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魔法の設定 (No: 1)
スレ主 ナクサ 投稿日時:
ファンタジー作品を書かれている方に質問です。
皆さんの作品には、魔法・魔術か、類似する設定は存在しますか?
存在するのであれば、それを構成するものは何ですか?
どのような作りで、どういった過程で、どの様な効果を持つのか、
もしよろしければ、皆さんの魔法設定をお聞かせください。
カテゴリー: 設定(世界観)
この質問に返信する!魔法の設定の返信 (No: 2)
投稿日時:
おそらくは、執筆小説の「その中」において、「魔法・魔術」を扱うのには、どういった設定のもとで、「世界観」を作ってゆけばよいのか、それを問題にしておられるのではないか、と思いました。
ところで、この「現実世界」を統べてはいる(と、される)いわゆる「物理法則」が、とりあえず「現実世界の世界観」なのだ、と考えたならば、「それの実体」は、なんだと思われますか?
「物理法則」と呼ばれている「枠組み」を、もしも仮に「世界観」だと考えたのなら、それは明確に、ある種の「哲学」から導き出されてきた、いわば「哲学の子」なんですね。
どんな「哲学」なのかというと、それが「2つ」あるんです。
かの有名な、いわゆる「ヘレニズム(課程を重ねて「論理」を積みあげる)」と「ヘブライズム(この世界は「造物主」によって創られた)」という、つまるところ要するに、「(近代)西洋」を造った「2大思想」なんですね。
そうなっている原因は、要するに世界観を造っているのが「人間の培ってきた思想」だから、なんですよ。
それゆえに「魔法・魔術」を、いわゆる「世界観」に組みいれる方法として挙げられるのは、まずは「思想・哲学」に触れておくことです。
わたしは、「中国風の幻想小説」を書いた経験があるのですが、「中国哲学」を読んできていたので、それほどの苦労もしないですみました。
魔法の設定の返信の返信 (No: 4)
投稿日時:
スイゲツ様、ご回答ありがとうございます。
申し訳ないのですが、私の説明不足によって誤解を招いてしまった様です。
私は単純に、私以外の人が考える魔法に触れてみたかったのです。
ですが、スイゲツ様のご回答はとても勉強になりました。
ありがとうございます。
魔法の設定の返信 (No: 3)
投稿日時:
魔法に限らず、設定じゃなくてまず物語が先にある。
だから、例えば「勇者が魔王を倒そうとする話」という物語で、その内容は「魔王は悪いヤツなわけではなく、自分勝手すぎる人間を放置してたら世界が滅びると考えて人間に敵対行動をしている」という物語の設定があって、
だから、「世界は魔力で構成されていて、魔力を使いすぎると世界が崩壊する」つまり「魔力とは世界を構成する力のことで魔法とは世界を作り上げる法則のことで、魔術とはその枝葉部分を人間が扱っているだけのものである」と、魔法の設定を作ることができる。
この例は自分がかなり前に書いた設定をかいつまんだものだけど、この例の場合、「魔法の設定」は「魔王の行動理由」のためにあるもので、物語の進行を補足するためのもの。
なので、はっきり言って それ以外はどうでもいい わけで、適当に呪文となえて発動してどーのこうのとよくある魔法の設定をしてます。
ただ、この魔法の設定において大事なのは「魔力は世界を構成する力」ってとこなので、魔力を蓄えられる電池的な魔石は消費したあと 消え去る という描写は強調したし、一部の規格外の怪物は周囲の無機物から強引に魔力吸収する奥の手を持ってる、といった設定も作りました。
別に私の表現や演出が正しいとか上手いとかって話じゃないのだけど、このように「作者がやりたいこと」に対して強調すべき演出を用意したり、伝わりやすい設定にしたり、ということを意識してます。
「作者がやりたいこと」とは最終的には小説を書き上げることなので、その小説で書きたいこと、伝えたいこと、それらをまとめた「物語」がまず先にある。
その物語が伝わりやすくなるように、設定を作る。
魔法の設定の返信の返信 (No: 5)
投稿日時:
サタン様、ご回答ありがとうございます。
参考にさせていただきます。
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魔法の設定の返信 (No: 6)
投稿日時:
サタンさんの返信に乗っかるつもりではないですけど、僕も設定とはお話ありきのものだと思います。
例えばスレ主さんの以降に反してしまいますが、「オーバーロード」という作品ではコンセプトに「主人公たちの圧倒的な力を見せつける」というものがあります。
それに沿って、同作品では魔法に一~十の階級を設けています。
単純に一のレベルの魔法が弱くて、十の魔法が強いという具合ですね。
それで、この作品ではその設定がどう影響されているのかというと……。
主人公たちは七から十のレベルの魔法を自由に使えるけど、それ以外はせいぜい四の魔法までしか使えない。
と、こんな具合です。
一言で主人公たちの実力がわかりますよね?
もちろん魔法というのは、面白い設定ですし、趣味でこねくり回してもいいのですが
それを物語に応用できるととてもメリハリが生まれると思います。
駄文失礼しました。
魔法の設定の返信 (No: 7)
投稿日時:
あー‥‥書く側じゃ無いですけど。ザックリ3種類とかになるかも?
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①昔、過去っぽいやつ
迷信とか伝説、民話とか基準
「テーブルに敷くと食事を提供してくれるテーブル掛け」「黄金を生むガチョウ」「一度投げたら自動で敵の首を取ってくる投剣」「聖杯」「万能薬」「死者蘇生」
「任意の人物にしか抜剣できない聖剣」とか物理法則を無視したやつ。器物依存が多い。
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②近代~現代レベル
現代社会レベルの便利さを提供するもの。
距離感無視のワープとか重量容量無視のマジックバック、死者蘇生はきつい。
けっこう万能だけど、魔石とか、なにかしらを消費しなければいけないことが多い。魔法=電気やガソリン、金銭みたいなノリ。
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③超・未来
「それもうゲームじゃん」というもの。
誓約はあれどもエネルギー的にはエコで無消費、無尽蔵の能力が多い。
物理法則を無視しつつあるけど、オーバーテクノロジーゆえです。
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みたいな?①が実はいちばん万能で、ナーロッパ・ブームもここがデカいと思う。
魔法の設定の返信 (No: 8)
投稿日時:
魔法とはちょっと違いますが、白血球に似た巨大な円形の物体が攻撃してくるという話を書いたことがあります。
人間という生物は自然環境全体を俯瞰する視点からは、正常なバランスから逸脱した病原体みたいなもの。それを治癒しようとする存在がもしあれば、容赦なく抹殺の対象にされてしまうというのが基本的なイメージです。
で、人間を防疫しようとする存在は意思や感情があるわけではなく、宇宙の免疫システムみたいなものから機械的に白血球もどきが送り込まれてきます。(『はたらく細胞!!』のように擬人化はしない)
自然のバランスを保つという基準から俯瞰すれば、白血球は正義で人間が悪。しかし、そうは言っても人間は人間で自己を防衛しなければならないので、人間を主人公に据えた物語的には白血球の方が邪悪な存在ということになります。作中では「ひょっとすると、邪悪な存在は人間の方なのかもしれない」ということを強調はせず、軽く暗示する程度にしました。
まあ、そういう発想そのものはさほど目新しくもないと思うので、それを土台にしてどんなストーリーを展開するかが勝負でしょう。
作品を構想するにあたって、超自然的現象の背景にある「善悪の原理」を設定してみた例として、あげてみました。
魔法の設定の返信 (No: 9)
投稿日時: