小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

黒鐘 黒ぅさんの返信一覧。最新の投稿順1ページ目

元記事:登場人物の名前に気をつけるべき所で

 こんばんは臼田(usudaisranove)です。 文章はそれなりに進んでいるのですがなかなか登場人物の名前が上手いように決まらない事が続いており今回は名前に関して少し質問をさせてもらいます。

 ここ数年現実の日本で自分の子供に対していわゆるキラキラネームが流行りだしており日本人として生まれながらもまるで外国人のような名前やアニメに登場するキャラクターかのようなものが誕生しています。
 そういう名前をつける親もどうかしてるとは思いますがこれはラノベの登場人物にキラキラネーム風をつけようとする作者にも同じような事では? と思いました。

 ラノベはターゲット層が中学生~高校生であり現代の読者の中にもキラキラネームをつけられてしまった人もいるでしょう、しかし登場人物がキラキラネームばかりではそこで見るのをやめてしまうと思います。
 普通すぎる名前だといまいち印象残らないですし逆にインパクトある名前にしてしまうとキラキラネームだと思われてしまう、現在そういう状況です。

 皆さんは登場人物の名前をつける時にはどういう工夫を練っていますか? お願いします。

上記の回答(登場人物の名前に気をつけるべき所での返信)

投稿者 黒鐘 黒ぅ : 1 投稿日時:

キラキラネームって、現代社会の一般常識から強く外れた名前の事を言う訳ですが、我々の言う「キラキラネーム」のような名前が通じる世界観ならば、特に問題はないでしょう。

まぁ、書きたい世界観が現代社会そのものなら、そういう訳にはいかないんですけども。
ただ自分はよく「あだ名」とかを使ってそれっぽい名前にしたりはします。
「有本 鈴香(ありもと すずか)」のあだ名が「アリス」とか。
あと、苗字ならばキラキラネーム云々は一切関係ないので、苗字を「裏ヶ峰」とか「龍ノ崎」とか「後醍醐」とかにしても全く問題ないですし、謎キャラとか、そういう感じなら設定段階から「偽名」ってことにして「虹神 イロハ」みたいなキラキラネーム風なやつを付けても大丈夫だと思います。
インパクトの問題なら、「通り名」とかもアリかな(「熊殺しの桐谷」的な)。

物語では「名前」というより「呼ばれ方」のほうが強くイメージに繋がるので、名前は普通でもそれ以外の呼ばれ方を工夫すれば、インパクトは出せると思います。
以上、HNがキラキラネーム級の黒鐘でした。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 登場人物の名前に気をつけるべき所で

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元記事:死んだら星になる

1、死んだら星になる、と聞いたことがあるのですが、元ネタがもしあれば教えてください。(ネットで調べた限りでは確かなことはわかりませんでした)

2、作中で、死んだ人の魂を星にする魔法を使いたいのですが、本文で「星にする」と書くのはカッコ悪い気がします。「星に上げる」「空に架ける」? 「架空する」だと変だし漢文忘れたし……と迷走しています。「架天する」「成星する」?
造語でも良いので、何かカッコいい言い回しがあれば教えてください。使用頻度が高いので、出来ればいくつかレパートリーがあればベストです。

3、死んだ人の魂を星にする、という魔法を、主人公に使わせたいのですが、魂を星にする、ということは霊が消滅してしまうことになります。主人公が人殺しをしているように見えますか?
一応、霊魂は、地球にとどまっていると悪霊化してしまうので、空に架け星にすることで地球の浄化&霊魂の救済をする、という設定にしようと思ってはいます。

以上3点、よろしくお願いします!

上記の回答(死んだら星になるの返信)

投稿者 黒鐘 黒ぅ : 2 投稿日時:

1、死んだら星になる、と聞いたことがあるのですが、元ネタがもしあれば教えてください。

ギリシャ神話じゃないですか?
亡骸を星に変えた、星になった事でずっと一緒にいられる、功績を称えられ星座としてのこされた……などなど。
あと、そういう感じの思想を説いた(?)人物なら、ローマの政治家だったキケロとか。彼の記した書物には哲学的な内容が多く(哲学多めなのは当時なら当たり前かもしれないが)、「人は死んだら星になる」というものもあったはず。

2、作中で、死んだ人の魂を星にする魔法を使いたいのですが……

主語を変えたりするとレパートリーは増えそうですね。
「星にする」という動作の主語はおそらく「その魔法を使う人」なので、主語を「魔法を使われる側」に変えて、
「その魔法にかかった者は星となる」
という感じにしてみたり。

他には、別に動詞は「する」のままでも、「星にしてしまう」とかだったら、緊張感が出て格好悪くはないと思います。

造語は…………あんまり推奨しないです。
いや、使うなって訳じゃないんですけども、その「架天する」や「成星する」という言葉が「星に変える」っていう意味を持っている事を読者に理解してもらわなきゃいけないので、結局造語を使わずに説明する必要が出てくるんじゃないですかね。
「 <成星する>っていうのは< 星にする>って事だよー」って。
まぁ、単にカッコいいから造語を使いたいっていう事なら、ちゃんと意味を説明さえすりゃ大丈夫なはずです。
ただ、やっぱり造語は説明しなきゃいけないので、「格好悪いから言い回しを変えたい」っていう問題の解決策にはならない気がします。

3、死んだ人の魂を星にする、という魔法を、主人公に使わせたいのですが……

自分は特に人殺しだとは思いませんが(だって霊はもう死んでるし)、人によってはそう思ったりするんじゃないですかね?
「地球と魂を救う」っていう設定はなかなか悪くないし、一応、主人公が人殺しではないっていう理由にはなっていると思いますが。

ただ自分は結構、そういう不安とが疑問に対して無理に理由を付けようとせず、むしろそれを物語に利用してやる事が多いです。
例えば質問者様が「主人公が人殺しに見えるんじゃないか」というのが心配なら、「一部の人間が人殺しとして主人公を虐げる」みたいな話を入れるとか。
不安や疑問は現実的な観点から出てくるものなので、利用してやればリアリティを出すきっかけになったりしますよ。

まぁ、どれも提案というか、フワッとしか答えられてないので、参考程度にという事でお願いします。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 死んだら星になる

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元記事:悪い性格の人が書けませんの返信

僕はそういうキャラを書く時は、「真意+障壁=結果」みたいに考えたりしています。

・高飛車なキャラの場合
裕福な家庭で育った故に少々傲慢なキャラが、庶民の価値観を「間違った価値観」だと認識して、「君たちの考え方は間違っているのだよ」と教えてあげた(真意)。
でも、彼と庶民では環境も価値観も全然違う(障壁)。
庶民「馬鹿にされた」と思われ、彼らの反感を買った(結果)。
「厚意+環境や価値観の違い=高飛車」

・ツンデレキャラの場合
ヒロインは主人公のことが大好きで、バレンタインのチョコを渡したい(真意)。
手渡すのも照れくさいし、なんて言えばいいかわからない(障壁)。
主人公の顔面にチョコの入った袋を投げつけ、全速力で逃げる(結果)。
「好意+照れくささ=ツンデレ」

みたいな感じですかね。
まぁ、あくまで僕の考え方なんで、これをやれば絶対上手くいくって訳でもないですし、とりあえず「こういうのもありますよ」って事で。
あと、そういう類のキャラに沢山触れるのもいいと思いますよ。
キャラの性格って理屈よりは感覚っぽいですし、前の方の「なりきる、イメージする」っていうのも凄くいいと思います。

上記の回答(悪い性格の人が書けませんの返信の返信)

投稿者 黒鐘 黒ぅ : 0 投稿日時:

ちょっとわかりにくいかもしれない脱字が。

庶民「馬鹿にされた」と思われ、彼らの反感を買った。

庶民に「馬鹿にされた」と思われ、彼らの反感を買った。

自分でも細い気はしますが、もともと主語を省略していたんでちょっとね……。
失礼しました。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 悪い性格の人が書けません

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元記事:悪い性格の人が書けません

悪い性格というものを自分はうまく描くことが出来なくて困っています。
ただ、悪役がというわけではなくて、根っこが「いい性格」の人以外の人が掛けなくなってしまっているんです。

例えば、高飛車な性格の子は、必ずしも性格がいいとは限らないと思います。
どこかプライドが高かったり、自分の価値観で他人への評価を下したり、と善意による行動ではないことがほとんどです。
だからといって、悪意によるものではないとは思うのですが、この善意でもない悪意でもない性格のキャラクターが描けないんです。ツンデレとかもちょっと書くのが苦手です。
いろんなキャラクターをかけるようになるためにコツはあるでしょうか。

上記の回答(悪い性格の人が書けませんの返信)

投稿者 黒鐘 黒ぅ : 1 投稿日時:

僕はそういうキャラを書く時は、「真意+障壁=結果」みたいに考えたりしています。

・高飛車なキャラの場合
裕福な家庭で育った故に少々傲慢なキャラが、庶民の価値観を「間違った価値観」だと認識して、「君たちの考え方は間違っているのだよ」と教えてあげた(真意)。
でも、彼と庶民では環境も価値観も全然違う(障壁)。
庶民「馬鹿にされた」と思われ、彼らの反感を買った(結果)。
「厚意+環境や価値観の違い=高飛車」

・ツンデレキャラの場合
ヒロインは主人公のことが大好きで、バレンタインのチョコを渡したい(真意)。
手渡すのも照れくさいし、なんて言えばいいかわからない(障壁)。
主人公の顔面にチョコの入った袋を投げつけ、全速力で逃げる(結果)。
「好意+照れくささ=ツンデレ」

みたいな感じですかね。
まぁ、あくまで僕の考え方なんで、これをやれば絶対上手くいくって訳でもないですし、とりあえず「こういうのもありますよ」って事で。
あと、そういう類のキャラに沢山触れるのもいいと思いますよ。
キャラの性格って理屈よりは感覚っぽいですし、前の方の「なりきる、イメージする」っていうのも凄くいいと思います。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 悪い性格の人が書けません

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元記事:ヒロインの性格付けの動機

自分はとある創作で、とあるヒロインを書きたいと思ってます。
普段は落ち着いた性格なのですが、異世界から呼び出された(救世主の)主人公のことが好きで好きで仕方なくて(最初からいきなり)、主人公を振り向かせるためにはどんなぶっとんだことまでやってしまうみたいな女の子です。

しかしその理由付けが思いつかなくて、自分は小さい時に辛い思いをしていた時に「主人公のことを夢で毎日見ていて夢の中で支えてもらっていた」っていう乙女チックな設定にしようかと思ったんですが、それだと最初から主人公が好きなことに対して少し弱すぎるかなとも思いました。
皆さんはどう思われるでしょうか。

上記の回答(ヒロインの性格付けの動機の返信)

投稿者 黒鐘 黒ぅ : 2 投稿日時:

無理に理由付けしようとしなくてもいいんじゃないか、とは思います。
結局のところ、創作は「わかるかわからないか」「面白いか面白くないか」が最終的な評価になるはずなので、理由付けは強弱よりも面白さを重視して、あとは自分がそれを理解できるように書く、というのが最もらしい気が。
要は、「理由の強弱」なんてのは構想段階じゃなく表現する段階で気にすればいい、ってことです。

例えば、
ヒロインは主人公を溺愛していて、物語が進む中で主人公はずっとそれを「何故だろう?」と疑問に思っていた。
そして最後の最後に「なんとヒロインは主人公と夢の中で何度も会っていたのです!」めでたしめでたし。

自分で出した例なんであんまり言いきれないけども、多分見てて「は?」ってなるんじゃないですかね。
・主人公自身が疑問に思っているから、読み手にとってもよくわからない。
・突然設定をぶちまけられても困る。
こういう点が読み手にとって親切じゃないから、これは「わかるように書けていない」わけです。

では、これはどうでしょう。

ヒロインは主人公を溺愛していて、主人公は最初戸惑いつつも、なんだかんだいって嬉しいし、それを受け入れている。
一方ヒロインは1人で「夢に出てきた人だぁ〜、まさか会えるなんて!」なんて悶えてた。

こっちはまだわかるんじゃないでしょうか。
・主人公は大して疑問に思ってない。
・「実は夢で〜」みたいな説明とは違い、実際にヒロインは「夢の人だ!」って悶えている。
こういった工夫を加えていけば、理解できるように読み手を誘導することができます。
読み手に対して説得力のある表現を使っているので、この場合は「わかるように書けている」。

あと他に例を出すなら、なろう作品ですね。
なろう作品のほとんどは、ヒロインが大して理由もなく主人公のことを溺愛したり、主人公をとにかくヨイショヨイショと持ち上げたりしています。それ自体を聞くと結構無理のあるように思えますが、作品では「理由云々」なんて余計なことは気にせずストレートに書かれているから面白いし違和感はありません。

今回は自分でもあんまり良い例を出せた気がしないけれど、要は表現力次第で理解させることができるということ。
というかむしろ「理解させることができる」というよりも、「理解させなければいけない」と言うべきですかね。
だから構想段階では自分が一番面白いものを選べばいいし、その後は作者の力量次第だと思います。
質問者様がその設定の乙女チックさを気に入ってるなら、それが良いのではないでしょうか。

カテゴリー : キャラクター スレッド: ヒロインの性格付けの動機

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元記事:主人公最強作品における障害と危機

主人公が最強の作品は、文字通り、主人公は誰にも負けず、勝つことが当たり前です。
物語の基本は、主人公が障害と危機を乗り越えることです。その障害と危機があったとしても、主人公が最強であるなら乗り越えて当たり前ではないかと、読者をハラハラさせられないのではないかと考えました。
最強主人公の作品に合った障害と危機とはなんでしょうか、どう考えたらいいでしょうか。

上記の回答(主人公最強作品における障害と危機の返信)

投稿者 サタン : 5 人気回答!

あれ、スレ主さん何年か前も同じ質問してなかったっけか。主人公の欠点はどう作ればとかそんな感じの若干方向性が違う質問だったかな。

否定から入っちゃう感じになるけども、まず、
>物語の基本は、主人公が障害と危機を乗り越えることです。
確かにそうだと思うけど、正確には「一番わかりやすい簡単な形式」であって、別にそれが基本形ってわけじゃないと思うかな。
いや、うーん……基本形は「問題」があってそれが「解決」される形だと思うんだけど、その「問題」に障害が当てられることが多いのは確かだし、基本形と言えば基本形か。

なんでここに引っかかったのかというと、物語の切っ掛けは何かしらの問題、言ってしまえば「物語を始められる引っ掛かり」があればいいだけだから、スレ主さんはそこで「障害でなければならない」と考えが固くなってるんじゃないかなーと思ったためです。

「障害」は確かに物語を面白くする要素です。なくてはならないと言ってもいいかもしれない。
では、例えば「浦島太郎」の場合は何が障害になっていると考えられるか。
浦島太郎は亀を助けて竜宮城へ行って乙姫の歓迎を受けて、その後村へ帰ると数十年の時が流れていたって話だけど、浦島太郎は竜宮城で乙姫の歓迎を受けたときに満足して「もう帰りたい」と言うが乙姫は帰してくれず「どうしても」となって玉手箱を貰って帰ることになる。
つまりは浦島太郎が帰るにあたって「乙姫」が帰そうとしないので障害になってる形と言える。
ここで考えてみる。
「浦島太郎」は、別に「障害」がなくても話として成立してないか?
「もう満足したから帰りたいです」「わかりました。お土産の玉手箱です」はいさようなら。で、「話」としては何も変わらず成立してる。
でも、確かに、「竜宮城での歓迎は故郷を忘れるほど楽しいものだった」とか「乙姫がすがって浦島太郎を離そうとしなかった」とか、そういう話があったほうが面白い。

つまり、「障害」とは、なにも物語を成立させるための基本形に組み込むものではなく、成立した物語をよりよくするためのツールなんだ、ということではないでしょうか。

では、ここで「障害」とはどう作るべきかと考えてみると、「浦島太郎」の場合は「浦島太郎が村に帰りたいと思う」から「帰さないようにする」が障害たりえている。
そして、「浦島太郎」の話の面白いところは「竜宮城で体験したことのない夢のような歓迎を受ける」というところで、浦島太郎はそんな夢から覚めるように「帰りたい」と言い出すわけです。
だからここの乙姫という「障害」が面白くなるし、お土産の玉手箱にどんな意味があるのか解釈されたりするわけです。
浦島太郎の分析を要約すると、「物語の面白味ないし物語の目的」に対して「そうはさせない事」が「障害」になる。

どうもスレ主さんの思考では、「最強主人公を活躍させたい」という考えがあって、そこからすぐに「活躍させるためには障害を用意しないと」となっているように思える。
いま考えてるそれは「物語を成立させるための要素」であって、いわゆる「障害」ではない。
「障害」は、そもそも「主人公の目的」や「物語の目的」が前提にあって、「物語の面白味・見どころ」に関連して「目的を達成させないような底意地の悪い要素を配置する」という事。

だから、「主人公が活躍して戦闘で敵を倒して問題解決する話」であれば、「障害」は「簡単に倒せない敵」とか「敵を倒すだけでは解決しない問題」とかってことになりやすい。
で。
ようやっと本題なんだけど、そういう「障害」を用意すると最強主人公が苦戦したりして最強っぽく見えないからどうしたら良いだろうか、って話だと思う。
パッと思いつく解決策は2つ。
一つは、
>読者をハラハラさせられないのではないかと考えました。
そもそも読者をハラハラさせる必要がないってこと。
最強主人公を読む読者はやはり「主人公が最強であるところ」を見たいわけですから、この思考の時点で「作者がしたいこと」と「読者が読みたいもの」のバランスが取れてないと言える。
だから、「読者をハラハラさせる」という思考を捨てる選択が許容できるのであれば、むしろ「障害」を逆手に取ることが物語を効果的にさせる。
つまり、「障害」は山ほど用意する。けど、そのどれもが主人公には効かずあっさりとポンポン簡単に障害が取っ払われてしまう。その「せっかく用意した作戦が」とか「こんだけ前フリして強い敵アピールしたのに」とか、呆れるほど強い主人公像を見せて読者に楽しんでもらうという手段。
まあ、これはワンパンマン形式ですね。
もう一つは、
「最強主人公」という要素とは違うところに「障害」を用意する。
これはスレ主さんは100%拒否すると思うんであくまで例えばの具体例でしかない例だと強調するけど、
「世界最強の男、だけど童貞」として、ただかっこ良いからというモテたいからという思いだけで世界最強にまでなった男って設定。
こうすると、例えば「セクシーな女の敵」が出てくるだけで主人公にとっては「障害」になる。
別の例えをすると、「最強の主人公」が「最弱の幼女」を保護する、みたいな形。主人公自体は最強なんだけど幼女を守るとなると、「最強な主人公」とは別のところで「幼女がピンチ」っていうウィークポイントを作れる。
こうすると「幼女を助ける」が主人公の目的になるから、「簡単に助けられない事」が障害になって、例えば「実は主人公の気を引きたいがための狂言誘拐」とか「誘拐自体は事実ですぐに助けられるけど、犯人がアホすぎて無害だからほっといてもいいし幼女の危機感を煽る良い機会かも。まあ万一のため監視だけしておくか」とか。
こんな感じで「最強主人公」と分けて障害を考える形。

まあぶっちゃけ、なんとなくだけど、スレ主さん、「一個のエピソード」だけで表現しようと考えてるんじゃないかなぁ、と感じる。
いま2つの解決策を提示したけど、これどっちかを選ぶとかじゃなくて、こういうネタで両方とも書いて、さらに「普通に最強主人公が苦戦するような敵」を障害として書いたりもして、そういう積み重ねで、おそらくいまスレ主さんがイメージしてる「主人公最強作品」の印象は作れると思うよ。
「主人公の最強っぽいエピソード」を作品に散りばめれば良くて、「最強主人公の姿だけ」を書かなきゃいけないわけじゃないからさ。
「読者がハラハラするような展開だけど主人公が最強っぽくはないエピソード」もあるし「読者はハラハラしないがスカッとする展開で最強主人公を描くエピソード」もあるし、そういうものが長編サイズでもあれば小ネタ程度にエピソードに挟むサイズであることもある。こういったことの積み重ねであって、「こういうのを書けばいい」と一個の何か正解があるわけじゃないと思うよ。
それじゃ、むしろキャラに立体感がなくなって面白くなくなると思うから、もうちょい柔軟に考えたほうがいいと思うかな。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 主人公最強作品における障害と危機

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投稿日時:

元記事:作中の障碍者の扱いについて。

 どうもこんにちは。壱番合戦 仁です。

 前々から世間で疑問視され続けていた重大なテーマについてお聞きしたいと思います。

 ズバリ!

 『障碍者を使って泣ける話を作って、自慰行為するなッ!!』
 はい、これまんまの話です。障害を持った人が主人公のドラマとか、映画って、見ていてなんか違和感ありませんか?でも、僕からしてみれば、よくよく見るとどう考えても、『疲れた健常者のために作られている』としか思えません。当事者にこれっぽっちも優しくないんです。
 すこし福祉の心得がある人ならすぐわかると思うのですが、当事者からしてみれば『いつも通り生きているだけなのに一挙手一投足に感動すんなよ。ウゼェな』というのが本音なのです。
 特に挙動や振る舞いが健常者にかなり近い(流暢に会話する、空気はそこそこ読める、的外れだけど気を使うくらいはできる、集団行動は訓練したから後天的にできる、身だしなみも気を付けている、常識も気にしている)僕の様な「アスペルガー型」からすると、偏見以外の何物でもありません。
 ああいったものばかりが世に出回っているおかげで、僕たちの認知が一向に進まないのです。実に腹立たしい。
 実際、僕はそういったお涙頂戴物のドラマなど見ません。カナー型自閉症の男の子の恋が【健常者の女性に対して】実ったみたいな話は、制作者の意図が透けて見えて、反吐が出ます。
 また、アニメや漫画での障害の扱いは非常に軽いと思います。例えば、「アルプスの少女ハイジ」。

 クララが立てるようになるシーンは名作と言われていますが、そもそもクララはシリーズの途中で足が完治します。あとは本人が立てるようになるだけなのに、心療内科的な症状で立つことができません。そこを友人であるハイジらが励まし、彼女は障害を乗り越える。これだけならいいのです。この作品はきちんと障害に向き合った上で乗り越える様子を丁寧に描写していたはずです。

 ですがしかし、【本当にそれは、障害という設定を使ってまでやっていいことだったのでしょうか?】

 古来、物語において、キャラクターの『足や腕、または心の機能を取り戻す』というのは、自らの忌むべき過去との対決を意味しました。ですが、現実の多くの障碍者にとって、後天性なら自らの障害にまつわる忌むべき過去はあるかもしれませんが、もう今となってはどうしようもないことなのです。【現代医学では治せない】【ほぼ一生治らない】から障害なのです。「障害を乗り越えるべきものととらえるなど、烏滸がましいにもほどがあるのでは?」と少なからず疑問を覚えてしまうのです。
 僕は『障害を抱えたまま、成長していくこと』については大賛成です。それが本来の障碍者の讃えられるべき生き様だと思うからです。だから僕は、僕の異世界冒険記、改め、「イドラとユクサー」を書いています。
(ちなみに以前の質問で『私はただ夢が見たいだけ』とおっしゃっていた方もいらっしゃいましたので、あくまでその人も、僕も、一意見にすぎませんが)皆さんは障碍者を物語の中心に据える場合、どんな書き方をしますか?また、この命題に皆さまはどんな考えをお持ちでしょうか?

 倫理的な問題につながっているので、参考にしたいです。

 回答を心よりお待ちしております

上記の回答(作中の障碍者の扱いについて。の返信)

投稿者 ポコポコ : 0

僕は四肢麻痺の脛椎損傷者です。
障害者ネタでお涙ちょうだいとかありだとおもいます。
なぜかというと障害者ネタを書いてもらうと、どんな病気なのか読んでる人にわかってもらえるのでありです。

ついでにいうと私はこんな状態でも色々やれてます。↓↓↓みれるかな。
https://youtu.be/EGaV9Y4wqVI

カテゴリー : 創作論・評論 スレッド: 作中の障碍者の扱いについて。

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投稿日時:

元記事:物書きのトレーニング

こんにちは。小説を書きたいけれど書けない者です。ここにはお世話になっております。
この度、三題噺というものに挑戦しました。ランダムで選ばれた三つのお題から、物語を作るというものです。
妄想はよくするんですが、一体どうやって形となるのでしょうか???三題噺もアイデアを出す時点で止まってしまいました。
こんな私でも、何か生み出せそうなものがあったら教えてください。。。

上記の回答(物書きのトレーニングの返信)

投稿者 あまくさ : 1

(1)

まず、自分なりの基本形をいくつか作っておくといいです。

参考として、ブレイク・スナイダーの『SAVE THE CATの法則』という本から。この本の著者によると、物語には以下の10種類の型があると言います。

1)家の中のモンスター
2)金の羊毛
3)魔法のランプ
4)難題に直面した平凡なやつ
5)人生の節目
6)バディとの友情
7)なぜやったのか?
8)バカの勝利
9)組織の中で
10)スーパーヒーロー

こういうの別に鵜呑みにする必要はないのですが、ご自分で考えても思いつかないか、もしくは考えるのが面倒くさかったら遠慮なく使っちゃいましょう。

注意を要するのは、これらはパターンを象徴的な言葉で表現しているということ。例えば「家の中のモンスター」というのは「家の中」だけに限定されるわけではありません。逃げ場のない閉ざされた空間の中で危険に遭遇するパターンのストーリーという意味で、それを分かりやすく覚えやすいように「家の中のモンスター」と表現しているわけです。危険な奴もモンスターだけではなく、サイコパスな殺人鬼でもいいし、病原菌とかでもいいわけです。

2の「金の羊毛」は何かを求めて旅に出る物語で、ワンピースなんかが当てはまるかと。3の「魔法のランプ」は日本流なら『ドラえもん』の「ひみつ道具」に置き換えれば分かりやすいと思います。
4・5・6は説明の必要はないでしょう。
7の「なぜやったのか?」というのは、あるキャラクターの異常な行動を、「誰がそれをやったのか?」よりも「どうして、そんなことをしてしまったのか?」で考えた方がストーリーは作りやすいということです。
8の「バカの勝利」は要するにドタバタ喜劇。
9の「組織の中で」の「組織」というのは、知らず知らずのうちに非人間的な論理に支配された巨大な組織と考えてください。大病院とか警察組織とかってイメージすれば、テレビ・ドラマなどにいっぱいあるでしょう? 巨大というほどではないですが、管理主義的な学校でもいいです。そういう中で主人公が人間性を取り戻そうとする物語です。
10も説明の必要はないかと。最近の日本のアニメなら『僕のヒーローアカデミア』とか『ワンパンマン』とか、ああいうアレンジもありますね。

他にご自分の好きな小説とかアニメとかで「こういうのもあるぞ」というなら追加してもいいです。日本の場合、王道の一つにスポコンものというのがあって、『ガルパン』はそれのパターンをうまく取り入れていたりします。実際のところガルパンの大筋って『ドカベン』と『キャプテン』と『リングにかけろ』を足して割った感じです。
あとは、サタンさんがよく言われる「魔王を倒す話」でもいいです。
それと一人の書き手が10個ものパターンを使い分ける必要はなく、自分に合ったものを多くても3つ4つくらいで十分でしょう。

アイデアやキャラを思いついたときに、「このキャラ(アイデア)ならこのパターンのストーリーと相性がいいんじゃないかな?」というのをいくつか用意しておくことです。

(2)

ストーリーは入れ物、アイデアやキャラは中身です。その両方が組み合わさらないと物語はできません。
三題噺は創作のトレーニングとして優秀な方法だと思いますが、どっちかというと中身を作るのに向いた方法なんですね。ランダムな言葉を組み合わせることによって意外性のあるアイデアを得るというのが目的です。
でもそれだけだと、アイデアをストーリーとして展開する方法が分からないんですね。それが、わさびさんが三題噺でつまってしまう原因ではないかと。

ちょっと、やってみますね。

ネットに三題噺を出題してくれるサイトがあるので、それを使ってみました。

「棘。漁師。レストラン」と出ました。

これだと普通に思いつくのは、漁師がレストランに行くのか、漁師がレストランをやっているのかですね。
漁師がレストランに行くとしたら、魚料理は飽きているから別のものを食べたいと思ったというようなことが考えられます。で、探していたら「棘料理」の店というのがあって。で、棘料理ってなんだ?というのがアイデアになります。
棘料理で考えるとブラックユーモア寄りのショートショートになりそうですが、ファンタジーにするなら棘を角に変えてみます。めったに入荷できない超希少な食材のユニコーンの角とか。

もっと極端なことを考えるなら、「漁師料理」とか。漁師のまかない料理かと思ったら、漁師を食材にした料理だったというホラー。う~ん、これだとなんか宮沢賢治の『注文の多い料理店』のパクリみたいだな。

とか何とか、三題噺っていうのは考えるんだけど、これだとたまに面白いアイデアは浮かぶけど、いまいち発展性がないんですね。
漁師を主人公にするとして、場所は何らかのレストラン。で、棘にまつわる奇妙なできごとに遭遇する。この範囲を出にくいんです。

そこで、お題にはないけどヒロインを出してみることにします。
それだけで話はだいぶ広がります。
漁師が不思議なレストランに入り、不思議な料理人の少女に出合った話。または、ヒロインの方が不思議なレストランに行くのでもいいです。
アイデアも棘だけで小さくまとめる必要はなく、それこそ最終的には「魔王を倒す話」にすることにして、棘だかユニコーンの角だかがそのための重要なキーアイテムとしてもいいわけです。

そこで、最初に説明した、いくつかのストーリーの得意パターンというのが活きてきます。
例えば、このアイデアを「家の中のモンスター」と組み合わせるとどうなるか? 「難題に直面した平凡な奴」ならどうか?
という具合に考えてみるわけです。

逆に、ストーリーの得意パターンを持っていても、それだけで物語を作るとマンネリになってしまうでしょう? なので、何か斬新なアイデアを盛り込む必要があります。
そのアイデアを捻りだす作業に、三題噺は役に立ちます。

カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: 物書きのトレーニング

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