魔法の設定の返信
元記事を読む
投稿者 サタン 投稿日時: : 0
魔法に限らず、設定じゃなくてまず物語が先にある。
だから、例えば「勇者が魔王を倒そうとする話」という物語で、その内容は「魔王は悪いヤツなわけではなく、自分勝手すぎる人間を放置してたら世界が滅びると考えて人間に敵対行動をしている」という物語の設定があって、
だから、「世界は魔力で構成されていて、魔力を使いすぎると世界が崩壊する」つまり「魔力とは世界を構成する力のことで魔法とは世界を作り上げる法則のことで、魔術とはその枝葉部分を人間が扱っているだけのものである」と、魔法の設定を作ることができる。
この例は自分がかなり前に書いた設定をかいつまんだものだけど、この例の場合、「魔法の設定」は「魔王の行動理由」のためにあるもので、物語の進行を補足するためのもの。
なので、はっきり言って それ以外はどうでもいい わけで、適当に呪文となえて発動してどーのこうのとよくある魔法の設定をしてます。
ただ、この魔法の設定において大事なのは「魔力は世界を構成する力」ってとこなので、魔力を蓄えられる電池的な魔石は消費したあと 消え去る という描写は強調したし、一部の規格外の怪物は周囲の無機物から強引に魔力吸収する奥の手を持ってる、といった設定も作りました。
別に私の表現や演出が正しいとか上手いとかって話じゃないのだけど、このように「作者がやりたいこと」に対して強調すべき演出を用意したり、伝わりやすい設定にしたり、ということを意識してます。
「作者がやりたいこと」とは最終的には小説を書き上げることなので、その小説で書きたいこと、伝えたいこと、それらをまとめた「物語」がまず先にある。
その物語が伝わりやすくなるように、設定を作る。