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カゲプロのパクリをしたい場合 (No: 1)

スレ主 kanakana 投稿日時:

個人的な感想ですが、創作には4、5の要素があると思っています。間違ってたら教えてください。
1、設定
2、説明
3、目的
4、構成
このほかに作家の個性や雰囲気と言った要素もあるかもしれません。多分、1か3から作るのがいいんだと思います。
設定の完成度は、どれだけ真新しいか、読者の価値観を変えられるか、どれだけ夢があるか、といったことだと思います。パンクやワンダーというのはこのレベルでのジャンル分けです。

説明の完成度は、科学的、論理的であることです。SFやミステリーなら科学的であることは殊更重要になると思います。ハードSFというのは説明が科学的なSFで、反対にアニメ映画は記号や比喩を用いた論理による説明が多いです。

目的の存在は重要で、ストーリーは作者や読者の嗜好や知的探求心を満たしたり、対比等を用いてメッセージを伝えたり、あるいは特殊な文章を使ったり、といった目的を達成するために存在します。前者の場合、例えばお色気シーンやパロディのように作者がその場の思い付きで大小いくらでも追加することがありますが、後者の場合はそうではないようです。
ニューウェーブSFや異世界モノ、恋愛や関係性モノというのはこのレベルでのジャンル分けになります。また目的の完成度は、読者層にどれだけ刺さっているかということだと思います。
特にSF色の強い作品では、設定や説明だけでは資料集となり、目的だけではエッセイとなるため、作品を作るにはこの三つが合わさっている必要があると思います。

構成は読者に読みやすくするための方法です。最初に衝撃的なシーンを持ってくるとか、伏線を効果的に配置して恐がらせたり次を読みたくさせたりするとかいうのはこのレベルでの話です。構成はマニュアル通りに行えばいいというわけではなく、流行や読者層がどこにあるのかも考えなければなりません。

で、ここからは副題なのですが、自分はカゲロウプロジェクトのような中二な作品を作りたいと思っています。
カゲプロの斬新さは音楽面や発表媒体、そしてヴィジュアル面だと思います。
というのもこの作品の目的というのは「中二病なネーミングの超能力者たちに中二なことをやらせる」であり、文章もキャラを反映してはいるものの大部分がweb小説等のそれに則っています。設定・説明共にありふれたライトノベルのそれとしてもいいと思います。つまり、それだけではオリジナリティがありません。
したがって、これら以外の要素、すなわち作品全体のデザインに目を向けなければなりません。こうして見えてくるのが音楽やヴィジュアルとのかかわりであり、統一感です。
思うに、カゲプロは絵や音楽がそれぞれ単独で存在しているのではありません。小説が説明、絵が世界観、音楽が目的、といったように、それぞれのメディアが各々別の要素を分担しているわけです。

これと同じことを小説だけでしたい場合、小説の内部に疑似的な別メディアという構造を設けて、それらが総体として小説を構築するように作ればいいのではないでしょうか。

カテゴリー: 創作論・評論

この質問に返信する!

カゲプロのパクリをしたい場合の返信 (No: 2)

投稿者 あまくさ : 2 No: 1の返信

投稿日時:

>個人的な感想ですが、創作には4、5の要素があると思っています。間違ってたら教えてください。
>1、設定
>2、説明
>3、目的
>4、構成

間違っているとは思いませんが、以下の文面を拝見するとわりとスレ主様独自の興味からの分析になっているので、一般的な創作論としては話が通じにくそうです。なので、概念規定のすり合わせが必要かもしれません。

一応、私見としては。

創作というのが絵画や音楽も含めた創作全般という意味なら、

1、設定
2、表現
3、コンセプト
4、構成

小説や映画・マンガ・アニメを含めた物語系の創作のことなら、

1、設定
2、表現
3、コンセプト
4、構成
5、キャラクター
6、ストーリー

だと思います。なお、順不同です。

>説明の完成度は、科学的、論理的であることです。SFやミステリーなら科学的であることは殊更重要になると思います。ハードSFというのは説明が科学的なSFで、反対にアニメ映画は記号や比喩を用いた論理による説明が多いです。

説明というのが「科学的、論理的」という意味なら、平たく言えば辻褄合わせにすぎず、重要ではあるけれど創作の本質ではありません。記号や比喩を用いた説明なども含むなら「表現」としてくくった方がいいかなと。ハードSFは論理そのものがコンセプトやストーリーに含まれる特殊なジャンルですが、それを説明するのは表現でしょう。

>目的の存在は重要で、ストーリーは作者や読者の嗜好や知的探求心を満たしたり、対比等を用いてメッセージを伝えたり、あるいは特殊な文章を使ったり、といった目的を達成するために存在します。(中略)また目的の完成度は、読者層にどれだけ刺さっているかということだと思います。

要するに何をやりたいのかと、それが読者にどれだけ届くかという話ですよね?
目的という言葉でも間違ってはいないでしょうが、ちょっと曖昧なのでコンセプトと言い換えた方が明確かなと思いました。

キャラクターとストーリーは絵画と音楽には存在しないか希薄な要素。しかし物語系の創作には必須です。

創作というのは大別するなら、美術・音楽・物語の三つに分けられるのではないかと。これらは設定・表現・コンセプト・構成で成り立つ点では同じですが、「表現の技法」がまったく異なります。なので、物語系創作は、

1、設定
2、表現(キャラクター・ストーリーを含む)
3、コンセプト
4、構成

と考えることもできそうです。

美術・音楽・物語を統合した創作のことを「総合芸術」と言い、古来からあります。演劇・オペラなどです。現代では映画・アニメがそれにあたるでしょう。
なのでカゲロウプロジェクトは、技法のジャンルとしては普通のアニメと何ら変わるところはありません。美術・音楽の斬新性に特化したアニメと見るべきかと。
普通のアニメはストーリー性の比重が高かく「絵と音楽で表現した小説」みたいなところがあるので、比較的容易にノベライズができるのだと思います。
カゲプロはストーリーでは表現できない部分に比重を置いているのが特徴かと思うので、本当の意味でそれこみで小説化するのはほぼ不可能だと思います。やるとしたら小説的な部分を抽出し、それを何で補完するかということになります。小説の不足を補完するのは、やはり小説的な技法の範疇でやるほかないでしょう。

ちなみに (No: 3)

投稿者 あまくさ : 1 No: 2の返信

投稿日時:

ちなみに、

小説の内部に疑似的な別メディアという構造を設けて、

というのは具体的に何をどうするというイメージですか?

カゲプロのパクリをしたい場合の返信の返信 (No: 6)

スレ主 kanakana : 0 No: 2の返信

投稿日時:

反応ありがとうございます。つまり、「総合芸術」と一般の小説とでは表現の方法が違うという事でしょうか。
確かに、用語の使い方や定義がアバウト過ぎたかもしれません。

質問に関してですが、実のところ自分は小説は読者の想像力に働きかけている分、できないことはないと考えていて、「疑似的な別メディア」というのは小説内で作られた仮想的な映像や音楽のことです。
あまり考えて書いた訳ではないのですが、いちおう、具体的に言えば、例えば「場所を説明する場面」「キャラクターを説明する場面」……といったように、何らかの基準で場面を分類し、その場面を退屈させないために用意する演出部分に比喩や押印といったギミックを仕掛け、場面ごとに読者に与える(絵的、音的)印象を変えることで、クラス分けされた「場面」をあたかも別個のメディアのように扱うことができるのではないか。
他の方がおっしゃっているようにカゲプロは多元的なメディアから視聴者が推理するという要素があるので、その「メディア」ごとに特有の表現技法での伏線(比喩、記号、芝居、用語、設定etc.)を設け、特色を出すこともできるのではないか、ということです。

カゲプロのパクリをしたい場合の返信の返信の返信 (No: 9)

投稿者 あまくさ : 2 No: 6の返信

投稿日時:

>「総合芸術」と一般の小説とでは表現の方法が違うという事でしょうか。

当然違うでしょう。小説には映像と音がありません。確かに、

>小説は読者の想像力に働きかけている分、できないことはないと考えていて、「疑似的な別メディア」というのは小説内で作られた仮想的な映像や音楽のことです。

小説にそういう効果が有ることに異論はありませんが、仮想は仮想です。
小説の表現は文章しかなく、文章は文字という「記号」のみによって成り立っています。その記号の羅列を読者は脳内でイメージに変換するという作業をしていることを忘れてはいけません。それは文章芸術の弱点でもあり、強みでもあります。受け手の感覚に直接働きかける映像や音楽よりも刺激が弱いのが弱点、しかし受け手の脳に「記号をイメージに変換する」という能動的な作業を強いることによって、むしろ脳を活性化させる効果を持つことが強みなんですね。
その結果、読者が受け取るイメージの広がりが映像や音楽からのそれより勝ることも有り得るという見解に同意はします。しかし時として勝ることがあるとしても、文章表現が映像や音楽と質的に異なるということに変わりはなく、小説に実際の映像や音楽が無いという現実も動きません。

カゲプロは、小説がどう頑張っても仮想的にしか持つことのできない映像と音楽の強みを、最大限に活かそうとしているようにみえます。
そういう表現に対して映像や音楽の「まがい物」で対抗できるとは思えません。それよりも文章表現の本来の特質を最大限に活かすことを模索する方が本筋なのではないでしょうか?

本物のカニが手に入らないからカニカマで代用するよりも、新鮮な鮭でも食べる方が美味しいと思いますよ。

>具体的に言えば、例えば「場所を説明する場面」「キャラクターを説明する場面」……といったように、何らかの基準で場面を分類し、その場面を退屈させないために用意する演出部分に比喩や押印といったギミックを仕掛け、場面ごとに読者に与える(絵的、音的)印象を変えることで、クラス分けされた「場面」をあたかも別個のメディアのように扱うことができるのではないか。

具体的ねえ。
正直なところ、???という感じです。観念的に考えようとしすぎていませんか?
失礼ですが、これでは簡単で抽象的な説明が詳細で抽象的な説明に変わっただけで、少しも具体的ではありません。
スレ主様の理論には敬意を表しますが、実践が弱いのでは? ごくオーソドックスな文章表現のテクニックでも、過去形と現在形の使い分けによって読者に臨場感を与えることができるのをご存じでしょうか? 文章の力で読者に(絵的、音的)印象をヴィヴィッドに与えるためには、映像や音楽の模倣なんか忘れて素直に文章本来の技術についての研鑽をつむ方がずっとマシなんじゃないかと思います。

スタイリッシュな雰囲気 (No: 10)

投稿者 あまくさ : 0 No: 9の返信

投稿日時:

カゲロウプロジェクトに注目した視点自体は興味深い論点だと思います。なので、もう少し考えてみようかなと。
それと私自身はカゲプロのことをそんなによくは知らないので、ここまではスレ主様の文脈にしたがって意見をいくつか書き込みました。

スレ主様によれば、カゲプロの目的は、

>「中二病なネーミングの超能力者たちに中二なことをやらせる」

であると。しかし、その部分だけでは平凡なので、音楽と映像、及びそれらと物語の統一感によって斬新なオリジナリティを作り出している。

平易に翻訳すると、そういうことを仰っているように思うんですね。
取り合えず、ここまでは合ってます?

それから読むせんさんの意見を拝見すると、ブレア・ウィッチ・プロジェクトなどを引き合いに出しているから、カゲプロの本質はインディペンデント性とメディアミックスにあるとお考えのご様子。
かつ、あの方の文脈では小説だけに留まらずメディアミックスごと模倣(?)するにはどうすればよいかという方向になっています。
スレ主様は小説だけでやりたいと仰っているので、そこは根本的にすれ違っているかもしれません。

私自身はと言うと、創作について考える場合は、まず具体的なコンテンツに注目する方です。理屈っぽい奴だと思われているかもしれませんが、理屈は自分の考えたことを他人に説明する時に必要になるだけで、本来、理論はそれほど重視していないんです。
で、カゲプロをコンテンツとしてみた場合、素朴な解釈かもしれませんが、まずは「ボカロ」という印象が強いです。しかし短い曲にもストーリー性があるのも事実だし、断片をつなげて大きな物語(世界観)を作っているような感じもします。そして小説版があり、マンガ版があり、アニメもあると。
小説・マンガ・アニメは一つのまとまった商品である必要があるので、インディペンデントでメディアミックスなカゲプロが野生の植物としたら、剪定して盆栽みたいに仕上げてしまっているところはありますね。

この掲示板でときどき話題になる「三幕構成」って、ぶっちゃけ見栄えのよい盆栽の作り方と言っても過言ではありません。
別に私は盆栽を推奨したいわけではありませんが、プロを目指して公募に挑戦というような目的があるなら効率の良いツールだとは思うんですね。時代の最先端としてのメディアミックスなインディペンデント性なんて、見てる分には面白いし、できるのであればやるのも面白いでしょうが、つかみどころがなさすぎてとてもじゃないけど商品にはなりません。

でですね。
何を目指すのも人それぞれ。自由なわけですが、小説だけでやりたいという方向性は盆栽型だと思います。あ、盆栽型を批判しているわけじゃないですよ。

で、映像・音楽にしてもインディペンデント性にしても、単体の小説で直接使うことはできません。しかしストーリーだけを抽出すると平凡になってしまうなら、有効なのはそこに、「何となく時代の最先端っぽいスタイリッシュな雰囲気」をまぶすことではないかと。
アニメ版のカゲプロは、そういうのが上手いんじゃないかと思ったりします。
盆栽……と言うか、生け花ではなくフラワーアレンジメントと呼んでみただけ、みたいな。

アニメ視聴しました (No: 11)

投稿者 あまくさ : 0 No: 10の返信

投稿日時:

amazonプライムでアニメ版のメカクシティ、最終話まで視聴してみました。
これ、評判が悪かったという話も聞きますが、私は面白かったですよ。このシナリオなら小説との相性は悪くなさそうですね。メデューサの悲しい想いが歪んだ世界を作り出してしまったという設定は個人的に好きだし、オーソドックスに小説的だと思います。

カゲプロのパクリをしたい場合の返信 (No: 4)

投稿者 読むせん : 0 No: 1の返信

投稿日時:

わいアホやさかい、何言われとるんか、サッパリわかんにゃーい\(^P^)/オエっ

えっとカゲプロをパクりたい、で、二番煎じで劣化コピーでハイエナ商法で儲けるには、どんな工夫が必要か?でいい?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
①まだ残っている需要を狙え
これカドカワの真骨頂。
なろうとか、カドカワ参入時点でもう飽きられたコンテンツだったし、角川のテコ入れまでは『俺つえーハーレムチートもの』が大手出版社のメイン商品(2000年代くらい)で、それに合致しない人が『なろう』で執筆中だったの。

 いまや『俺ツエーハーレムチートもの』がなろう系になり果ててしまったけど、これカドカワ系の基本です。
あと、おニャン子クラブ商法でAKB48を売っているプロデューサーは同一人物です。

後追いどころか本人がセルフ後追いしている商法やねん。

②リバイバル・ブームを待て
15年スパンおよび3年スパンで流行は変動します。嫌韓ブームが沈静化してから再び韓国アゲ―が侵食してきているように、過去の流行りを知らない読者を洗脳して騙せばいいよ。

③自分の考えに固執しない
流行りの要素をどんどん入れましょう。
今の流行りは【『死に様の選択』転じて「生き方の選択」】だと思う。
 言っちゃあアレだけど【今の子供と生きている】母親とか女の方が、こういう流行の察知力が高い。男は夢に生きがちだから、自分の趣味ばっかで時代の最先端を生きている子供の感性を無私しちゃうのよ・・・・・。

④時代の最先端コンテンツに参入せよ
カゲロウ・プロジェクトの本質って『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』『サイレン(ゲーム)』だと思うよ。
どちらも複数メディアにて大量のヒントをチラ見せ&ばら撒いて【みんなで情報共有して謎を解いて遊んでね】ってやつ。

今だとそれらのコンテンツ類がカドカワに食われてオワコン状態だから今は止めといた方がいいと思う。

・・・・これでええやろかい?
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
個人的にポイズン発言

カゲプロを『厨二病的』と安直にラベリングし、言霊で縛って知ったかぶりしてない?

カゲプロを馬鹿にして見下し、理解した気でいそうな気配を察知。
カゲプロの形骸化した輪郭をなぞってばかりで、カゲプロの本質を見ていないし、勘違いしたままじゃない?

押さえるべきは、【そこ】じゃないと思うよ

カゲプロのパクリをしたい場合の返信の返信 (No: 7)

スレ主 kanakana : 0 No: 4の返信

投稿日時:

返信ありがとうございます。そうですね。「二番煎じで劣化コピーでハイエナ商法で儲ける」というのはそうだと思います。
つまり、・二番煎じの際はひねりを加える、・最新のものをすぐにパクろうとしない、・ある程度共有されている流行はとり入れる、・小説以外のジャンルの最新を追いかける
という事でしょうか。

個人的に見下すつもりはなかったのですが、自分の受けた印象や感じた魅力が他人にも当てはまると考えてしまった感はあると思います。自分に縛られない客観的な構造(与える印象の論理)の分析をすることが重要、ということでしょうか。

カゲプロのパクリをしたい場合の返信の返信の返信 (No: 8)

投稿者 読むせん : 0 No: 7の返信

投稿日時:

個人的にはアホにもわかる程度のレベルに翻訳した上で、「何を主張し、どんな路線の意見やアドバイスを求めているのか」の説明を求めたいっす。

成功する作品に特徴はあまりない。ですが失敗する作品ってパターンがあるねん。
失敗パターンの一つに『読者の理解を置き去りにして進行してしまう』というのが「あるある」なんです。

どんな素晴らしい物語でも、理解させてもらえないと、付き合いきれなくなってしまいます。

===============
>>二番煎じの際は
①ひねりを加える、
②最新のものをすぐにパクろうとしない、
③ある程度共有されている流行はとり入れる、
小説以外のジャンルの最新を追いかける
という事でしょうか。

あー・・・・『二番煎じ】の現実は、一番煎じを作ったチームが「ガチ目」に打ち出してくる事の方が多い(カドカワとか)。
彼らは一番煎じでつちかったノウハウを活かして更に改良&工夫してくるので、勝てないと思った方がいい。

はなから小銭漁りや泥水すする気なら二番煎じが無難。
kanakanaさんが、カゲプロの二番煎じを作ったころに、カゲプロ原作者が満を持して新作発表したりされたら、自分が養っていた客を全員うばわれるのを覚悟しましょう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
②最新のものをすぐにパクろうとしない、
ではなく【原作を知らない若い世代にパクリ作品を(オリジナルより先に)与えて、二番煎じ作品をオリジナル作品だと思い込ませる】です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
③ある程度共有されている流行はとり入れる、
は、現代の流行を【取り入れ逃さない】です。

例えばですが・・・・・・最近【鬼滅の刃】が流行りましたよね?あれの批判レビューとか読んだことありますか?
【説教臭い】【ドラマチックになりきれない】【そのオチはない】【暗い】【過大評価】【早い段階からラスボスを提示されるの嫌】【結果がよめるし・・・ストーリーが無いやん】【主人公が甘ちゃんすぎて嫌】【昭和かよ】・・・・とかですかね?

流行作品は、読者の人生観や生き方、思考スタイルを狭めてしまう傾向があります。

近年のなろう作品とかは、ぶっちゃけ【ナルトみたいな主人公】とか【ルフィみたいな主人公】多すぎ。
【スーパーエゴ】と呼ばれる社会性より自分の心のままに生きる『ワガママ』な人間性。とかです。

次に来るのは『リベンジャー』かな?進撃の巨人の主人公エレンみたいな自分の弱さを棚上げして、敵に復讐を誓う疑心暗鬼だろうと生き抜こうとする狡さ、そして弱さ・・・・・かな?

次が鬼滅かな。この主人公キャラ、すごい透明で掴みどころ無くて個人的に不気味。
脇キャラでバランスをとるバランサーになるかな?・・・・たぶん化物語?とかの主人公もこれ系だと思う。

・・・・・けっこう傾向がパターン化されちゃうのよ。

極端でひどい言い方、カゲプロはアニメ時点で路線を間違えているからブームにカウントしないで行かせていただきますね。(カゲプロ主人公は、むしろ「なろう型」の後悔を引きずる主人公かな?)

カゲプロのパクリをしたい場合の返信 (No: 5)

投稿者 サタン : 1 No: 1の返信

投稿日時:

創作の要素について。
まずこれは人によって違うと思うので、間違ってるということではないし私が正しいというわけでもありません。
というか、「設定」ひとつ取っても創作世界ではその概念が抽象的で人によって結構違うんですよね。
設定を「その作品内でのルール」としか考えてない人もいれば、「物語の概要・人物の動きを含めたネタそのもの」と考えてる人もいる。
この両者が話し合うと、話が噛み合わないし、噛み合ったように見えてもすごい誤解をしてたりする。
例えば後者の人間が「設定はすごく大事」と言うのも当然で、物語のコアになるネタやキャラの言動からくる人間関係のアイディアは、そりゃ大事でしょう。
でも、それを聞いた前者は「斬新なアイディアが大事なんだ」と思っちゃう。

なので、答えても他者にはピンと来ないでしょうが、個人的には、
1.舞台
2.表現
3.演出
4.人物
5.目的
かな。
舞台は世界観のことじゃなくてキャラクターに地に足をつけてもらうための土台ってニュアンスなんだけども、だから仮置として設定もキャラも物語も含まれてる、まさしく話を始めるための舞台のこと。
個人的にはコレがないと始まらない。
表現と演出は似てるけども、Aの表現をどう演出するかとよく考えるし、盛り上げたい場面の演出のためにどう表現していくかとも考えるので、密接に関係してるけども別物かなーと思ってる。
極論で言えば表現と演出は無くても話は書けるけど、質を上げるためには必須という感じ。
目的は、ようは話のオチなので、これがないと文字通り話にならないし、人物も同様だね。
でも人物は表現したいことによってある程度自由に形が変わるので、モノによるけど優先度は低め。

再三、個人的な考えだけどと断っておくけども、
要素に含まれない、けど読み手側には重要な要素として認識されやすい「設定」は、私の場合は目的や表現あるいは舞台を考えてるときに、その目的や表現を成立させるために考えていくので、書き手側としてはそんな重要ではないと考えています。
例えば「主人公が転生して異世界で冒険者をする話」という漠然としたイメージを思いついたとしたら、この時点で「転生ってシステムがある」とか「異世界には冒険者という職が存在する」って設定が自然と出てくるわけでしょ?
だから書き手・造り手として考えるべきは設定はそれら自然に生まれてくる設定の補強であって、無理矢理に目新しいもの斬新なものを突っ込んでも物語が成立しにくくなるだけだと思う。
もちろん、ここで「補強の役目を持ってる設定」は割と入れ替え自由(例えば冒険者の補強をするににギルドの仕組みは何でもいい。何であっても成立する)なので、熟考して流行を取り入れたり斬新なアイディアをぶち込んでみたり、というのはあると思います。
でもコレは「何でもいい設定」なので、そんなのよりも本筋を先に組み立てるべきだよね。
いまいちパッとしない作品で悩んで斬新で秀逸な設定をと頭をひねる事は、私もあったけども、「魔法・能力の斬新さ」とかそういうのがパッとしない原因なんじゃなくて、そもそも本題のネタがシンプルでない事がパッとしない原因だし、本題まわりの表現や演出がスムーズでなく読者に伝わってないのが理由なんだよね。

説明についは、うーん……じゃあ説明されない事で恐怖や歯切れの悪いジメッとした怨念を感じるホラーとかは、スレ主さんの解説じゃ説明しきれない気がする。
ホラーは論理的科学的に説明してしまったら面白くないからね。
私は逆に、「如何に説明せず書けるか」だと思うよ。
例えば「ヒロインの事は何でも知ってる。傷の位置から癖の数まで。伊達にガキの頃から一緒にいないよ」という発言を主人公がすると、私は「二人は幼馴染である」とは一言も説明してないけど、伝わってますよね?
更に「二人は仲が良い」とも説明してないけど、それもなんとなく伝わってますよね。
別に説明は悪だとかしないほうがいいとかって事では無いのだけど、そもそも現実では説明って無いほうが自然ですよね。
スレ主さんは自分と友人との間で二人の関係性を誰かに説明したことあります?
そういう説明は、無いほうが自然だし、あくまで理想的には説明を一切書かずに説明できる演出を考えるべきだと思ってます。
ではハードSFのSF用語解説は何なのって言うと、もちろん説明は悪ではないし、書いちゃダメって話ではない。SFに限らずサッと説明したほうが展開がスムーズになる場合は説明したほうがいいと思う。
その上でも説明が多すぎるハードSFは、そういう芸風だと思ってる。
SFは架空技術の説明を読むことも楽しみの一つなので。

なんかやたら長くなりそうだな。ちょっと巻いていこう。
目的は私も重要視していますが、その解釈はやはりスレ主さんとは違うようです。
私は、目的は大きく分けて二通り「キャラクター(主人公)の目的」と「物語の目的」に分けられると思っています。
これも解説すると大した内容でもないのに長くなると思うので、結論だけ書くと、
私の言う「目的」は「目的地」と同義で、ジャンル分けに使うような難しいことはなく、ようは「オチ」と同じです。
最終的に物語がたどり着く場所。

あと、構成は、私は演出の一環だと思ってるかな……。
読みやすさというか、物語の伝わりやすさだと思ってるけど、それも構成の役目の一つで……
いや、うーん……たぶん、どっかに誤解があると思う。
構成それ自体は、割とマニュアル通りなので。そのマニュアル通りにじゃじゃ馬な自分の作品を合わせるのが、慣れないとめっちゃ大変だけども。

そんで、カゲプロの作品だけども、
そもそもカゲプロってカゲロウデイズのノベライズ化から始まるマルチ戦略じゃなかったっけ?
つまり、
>こうして見えてくるのが音楽やヴィジュアルとのかかわりであり、統一感です。
じゃなくて、そもそも「音楽」が本体で、小説・漫画はその付属品。
だから、あくまで作家側から見たカゲロウデイズの秀逸な点は「アイディアの発想法が作曲である」という事だと思う。
そんで、
>カゲプロは絵や音楽がそれぞれ単独で存在しているのではありません。
ここにも誤解があると思うのだけど、
いや、私は作者ではないし本意は知りかねるけど、そのような要素を分割する意図は薄いと思う。

というのも、これは最近はあまり見かけないけど、昔はアニメなどでよく見かけた事で、
昔はネットも無かったので、アニメを作っても放送できずOVAという形でビデオを売ってたりしてたんですよ。
もちろん監督や脚本は「物語が作りたい」って人たちだから、たった24分のビデオには書きたいことが収まりきらないし、同時に作家としてラノベも出したりしてたんですよね。
これはつまり、本当はアニメで書きたいけど、アニメじゃ語りきれないから設定や裏設定にした事やお気に入りのサブキャラを掘り下げたりするために、ラノベを書いた。という感じ。
で、そのラノベも面白いんでって事で漫画されたりしてた。
その傾向が強かったのが「天地無用」というアニメシリーズでしょうかね。

で、これと同じようなことでしょう。
音楽だけで設定を語り切ることは難しいから、音楽は物語のダイジェストのような山場だけを繋いで盛り上げ、音楽に盛り込めなかった事は小説として詳しく書いていく。
そして、本来小説は文章表現以外の事は出来ないのだけど、音楽を既に聞いてる読者は「音楽のダイジェストに該当する小説シーン」を見つけると「音楽の盛り上がり」を思い出すので、小説単体の作品以上に高揚感を得るのではないでしょうか。
それが、「ありふれてる」ように感じつつも特別な作品のように感じられるのでは。

で、もしそうだとすると、これを「小説だけで」というのは、まあ不可能でしょう。
小説に出来ない事を他で補完してる(カゲプロは音楽に出来ないことを小説で補完してる)が故の完成度を、小説単体でやりたい、という話ですから。
擬似的なメディアというのはわからないけど、どうあっても小説から「音」は出ませんし「映像」も流れません。そういう小説に不可能なことを補完してる「他メディア」なわけで、無理じゃないかなと。

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タイトル:カゲプロのパクリをしたい場合 投稿者: kanakana

個人的な感想ですが、創作には4、5の要素があると思っています。間違ってたら教えてください。
1、設定
2、説明
3、目的
4、構成
このほかに作家の個性や雰囲気と言った要素もあるかもしれません。多分、1か3から作るのがいいんだと思います。
設定の完成度は、どれだけ真新しいか、読者の価値観を変えられるか、どれだけ夢があるか、といったことだと思います。パンクやワンダーというのはこのレベルでのジャンル分けです。

説明の完成度は、科学的、論理的であることです。SFやミステリーなら科学的であることは殊更重要になると思います。ハードSFというのは説明が科学的なSFで、反対にアニメ映画は記号や比喩を用いた論理による説明が多いです。

目的の存在は重要で、ストーリーは作者や読者の嗜好や知的探求心を満たしたり、対比等を用いてメッセージを伝えたり、あるいは特殊な文章を使ったり、といった目的を達成するために存在します。前者の場合、例えばお色気シーンやパロディのように作者がその場の思い付きで大小いくらでも追加することがありますが、後者の場合はそうではないようです。
ニューウェーブSFや異世界モノ、恋愛や関係性モノというのはこのレベルでのジャンル分けになります。また目的の完成度は、読者層にどれだけ刺さっているかということだと思います。
特にSF色の強い作品では、設定や説明だけでは資料集となり、目的だけではエッセイとなるため、作品を作るにはこの三つが合わさっている必要があると思います。

構成は読者に読みやすくするための方法です。最初に衝撃的なシーンを持ってくるとか、伏線を効果的に配置して恐がらせたり次を読みたくさせたりするとかいうのはこのレベルでの話です。構成はマニュアル通りに行えばいいというわけではなく、流行や読者層がどこにあるのかも考えなければなりません。

で、ここからは副題なのですが、自分はカゲロウプロジェクトのような中二な作品を作りたいと思っています。
カゲプロの斬新さは音楽面や発表媒体、そしてヴィジュアル面だと思います。
というのもこの作品の目的というのは「中二病なネーミングの超能力者たちに中二なことをやらせる」であり、文章もキャラを反映してはいるものの大部分がweb小説等のそれに則っています。設定・説明共にありふれたライトノベルのそれとしてもいいと思います。つまり、それだけではオリジナリティがありません。
したがって、これら以外の要素、すなわち作品全体のデザインに目を向けなければなりません。こうして見えてくるのが音楽やヴィジュアルとのかかわりであり、統一感です。
思うに、カゲプロは絵や音楽がそれぞれ単独で存在しているのではありません。小説が説明、絵が世界観、音楽が目的、といったように、それぞれのメディアが各々別の要素を分担しているわけです。

これと同じことを小説だけでしたい場合、小説の内部に疑似的な別メディアという構造を設けて、それらが総体として小説を構築するように作ればいいのではないでしょうか。

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