魂を夜空に上げる月の神になれるのは夜白しかいないと言われる。

がセントラル・クエスチョンだと思いますか?

カテゴリー : ストーリー スレッド: 三幕構成のセントラル・クエスチョンとは暗示的でもいい?

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元記事:三幕構成のセントラル・クエスチョンとは暗示的でもいい?の返信

ようするに問題提起みたいなモンなので、「ヴィランは敵」「主人公がヴィランを倒す話」とか、そういうわかりやすい提示ができてれば問題ないシーンだと思う。
私は三幕構成推しですが、とはいえあんまり理論に傾倒してもいいこと無いんで、ほどほどにしたほうが良いと思う。

セントラルクエッションというのはセットアップの後に来るものだから、ターニングポイントの展開による問題提起になる。
そのプロットから読み取ると、
>ファースト・ターニングポイント(アクション・選択):母が生きていると知り、取り戻すと決意する
とあるので、セントラルクエッションは「主人公は母を取り戻せるのか?」になる。

で、テーマはその「主人公が母を取り戻す過程」の話題の表現だから、
>大切な人が死んでも、一緒に生きてほしい
という話題で「過程」を表現していく事が求められる。
Wikipediaには「誰かがテーマを口にする」と書いてあるけど、これは映画脚本の場合。別に小説でも「誰かが口にする」で問題ないけど、なぜ映画だからなのかというと、映画は尺が短いので端的にわかりやすくパッとテーマを提示しないと序盤でグダってしまうため、最も簡単で単純な方法すなわち「直接口に出す」という方法を取ってる。
小説の場合、まあ小説でも序盤だけを思えば尺は短いけど、映像や音で印象的に表現できる映画と違って小説はセリフだけではインパクトが薄いので、何かしらテーマを表現する演出を考えたほうが良い。
父の死と母がテーマを口にするというのは悪くないと思う。

テーマは「一緒に生きて欲しい(見守ってる?)」という事だから、この話題で「母を取り戻す」を書いていくわけで、「母親の形見」みたいな見守ってくれてる的なアイテムがあったほうがやりやすそう。
テーマを口にするときに主人公に手渡せば一石二鳥。

ほんで、ターニングポイントによる問題提起がセントラルクエッションなら、別にわざわざセントラルクエッションなんて設定する必要ないじゃん?
ターニングポイントが書ければセントラルクエッションは必然的に出てくるわけだしさ。
じゃあなんでわざわざ設定すんのかって言うと、単純にセットアップつまり序盤のターニングポイントまで終わらせた段階で「主人公は母親を取り戻せるのか?」という問題提起が読者に伝わっているかどうか、というチェックのために言語化してるだけ。
映画は小説と違って複数人で作るので、「こういう演出で、こういう意図で、こうなってないとダメ」というのがスタッフ全員に伝わってないといけないでしょ。だから言語化して明確にしてる。

もっとも、みりんさんは今回まぎらわしくて少々混乱しただけだと思うけど、
>セントラル・クエスチョン:主人公の解決しなければならない問題:(ヴィランを倒せるか?)
と、このように見当違いな回答を出すことも多い。
こうなるとターニングポイントの出来事と一致しなくて、セットアップの第一幕を読んでも何が目的なのかわからない出来になったりする。
なので、言語化して明確にしておくのは悪くはない。
けど一方でセントラルクエッションは慣れれば小説のプロットには不要なものだし(わざわざ考える必要はないという意味)、たしかみりんさんはそれなりに書いてる人だったと思うので、本来は言語化しなくても出来てたハズと思う。
最初に書いた通り、そうした技術や理論に振り回されてもしょうがないので、ほどほどに。

上記の回答(三幕構成のセントラル・クエスチョンとは暗示的でもいい?の返信の返信)

スレ主 みりん : 1 投稿日時:

サタンさん、コメントありがとうございます!

今回三幕構成を勉強しなおして、もとのプロットを三幕構成的に再構成しているところです。
元のプロットが以下。

天沢夜白が、本来の力を取り戻し、星形成の姫神になる話

プロローグ:父が死に、母が行方をくらます。摩耶が現れ、一緒に住むことになる。
つかみ:両親と死に別れ母の友人であるヴィランと二人暮らしをしている薄幸な女子高生の夜白の前に婚約者を名乗る月兎族の賢人が現れる
説明:地上にいる霊の悪霊化を防ぐため夜空に上げる神になって欲しいと言われる。
後戻りできない動機:実際に人が死んでいるのを知ってしまった。自分しかできないと言われた。
母親が闇落ちしているのを知る
葛藤:静かの海の神殿に行きネクタルを飲もうとするが、ヴィランにネクタルを奪われる。何とか逃げ延びる。
試練:ネクタルなしで神にならないといけない。闇落ちしている母を助けなければいけない
ピンチ:空にワームホールが現れ月から霊が降りてきて、悪霊化する
ヴィランが星を呼び寄せる
クライマックス:覚醒した主人公がヴィランを星にする
おわり:賢人の励ましもあり、闇落ちした母に死なないでと言う。父を星にする
エピローグ:母と二人暮らしの幸せな朝。賢人から舞踏会参加への催促がくる。さらに賢人が転校してくる

ファースト・ターニングポイントにあたる、後戻りできない動機が、3つあります。
このうち、母を取り戻すと決める、というのが一番構成的にいいかなと思ったんですけど、自信がありません。
ログラインも間違っている気がします。
No: 13にも書いたのですが、

クライマックスで、大切な人(息子)が死んだ悲しみに我を忘れ悪に身を落とし自殺したヴィランの悲しみを目の当たりにして、同じように大切な人(父)の後を追って星になりたがる母の気持ちを汲んで星にしてあげようとする主人公を、ヒーローが励まして、素直になった主人公が「これを言ったら私のわがままかもしれないけど、ママ、死なないで」と頼む、そして、死んだ父の魂を星にしないといけない夜白の悲しみを知った母が夜白を支えるために生きることを決意する、というクライマックスが書きたいんです。だから、単純に母を取り戻すというのがセントラル・クエスチョンと言えるのか、あんまり納得できない気持ちがあります。それでいうと「母は、父が死んだ世界で一緒に生きてくれるか?」というのがセントラル・クエスチョンかなーと思いました。

>で、テーマはその「主人公が母を取り戻す過程」の話題の表現だから、
>>大切な人が死んでも、一緒に生きてほしい
>という話題で「過程」を表現していく事が求められる。
過程は、どっちかというと、夜白が月の神になることを描いている感じがします。
ここのちぐはぐ具合を何とかしないとダメだなーと思いました。

>父の死と母がテーマを口にするというのは悪くないと思う。
テーマを口にするのは主人公です。
母は、父が死んだことにショックをうけて、父の霊魂を星にされないように
主人公が神になるのを邪魔してきます。

>最初に書いた通り、そうした技術や理論に振り回されてもしょうがないので、ほどほどに。
なんか、いままでラブコメしか書いてこなかったので、ファンタジー難しいです。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 三幕構成のセントラル・クエスチョンとは暗示的でもいい?

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元記事:三幕構成のセントラル・クエスチョンとは暗示的でもいい?の返信

 初めまして、日暮一星です。

 そもそもセントラル・クエスチョン自体が『ストーリー(主人公)の目的を暗示する役割』を持っているので、明確にした方が無難かと。例えば『ヴィランを倒せるのか?』がCQなら『ヴィランを倒すこと』が目的に当たりますし、『母を取り戻せるのか?』がCQなら『母を取り戻すこと』が目的になるわけです。

 ですので、『ヴィランを倒せるか』をCQにするなら、いっそのこと次の日常パートで主人公が直接ヴィランの手にかけられるくらいのことをした方がいいかと。緩急が見受けられないのもそうなのですが、場面が進むたびに主人公の目的が分からなくなるような構成はマズい気がします。

 ヴィランを倒せるかというCQ→仲良く暮らしていきたい→ 悪霊化する幽霊の霊魂を夜空に上げる月の神になれるのは夜白しかいない→母が生きていると知り、取り戻すと決意

 CQをそのままにして構成に当てはめるなら、
 ヴィランを倒せるか→力のない主人公はヴィランに容赦なく追い詰められる→婚約者を名乗る賢人に助けられヴィランと母について聞かされる→母を取り戻すためにヴィランの元へ主人公は行く

 三幕構成を参考にされているのであれば『ログライン』あるいは『プレミス』を考えていますか? 映画脚本の参考書で必ずと言っていいほどでてくるのですが、どちらも『作品を一言で説明する言葉』を言います。考えているのであれば、幕ごとにその一言を考えて、それに基づいて物語を構成することをお勧めします。自分はこれを考えることでかなり助けられています。

 セントラル・クエスチョンが『主人公が解決しなければならない問題を視聴者へ問いかける』であることに変わりないでしょう。しかしテーマに限って言えば、HOW・TO本によって様々な定義が明記されているので一概には言い切れないのが現状です。

 シド・フィールドの脚本術…キャラと行動

 物語の法則…物語全体を統一する要素となっている、なんらかの人間の衝動や性質を言い表す一つの言葉
 
 SAVE THE CATの法則…なにについての映画(作品)か

 ストーリーの解剖学…人々が社会においてどのように行動すべきかということについての、 書き手自身の観点

 全てハリウッド関係の本ですが、参考になれば幸いです。それでは

上記の回答(三幕構成のセントラル・クエスチョンとは暗示的でもいい?の返信の返信)

スレ主 みりん : 0 投稿日時:

日暮一星さん、コメントありがとうございます!

>緩急が見受けられないのもそうなのですが、場面が進むたびに主人公の目的が分からなくなるような構成はマズい気がします。
まずいですよね。
緩急というか、アクションシーンは一応一幕にも入れる予定で、省いてますけど、

主人公をめぐる問題が具体的に何か明確化: 婚約者を名乗る月兎族の賢人が現れ、 悪霊化する幽霊の霊魂を夜空に上げる月の神になれるのは夜白しかいないと言われる。

この部分で、悪霊に取りつかれた人が襲ってきて、それを撃退するというアクションシーンを書こうと思っています。そこではっきり詰めてないんですけど、母親が邪魔しにくるか、母が生きていると口頭で聞くかして、母がヴィランに操られていると思い、賢人に協力することになる感じの流れを書きたいと思ってます。

>三幕構成を参考にされているのであれば『ログライン』あるいは『プレミス』を考えていますか?

一応考えていたんですが、
「天沢夜白が、本来の力を取り戻し、星形成の姫神になる話」
となっていて、なんかズレてる気がするなーって思ってます。

>テーマに限って言えば、HOW・TO本によって様々な定義が明記されているので一概には言い切れないのが現状です。
そうなんですね。勉強になります。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 三幕構成のセントラル・クエスチョンとは暗示的でもいい?

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元記事:三幕構成のセントラル・クエスチョンとは暗示的でもいい?の返信

セントラル・クエスチョンの語義通り、主題(テーマ)についての問いかけと考えたらいいと思います。

構想してお出で作品であれば、テーマは「母親を取り戻す」とすれば、セントラル・クエスチョンは「母親を取り戻せるか?」となりそうです。しかし、母親の存命は伏せられているし、障害となるものは母親の友人と名乗る摩耶が偽りの平和を与えにやって来ること。仰るようにセントラル・クエスチョンを出すに出せない状況ですね。

では、テーマを「平和な家庭を取り戻す」にしたらどうでしょうか。セントラル・クエスチョンは「平和な家庭を取り戻せるか?」。このクエスチョンは変遷することになりそうです。

1:摩耶とうまくやっていけるか?(達成しても偽の解決)
2:摩耶の真意を知ることができるか?
3:摩耶を倒して、母親を取り戻せるか?

物語冒頭~序盤で、主人公に偽の目的が与えられるって、よくあるんじゃないかと思います。例えば、主人公が(善人そうでいて実はラスボスであるキャラから与えられた)使命を果たそうとあがいているうちに、事件の真相や真の障害・敵が分かって来るパターンですね。隠されたセントラル・クエスチョンは「主人公は隠された悪事を暴けるか(そして解決できるか)?」なんですが、伏せられている。

しかし、主人公が何をしようとしているか(何をする話なのか)が提示できないと、読者としては読む目的を見失い、読了するモチベが削がれます。ですので、偽の目的を与えておくわけです。明示的なセントラル・クエスチョンも偽の目的に沿うことになります。

真相が分かると、明示的なセントラル・クエスチョンも変わって来るわけですが、少し大枠で見てみると、「事態を解決できるか?」というセントラル・クエスチョンは不変です。大枠はブレないけど、章/幕ごとで主人公にはセントラル・クエスチョンの具体的な見え方は変わっている。主人公が試行錯誤する物語では、そういう手法、展開を使ってはどうかと思います。

試行錯誤する主人公が揺らぐ物語でも、最初から最終的なセントラル・クエスチョンを与えることは、不可能ではありません。例えば「劇的アイロニー」を使う。劇的アイロニーは「読者は真相を知っているけれど、作中のキャラは知らない」というものです。三人称なら可能です。

構想中の作品であれば、主人公がいないシーンで摩耶に独白させるとか、主人公の不利を図るとか、母親を監禁しているシーンを入れておく等々です。主人公はそのことを知らない。だけど読者は描写から摩耶の真意は知っている。読者は「主人公、摩耶の陰謀に気づけ」「主人公、危ないぞ、そっちじゃない」とかハラハラしながら読み進めることになります。

上記の回答(三幕構成のセントラル・クエスチョンとは暗示的でもいい?の返信の返信)

スレ主 みりん : 0 投稿日時:

>手塚満さん、コメントありがとうございます!

>構想してお出で作品であれば、テーマは「母親を取り戻す」とすれば、セントラル・クエスチョンは「母親を取り戻せるか?」となりそうです。
なんか、多くの回答者さんからテーマは「母親を取り戻す」だとご指摘をいただくんですが、母親を取り戻すことが書きたいんじゃなくて、「大切な人が死んでも、一緒に生きてほしい」というのを書きたいんですけど……。
クライマックスで、大切な人(息子)が死んだ悲しみに我を忘れ悪に身を落とし自殺したヴィランの悲しみを目の当たりにして、同じように大切な人(父)の後を追って星になりたがる母の気持ちを汲んで星にしてあげようとする主人公を、ヒーローが励まして、素直になった主人公が「これを言ったら私のわがままかもしれないけど、ママ、死なないで」と頼む、そして、死んだ父の魂を星にしないといけない夜白の悲しみを知った母が夜白を支えるために生きることを決意する、というクライマックスが書きたいんです。だから、単純に母を取り戻すというのがセントラル・クエスチョンと言えるのか、あんまり納得できない気持ちがあります。それでいうと「母は、父が死んだ世界で一緒に生きてくれるか?」というのがセントラル・クエスチョンかなーと思いました。

>しかし、主人公が何をしようとしているか(何をする話なのか)が提示できないと、読者としては読む目的を見失い、読了するモチベが削がれます。ですので、偽の目的を与えておくわけです。明示的なセントラル・クエスチョンも偽の目的に沿うことになります。
確かに。目的がわからないと読む気が失せるので、いつも主人公の目的は何かを意識して書くようにしていました。
それで言うと、セントラル・クエスチョンを暗示的にしていいわけないですね。

>劇的アイロニーは「読者は真相を知っているけれど、作中のキャラは知らない」というものです。
三人称多元視点にしようと思っていたので、やってみる価値はありそうですね。

◆プロローグ
第一幕:セットアップ5W2H誰がどこでどのような状況で何をする話か:父が死に、悲しむ母を主人公天沢夜白はなぐさめる
テーマの提示:大切な人が死んでも、一緒に生きてほしい(「パパはお星様になってママと私を見守ってくれているよ」となぐさめることで提示)
インサイティング・インシデント (つかみ・FTのきっかけとなる出来事・引き込み要素):母が失踪し、母の友人と名乗る女・摩耶(ヴィラン)が家にやってくる

◆幕間
摩耶が母に月の神殿の禁書庫に侵入して禁書を盗んでくるように命令しているシーン

セントラル・クエスチョン(偽):主人公の解決しなければならない問題:主人公は摩耶を取り戻せるか?
主人公はどのような人物像か(主人公の日常):夜白はまじめで前向きな性格で、摩耶と仲良く暮らしていきたいと家事を率先して行うが摩耶は冷たい。
主人公をめぐる問題が具体的に何か明確化: 婚約者を名乗る月兎族の賢人が現れ、 悪霊化する幽霊の霊魂を夜空に上げる月の神になれるのは夜白しかいないと言われる。
ファースト・ターニングポイント(アクション・選択):母が生きていると知り、取り戻すと決意する

こんな感じでしょうか。
ちょっと冒頭で視点移動多めですが……。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 三幕構成のセントラル・クエスチョンとは暗示的でもいい?

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元記事:ファンタジー衣装を考えたいのですが、どんな本を読めばいいでしょうか。

異世界に出てくるキャラクターのデザインをしたいです。個人的に用件としては以下の4つがあります。

1. なるべくキャッチーでスタイリッシュに
 ツイステとかきららファンタジアとか、その辺の衣装ぐらいには分かりやすく、かっこよくしたいです。

2. 少なくともその章のうちでは登場人物全体で最低限の一貫性がある
 一人だけ衣装が浮くようなことが無いようにしたいです。

3. 既存の文化に似すぎない
 現代的/西洋的/日本的/中国的/中東的/アメリカといった文化からそのまま捻らずに借りてきたようなのは避けたいです。

4. なるべくその場で調達できる資源で作りたい
 想定している文明レベルは、近代的自我がもたらされる以前の地球上のあらゆる場所での発明品を使うことのできる世界であり、場所はまだ決めてはいませんが、日本かイギリスのような気候になると予想しています。できることならこの範囲で可能な限りの衣装を考えたく、魔法やスキルといった超自然的要因に頼るのは本当に最後の最後にしたいです。

この問題を解決するには1.と2.に関しては衣装デザインの知識が必要であり、3.がある種文化類型論のようなものの知識, 4.が地理と服飾史の知識が必要かと思います。特に重視したいのが1.および2.であり、ついで3, 4と続きます。

小説を書く上で外見のイメージは無駄だと思われるかもしれませんが、個人的に前キャラクター態とでも言いますか、それを深めるにしろ裏切るにしろ何かしら視覚的なイメージが欲しいと思った次第です(勿論、それを小説の挿絵として使うかどうかはまた別の議論が必要とは思いますが、少なくとも書く際の参考にしたいです)。

これらの条件を満たすキャラクターデザインを可能とするために、どのような資料を読めばいいでしょうか。教えてください。

上記の回答(ファンタジー衣装を考えたいのですが、どんな本を読めばいいでしょうか。の返信)

投稿者 ドラコン : 2

 ドラコンと申します。

 古い本も多いので、入手は保証できませんが、私が読んだものでは以下の通りです。

 まず、このサイトの「ハウツー本」の「創作資料」コーナーに投稿したものから。

『服装の歴史』
『コスチューム―中世衣裳カタログ』
『日本の女性風俗史』
(なお、上二つは「キャラクターの服装研究」、最後の一つは「歴史・文化・民族」に分類)
 https://www.raitonoveru.jp/siryou/a4.html

 投稿していないものは次の通りです。
『民族衣装』(オーギュスト・ラシネ、マールカラー文庫)
 19世紀後半のヨーロッパ、中近東、アジアアフリカの民族衣装をオールカラーで掲載。色の参考になる一冊。文庫本なので見づらい箇所もあり、説明もごく簡単だが、本体価格291円でコストパフォーマンスが良い。

『中国服飾史 五千年の歴史を検証する』(華梅著、施潔民訳、白帝社)
 古代~現代までの中国の服装を時代ごとに解説した本。ネットなどで断片的に得た中国伝統衣装の知識を整理するのに向く一冊。細かく見出しが出ていて、図版も豊富。ただ、カラー図版が表紙だけなのと、少数民族の衣装は「オマケ」程度しか書いていないのが玉にキズ。

『ドラゴンクエストXI 過ぎ去り時を求めて 公式資料設定集』(スクウェア・エニックス)
『ドラゴンクエストX オンライン 設定資料館 アストルティア秘聞録』(スクウェア・エニックス)
『ドラクエ11』『ドラクエ10』設定集。結構高い本ではある(特に『ドラクエ10』の設定集)が、服装はもちろん、街並みやフィールドなど、『ドラクエ』の世界が華麗なカラーページで載っている。『ドラクエ』はファンタジー世界の代表格。押さえておいても損はないのでは?

 >3. 既存の文化に似すぎない
 >現代的/西洋的/日本的/中国的/中東的/アメリカといった文化からそのまま捻らずに借りてきたようなのは避けたいです。

 あまりこれは気にしないほうが良いと存じます。現実のものを参考にしないと生み出しようがありません。それに、『ドラクエ11』の武闘家系ヒロイン・マルティナの衣装は、チャイナドレスから持ってきています(『ドラクエ』で武闘家は「中華系キャラ」)。に、『ドラクエ11』にはチベットや少林寺を模した武道の里「ドゥルダ郷」という町がありました。

カテゴリー : キャラクター スレッド: ファンタジー衣装を考えたいのですが、どんな本を読めばいいでしょうか。

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投稿日時:

元記事:ファンタジー衣装を考えたいのですが、どんな本を読めばいいでしょうか。

異世界に出てくるキャラクターのデザインをしたいです。個人的に用件としては以下の4つがあります。

1. なるべくキャッチーでスタイリッシュに
 ツイステとかきららファンタジアとか、その辺の衣装ぐらいには分かりやすく、かっこよくしたいです。

2. 少なくともその章のうちでは登場人物全体で最低限の一貫性がある
 一人だけ衣装が浮くようなことが無いようにしたいです。

3. 既存の文化に似すぎない
 現代的/西洋的/日本的/中国的/中東的/アメリカといった文化からそのまま捻らずに借りてきたようなのは避けたいです。

4. なるべくその場で調達できる資源で作りたい
 想定している文明レベルは、近代的自我がもたらされる以前の地球上のあらゆる場所での発明品を使うことのできる世界であり、場所はまだ決めてはいませんが、日本かイギリスのような気候になると予想しています。できることならこの範囲で可能な限りの衣装を考えたく、魔法やスキルといった超自然的要因に頼るのは本当に最後の最後にしたいです。

この問題を解決するには1.と2.に関しては衣装デザインの知識が必要であり、3.がある種文化類型論のようなものの知識, 4.が地理と服飾史の知識が必要かと思います。特に重視したいのが1.および2.であり、ついで3, 4と続きます。

小説を書く上で外見のイメージは無駄だと思われるかもしれませんが、個人的に前キャラクター態とでも言いますか、それを深めるにしろ裏切るにしろ何かしら視覚的なイメージが欲しいと思った次第です(勿論、それを小説の挿絵として使うかどうかはまた別の議論が必要とは思いますが、少なくとも書く際の参考にしたいです)。

これらの条件を満たすキャラクターデザインを可能とするために、どのような資料を読めばいいでしょうか。教えてください。

上記の回答(ファンタジー衣装を考えたいのですが、どんな本を読めばいいでしょうか。の返信)

投稿者 パクトボー : 0

仮に架空の衣装デザインを考えたとして、小説である以上は言葉に変換しなければなりません。
そこから更に、挿し絵無しで読者百人が同じ服装を想像できるようにするのは非常に難しいので、「不思議な服装」とだけ書いて詳細は挿し絵に丸投げするのが一番無難だと思います。

カテゴリー : キャラクター スレッド: ファンタジー衣装を考えたいのですが、どんな本を読めばいいでしょうか。

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投稿日時:

元記事:中華風ファンタジーでの「タイムリープ」ネタについて

 ドラコンです。
 
 下記スレッドで質問した、「皇帝と皇后が御召列車で、想定チベットの聖地巡拝する話」の追加質問となります。なお、キャラや世界感は、後述します。

 お答えくださるなら、お手数をお掛けし申し訳ないのですが、下記スレッドもお目通しいただければ幸いです。

「中華風ファンタジーでの皇帝・皇后へのみみっちい嫌がらせは何があるか?」
https://www.raitonoveru.jp/counsel/novels/thread/14792

「架空旅行記に明確な「悪役」は必要なのか? (スレッド「物語に「対立」「敵役」は必ず必要なのか?」のスレッド立て直し)」
https://www.raitonoveru.jp/counsel/novels/thread/14623

 上記スレッドで、ご意見をくださった皆さん、本当にありがとうございます。

 ただ、いただいたご意見やそれを基に出てきた案は、「後宮内ならともかく、御召列車の旅にはどうもしっくりこない」との感じを禁じ得ません。

●タイムリープネタ

 そこで、「同じ一日が繰り返されるタイムリープ」ネタを考え付きました。「宮中陰謀劇」があまり好きではありません。「旅モノ」ということで、高貴な人がおしのびで悪代官を退治する『水戸黄門』型も考えましたが、御召列車を目玉にすると、「おしのび」にならぬので、ボツにしました。

 とにかく、舞台は作れても、ストーリーが上手く作れません。

 参考は、『ドラクエ7』の「過去のリートルード」のイベントです。

「DQ大辞典を作ろうぜ!!」「リートルード」
https://wikiwiki.jp/dqdic3rd/%E3%80%90%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%89%E3%80%91

 具体的には、こんな感じです。

 ・銀鈴(主人公の皇后)と香々(幽霊皇后)が、蔵の整理をしていると、玉雉(悪妃)の遺品(『4』以前の『ドラクエ』の「呪い装備」みたいな感じ?)を見付ける。遺品は、宝石をちりばめた想定西洋製の置時計か? (徳川家康に、スペインから時計が献上された例がある< https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%B3%E5%B7%9D%E5%AE%B6%E5%BA%B7%E3%81%AE%E6%B4%8B%E6%99%82%E8%A8%88 >)。 まがまがしい気配から、箱に入れて封印する。
 
 ・聖地巡拝の予定があるので、玉雉の遺品を聖地に運んで、高僧にお祓いしてもらうことを発案。
 
 ・御召列車が、峠を越えて、想定チベットに入る。が、一晩経つと、峠のふもとに戻っている。
 
 ・聖地で舞を奉納、大祈祷会で呪物(玉雉の遺品)をお祓い。

●質問事項

 特に気になっているのは、以下の点です。

 1、時系列を混乱させないために、書き方で注意することは?
 
 2、タイムリープからの抜け出し方は? 『ドラクエ7』では、時計塔を停止させて、町の時の流れを止めて入るダンジョン内のボスを倒すことで、タイムリープから抜け出せた。
 
 3、タイムリープに気付くのは、誰か? 銀鈴と香々が気付くのは当然だが、仁瑜(皇帝)はじめ、他の同行者も気付くべきか?

【キャラ・世界観】

 ・張銀鈴(ちょう ぎんれい) 主人公、女、14歳、皇后、好奇心旺盛、天性の無邪気娘、食いしん坊。
 
 ・紀仁瑜(き じんゆ) 皇帝、男、18歳、美形で「女装していなくても『男装の麗人』に間違われる」。銀鈴との関係は「夫婦」というより「兄と妹」。祖父の祖母の皇后が、香々(後述)の弟のひ孫。
 
 ・皇太后 年齢不詳、仁瑜の実母、後宮劇団の娘役トップ女優(娘役なら、100歳越えの老婆から15、4歳の少女まで、役柄も悪役から悲劇の主人公まで何でも演じられる)。ある程度呪術にも通じている。
 
 ・薛霜楓(せつ そうふう) 総女官長兼皇太后と銀鈴の侍女頭、年齢未設定(先々帝の代から後宮仕え)、皇太后の姉分、仁瑜の養育係。
 
 ・越忠元(えつ ちゅうげん) 仁瑜の兄貴分、最高裁長官、後宮太学教師、25歳、男、今作は腹黒軍師か?
 
 ・昌芳雲(しょう ほううん) 判事見習、後宮太学教師手伝い、父は学者。呪術の素質あり。16歳、女、銀鈴や女官たちの姉分。
 
 ・芬秋水(ふん すうすい) 娘子軍(後宮の警備・牢獄の管理担当)の将軍、18歳、女、後宮太学の寮では銀鈴と同室で、親友。

 ・麹香々(きく こうこう) 300年前の人で、銀鈴を気に入り取り付く幽霊皇后、外見年齢25、6歳。野玉雉の嫉妬で投獄され、獄死させられた(表向き急病死)。冊封国・火昌王国(中国新疆ウイグル自治区を想定)の王女で、踊り子。西方(インド、ペルシャ、アラビアを想定)の呪術には多少通じてはいる。だが、東方(中国を想定)の呪術には無知。隣国・胡との軍事的緊張が高まったので、寿国からの保護を求めるための政略結婚。寿国後宮への入内は前々から計画されていたが、胡との関係緊張で、急遽皇后として迎えられた。
 
 ・野玉雉(や ぎょくち) 側室(位は貴妃)。皇后冊立一歩手前で、皇后の座を香々に奪われ嫉妬。初代皇帝の天下取りに貢献した「開国の元勲」の一族。初代皇帝のころは立派な一族だったが、代を経るにつれて劣化。一族全体が吉良上野介。とはいえ、初代皇帝が世話になった一族のため、皇帝や皇族といえども、手を出しづらい。後述の『梨妙音伝』での「悪妃」のモデル。
 
 ・紀広卓(きこ うたく)(元号で「業平帝(「ぎょうへい)」) 300年前の人物。男。女好きのバカ皇帝。董卓や袁術のような感じか? 人の話を妄信しやすい。玉雉と組んで香々の皇后位を剥奪しようとしたが、外交上の配慮で、宰相に阻まれた。玉雉ともども非業死。≪後宮女官伝」での「悪帝」のモデル。
 
 ・バカ皇帝の跡継ぎ(元号で「正光(せいこう)帝」) 300年前の人物。男。バカ皇帝のまた従弟。名君。広卓の女好きに嫌気がさして、皇后以外とは関係を持たない。その後の皇帝もこれに倣う。このため、官界に女性の登用が進む。後宮も女性官吏独身者寮になる。『梨妙音伝』での『新帝』のモデル。

・世界観
【舞台全体】
 王朝名は「寿国(じゅこく)。帝政。鉄道や呪術(『ドラえもん のび太の魔界大冒険』での魔法世界ののび太の町のように、家電置き換えの魔法道具もあり)が存在する、中華時代劇風ファンタジー世界。

【後宮】
 皇帝の子を成す場所というより、女性だけの劇団や芸能学校、女性官吏の独身者寮の意味が強い。

【『梨妙音伝』】
 銀鈴が初主演(梨妙音役)を務めた後宮劇団の演目。香々を獄死させた玉雉の後日譚。舞台の王朝「寿国」とは、別の「架空王朝」での出来事との体裁を取っている。

 【『梨妙音伝』】あらすじと配役
・あらすじ
 嫉妬から、讒言で幽霊皇后の投獄に成功し、幽霊皇后を死に追いやった悪妃は、そのたたりで毎夜悪夢にうなされていた。
 そのストレスのはけ口に、梨妙音を虐待していた。ある朝、梨妙音は悪妃に洗面用の水をぶっかけてしまい、それが「不敬罪」とされ、投獄される。
 梨妙音は、公開で百叩きの上、無期限の重労役の刑に処される。そして、労役として、悪妃宮中庭の石畳磨きを命じられる。
 連日の重労働と虐待、空腹に耐える梨妙音は、夢の中で公主(姫)に転生し、同時に悪妃も公主付侍女に転生。そして侍女頭と共に、公主付侍女(悪妃)を「馬」にして、「お馬さんごっこ」をする。
 悪妃は連夜の夢の中での「馬」扱いの心労で、死亡。悪妃の讒言を聞き入れた≪悪帝≫も、長年の不摂生がたたって死亡。
 ≪悪帝≫のまた従弟の王子が新帝として即位。梨妙音も釈放され、新帝付の侍女となる。その後、梨妙音は新帝に見初められ皇后となった。

上記の回答(中華風ファンタジーでの「タイムリープ」ネタについての返信)

投稿者 読むせん : 1

おお、ワタシの大嫌いなタイムリープネタ!!もう脳死でタイムリープ無双する系が馬鹿流行りして、うざくなったのよね。(´・ω・)(・ω・`)ネー

1、
「タイムリープしている」事をちゃんと言葉にする事ちゃうかな?「‥‥‥なんかずっと同じ日を繰り返しちゃってる?」とか。世界感を壊さない程度に。

2、
タイムリープあるあるとしては、【原因】があって、その【原因】を解消する事によってリープしなくなることが多いです。

 昔に見て「好きだなー」ってなった作品だと【フラグを建てる事】でした。作中ではレコードをしょっちゅう出してきて、「針飛び」によって同じフレーズだけを繰り返し、回り続けてしまう事とタイムリープを重ねて表現していました。
 レコードの針飛び自体が【軽すぎる事】によって起こるらしいので、フワフワ生活に見切りをつけて、重い決断をする事で針飛びが止まるって感じでした。時計なら止めるか逆に動かすですね。

 3、
香々さんは死者無双で気づいてもいいと思う。なんなら主人公じゃないキャラを掘り下げ目的でリープさせてもいいかもね。
でもって、「リープに気付いていない主人公」が頑張ってサポートしてくれるとか面白いかも。

「よく分からないけど、あんたは、そんな変な冗談を言う性格じゃないし、そもそも酷い顔色よ?」
「わたしに「そのこと」言うの自体もすっごく怖かったでしょ?そこまで怖いのに勇気を出して私に教えてくれたんでしょ?」
「だから、私よく分かんないけど・・・・・手伝えることがあったら何でも言ってよ、やってみるからさ!!」

とか、銀鈴なら言いそう。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 中華風ファンタジーでの「タイムリープ」ネタについて

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