新作と過去作の推敲、どちらを優先するべきかの返信の返信の返信の返信
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>やっぱり時間に焦るクセがつきすぎているのが、一番ダメですね。
どうだろう。
私見で無責任な返答になるけど、ネタには鮮度があるから思いついたら早めに形にしちゃうのはアリだと思うよ。
それに、ネタを考えてばっかで一向に執筆しないOR書いても書き直しで完走しないって人と比べたら、とにかく書き上げて作品にしてるスレ主さんは見上げたもの。
実力社会は実力が物を言うけど、実際は、技量を問わずそういうやる気がある人が残ってく世界でもあると思う。
名作を書けるに越したことはないけど、書けるなら誰でもできる仕事ってのもあるから。仕事として成立できれば一生活動していける。活動できれば偶然だろうと地力を積んだ実力だろうといずれは必ず見るべき人の目に入る。
スレ主さんはそういうやる気はある人だから、以前もチラッと言ったけど、続けてりゃそのうち本を出せる人だと思うよ。
そのやる気が継続できてる現状が時間に追われることだと思うなら、それはいいんじゃないかな。
向上心があればこそクォリティを求めるものだと思うけど、クォリティよりもやる気がないと。
無責任ついでに、ほんとカンだけで適当なこと言うけども、
木を見て森を見ず って言葉があるけど、スレ主さんはもうちょい俯瞰で全体を見る癖をつけたほうがいいんじゃないかなって思った。
例えば戦闘シーンを書くとして、それがむちゃくちゃ下手な文章で金属音とか擬音で「キンッ!」なんて書きまくったりしてたとして、でも、その戦闘シーンで「主人公は苦戦してる素振りを見せてるけど実は余裕で演技です」ってことが読者に伝わってれば、これ実は「文章の下手さ」ってのはあんま関係ないんだよね。
読者は「文章」を読んでるわけじゃなくて「物語」を読んでるんだから。
その物語の要点が読み取れれば、そのシーンは上手く書けてるんだよ。文章は下手でも。
で、じゃあその「シーンを上手く書く」ってのにはどうすりゃいいんだ、状況がわかるよう描写を上手くするべきじゃないのか、という思いがたぶんあると思う。
それはその通りで、けれど、それは解決策の一つでしかない。
大事なのは「主人公は苦戦してるようだけど実は演技で余裕です」というシーンの目的を如何に読者に伝えるか、ということ。
だから、「主人公の本来の武器は短剣でスピード戦が得意だけど、何故か短剣は鞘に入ったままでロングソードで敵と対してる」としたりすると、そういう演出が「主人公はわざと苦戦してる」という描写になって、読者に意図が伝わる。
こうした演出による描写、展開による描写、そういうのがちゃんと筋だって機能して書けると、実は「文章的な描写力」というのは初心者レベルの下手くそでも、ちゃんと「読める」文章になったりする。
で、少し長くなったけど、無責任なカンだと繰り返すけど、スレ主さんは「文章的な描写」に意識が向いてて、「物語や展開の流れによる描写」とでもいうかこういう演出での描写、まあ言ってしまえば構成力かな、そういった部分に意識が向いてないような気がする。
この構成力がちゃんとあれば、そもそも文章のいち部分なんてワンシーンの枝葉でしかないので、そんなものの描写の不足とか悩んだりしないと思う。
>地の文の描写の不足を改善する
と、そこに意識が向いてるってことは、たぶん全体の流れに意識が向いてないんじゃないかな、と思った。
>同じ失敗をしないようにしてもらうエッセイ」を掲載しているのですが、もしかしたらやめた方がいいのでしょうか?
別にいいと思うけど、もし、自分のためになる方向で軌道修正しようと思うのであれば、「その失敗をしたことで自分が得たもの」を同時に考えて掲載してみると良いと思う。
例えば、私の「失敗」は、かなーり昔に電撃に投稿した作品で「祖国を追われたドSのお姫様が異世界の日本に逃げてきて主人公の部屋を本拠地とし国を取り戻す」って話なんだけど、このお姫様のSっぽさを出すために口調を特徴的なものにしたんだよね。それが失敗だった。普段の会話が既にSっぽすぎて逆にSなシーンが栄えない。「Sっぽいキャラ」で考えるんじゃなく「Sなシーンが栄えるキャラ」で考えるべきだった。そうしないと普通のシーンとSのシーンとでセリフのギャップが活きてこなくて、ほんと失敗だった。
でも、まず「キャラを立たせるシーンが栄えるようなキャラ」という考えを手に入れられたことは、このお姫様のおかげ。やってよかった。そんで今回は不利に働いたけど、一人だけ「特徴的な口調」だと、それはそれで普段からコイツのイカれっぷりが表現できて面白かった。何気ない普通の一言でも特徴だすだけでなんかイカれてそうに見える。言い換えると「普段から◯◯なキャラ」って場合は積極的に特徴的な口調を検討すべきかなと思った。天然キャラとか、一般では表現しにくいエロ系・ビッチ系とか。キャラ立てするシーンを直接書きにくい場合は有効かもしれない。
とまあ、こんな感じ。私もこういう反省文は、投稿してた頃はよく書いてたよ。
「失敗した、コレは止めとけ!」で終わってたら、それこそ本当に「失敗」で終わっちゃうからね。
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スレ主 鬼の王の墓標 投稿日時: : 1
サタン様、再訪ありがとうございます。
>ネタを考えてばっかで一向に執筆しないOR書いても書き直しで完走しないって人と比べたら、とにかく書き上げて作品にしてるスレ主さんは見上げたもの。
まあそれは確かに……昔は私もかなりそちら側に寄っていたと思うので、それに逆行するよりはいいことだと思っています。
掲載するまでの推敲さえキチンとしていれば、初稿が粗めでもどうにかなりますからね。
良いと言って頂いたこと自体は継続したいと思います。
>読者は「文章」を読んでるわけじゃなくて「物語」を読んでる
ああ、これについては私も最近実体験したことがあります。
以前スレッドで話題にしたTS転生したホムンクルスの作品で、主人公の下着事情を描いた話を最近作りました。
この作品はサイト運営のギャグ・コメディを主題としたイベントに参加したのですが、文法が粗い割には読者の方の食いつきが良かったのですよね。(少年漫画にありがちな下ネタギャグのつもりで書きました)
これこそ、読者の求めるものを表現していれば文法が粗くても成功するという最たる例ですよね。
単純に下ネタだから強かっただけかもしれませんけど……(そもそも利用しているサイトが下ネタの受けがいい土壌なのもあります)
>たぶん全体の流れに意識が向いてないんじゃないかな、と思った。
言われてみれば書き直しの際にいくら美しい仕上がりにできたとしても、その目的がバラバラだったら何も意味がないですね。
ただ闇雲にやるのではなく、何のためにするのかを意識しないといけないという一番大事なことを忘れていました。
思い出させて頂きありがとうございます。
>もし、自分のためになる方向で軌道修正しようと思うのであれば、「その失敗をしたことで自分が得たもの」を同時に考えて掲載してみると良いと思う。
それは確かに。今後の追記修正の参考にさせて頂きます。
カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 新作と過去作の推敲、どちらを優先するべきか