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次が読みたくなる文章が書けない (No: 1)

スレ主 アクロ 投稿日時:

自分は二週間ほど前からカクヨムに小説を投稿していて(可憐な魔女、で検索すると出てきます。作者が弱気なところをあまり見せたくないので敢えてこちらから名前は出しません)、二話以降を読んでくださる方が大体20人に一人くらいの割合です。

自分でどの辺りが悪くて、どうすればいいのか分からなかったので、こちらに相談しにきました。

個人的に感じたことが三つほどあって、第一に、自分は視点の移動というか、普通は見せたいモノを配置するように空間を作って、文章に合うようカメラを動かしていく、といった具合に作ると思うんですが、自分はその空間を作るのが苦手で、つい飛ばしてしまうということ。

第二に、自分はSF小説の翻訳調みたいな文章が書きたいのですが、比喩などの加減がわからなくて分かりにくい文章になってしまっているということ。

第三に、冗長になるのを恐れて、説明を所々飛ばしてしまうということ。また、自分でも何が“説明できていない”のか把握できないということ。そしてそのためにテンポも悪くなってしまうということ。

自分で読んでも文章が悪いことは分かるのですが、治し方もわからないし、上に挙げた反省が正しいものかどうかもわかりません。
どうすれば他のカクヨムの作家の人たちようにいい文章が書けるのでしょうか。教えてください。

カテゴリー: 文章・描写

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次が読みたくなる文章が書けないの返信 (No: 2)

投稿者 ポップ : 0 No: 1の返信

投稿日時:

あなたの作品と思われるものを読ませていただきました。
確かに読み辛かったです。
文章についてはあなたの既に挙げられた反省点で間違えていないと思います。

でもね、二話目以降を読んで貰えない理由は別にあるような気がしました。

作品紹介で以下の様に書かれていますよね。

異世界VS超科学VS百合ラブコメ
異能に目覚めた転移者といつも余裕な魔女とのほのぼの&バトルラブコメディ、ここに開幕!

1話目の時点でその片鱗がまったく見られない事からそっとじされていると思われます。
また10話目まで読んでみましたが、それぞれの要素が噛み合っておらず全話通してストーリーがちぐはぐな印象を受けました。
主人公も可夜子なのかペパなのかも良くわからなかったです。

ここのサイトの"小説の書き方。知識0から誰でもおもしろい物語が書けるようになる!"からの引用ですが

賀東招二「奇抜な方向で見せようとする人って、たいてい、筋の通っている骨組みのところで勝負できないからそういうことをやっちゃっているのかもしれません」

引用:書籍『物語工学論 入門篇 キャラクターをつくる』新城 カズマ/著

これに当てはまってしまっているような気がしました。
まずは一番書きたい事をしっかりと書くべきだと思います。

あとがきで書かれているように、ファンタジーラブコメ。これに絞って書いた方が面白くなる気がします。

次が読みたくなる文章が書けないの返信の返信 (No: 6)

スレ主 アクロ : 0 No: 2の返信

投稿日時:

ありがとうございます。自分のやりたいことを絞って、かつ主人公などを一貫させて筋を通すということですね。ありがとうございます。
また、それらを通して要素を組み立てていくということでよろしいでしょうか。

次が読みたくなる文章が書けないの返信の返信の返信 (No: 16)

投稿者 ポップ : 0 No: 6の返信

投稿日時:

そですね。
奇抜なことはやってはいけないという訳ではないですが、御作ではその部分が浮いているように思いました。
そのせいで本筋が霞んでしまうのは勿体ないと思った次第です。

主人公についてはダブル主人公というのも全然問題ないと思うのですが、現状だと視点が何処にあるのかが分かり辛かったため肝心のストーリーにのめりこめなかった。という点が問題だと思います。
一人称での視点変更時は初めに、これは○○の視点である。という事が分かるように地の分で説明してもいいぐらいだと思ってます。

文章の技術的な面はほかの方がご指摘されておりますので後は研鑽あるのみかと思います。

最後に。
5話の一緒に寝るシーンとかが一番キャラが生き生きとしているように感じました。
百合百合した作品はほとんど読まないのですが、御作を読ませて頂いて意外とアリだなと思ったクチです。
執筆、頑張ってください。

次が読みたくなる文章が書けないの返信の返信の返信の返信 (No: 20)

スレ主 アクロ : 0 No: 16の返信

投稿日時:

主人公がどちらなのかというのを明確にするということですね。
5話の例のシーンはもともと、それぞれのキャラの方向性を決めるために書いたシーンだったんですが、自分でも書いていて楽しかった部分です。そのように評価されてとても嬉しく思います。丁寧に教えてくださりありがとうございました。

次が読みたくなる文章が書けないの返信 (No: 3)

投稿者 読むせん : 1 No: 1の返信

投稿日時:

①ガールズラブ・および百合表記の作品は「一般的な女読者」が嫌がる傾向があります。

カクヨムくわしくないし、レーベル的にOKなのかもしれませんが・・・・男性だろう貴方は、【ボーイズラブ】・および【薔薇】表記のある小説を何の偏見もなく、あるいは積極的に読めるタイプですか?

もし違うなら女性読者を逃がしていることは認識してほしい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
②SF小説の翻訳調みたいな文章?が読みにくい

私はルイスCキャロル「不思議の国のアリス」の邦語訳違いを趣味で集めています。

アリスの不親切な訳本は、初めて読んだ読者が「アリスとか糞じゃん」って言いたくなるほどパサパサで無味乾燥な文章になってしまっています。あれ読むのマジで苦痛よ?

その不親切翻訳より読みにくいです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
毎回主語がないので「で、この言葉や文節は【どこ】に掛かっているの?」ってなりますね。
  
一部抜かせていただきます
=================
四月の空気が朝の霧を駆けた。(ここ改行じゃね?)日本という国では(つまり日本じゃないのね?)セーラー服と呼ばれる襟の群青の萼(どとうの「の」つづき言葉が三連発かよ)から、黒く短い髪をはためかせながら(で?こいつ誰?ホラー冒頭の生贄キャスト(捨てキャラ)か?)。当分先のはずだった(だから何が?)。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
みたいな感じ。
原作面白くてもこの翻訳じゃあ誰も読まんよ?

次が読みたくなる文章が書けないの返信の返信 (No: 7)

スレ主 アクロ : 0 No: 3の返信

投稿日時:

ありがとうございます。最後の一文は完全にミスなので後で直しておきます。「の」の三連発も、なんでそこに入れたのか分かりませんね……。修飾語が分岐しているのも結構駄目だとおもいました。
主語をより明らかにするということでよろしいでしょうか。

次が読みたくなる文章が書けないの返信の返信の返信 (No: 12)

投稿者 読むせん : 1 No: 7の返信

投稿日時:

勝手に改造してみた。不快だったらスイマセン。
===============
1人の少女が朝霧の中を駆けていた。

ある国では「セーラー服」と呼ばれる服の襟が、彼女の花のような顔をガクアジサイのように、ふわっと彩(いろど)る。
海軍(セーラー)らしい爽やかな群青色に生える、黒く短めの髪をはためかせるフットワークは軽やかだ。

だが、当の彼女の表情は、爽やかな通学風景というには強張ったものだった。

 まだいける、目的地は当分先のはずだ。

クリーム色の石畳から芽吹いた足音が、赤い屋根と白の壁にあちらこちらで反響する。ああもうローファーなんて履いてくるんじゃあなかった。
 
ひとしきり走ると、少女は壁際の薄暗がりに隠れるように立ち止まった。影の境い目は暗く湿っている。
息をひそめ聞き耳を立ててみると、モルタルが剥がれてレンガが見えているまがり角の向こうから誰かのーーー追手の足音。こちらに向かってくる。

 気付かれた?ううん、足音は不安げだ。こちらのことを見失っている。

 少女は一瞬迷う。
悟られぬよう音をたてぬよう動いたものか、それとも意を決して走ったものか……。

 そして走ろうと決め、スタートダッシュの姿勢になろうと屈(かが)みかけたその時、なまあたたかい風が、うなり声のようなものを運んできた。

ーーーーぎゃおおおぅ。

 不気味な、きしむような音だった。
 鳴き声のようでもあり物音のようでもある。
 少女はなぜともなくそれを山猫か何かの大群の声だと思った。

 不気味な異音に萎縮(いしゅく)してしまった少女とは裏腹に、追手はそれを気にする様子もなく、こちらへ向かってくる。
 タイミングを逸(い)っした。急がなきゃ。

 再び少女が動こうとした瞬間、またうなり声が聞こえた。さっきより近い。声も足音も。
 化け猫達の声の主(ぬし)が、ちょうどこの辺りを通り過ぎる時、追手は角を曲がり隠れるように身を屈(かが)める「あたし」を見つける?ううん、猫より奴の方がきっと早い。

 焦(あせ)る気持ちとは裏腹に、そう、ぼんやり思っていると、

 

「・・・・一陣の嵐はわが手のうちに。ごきげんよう、お嬢さん?さあこっちだよ」

 
猫は、もうそばにいた。

==================
→ここらでもう次のページに行っちゃう方が好き。
かってに妄想加筆がおおいから違う部分も出ていると思う(;´∀`)

次が読みたくなる文章が書けないの返信の返信の返信の返信 (No: 14)

スレ主 アクロ : 0 No: 12の返信

投稿日時:

ありがとうございます! 理想に限りなく近い文章です。続きが読みたいと思えました。
色々真新しい構文みたいなのが多くて、まだ完全に把握しきれていないのですが……。

・重要な情報が正確に伝わるようにする。とくに、与えた情報(ここでは「セーラー服」など)から連想される部分と異なる部分を伝える。
・動作が「どのようであるか」、キャラクターが「何を思っているか」を想像して書き、作中での立ち位置などを明らかにする。
・視点を点から点へ飛ばすのでなく、前の動作と今の動作との関係が分かるようにする。

といったところでしょうか?

次が読みたくなる文章が書けないの返信の返信の返信の返信の返信 (No: 17)

投稿者 読むせん : 0 No: 14の返信

投稿日時:

怒られずに済んだセーフ!!(;´∀`)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
勝手にこだわったのは【ヒロインっぽい少女がヒロインに出会う瞬間っぽい場面】っす。

【少女が逃げている】【どこを?朝の霧の中を】【どこ=異界っぽい・・・が今は不要】【そこでペチコート魔女と出会い助けられた】
に変換しました。

異世界要素は・・・もっと後でいいや!!異界アピールなら、セーラー服がモンスターとかオークとかゴブリンに森の中で追われた方がいいです。それをしないなら今はべつに要らない情報。

そのかわり色彩にこだわりがありそうなので、頑張って残した。
「ガク」という言葉は花弁とか植物を連想させないと唐突な気がしたので「花のような顔(かんばせかんばせ・・・だと古語すぎるかな)」とか「ガクアジサイ」をぶっ混んでみました。4月っぽくないですけどね。

================================

霧が立つ時間(朝)にセーラー服というキーワードから普通に通学→遅刻?を連想してしまったので、

重要な情報・・・・【逃げている】という緊張感や危機感が情報として欲しいと思いました。

次が読みたくなる文章が書けないの返信の返信の返信の返信の返信の返信 (No: 18)

スレ主 アクロ : 0 No: 17の返信

投稿日時:

ありがとうございます。必要ない情報を極限までなくし、読者に与えるべき印象を考えるということでよろしいでしょうか。

次が読みたくなる文章が書けないの返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信 (No: 19)

投稿者 読むせん : 0 No: 18の返信

投稿日時:

情報というか・・・・・重要度を分ける?

例えば石畳とかモルタルとかの描写や黒髪(短い)なんかの色彩は必要ないっちゃあ無いですが、あったほうが素敵。
そもそもヒロインが制服だという事すらいらない情報かもしれません。
=============
何も知らない人に映画を見せている感じ、どうやって情報を与えていくかを考える感じ?多すぎても素敵ではないですが、少なすぎると興味がわかないから。

・・・・実際だれかに推敲してもらえるといいとは思いますね。
=============
描いている感じはOKです。情緒的で牧歌的。もっと多く描写を入れてもいいかもくらい。なんか可愛い世界感ですね。

いきなり本番!!でなく、ここまで書いた文章から叩きあげて、推敲(すいこう)あんど編集して【もっと書き足す】といいんだと思う。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
無駄を削るのではなく【削りすぎた説明や描写を追加】して、つじつまを編集しなおす・・・・感じ、かと思います。

次が読みたくなる文章が書けないの返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信 (No: 21)

スレ主 アクロ : 0 No: 19の返信

投稿日時:

可愛い世界感! つまりその世界の習俗や建築物、風土などでしょうか。自分としてはそのように描いたつもりはありませんが、もしそうなら怪我の功名のようなものでしょうか。
本質的な情報、必要最低限の情報をまず用意して、それに臨場感を与えるような感じで描写を追加するということですね。

次が読みたくなる文章が書けないの返信の返信 (No: 11)

スレ主 アクロ : 0 No: 3の返信

投稿日時:

ガールズラブなんですが、一応自分はGLでファンタジーというのが書きたくて、個人的に書いていたんですが、一応せっかく一話を読んでくれた人はとり逃がしたくないなーという気分で書き込みました。賞への応募もダメ元で、たまたま女主人公と書かれていてとくにGLなどに縛りがないように書かれていたので応募しただけです。

次が読みたくなる文章が書けないの返信の返信の返信 (No: 13)

投稿者 読むせん : 0 No: 11の返信

投稿日時:

ガールズラブに一家言あり!!くらいの気概なら思い切って入れておいていいです。

ぶっちゃけ百合好きな女、ザラにはいる。

ストーリー上ソフト百合描写いれたい程度ならページの前書きや章タイトルに※ソフトですが百合っぽい描写があります)か、読者から文句来てから「タグ」すればいいよ。

気に入ってしまえば女の許容範囲はけっこう広い。GL自体はいける。

次が読みたくなる文章が書けないの返信 (No: 4)

投稿者 ふ じ た に : 0 No: 1の返信

投稿日時:

私も検索でヒットした作品を読ませて頂きましたが、
小説の基本である5W1Hが守られていないため、
内容が頭に入ってこない文章になっていると思いました。
ここどこ?
誰がいるの?
そういう場面の状況がしっかりと伝わらないと、「分かりにくい」といった印象を受けます。

特に場所が不明瞭です。部分的な説明は出ているけど、「学校」なら「学校」と場所をしっかりと明言してもらわないと、頭の中で場所が思い浮かべません。
また、少女も、どんな人なんでしょうか。
断片的に情報が書かれているため、
「日本という国ではセーラー服と呼ばれる襟の群青の萼がくから、黒く短い髪をはためかせながら。」
の制服を着ている女性と、
「壁際で止まって少女」が同一人物なのか分からないです。あいまいな感じに伝わっています。

あと、「当分先のはずだった。」って前後の繋がりがなくて、意味が不明です。

あと、他の方も書かれていますが、応募しているレーベルでは、同性愛ものは大丈夫なのかしらと私も心配になりました。私が知らないだけで出版されていたら失礼しました。

何かの参考になれば幸いです。
ではでは、失礼しました。

次が読みたくなる文章が書けないの返信の返信 (No: 8)

スレ主 アクロ : 0 No: 4の返信

投稿日時:

ありがとうございます。場所等の特徴のみを部分的に出すのでなく、具体的にどこであるのかということを明確にするということでしょうか。
たしかに抜けている気がしますね。

次が読みたくなる文章が書けないの返信の返信 (No: 10)

スレ主 アクロ : 0 No: 4の返信

投稿日時:

レーベルに関してですが、いまのところ自分は特に賞などは狙っていなくて、ダメ元での応募です。こういう賞は80話くらい書き溜めてないと無理だと思ってましたし……。

人気回答!次が読みたくなる文章が書けないの返信 (No: 5)

投稿者 サタン : 3 No: 1の返信

投稿日時:

読んでみました。
うーん……読みにくいのは確かに考えてる通りだと思います。
でも思うに、「続きが読みたくなるような」というのは誤りかなと思う。
失礼ながらハッキリと言えば、「二話目を読んでくれる人が20人に1人」なのではなく、「一話を読み終えてくれる人が20人に1人」だと思う。
それは「比喩の加減」とされた部分や「自分で把握できてない」部分が原因で、読者が積極的に理解しようと向き合わないと、何が書かれているのかサッパリわからないためです。
なので、文章が悪い、という自己分析は割とそうだと思います。

で、その原因は、まさに「文章が悪い」と気にしすぎてるところです。

さて。いま貴方は「文章を改善しようとしてるのに、その原因が気にしすぎてるところだ、というのはどういう意味?」とハテナが浮かんだ事でしょう。
説明しますと、正確には「文章を飾ろうとしている」「文章を良くしようと意識しすぎている」「小説っぽい文章を書こうとしている」このように言い換えることができる、要するにカッコつけようとしているのが原因という意味です。
なぜ最初にトンチのような事を言ったのかというと、コレが「カッコつけようとして気の利いた事を言おうとした結果」だからです。
要するに、貴方の文章を読んで、読者は終始「ハテナ?」と意味不明なわけです。
もちろん文末までしっかり読めばちゃんと意味は通じます。だから作者としても意味不明な文章を書いている自覚はないでしょう。
でもそれは逆を言えば「文末・最後まで読まないと何が書いてあるのかわからない」ということで、読み終わるまでは意味不明なんです。
そうして読んで、次の行へ移っても同じ。意味がわからない。文末まで読んで文章を理解し、「この時点でようやく前後の文脈を読み取れる」という、非常にわかりにくい文章となっています。

うーんと、例文で御作の一文を引用できれば良いのですが、おそらくそれは晒されてるようで嫌だと思うでしょうから、似たような文章を作って例としてみようと思います。
『肌寒い冬至の空気がどんよりとした室内に入ってくる。』
この文章は、まず修飾する語句が多いためにわかりにくくなってる。
言うほど多くないようにも思えるけど、主語に「肌寒い冬至の」とあって続けて別の語句に「どんよりと」とあるので、一文で2箇所も飾ってる、と言える。修飾する語句が短いので多くないように思えるだけ。
まあ別に一文をどれだけ飾ろうと問題ないんだけど、飾るほど読みにくくなるから、飾るならちゃんと文章を考えないといけない。
つまり、「肌寒い冬至の空気がどんよりと」と、「冬至の空気がどんよりとしている」とも読めてしまうし、場面のイメージはそもそも「風が室内に入ってくる」という事だから、それを最後に持ってきているためにイメージしずらい文章になってる。
だから、これを改善するなら端的に『肌寒い風が部屋に入ってくる。』と、シンプルにしたほうが良い。
飾りたいなら『肌寒い風が室内に入ってくる。冬至の空気に思わず身震いした。』と、付け加える形で飾ったほうがいい。

書き慣れてない人によくある感じで、例えば「可愛い子犬が寄ってくる」と書く場合、「子犬がどれほど可愛いか」を必死に書いたあとに「寄ってくる」と書いてしまう。
こう書いてしまうと「その犬がいったい何なの?」ってのが一切わからないまま、最後まで読まないと「近寄ってきている」という事実が伝わってこないので、非常に読みにくい。
例えば「まるで妖精のように無邪気な子犬が楽しそうに近寄ってくる」と書くと、「無邪気な妖精の姿」をまずイメージして、それが比喩だってことに気がついて、「子犬」にイメージを修正し、ようやく「子犬が近寄ってくる」というイメージにたどり着く。
そしてこうした比喩表現を描写と勘違いしてることが多いため、描写関係を指摘すると余計に酷くなったりする。

次に「自分で把握できていない」という事ですが、とりあえず、物語の流れを箇条書きにしてみましょう。
1桃から生まれた桃太郎
2鬼の噂を聞きつけ鬼退治に
3犬猿雉を仲間にする
4鬼ヶ島で鬼を退治する
と、こんな感じで。
そうすると、1は「桃太郎は桃から生まれた」ということがわかれば問題ないという事が理解できるでしょう。
当然のこと2は「鬼が悪さしてて、それを退治する決意をする」ということがわかれば良い。

で。
例えばそれ以外の事、「桃太郎が生まれた桃は、仙郷から流れてきた仙人の桃だった」とか「仲間の犬猿雉にもそれぞれ仙人の力が宿ってる」とか、適当な設定は、正直べつに何でもいい話で、最初の箇条書きの1234が理解できれば「桃太郎の話」は理解できる。
これらは設定上説明はするけど、別に理解してくれてなくても物語上まったく問題ない設定、なんですよ。
だって、1234が理解できりゃいいんだし、細々した設定は1234には関係ないし。

ってことは、作者が把握しなきゃならない事は1234という箇条書き、この例においてはこの4つだけ。
もちろん、これは「一つの話題につき」という意味で、物語全体の把握もしておくべきだけど、話題ごとの流れを把握しておけばそれで問題ないと思う。

まあ、たぶん「把握」についてはあんま気にしなくてもいいと思う。書けりゃいいし、現状書けてるので、あまり問題ないんじゃないかな。
説明しすぎると逆にくどくて読みにくいし、説明されなくても状況で「読み取れる」ので、作者が思うより問題になってない事も多いと思う。
「何を書けば話が進むのか」を理解されてない場合は、前述した箇条書きを試してみると良いのではと思います。

文章については、おそらくは「良く書こうと意識しすぎてる」ってのを改善すれば良くなると思う。
文章を飾ったりカッコよくしたりすることは大切な事だけど、それはキメたい大事なシーンでやるから効果があるわけで、常にやってたら読みにくいだけ。
文章は、正しく書くのが一番読みやすい。
それについても少し書くと、
日本語の文章は一番シンプルな形にすると「主語+述語」の形になる。
だから、その形にして変になる文章は、文章として正しくないし、飾って誤魔化してるだけで読みにくい文章になっているという事です。
例えば御作の第一話の一文をシンプルな形にしてみると、「空気が駆ける」となる。これはこれで意味は通じるけど「空気」を擬人化した表現だとわかるので、正直、擬人化する意味がわからなくて少々変。
だから「朝の霧を駆ける」と言葉を飾ったのだろうと思われるが、言いたいことはわからいでもないけどけっこう変な文章だと思います。
そもそも空気が駆ける=風が吹いたら、朝霧なんてすぐに散ってしまうし、何らかの意味ある言葉でないなら、これは作者が文章を飾ろうとしてわけのわからない文章になってしまった一例だと考えられると思う。
とまあ、そんなわけで、主語+述語のシンプルな文章にして違和感がある場合は、成形した文章も変なので、
というか、妙に文章を飾ってるから変な箇所がわかりにくくなってて、それが積み重なって「読みにくい文章」になっているので、シンプルにしてみてチェックする、変に文章を飾らないという事に気をつければすぐに改善するんじゃないかなと思います。

次が読みたくなる文章が書けないの返信の返信 (No: 9)

スレ主 アクロ : 1 No: 5の返信

投稿日時:

ありがとうございます。本筋を明らかにし、語りたいことをまず伝えて、それを修飾する語はなるべく後に書くということでよろしいでしょうか。
確かに一度修飾語を外し、本筋を明らかにするということは重要だと感じました。

次が読みたくなる文章が書けないの返信の返信の返信 (No: 15)

投稿者 サタン : 1 No: 9の返信

投稿日時:

>修飾する語はなるべく後に書くということでよろしいでしょうか。
必ずしもそうとは言えない。
例えば「正体不明の何かがジワジワと近寄ってくる」といった演出の場合、「意味不明でわからない文章」のほうが不気味さを演出できる。
あるいは焦らして期待感を煽る演出、はたまた「そもそも無形の感情など」の描写やその演出においては、あっさりと「本筋を明らかに」すると萎えるというか盛り上がらないこともしばしば。

なので、あくまで基本としては「日本語として正しい文章」が適切で、そこから焦らす演出などに派生すると考えるのが良いと思う。
今回は読みにくいと指摘こそしたけど、別に間違っているわけではありません。私もこういう書き方をするときはします。それをデフォでやってるから読みにくいだけで。

文法的に日本語がおかしい文章のことを「ねじれ文」と言うのですが、「ねじれ文」というワードを使う機会って日本語の解説をするときくらいなものなので、「ねじれ文」で検索して適当なページから基礎的な学習をしてみると良いと思います。
基礎が出来てないとバカにしているのではなく、大人になってから日本語の基礎を学ぶと意外と勉強になって面白いと思う、というだけの話。
なぜ自分の文章が読みにくいのかといったことが理論的に説明されてて、たぶん大部分の疑問はそれで解消すると思う。

次が読みたくなる文章が書けないの返信の返信の返信の返信 (No: 23)

スレ主 アクロ : 1 No: 15の返信

投稿日時:

まず簡潔な文を作って、それを改造していくという感じでしょうか。
ねじれ文について少し調べてみましたが、ねじれ文と文法的な文との区別をつけておくこと、必要に応じて使い分けることが重要ですね。

次が読みたくなる文章が書けないの返信の返信の返信の返信の返信 (No: 24)

投稿者 サタン : 0 No: 23の返信

投稿日時:

そうそう。簡潔な文を用意して、そこにいろいろ付け加えていくと作りやすい。
でも、もちろん毎回ずーっとそんなんやってたら疲れるから、これはあくまで考え方の話。あるいは文章をチェックするときの話。
簡潔な文章を用意すること(意識すること)のメリットは、とにかく「コレを伝えればOK」という要素が明白になること。だからフワッとした雰囲気だけの文章ではなくなる。

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第二に、自分はSF小説の翻訳調みたいな文章が書きたいのですが、比喩などの加減がわからなくて分かりにくい文章になってしまっているということ。

第三に、冗長になるのを恐れて、説明を所々飛ばしてしまうということ。また、自分でも何が“説明できていない”のか把握できないということ。そしてそのためにテンポも悪くなってしまうということ。

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