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坂田真文さんの返信一覧。投稿の古い順1ページ目

元記事:異世界モノを作るための歴史の知識はどこから得ればいいですか?の返信

まず歴史など背景設定を作る場合、歴史そのものを作る必要はないです。
というのも、ちょっと抽象的ですが「そう」である必要はないんです。「そう見えれば」それでいいんです。
映画のセットはカメラに映る範囲内だけ用意すれば良くて、カメラに映らない場所まで作る必要はないわけです。
それを見た視聴者は、でも、映像の外までイメージしますよね。中世を舞台にした映画ならカメラに映ってない場所まで連想してその世界観を脳内に作り上げます。
作り込むのであれば、「カメラに映ってる場所」を作り込む必要があり、それがカメラの外までも連想させる力になる。

こうした資料あるいは知識の収集に関して誤解があるんじゃないかって思う事がそこで、「どこから得ればいいか」と思うのが間違いだと思う。
とはいえ、こうした知識があるからこそ深い考察ができるし細かい描写やトリビア的な演出・展開の発想もあるだろうというのも、気持ちはよく分かる。
でも、そういう発想は、そもそも「歴史・経済」などに日頃から興味をもって接していた積み重ねで得られるもので、ほとんど何も知らない人が必死に勉強して得られるものではない。
これにはちゃんとした理由があって、どだい、知ってても使えなきゃ意味がないんですよ。
国語辞典を丸暗記したら、次の日から文豪もかくやという文章を書けると思いますか?
私は絶対に書けないと思う。
勉強だけしても、発想の段階で「知識」が出てこない。知ってても使い方がわからない。

では、どうすればよいか。
一番良いのは興味があるものを日頃から少しづつ吸収していくこと。
>服飾史とか好きな範囲のことは勉強できる気はします
なので、服飾史の中で興味があるところから始めるのが良いでしょう。
作家は学者ではないので、興味があるところをピンポイントに知ってるだけでいいんです。
そして、いきなり長編や大長編を書こうとはせずに、その「ピンポイントの知識」一つだけをテーマに短い掌編か短編を書きましょう。
ピンポイント知識の小ネタ一個だけでも、当然のこと世界観を始め考えなきゃいけない事は多いので、最初はフワッと薄く浅くだけど歴史などにも触れていくでしょう。
それを繰り返していくことで、次第に覚えていく。

知識のために勉強するんじゃなくて、書きたいものを書くだけなんです。そのための資料なんです。
だから、
>政治学、経済学、地理
こうして知りたいジャンルを出すのはわかるけども、それでも漠然としてるわけです。
政治の何を書きたいのか、それが大事。
政争を書きたいのであればその政争の中で面白エピソードを探して、そのエピソードを雛形にして話を組み立てれば物語はできる。
これを私が書いた場合、私はそのエピソードをピンポイントでしか知らず、その次代の歴史的背景や情勢や常識文化など詳しく知ってるわけもないけれど、「そのエピソード」のみに関しては資料にあることが全てなので問題なく書ける。
つまり、「そう」である必要はなくて、物語は「そう見えれば」それでいいんです。

で。
例えば西洋の領地経営・税収に関して「ゴディバ婦人のエピソード」を雛形に物語を書いたとして。
そして次の作品では、宮中の従者に関する何かを書くことになったとして。
そのとき私は、「ゴディバ婦人のエピソード」から「領主がどういう状況下で税を重くするか」とか「それを止めた婦人だけど、無理難題を押し付けられたって事は普通は妻が領主に意見することはない。けど出来ないこともない」とか、そういう知識を得たので、次作の「宮中の従者ネタ」においては「いきなり税が重くなった、どこの領主とどこの領主が争いを始めそうだ」という噂話をする展開を挟んだりとかって事ができるわけですね。
同じことは前述したけれども、基本的にはこの繰り返し。これでどんどん「咄嗟に使える知識のネタ」を増やしてく。
最初はフワッとした事しか書けないし、多少慣れたくらいじゃ上辺だけしか書けないと思うけど、やってりゃ細かく書けるようになっていく。「カメラに映る範囲」を細かく書けるようになる。
少なくとも私の場合、こうした知識は勉強で増やしたわけではないです。
日頃から興味ある事は興味あるんで物語にしなくても覚えてくし、そもそも興味ある本を読むのは趣味だけども、これだって積み重ねだしね。

長く書いちゃったけども、
漠然と「世界史について~・何々学について~」みたいな事考えるとまず続かない。
自分がいま書きたいもの、書こうとしてる物語の内容を決めて、それに必要なピンポイントを調べて吸収するんでいい。
考察は、そりゃ知識がなけりゃ浅くなるけど、それはしょうがないから浅くていいと思うよ。次第に深くなるでしょ。
目の付け所やハッとするタイミングは、それこそ積み重ねの地力がないといけないし。

上記の回答(異世界モノを作るための歴史の知識はどこから得ればいいですか?の返信の返信)

スレ主 坂田真文 : 1 投稿日時:

ありがとうございます。つまりは「自分が書きたいもの」を分析し、それを書くために知識を得ていって、それの積み重ねによって深めていくということで宜しいでしょうか。
取り敢えず体系的な専門書の類は後回しにして、ピンポイントな資料を探してみようと思います。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 異世界モノを作るための歴史の知識はどこから得ればいいですか?

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元記事:異世界モノを作るための歴史の知識はどこから得ればいいですか?の返信

え?、いやいやいや。そういう方面に興味がお有りなら地政学はかなり有効だと思いますよ。そう簡単に見捨てないでください。
そもそも地政学という学問は普通にあります。「そんな学問はない」なんて誰が言っていたのでしょうか?
う~ん。強いて言えば地政学は国際政治や戦略を実践的に分析することに主眼を置く傾向が強いので、「政治性」とか「戦略性」とか「実践性」とかが強いものは真の学問ではないと言いたいのかなあ? 私的にはちょっと謎ですが。

しかし坂田さんは学者になりたいのではなく、小説を書きたいのでしょう? 地政学は国家の成り立ちや歴史を地理的条件に着目して分析する考え方なので、仰るような興味の方向なら有用性が高いはずです。

例えば地政学では大きな枠組みとして、国家を「大陸国家」と「海洋国家」に分けて捉えるんですね。
物凄く大雑把に言うと、大陸国家は帝国主義的な農業国家を志向し、海洋国家は民主主義的な通商国家を志向するとし、その理由やプロセスは地理的条件から説明できると説きます。
そういう考え方なので、リンク先の、

>島国の作家なので戦記風ファンタジーの異世界もついつい島や大陸で考えてしまうのですが、アラビア半島みたいに幾つもの海に囲まれたややこしい地形の方が物語向きではあると思います。そこらじゅうから異民族が流入してくるので永遠に平和が訪れない。

みたいなことを考える基本になります。
ちなみに、「大陸」よりも「幾つもの海に囲まれたややこしい地形」の方が「異民族が流入しやすい」という考えは若干疑問。古代・中世は交通手段が貧弱だったため、基本的には四方が地続きという状態(大陸)が最も異民族が流入しやすいんですね。
念のため言っておくと、アメリカは「海洋国家」です。大陸でもありますが、国境線がカナダ・メキシコ以外は海なので。アメリカは地政学的には大陸ではなく巨大な島と捉えます。
またもっと細かく考えると、同じ地続きでも山岳地帯だと陸上の移動も困難なので、それよりは船による移動の方がまだしも簡単というケースもあります。
また防衛的な側面だけでなく、文化の多様性ということにも着目すると話は違ってくるでしょう。

地政学で重要視するのは「人の移動手段」なんですね。昔は航空機がなかったので、平坦な地形か道路が整備されている場所以外は移動が困難だったのですが、飛行機の登場以降は条件が激変したケースもあります。
『幼女戦記』の世界観は第1次・2次世界大戦の時代をベースにしていますが、魔導士という存在を超能力の使い手としてよりも「強力な航空戦力の一つ」と位置付けていました。

地政学ではそれぞれの国に固有の地理的条件があると捉え、その制約から防衛や交易の重要ポイントとなるルートが生じることに注目します。そこを的確に突かれたら滅亡に追いやられるという状態を「地政学的リスク」といい、それへの対応が国や社会の形にかなり影響します。
そういう考察の基礎的な学問ですから、このスレのような興味をお持ちなら外さない方がいいと思います。

でと。
文献ですが、専門性を追求するときりがないし、今だったらネットから概説を探す程度で小説の参考くらいなら十分かと思います。全般的に知りたいなら、Wikipediaがやはり手っ取り早いです。

ttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E6%94%BF%E5%AD%A6

あと、大陸国家・海洋国家について簡便に解説しているのはないか一応軽く探してみました。

ttp://book-harbor.com/history/geopolitics/continental-maritime-nation

ついでに、地政学は学問じゃない説について。

『地政学が日本の大学で学べない3つの理由。国際情勢には地政学が必要』

というのが有りました。

ttps://rebelbushi.jp/%E5%9C%B0%E6%94%BF%E5%AD%A6%E3%81%8C%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E3%81%A7%E5%AD%A6%E3%81%B9%E3%81%AA%E3%81%84%EF%BC%93%E3%81%A4%E3%81%AE%E7%90%86%E7%94%B1%E3%80%82%E5%9B%BD%E9%9A%9B/

だそうです。

   *   *   *

>また、ヨーロッパの小説に特有の描写(石畳が多いので靴の音が描かれがち、というようなこととか)や、近代的自我以前の常識(大人が小さな子供として認識されている、物語を解決するのはいつも神様、etc.)や、それらが実際どれだけ効力を持っていたのか(例えば、フェミニズム以前にも女性にインタビューをした中世イギリスの本があるそうですね)にも興味があるので、そうした資料があれば教えてください。

それはまったく別の視点になります。
地政学ではなく「文化人類学」の領域ですね。長くなるので取り合えず省略しますが、そっちの方面で探ってみてください。

   *   *   *

>以前は、こうした志向の内容のファンタジー小説は突き詰めれば設定だけでストーリーが面白くならない所謂「精商反比」に行き詰まったり、~(略

精商反比という言葉を初めて知りました。ちょっとググってみましたが、要するに世界観を精緻に作りこみすぎると出版的には売りにくくなるということですか。

それは、難しく考えることはありません。
要するに誰だって「作者の知識・蘊蓄の披歴」なんて読まされたくはないということです。

作者が詳しく調べればそれだけ世界観の奥行きが豊かになることは期待できますが、人間どうしても知ってることは詳しく書きたくなってしまうんですね。
そこは、読者の知識やプロットとしての面白さを最優先に考え、それを損なうと思われる記述は必死に我慢して抑制するようにする。
そう心がけるしかありません。また、それができるなら問題はないと思いますよ。

上記の回答(異世界モノを作るための歴史の知識はどこから得ればいいですか?の返信の返信)

スレ主 坂田真文 : 0 投稿日時:

> 学者になりたいのではなく、小説を書きたい

確かにその辺りの考えは抜けていたように思います。よく考えてから本を読みたいものです。地政学については興味がありながらも疑問を持っていました。創作に関しては大変有用であるようなので、頂いたリンクや今持っている本などを読んでみようと思います。

以前、文化人類学の本を2、3冊読んだことがあります。それらは各文化の特徴的なしきたりなんかが書かれていて、自分としてはそっちがメインに見えたのですが、実際はそうした文化よりもその機能について考察する学問のようで、上に挙げたような靴の音とか具体的な実例から探すのは少し難しい気がしています。

世界観の披露は最小限に、なるべくサブテキストや芝居によるストーリー進行を心がけてはいます。上の方が言ってらっしゃるように、自分の好きなポイントだけ突き詰めていれば多分コスト的にも浮くし、大丈夫でしょうね。ありがとうございます。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 異世界モノを作るための歴史の知識はどこから得ればいいですか?

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元記事:異世界モノを作るための歴史の知識はどこから得ればいいですか?

異世界モノの小説を書いているのですが、設定を凝りたい部分があります。特に歴史的・政治的なリアリティを持たせることには興味があって、例えばこのツイートのような指向の考察なんかは面白いと感じました。

https://twitter.com/hyougetsudou/status/1320865911415320576?s=21

手元には最寄りの図書館から借りてきた『軍事強国チートマニュアル』とYoutubeの戦略の歴史の動画ぐらいしか情報源がないので、具体的にどういう資料から入って、慣れてきたらどういうジャンルの本を選べばいいのか(昔「地政学」の本を買った後、そんな学問はないとかボロクソに言われてるのを見て読むのをやめてしまったのでトラウマになってます)、ということを教えてください。本じゃなくてもいいですが…。

今のところ知りたいジャンルは、政治学、経済学、地理、そして歴史の類型論(そんなものがあればですが)、といったところです。歴史に関しては服飾史とか好きな範囲のことは勉強できる気はしますが、そもそも義務教育レベルすらまとも知らないので体系的には助けがないと難しいです。例えばリンクのツイートの人は歴史の知識があるので、現在の半島の情勢を剣と魔法の世界を描いた作品を考察することができるのだと思いますが、そういうことができるくらいの知識は欲しいです。

また、ヨーロッパの小説に特有の描写(石畳が多いので靴の音が描かれがち、というようなこととか)や、近代的自我以前の常識(大人が小さな子供として認識されている、物語を解決するのはいつも神様、etc.)や、それらが実際どれだけ効力を持っていたのか(例えば、フェミニズム以前にも女性にインタビューをした中世イギリスの本があるそうですね)にも興味があるので、そうした資料があれば教えてください。

以前は、こうした志向の内容のファンタジー小説は突き詰めれば設定だけでストーリーが面白くならない所謂「精商反比」に行き詰まったり、作品の幻想的な雰囲気を損なってしまったりといったイメージが個人的にはありました。しかしながら、物質粒子が粒子であると同時に確率の波でもある様に(?)こうした物理的・実際的な要素と芸術的・文学的な要素とを両立させることはできると信じています。

上記の回答(異世界モノを作るための歴史の知識はどこから得ればいいですか?の返信)

スレ主 坂田真文 : 0 投稿日時:

沢山紹介していただきありがとうございます!ロシアの方面とかはまだ調べてなかったので、図書館で探してみようと思います。
確かに参考文献を見てみるのも重要ですね。数に圧倒されて検索すらしてませんでした。Wikipediaの参考文献も読むようにしようと思います。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 異世界モノを作るための歴史の知識はどこから得ればいいですか?

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元記事:異世界モノを作るための歴史の知識はどこから得ればいいですか?の返信

 すげぇ適当なこと言うようで申し訳ないんですけど……。

 大河ドラマ一年分見て、高校時代の世界史の教科書読んで、『あ、これ面白そうだな!』ってのを調べれば大体何とかなります。

 歴史は繰り返す、なんてことをよく言いますがそれはごもっともで、歴史上起こることのほとんど――特に戦争・宗教・政治周りーーは大体似たような仕組みで、同じようなことが起こってます。どこぞの羽川委員長じゃないですが、大衆心理や時代背景とかをよく見つめなおすと歴史の『法則性』みたいなのは割とアッサリ見えてきます。
 例えば、飢饉が起こると高確率で暴動やサボタージュが起き、規模がある程度よりデカいと高確率で国・州一つが滅びちゃったりします。ほぼ万国共通で。
 こういった『特定の時代背景に対して、特定の事象が起こる』ことを俺は『法則性』と呼んだのですが、そう言った仕組みが裏にあれば架空の歴史にも重みができます。

 発明や科学・芸術なんかの分野になると、『必要な時代背景が揃ったから生まれた』だけでは無くて『才能』みたいなのも関係してきますが……。小説の場合、『著者の都合で辻褄を無視してでも入れたい設定』と言うのがあると思いますので、そこら辺を回してやれば上手く行くかと。

 ちなみに、政治・経済あたりも半分くらいは大衆心理で分解できます。知識人階級がどういう理論を研究していたかに関係なく、民衆or貴族/武士などの特権階級にまとめられた民衆だからです。

 つまるところ、大事なのは資料ではなく『資料から法則性を見出そうとすること・現場を生きた人間・研究者の思考を読み取ろうとすること』だと思います。

 一応、おすすめの資料を言うなら山川の教科書全般ですが……。近道を使用と思わず、地道にアレコレ調べれば何とかなると思いますよ。
 逆に近道を通ろうとすると、『実が伴わない知識』になってしまうので焦らずゆっくりやることを勧めます。

 P.S.こう言っては失礼ですが、質問者さんには『難しい言葉を無理に使おうとしている』節が随所に見受けられます。
 粒子論などを例えに出されている所もそうなのですが、別に難しい言葉を使わなくても言い表せることはいくらでもあります。よく理解していない言葉を無理に使うのはやめた方がいいですよ。

上記の回答(異世界モノを作るための歴史の知識はどこから得ればいいですか?の返信の返信)

スレ主 坂田真文 : 0 投稿日時:

ありがとうございます。丁度気になっていた大河ドラマがあったので、見てみようと思います。

難しい言葉を使うのはやめた方がいいですね。脳内言語とでもいいますか、そういうパッと浮かんできたイメージって案外共有されないものでしょうし。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 異世界モノを作るための歴史の知識はどこから得ればいいですか?

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元記事:幻想とリアルの両立をする方法の返信

1)現実的なストーリーや描写をベースにして、そこにシームレスに非現実を忍び込ませる。

2)作品全体が非現実的ではあるけれど、作品内のロジックは厳密に整合している。

3)作品全体が非現実的で、ロジックもさっと読んで一応納得できる程度の辻褄は合っているが、それほど厳密ではない。しかし、読者を夢中にさせるほどストーリーが面白かったり作品世界の情感が濃密に作られている。

などの手法があるかなと。

1は昔、半村良さんが得意としていた手法です。
半村さんのある短編では、冒頭から中盤まで東京の実際にある街並みの様子がエッセイのように綴られていました。ところが、辿っていくうちにいつの間にか架空の界隈に入り込んでしまって、どこで変わったのか読者に気づかせないように書かれていたんです。
で、うろ覚えなんですが、そこにアフリカの実在しない小国か何かの大使館があって、その屋上で呪術師が大使館周辺を町ごと地上から消滅させてしまうマジナイを行っているという(笑
お分かりと思いますが、呪術師がその界隈を消滅させてしまったために地図で探しても見つからないのだというオチです。そこ以外はちゃんと実際の地図に載っているわけです。

これはリアルに嘘をまぜるという、だまし絵的な手法ですね。

2はSF的な方法です。有り得ないことが書かれていることは読者も百も承知なのですが、ある突飛な前提を提示し、そこから何が起こるかというプロセスについてはクソ真面目なほど論理的にストーリーを展開させます。
こういうストーリーの場合は、突飛な要素を二つも三つも複合させないのがコツかなと。例えば現代日本のリアルな日常の中に、もしタイムマシンというものがあったらどんなことが起こるかというような思考実験で読者を楽しませます。

3がハイファンタジーの手法です。これはもう現実性なんて初めから無視して、ストーリーの面白さや世界観の魅力で読者の心を物語に引き込むことだけを目指します。読者を物語に没入させることに成功すれば、現実に有り得ないと分かってはいても、あたかもそんな「もう一つの世界」が実在するかのような不思議な感覚を与えるのが狙いです。

上記の回答(幻想とリアルの両立をする方法の返信の返信)

スレ主 坂田真文 : 0 投稿日時:

返信ありがとうございます!
最初はあまくささんの言うところの2〜3のあたりを考えていたのですが、自分の書きたいものはどちらかと言えば1にも近い気がしてきました。半村良さんの小説は未読でしたので、調べてみようと思います。

カテゴリー : その他 スレッド: 幻想とリアルの両立をする方法

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上記の回答(小説を書かない人の返信)

投稿者 通りすがり : 14 人気回答!

まあたしかに、サタンさんの言う「鵜呑みにするほうがバカ」っていうのは流石に無責任だと思うわ。
もちろんネットの知識を鵜呑みにするなってのは正しいけどそれはあくまで一般論であって、曲がりなりにもこんだけ掲示板に居着いてる人が言っちゃったらねえ……。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 小説を書かない人

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投稿日時:

元記事:地下牢(地下空間)の居住性は?

 中華風ファンタジーで地下牢を出そうと考えているのですが、地下空間の居住性(特に電気以前の)というのが、イマイチ分かりません。一応調べてみましたが、「夏涼しく、冬温かく快適」とあったり、「劣悪な環境」とあったりしました。

 トルコのカッパドキアの地下都市や、洞窟や穴倉(『ドラえもんのび太の日本誕生』でのび太たちが造った洞穴のイメージ)、土蔵の暮らしはどんな感じだったのでしょうか。

 地下に作られたワイナリーや土蔵造りの日本の酒蔵は、一年を通して室温が一定なので、快適と聞きました。また、湿度は高いのでしょうか、低いのでしょうか。拙作の舞台のモデルは中国の西安ですので、東京と比べると湿度は低いでしょうが。

 中国に限らず、日本や欧米その他の地域で構いませんので、地下空間やそれに準じる土蔵のような建物の暮らしをご教示いただければ幸いです。

 拙作的には、地下牢が快適なのは好ましくないですね。夏暑くて、冬寒くて、外が雨か晴れか、昼か夜か分からず、囚人を苦しめるようにしたいですから。

上記の回答(地下牢(地下空間)の居住性は?の返信)

投稿者 クロウド : 1

 気温についてはワルプルギスさんにまかせるとして、湿度について。

 ぶっちゃけ、周辺の水利の状況によります。水道屋バイト時代に川の護岸から10mほど横の道路に水道管を敷設工事に行ったことがありますが、削岩機を使わないと掘れないような固い岩盤と土壌だったにもかかわらず、川の水面下となる深さとなると浸水が発生しポンプで汲み上げをしなければなりませんでした。
 雨降りで大潮の満潮の時しか護岸まで流れが寄ってこない川だったのですが、護岸工事専門の方曰く、ザラにあること。もっと深く掘る時は大潮の引き潮を狙うしかないよとのこと。実際そうでした。
 ちょっと分野の話となりますが、一般的な砂利の基礎だけでなくコンクリート基礎を使う部分があった工事でして、湿度の管理というものがコンクリートを固める上で重要なポイントです。浸水するほどの湿度ですので普通のコンクリートは使えません。護岸工事用のそれを使うことになります。

 本筋にもどります。東西の違いなく城の地下も同様で、周囲を川や水濠で固めている城であれば、基本的に浸水や高い湿度が発生します。これを回避するために高い石垣を積んだり、平たい島ではなく山なりの島に築城したりするものです。広い敷地を確保することで中枢への浸水を回避するのもありますし、そもそも地下を備えない選択すらあります。
 水城の隅櫓(城壁の角の櫓)は大小の違いなく番所・詰所使用で基本的に生活に用いられなかったのは、土壌の浸水により上ってくる湿気のせいです。
 逆に水利から離れていたり上手くコントロールした設計ができた場合が、土蔵やワイナリーのように快適となります。

 よって、川岸にあり、水面同等の高さの基礎構造を利用した牢のある高い石垣を持った砦が望まれるものとなりますか。夏は暑くなはいでしょうが、高い湿度というものは乾燥になれている人間には暑さよりも拷問ですし。雨の度に水が浸る床というのもなかなかかと。

 余談となりますが、昔の中国ですと禁固だけの刑は温情です。常に拷問がセットされているようなもんで直接的苦痛が文化的に好みです。
 とはいえ、うろおぼえですが、禁固で苦しめるのに湿地に粗末な小屋を立てて監禁(西郷さん島流し同様と思い下さい)という事例もあったかと。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 地下牢(地下空間)の居住性は?

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投稿日時:

元記事:「読むだけ」と「読んでアクションまでする」の比率

おかげさまでそこそこ楽しく書けています。
今のところ「ブックマークや評価までしてくれる人」というのはだいたい10人にひとりくらいなのです(多分初動ですから、この先割合は減っていくと思います)。思ってたよりも、反応というのは嬉しいものですね。今まで二次ばっかりだったので、混じりっけないオリジナルで評価されるのはかなりの喜びです。病みつきになりそうですねこれ。振り回されないようにしないと……。

ところで、タイトル通りの質問なのですが、「読んで終わり」 の人と「読んでからなにかしら足跡をつけてくれる人」って、世間一般ではどの程度の比率なのでしょうか? ジャンルによっても違うのかもしれませんが、詳しい数字がありましたらよろしくお願いします。

上記の回答(「読むだけ」と「読んでアクションまでする」の比率の返信)

投稿者 サタン : 1

私の平均も10人に一人くらいですね。
たまに当たったときは、それでも最初の数日って初動こそ平均以上だけど、一週間もすれば平均に落ち着きます。
そのことから、おそらく「10人に1人くらい」が普通なんだと思います。

面倒臭いので検証してないけど、私の場合、たぶん熱を維持してないからって理由もあると思う。
一日平均を大きく上回る評価を得てる間に、次の燃料を、つまり次の新作をアップロードすれば、平均以上が維持されて上に昇ってくことが出来るんだろう。
でも、そうやって計算してやんの面倒ですからね……。
毎日更新して頑張ってる人とかいますけど、ああいうのは計算しなくても読者の熱量を維持できるから、実際すごい有効な戦術ですよね。

そうやって本気でやってる人と私みたいに趣味で気ままにやってる人とでも、また傾向は違うと思うので、私のはいまいちデータにはならなさそう。

カテゴリー : 流行分析(なろう研究) スレッド: 「読むだけ」と「読んでアクションまでする」の比率

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投稿日時:

ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン

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