オチ≠面白さの返信
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オチ≠面白さ(元記事)
オチは読者への納得感に繋がって、面白さとは別。
オチ=面白さ、と捉えていたのでびっくりしています!
最初に結末を決めて、それを変えることなくそれよりも序盤中盤で面白い所を作る事に努力してみたいと思います!
ありがとうございます!
オチ≠面白さの返信
投稿者 あまくさ 投稿日時: : 0
>オチは読者への納得感に繋がって、面白さとは別。
>オチ=面白さ、と捉えていたのでびっくりしています!
大きくとらえれば、そういうことになりますね。ただ注意してほしいのは、序中盤、結末、どちらも納得感と面白さを両立させる必要があるということ。先の書き込みで説明したのは、そういう意味です。
ただし、力を入れる比率でいえば、序中盤は面白さ優先、結末は納得感優先。この考え方で良いと思います。言葉を換えると、
◎序中盤では風呂敷を広げ、結末では風呂敷をたたむ。
◎序中盤では読者に疑問を与えてもよいが(むしろ意図的に謎を作る場合も多いですよね)、結末では疑問を残さない。
ということです。
例えば、いつもは情に厚くて人を見捨てるようなことはしない主人公が、あるシーンで苦境に立つ仲間を冷たく突き放したとします。
そういう行動に何か理由があるのなら良いのですが(あえて突き放すことによって危険から遠ざけようとした、主人公に頼りすぎる仲間を鍛えようとした、など)、その理由を作者だけが知っていて読者に伝わらなかったら、単にキャラがぶれていると思われてしまいますよね?
でですね。
序中盤であれば、読者が決定的に主人公を嫌いにならないようなフォローがあれば(このフォローは重要)、ある程度は「え、こんな奴だったの?」と思わせても良いのです。
しかし、この「主人公ってこんな奴だったの疑惑」はストーリーのどこかで明示的に氷解させておく必要があり、少なくとも結末まで未解決のままではダメです。
エンタメストーリーには、一つ鉄則があります。それは、
◎読者の予想は裏切れ。しかし、期待は裏切るな。
になります。
読者の期待感をすべて回収して終わるのが理想。それが納得感ということになります。
* * *
ただし、上記のことはあくまで長編の場合です。
掌編はアイデアが面白さの核心になることが多いので、オチ=面白さと捉えて良いと思います。
カテゴリー : ストーリー スレッド: オチを考え方を教えて下さい!