新作と過去作の推敲、どちらを優先するべきかの返信の返信
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新作と過去作の推敲、どちらを優先するべきかの返信(元記事)
個人的には、推敲は最終整形って感じに思ってて、最後に作品を整えてクォリティを上げる作業みたいな。
だから、推敲をすることで次回への課題を見つける、って考えはしたことない。
むしろ、これはちょっと極端だけど、何度も同じミスや同じ誤字脱字をしておいて、推敲で毎回整え方を変えて調子を見てみる、ということもするので、そもそも推敲の重要度がスレ主さんと自分とでは違うかなと感じる。
スレ主さんの推敲はテストの自己採点みたいな意味合いと見直し修正って感じるかな。私の場合は最終工程で、クォリティを一段上げる仕上げ作業ですね。
自分なら推敲を終えるまでが制作時間なので、時間ないから推敲は少しでいいやってことがまず無い。切り詰めるなら執筆時間のほうを切り詰める。
でもそれは、スレ主さんのお悩みに対して「推敲を優先すべきだ」という回答ではないかな。
スレ主さんの考えに合わせて答えるなら、いまさら終わった作品の推敲をするより次回作を書いたほうがいいと思う。
そのうえで、次回作は推敲をして、「ああまた同じミスしてんな」で、そのとき直せば良い。
>同じ失敗をしないように気を付けなければいけません。
そうかなぁ。
同じ失敗を二度する、とかそういうのよく言われるし、普通はそうだろうと思うけど、創作の世界だしな。別にいいんじゃないの、同じ失敗を何度もしたって。
同じ失敗を繰り返すってことは、それは成長してませんねってことだけど、
同じ成功しかしない人も、やはり成長してないと思うんよね。
失敗するような事を成功させる人が成長してる、成長の結果の成功なわけだから、
「Aという失敗」に対して複数の成功を導き出せたほうがお得じゃない?
そのためには、同じ「Aという失敗」を何度かやっといて、それが明るみに出る前(作品公開する前)に修正して前回とは違う成長をしてったほうが面白いと思うけどな。
失敗を失敗と気が付かず、それを放置してどんな回収もしなかった、というのが失敗のまま終わってるので問題だと思う。
失敗を失敗と気がついているのなら、明るみに出る前に修正できれば、何度も同じ失敗することはむしろ自分の成長にすごく役立つことだと思うよ。
そして「失敗」というのは物の見方の問題でもあるので、「これは失敗だ」と考えてるその思考が間違いだったりもするよ。
例えばテレビで若手芸人が用意してたトークを話す場面で緊張して声が詰まってどもって話せなかった、超失敗大失敗もう死にたい、と凹んでるとする。ところが、その番組のMC大物芸人は「おまえのどもり良かったね、新人っぽくてw まともにトークするより100倍面白かった。あのどもりがあったからつまんないトークが終わってからのツッコミが際立った」って褒めたりするわけだ。
芸人の世界では失敗が成功で、そしてそれは芸人だけの話じゃなくて、「失敗」ってのは物の見方の話でしかない。
たぶん誰にも伝わらんだろう変な事を言うと、そりゃ失敗じゃなくて実力。一生懸命書いたものを失敗と言ってやるなよ。全力を出せなかった、一生懸命できなかった、と言うのなら、そりゃ実力を出せなかった自分のコンディションの問題で、失敗どうのって話ではないと思う。
全力出しても上手くいかんのだとしたら、そりゃ自分で自分の実力を過大評価してるから「理想に対して不出来だ」というだけで、失敗じゃない。それが実力、というだけ。
だから、まあ、再度本題に答えると、終わったものをパテで固めて再整形するよりも、次回作を書いて単純に「実力」を上げたほうがいいと思うよ。
ただ、前作と同じテーマで同じような内容を新作で書き下ろすってんなら、前作の問題点などを洗い出したり再整形して見た目を整えてみることは次回作に対して有効だと思う。
まったく違う新作なら、前作の問題点や課題を浮き彫りにさせてもあんま意味ないような気がする。
新作と過去作の推敲、どちらを優先するべきかの返信の返信
スレ主 鬼の王の墓標 投稿日時: : 1
サタン様、お久しぶりです。レスを頂きありがとうございます。
>そのためには、同じ「Aという失敗」を何度かやっといて、それが明るみに出る前(作品公開する前)に修正して前回とは違う成長をしてったほうが面白いと思うけどな。
なるほど……その場合だと、今までやってきた続きを書きながら連載する方法は使えなくなりますね。
書きだめを十全に用意し、それを推敲しながら区切りがつくまで時間をかけて掲載していく方が、その手段を取るのには向いていそうです。
やっぱり時間に焦るクセがつきすぎているのが、一番ダメですね。長い作品ほどもっと長期スパンで作るように意識した方がよさそうです。
>失敗を失敗と気が付かず、それを放置してどんな回収もしなかった、というのが失敗のまま終わってるので問題だと思う。
私の場合気づくのがいつも終わってからなのですが、掲載する前に気づこうとする努力は必要そうです。
>一生懸命書いたものを失敗と言ってやるなよ。
そうですね……それが行き過ぎると自身の精神面にも影響が出ますからね。
実は去年の秋頃から「失敗した設定などの解説をし、読者の方に同じ失敗をしないようにしてもらうエッセイ」を掲載しているのですが、もしかしたらやめた方がいいのでしょうか?
>前作と同じテーマで同じような内容を新作で書き下ろすってんなら、前作の問題点などを洗い出したり再整形して見た目を整えてみることは次回作に対して有効だと思う。
>まったく違う新作なら、前作の問題点や課題を浮き彫りにさせてもあんま意味ないような気がする。
そうですね……全く異なる新作を一人称で考えているところなので、地の文の描写の不足を改善する以外のことはそこまで考えないようにします。
今回も親切にご教授頂きありがとうございます。
カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 新作と過去作の推敲、どちらを優先するべきか